08/04/27 11:49:45 3AOVN6do0
573プロのある日の風景
正午過ぎのお昼休みの時間、人気急上昇中の男性アイドルと親交のある芸能記者と談笑しながら楽しい昼食をとっていた。
「あ、そうそう、こないだ765プロの取材でその女性事務員がいたんだけどこれがまた・・・」
「それもう聞いたよ。音無小鳥って言う人だろ」
「あ、そうだったか？むぅ・・・でもお前よく覚えてるな」
「覚えてるも何も、あの音無って言う人の事を色々と聞かされてるからな」
「はぁ・・・でもそんなに話したっけ？」
「そりゃもうあの人が元アイドルなのと妄想癖があるのといっぱい聞かされたからな」
「あはは・・・そういやそうだったな」
思わずど忘れしていた芸能記者は苦笑いをしつつ、照れ隠しをする。
「けどこの前、その人の写真見てビックリしたな。可愛いらしいからかなり若いと思ったら実は××歳なんだろ」
「ああ、俺も正直驚いた。あまり女性のプロフィールを探るのは趣味じゃないが、元アイドルと言うからどうしても気になってな」
男性アイドルと芸能記者が765プロの女性事務員の話題で盛り上がっている中、男性アイドルは何か気配を感じていた。
「ん、どうした？急にキョロキョロして」
「いや・・・さっきから誰かに見られてる様な気がするんだ。もう一人誰かがいる様な・・・」
「はあ、ここには俺とお前以外誰もいないはずだが」
芸能記者は辺りを見わたし、無造作に置かれたセット道具等が並ぶレッスンスタジオを眺めていた。
しかし、男性アイドルと芸能記者の他に人らしき姿はなかった。
ただ、あるセットにカモフラージュしてる物を除けば・・・
「お前、疲れてるんじゃないのか？ここの所仕事続きだったから」
「いや、いつも通りこなしてる事だし、言われる程疲れは溜まってないはずだが・・・」
ふと男性アイドルはあるセット道具に目に止まる。
「ん、どうした？」
「あ、いや、あのヒヨコのセット道具。あれさっきまであったか？」
「ああ？あれか？」
二人は大きなヒヨコの被り物のセット道具を目にする。
このレッスンスタジオは今は使われてなく、
幾つかのセットが置かれてるので何の変哲のない様に見えるが、そのヒヨコの被り物の大きさと言い異様目立っていた。
「う～ん、確かにこんなセットさっきまであったけか・・・？」
ヒヨコのセットの違和感に二人は思わずじっと見つめる。
「・・・って、考え過ぎだ。どうやらお前だけじゃなく俺も疲れてるみたいだな。えと、さっき何の話をしてたんだっけ？」
「音無小鳥ていう人の話してたんだろ」
「あ、そうだった。そんでな・・・」
男性アイドルと話の続きをしてる芸能記者の離れた所、大きなヒヨコの被り物を被った女が二人を覗く。
「フゥ・・・一時はどうなる事かと思ったわ。それより・・・」
ヒヨコの被り物に身を扮する女に気づかない二人に魔の手が潜む・・・
省略されました。続きが見たい人は「わっふる、わっふる」と・・・すまん、これから仕事なので続きは近い内に後日書く。