【最高の】如月千早26【ステージを!】at GAMECHARA
【最高の】如月千早26【ステージを!】 - 暇つぶし2ch864:SS 何と無く…
08/03/08 23:41:43 4k+mApCB0
「…それでは、失礼します」
彼女が、一応礼を払う

「……………あー、もしもし?」
又も「何か問題でも?」とでも言いたげな視線が彼女から向けられる
「…い、いや。 そこに座られると、TVが大分見難いんですが…」

いや、そう言う問題じゃ無くて
ああ、何を言ってるんだ、俺は

今度は昼間とは逆に、俺の膝の上に彼女が座っている
大人が子供を抱く時の、俗に言う「抱っこ」ってヤツだ
では、この眼前に居る歌姫を子供と見なして「抱っこ」と称せる物だろうか?
どう考えても、それはかなり無理が有るのだが
最も、別の面から彼女を捉えれば、あながち間違いじゃ無いのだろうけれど

「すみません、気が付かなくて。 こう…で宜しいですか?」
確かに俺の視界は良好になる
視線より、彼女の頭が大分下がったから
その替わりに、彼女の頭は俺の胸元に寄りかかる事になってしまったが
「あー…、半分は解消されて、半分は未解消というか逆に増えた気がするんですが?」
「そうですか?」
「うん。間違い無く」
「大丈夫ですよ、何の問題も見当たりません。 きっと、気のせいです」

それは、君にとってだろう?と思いつつ
又、溜息が毀れはじめる

「それより、ほら…、しっかり支えて頂かないと」
彼女は、やり場に困っている俺の手を平然と導き、ここだと謂わんばかりに押し付ける

ああん、貴女って、思ったより柔らかいのね
…だから、それも違うって

「なあ…一つ聞いてもいい?」
「ええ。 私で、お答え出来る事なら」
「成人男性が、女の子の…しかも未成年の、その…身体に無闇に触れるのは、些か問題があるとは思わないか?」
「一般法に因るなら、不問では? 当事者同士は合意の上ですから。 特別法に付いては触れませんが」
珍しく、ラブ・ロマンス物の小説なぞを読んでいる彼女が、視線も交わさずに答える

っつーか、こんな状況でそんな怖い物、わざわざ読むなよ
大体、少なくとも俺は同意も合意もしていないんだぞ?って言うか、寧ろそんな意思すら持ち合わせていないし
それに、昨今はその特別法がヤバイんだけど


又、俺の口から溜息が毀れて行く
社長、その時は…俺の申し開き、ちょっとだけでも聞いて貰えるんすよね?と思いながら


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