08/08/03 19:09:11 394hyHjx0
>>976でティンときた。埋めついでに、不思議ちゃん話注意。オチはない。
@ある夏の日の風景1(ランクC)
俺以外、誰もいない男子ロッカールーム。
「ぐおー……。あつい……」
Yシャツを脱ぎ、スラックスにTシャツ1枚といういでたちで、唸る。
猛暑日になったその日、雑居ビルの空調が突然死した。
いまや、765プロ事務所は蒸し風呂のようになっている。
さすがに事務室でこの格好になるわけにもいかないので、ロッカールームにきた。
男子用の扇風機を占領できるのもいいと思った。
だが、体温にほぼ等しい温度の空気を、小さな扇風機がただかき回すだけ。
流れる風を睨みつけて、周囲の熱気を感じないように耐えなければならなかった。
千早が来るまであと1時間。レッスン内容を確認しておかなければ。
「鞄、鞄、と」
突然、ロッカールームの扉が勢いよく、しかし、静かに開いた。
「プロデューサーっ 失礼します」
「なっ、ち、千早!? おい、こっちは男子だぞ! な、何をして―」
「お願いします、静かにしてください、少しだけ」
千早は入ってきた時と同様に、素早くやはり静かに扉を閉じ、手際よく鍵を閉める。
終えると、忍足でそれでも早足で、俺の後ろに隠れるように駆け寄ってきた。
と、今度は扉の外を幾人かが駆けて行く音がする。
一人が立ち止まり、ドアノブに手をかけた。
「鍵。千早! ここね? 鍵をもっている私が気づいたのが運の尽き」
律子か? ふと服を引っ張られて、振り返る。
「うっしっし、独り占めかしら? さあ逃げられないわよ、観念しなさい」
千早がすがるような目でTシャツの裾を掴んでいやいやをしている。
ここは、とりあえず……。
「ちょ、ちょっと? 律子、開けるな! 俺はパンツ一枚だ」
「えっ、プロデューサー……?」
「尋常じゃないな。男子ロッカールームだぞ、ここは。何かあったのか?」
「プロデューサー、千早が来ませんでしたか?」
「はあ? 来るわけがないだろう。半裸の俺が、ここに千早を連れ込めるわけがあるか」
「いえ、来てないなら良いんです。すいません、お騒がせしました」
扉の向こうで、律子が走り去る気配。
何がなんだか分からないが、とりあえずこれで話を聞く時間はとれるだろう。
「あ、ありがとうございます……助かりました」
「千早が皆に追われているってのは分かった。迷いなくここに逃げ込むほどにね」
「あっ、そ、その、すいません! はしたない、ですよね」
「それは、今はいい。説明してくれるかな、状況を把握したい」
「はい……。あの、プロデューサーは気づきませんか。この部屋の温度」
言われて、軽くあごを上げて全身に意識を散らせる。何も感じない。
まてよ? 感じない、だと?
982:SS
08/08/03 19:10:18 394hyHjx0
「……暑くないな。むしろ涼しい?」
「はい。私の髪を、触ってみてください」
「わっ。なんだこりゃ。冷たくて気持ちいいな」
ひと束を手に取った千早のそれは、程よく冷えていた。
さわり心地は軽く柔らかく、上質のコットン地のようだ。
不思議と手に絡ませたくなる。
「不思議な感覚……。ひんやりして、適度に乾いていてずっと触っていたくなる」
「なぜか、事務所に入ったらこうなったんです。で、クーラーが壊れているから……」
「なるほど。皆に大人気、と」
「もう、もみくちゃにされて。それで逃げ出してきたんです」
「しかし……ほんとにさわり心地がいいな」
ブラインドごしに窓から差す光が反射して、青い光彩を散らせる黒髪。
よく見ると、僅かに結露し、その端から水を吸収して、また乾く。
触っていて分かるその表面は、健康な髪の硬さをもっていた。
「プロデューサー?」
「なんだい、千早」
ほのかに香るリンスの匂い。
「その、髪になにか?」
「うん? いや、冷たくて気持ちがいいな、と」
惹きこまれる。
「あの、そろそろ離して貰えませんか」
「……」
頬に当てたくなる。
「プロデューサーま、で」
千早が涙目になって俯いた。
正気に返り、慌てて手を離す。
「い、いかん、すまん、悪かった」
「くっ。こんな不思議現象、なんで私ばかり」
「しかし、これはマズいぞ千早。物凄い魔力だ」
「危険すぎます。最後は髪に顔をうずめて興奮しだすんですよ」
「まて、それは誰にされた」
「あずささんと、律子と、春香と、高槻さんと、音無さんと」
「……と、とりあえずここでレッスンするか。歌詞レッスンならここでもできる」
「はい、おかしなことになってしまいましたが、よろしくお願いします」
鞄を出そうと、自分のロッカーの戸を開ける。
そこに、春香がいた。
「ど、どもー」
「……」
「……」
後ろのロッカーが、勝手に開く。
「あらあら、千早ちゃん。ここにいたのね~」
その隣が開く。
「千早さん! あの、やっぱり765プロのロッカーは不思議だなーって!」
ロッカールームの扉の鍵が音をたてて開く。
「プロデューサー。迷いがある時は、返事が『はあ?』から始まるクセ、自覚あります?」
「ロッカ~ろっか~ろっかっか~♪ さー千早ちゃん。年貢の納め時ね」
「……プロデューサー、た、たすけ、て」
Y:千早! 逃げろ!
X:観念しよう…… B:あっ、皆、上をみろ!
983:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 19:15:50 wbUhGabs0
ちぃちゃんの髪モフモフクンカクンカしたいお!
984:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 19:22:35 BFUN/PaV0
じゃあおれは櫛で梳いてあげる
985:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 19:40:05 kuE+zaAZ0
千早の髪・・・触ってみてー
せっかくだから俺は B を選ぶぜ!
986:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 19:43:53 9FLQ4bDB0
>>981-982
ェア [X:観念しよう……]
皆にモフモフクンカクンカハァハァされるちーちゃんテラモエスー!
今更だけど、千早のポーリータキシードは不思議と大人の色香がするよね。
いままで他のキャラにしか着せてなかったので、今日発見した。
987:SS選択肢続き
08/08/03 21:21:08 394hyHjx0
実はパーフェクトはない。
981-982の時点で、このP、既に一箇所間違ったので……さてどこでしょう。
URLリンク(imas.ath.cx)
そして、レディオまであと9分か。
988:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 21:52:54 e0zqY72t0
>987
「ぐおー……。あつい……」
Y:Yシャツを脱ごう
X:我慢しようか…… B:男なら全裸!
989:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 22:56:34 ggIenOxw0
>>988
えっと、確かBの場合はネクタイだけは残しておくんだっけ?
990:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 22:56:38 K8wIIazO0
1000なら千早の胸はこれから成長する
991:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:05:14 ggIenOxw0
埋めておくか
992:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:08:40 394hyHjx0
>>988
おまえwwwそこかよwww
そして埋め。
993:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:11:08 nR4ZPUqT0
>>993なら千早に9393される
994:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:19:16 IIMeGG3y0
ここから千早を蝕む煩悩が炸裂する! ↓
995:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:23:14 MJLAQI6g0
ところでプロデューサーのスリーサイズってどうなんだろうね
お腹とか出てたら千早にすごく怒られそう
体脂肪率どのくらいならいいのかな
996:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:24:39 r247JaTJ0
Pはなぁ…何だろう。誰のPかによってイメージが大分変わっちゃうような気も。
997:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:28:35 ggIenOxw0
千早のアイドルランクが上がるにつれ、Pの体型はよくなる気がする。
ただハードな仕事だから、あまり太っていないかも。
998:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:30:52 XnW3qa7p0
リレのイメージは結構秀逸だと思う。
999:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:31:41 OgO652pp0
999なら副業の転職が成功する
ワープアから脱出して千早と暮らすんだ
1000:名無したんはエロカワイイ
08/08/03 23:32:02 NZMQACEh0
1000なら…千早はみんなの嫁?
1001:1001
Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。