08/07/27 11:38:44 RuVpHRwq0
「…変なとこじゃないですよっ」
「変なとこって…?」
「プロデューサーさんが言ったんじゃないですかっ。わ、私の、その、胸を…
へんなところってっ」
「あっ…。そっちか?」
「そっちって、どういうことですかっ?」
「い、いや…その、悪かった。…そうだよな、女の子にそんな失礼なことを
言ってしまうなんて、気遣いが無さすぎたよ。許してくれないか」
「…本当に悪いと思っています?」
「もちろん」
「…じゃあ、いいです。ふふっ、わたしもプロデューサーさんと仲良くしてたいですし♪」
「ありがとう春香」
「でも…、ひとつ訊いていいですか、プロデューサー?」
「うん?」
「その、ワザとじゃないのはわかってますよっ。プロデューサーさんがそんな人じゃ
無いことはわかってますし…。でも、そのですね…えーっと、その」
(春香は何を訊きたいんだろうか?)
「…どうでしたか?」
「…何が?」
「…その、触れてみて、ですよ…」
「ああ、衣装のことか。なかなかいい生地を使ってるようで…」
「違いますよっ! …その、わ、わた、わたしの…む、胸の…」
「…胸?」
「あーっ!やっぱりいいですっ。す、すみません!こんなことプロデューサーさんに
訊くなんて、わ、わたしどうしちゃったんだろう?」
「…春香」
(顔を真っ赤にしてあたふたしている春香。ここは俺が何か言ってやって落ち着かせ
なければ)
「…柔らかかった」
「え?」
「春香の胸、衣装越しに触れただけなんだけど、柔らかかったよ」
「ぷ、プロデューサーさん…あ、やだ、どうしよう?わたし、そんなこと言われて、あれ?
わたしが訊いたのか、で、でも」
(しまった。よけいに春香を混乱させてしまった。でも、こんな春香を見れたんだから
よしとしよう。…でも、本当に柔らかかったな」