08/03/26 23:26:45 f1lZ+vnE0
■雑誌インタビュー
私、音無小鳥は、音楽雑誌を読んでいる。
765プロ特集ということで、各アイドルのインタビューが載っている。
如月千早のページで、とある質問に目が留まる。
彼氏は居ますか?という問いに対して、彼女はいませんと答えてる。
私は雑誌から目を外し、そう答えた当人に目を向ける。
「プロデューサー! また、こんなものを食べて。
栄養のバランスを考えてくださいと前にもおっしゃったはずですが」
プロデューサーと、呼ばれた男性が後頭部をかく。
「いやぁ、これおいしくてさぁ。
ついつい、買って食べちゃうんだよ」
「私がそれだけの理由で納得すると思いますか?」
「ハハハ・・・・・・。してくれるわけないですよね」
「当たり前です。
もう、仕方ありませんね。
これからは、私がプロデューサーの食事を管理させていただきます」
「えっ! それは困る。
ジャンクフードが・・・・・・」
「反論はさせません。
私の言うことに従ってもらいます。
いいですね?」
「はい」
私は、また雑誌に目を落とす。
これで、彼氏はいないと・・・・・・。
何か釈然としない気持ちを心に押し込みながら、次のページをめくった。