08/07/27 11:37:38 RuVpHRwq0
勢いのみで書いちまった。
「プロデューサーさん♪ じゃ～ん、どうでしょう？」
「おっ、新しい衣装か。なかなかいいじゃないか。特にその胸元のリボンが春香っぽくていいな」
「そうなんですよ。わたしもここがすごくお気に入りで…へへ♪」
「ん？ どうしたんだ春香。やけに嬉しそうだな」
「そりゃあ、だって…その…リボンが…」
（リボンがどうしたってんだろう？ それにしても顔が真っ赤だな）
「お、同じところに注目するなんて、私たち気が合うな…って、思ってですね…」
（まあ、この衣装で目を引くところはリボンぐらいしかないだけど…春香がよろこんで
くれているようだし、特に突っ込むのはなしにしよう）
「たしかに…俺たちも長い付き合いだし、そういったところで気が合うのも
おかしくはないよな」
「つ！付き合ってるって！ ぷ、プロデューサーさん！？ そ、そんなっ、だ、大胆すぎますよっ」
「そうか？」
「そうですよっ」
（アイドルと担当プロデューサーとしての付き合いがなんで大胆なんだ？）
「…それはともかく、春香。ちょっとこっちへおいで」
「えっ！ は、はい。…なんですか？」
「その、お気に入りのリボンがゆがんでいるじゃないか。直してやるよ」
（ただ場所が場所だけに、慎重にしなければ！）
─タッチしてください─
「きゃっ！ ぷ、プロデューサーさん！？」
「わ、悪い。ワザとじゃないんだ！変なとこ触っちゃってごめんな」
「……」
「春香…？」
（顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。やっぱり女の子だから、あんなところ
触られたら普通、怒るよなあ）
「悪かった。でも、ワザとじゃないってのは信じてほしい」
「…違いますっ」
「え？」
「触ったことを怒ってるんじゃないんですっ」
「そ、それじゃあ何を怒ってるんだ？」