08/05/29 15:55:10 lisYQalkO
いつしかPは繰り返される世界で精神を病み記憶を失ってしまう
Pから解放され新しい人生を歩んでいたが
それは運命なのか、逃れられない因果なのか……
再び765プロのPとして目覚めてしまった
初めて来た会社、初めて会うアイドル
全てが新鮮で、新しい始まりを予感した
案内された場所はロッカールームだった
用意されたロッカーは真新しく輝いていた、しかし……
部屋の端にある使い古されたロッカー
見つけてしまったそれから目が離せなかった
そのロッカーに触れる
それは好奇心ではなく言い表せない感情があったためかもしれない
体を射抜く様な鼓動に誘われるがままに
勢いよく扉を開けた
そこには…………何もなかった
しかし、突然の轟音
振り返ると突如に崩れ落ちた部屋の壁
そして浮かび上がる文字
「ミテイルセカイヲシンジルナ」
それは過去の自分からのメッセージ
膨大な情報を保存しきれなくなった世界(サーバー)は一年毎にリセットされる
未来の自分に唯一残したその言葉は――警告だった
P「これが噂の耐震強度偽装ってやつか。アイドル達に何かあったら心配だな。社長に報告しよう。」