08/05/06 10:29:43 19iiDkpcO
>>304
「プロデューサーさ~ん、伊織ちゃんのバースデーパーティーの買い出しに行きたいんですけど……」
「どこに行くんですか?」
あずささんは方向オンチなので、一人で行動させるワケには行かない。
俺があずささんの行きたい所に連れていくのは当たり前になっていた。
「ごめんなさいね~、私が行けなくて。GW前に書類を片付けちゃわないと」
奥のデスクから小鳥さんが声をかけてきた。
「大丈夫ですよ。今日はラジオだけなんで、時間はあります」
「ほらほら、この子、カワイクないですか?」
「いや~、俺、あんまり分からないんですけど……。
ぬいぐるみでも、リストにあるワニじゃないですよね?」
「あらあら~、ウチのとらたんと仲良くなってくれますか~?」
あずささんには俺の言葉が届いてないのか、犬のぬいぐるみに話しかけ続けている。
『優しいお姉さん』という路線で仕事をしていたけど、こんな一面もあったんだなぁ。
「あ、あの~、この子がどうしてもウチに来たいって……」
あぁ! そんな捨てられそうな子犬みたいな目で見ないで下さい!