【天海の】天海春香 32週目【花嫁】at GAMECHARA
【天海の】天海春香 32週目【花嫁】 - 暇つぶし2ch88:名無したんはエロカワイイ
08/06/05 01:54:50 b6dY6nfo0
“そして、これからも……私にとって―”
あの日から1年後、アイドル活動と進路に悩む春香は、
かつての担当プロデューサーの元へと足を運んだ。
だがそこにあったのは、その後成功を収めることなく、
敏腕の肩書きに押し潰された、ボロボロの男の姿だった。

プロデューサーの訃報から数日後、部屋の整理をしていた春香は、
一台の古い携帯電話を発見する。
そのメモリ内にはプロデューサーからのメールがそっくり残されていた。
メールを読み返すうちに、春香は不思議な夢の中へと落ちていった。
まるで、そのメールの日に戻ったような……

ふと、春香が目を覚ますと、そこはいつもの部屋。やはり夢か……
だが異変は起きていた。机の上の、エアメールの存在。
差出人は……“プロデューサー”?!

過去を変えられる、今をも変えられる!そう確信した春香は、
次々とメールを読み漁った。しかし……
事務所の倒産、同僚との結婚、声帯の損傷……
望むものとは全く別の未来しか、春香は手にする事が出来なかった。

そして、頭上のセットが崩れ落ちる瞬間から目覚めた春香は、
致命的な事態を目の当たりにする―ない。どこにもないのだ、あの携帯が!
錯乱する娘を前に、母はあきらめがちに説き伏せた。
“あの携帯は、プロデューサーもろとも下敷きに……”

これで終わるわけには……!春香は別の手段を求め、部屋中をひっくり返した。
やがて見つかったのは、一枚の小さな写真。春香は最後の夢を見る―
郵便ポストの前に立った春香。全ては、ここから始まるはずだった。
“さようなら”
封筒を乱暴に掴み、春香はその細い両腕の、目一杯の力で……

人ごみの中すれ違う、一組の男女。
彼女がその存在に気付き、振りかえろうとした時―
旧型の携帯電話が、誰も知らないメロディを奏でた。
“新着メール 1件”


「『プロポーズ大作戦』、ですか?」
「いや、サイコ野郎が鼻血出しまくる方。」


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch