【YO!YO!】萩原雪歩 深度24m【ぴーす】 at GAMECHARA
【YO!YO!】萩原雪歩 深度24m【ぴーす】 - 暇つぶし2ch227:SS ゆきぽと同級生シリーズ
08/08/18 00:08:46 1Tw0Oyg10
正直俺の妄想を楽しみにしてくれてる人がいることが驚きであると同時にうれしい。
だがさすがに千早スレはコンビニPを筆頭にクォリティが高い人が多い…
彼らに追いつけるようにがんばってみるか。


俺は今、風になっている…
え、なんのことかわからない?
実は今日俺は友人をバイクの後ろに乗せて海まで行くことになっているんだ。
その友人を迎えに行っている最中、ってわけだな。
ま、もてない男同士で海行っても虚しいだけだが…それは気にしたら負けかなと思っている。

途中給油をするためにセルフのガソリンスタンドに寄ることにした。
俺「最近ガソリンが高くていかんな…ん?」
給油が終わり、でふと反対側の歩道を見てみると…
俺「あれは萩原さんか?」

俺の視線の先には動きやすそうなパンツルックにスニーカー、淡い青のブラウスにつばの広い麦わら帽子を被って小さなバッグを抱えた女の子がいた。
普段の萩原さんは制服姿しか見たことないから確証は持てないが、なんとなく萩原さんだという閃きが来た。
しばらく様子を見ていると、いかにも「ナンパ屋さん」といった風貌のあんちゃんがその女の子に話しかけた。
道路を挟んでいるので詳しいやり取りまでは解らないが、その女の子は困っているように顔をそらしている。
だがナンパ屋は食い下がり、その顔を背けた方向に体を持っていきしつこく誘っている。

あれが萩原さんであろうとなかろうとあからさまに困っている女の子をほうっておくのは忍びがたい。
俺はすばやくメットを被ると自慢のVTR1000Fire Stormのエンジンに火を着けた。

ナンパ「なぁなぁお嬢さん。暑いからちょっとそこの喫茶店でお茶飲むだけだからさ。な?いいじゃん。行こうよ。」
女の子「いえ、そんな…困りますぅ…」
幸い植え込みの切れ目で話していたこともあり、ブレーキターンでナンパ屋と女の子の間に割り込むことができた。
ナンパ「なんだお前!?」
ヘルメットのシールドを上げ、ナンパ屋を睨むと
俺「俺の彼女に何か用ですか?」
俺は女の子の方に向き直る。顔は麦わら帽子の影になっているが、この幼い顔立ちは俺の知っている萩原雪歩その人だ。
俺「雪歩。知り合いか?」
萩原さんは俺が誰であるかを理解できていないようだが、首を横に振って否定する。
俺「知り合いでもない。用事があるわけでもない。ナンパならお断りですよ」
さすがに俺の登場に動揺したのかナンパ屋は早々に踵を返した。
ナンパ「なんだ彼氏持ちかよ…だったら最初からそういえよな…」
なにやらブツブツ言っているようだがヘルメットを被っているのでよく聞こえない…ということにしておこう。

俺はサイドスタンドを立ててバイクから降りると、ヘルメットを脱いで萩原さんに向き直った。
俺「大丈夫?萩原さん。ごめん、いきなり彼氏面しちゃって。迷惑だったかな?」
どうやらヘルメットを被った状態だと俺だと認識できなかったようで、今ようやく「俺」だと解ったようだ。フルフェイスだし仕方ないか。
雪歩「あ、ありがとうございます!助かりました…私男の人が苦手で…
   普段はかずちゃんがいてくれるからああいう人追い払ってくれるんですけど…」
俺「そういえば今日かずちゃんいないね。どうしたの?」
雪歩「弟のサッカーの応援に行ってるそうです。」
俺「最初見たとき『萩原さん?』って思ったんだよ。イメージ的にワンピースとか着てそうだったから。」
雪歩「そ…そんな…私だって普通にジーンズとかも履きますよー」
俺「そりゃそうか。萩原さんはさっきまで何してたの?」
雪歩「普段行きつけのお茶屋さんに面白い茶葉が入ったって言ってたからそれを買って帰ってる途中で…」
俺「なるほど。じゃあもしこの後暇なら一緒に海でも行かない?ちょうどヘルメットとグローブは2人分用意してあるからさ。」
雪歩「え…でも…」
俺「どうせ男二人で行く予定だったんだ。むさい男を後ろに乗せるか可愛い女の子を後ろに乗せるか。
  …どっちがいいか、わかるでしょ?」
雪歩「じゃあ…バイクなんて乗るの初めてですけど…私に乗れますか?」
俺「大丈夫。こう見えても俺結構運転歴長いんだ。小さな頃からポケバイでサーキットとか走ってたりして。」
雪歩「へぇぇ!すごいですね!」
俺「それほどでもない。はい、これグローブとヘルメット。麦わら帽子は後ろのキャリアーに入れとくから。」



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