【最高の】如月千早26【ステージを!】at GAMECHARA
【最高の】如月千早26【ステージを!】 - 暇つぶし2ch691:SS
08/03/07 21:42:16 MHQJnB8lO
 『マーケティング?』
─ ・ ─
ある一人のプロデューサーがいました。
ごく普通の彼は芸能プロの社長に誘われ、プロデューサーとなり、
ごく普通に仕事をこなしていました。
だけど彼には秘密がありました。
そう、プロデューサーは……、
ハニーでダーリンでお兄ちゃんで翼で王子様で、
世界の何処にいても3秒で飛んできてごほうびをくれる、
生涯ただ一人の運命の人だったのです。
─ ・ ─
やよい「プロデューサー!はい、これどうぞ!」
765プロのお昼休み。
外に食べに行こうとしたPに、やよいが小さな包みを差し出した。
小鳥「あら、お弁当じゃない。どうしたの、これ?」
やよい「今日、弟が運動会なんです。それでお弁当作ったんですけど、作り過ぎちゃって……」
P「いやあ、悪いな」
お弁当の中身は、だし巻き玉子にプチトマト、ポテトサラダ、そして謎の揚げ物。
やよい「あり合わせで恥ずかしいんですけど……」
やよいは謙遜するが、彩りも鮮やかな素晴らしいお弁当である。
P「いただきまーす」
Pはお弁当を食べ始めるのだった。
─ ・ ─
小鳥「はい、プロデューサーさん。お茶です」
P「ありがとうございます。しかし、やよいはすごいな。あれ全部手作りだろ。美味しかったし」
やよい「えへへっ、嬉しいですー」
Pに誉められ、やよいは上機嫌だ。
P「特に揚げ物が美味しかった。」
やよい「あれは、もやしを大葉と豚肉で巻いて揚げたんですよー」
P「そうなんだ」
「「ただいまー」」
そこへ他のアイドル達が昼食から帰ってきた。
千早「あら、高槻さん。お弁当?」
小鳥「そう、プロデューサーさんの分もね」
真「プロデューサーの分まで……?」
小鳥はさり気なく火薬庫に火を投げ込んだ。
何も気付かないPは自らの手で油を注ぐ。
P「いやあ、美味しかった。やよいは将来いいお嫁さんになれるな」
そう言ってやよいの頭を撫でる。
やよい「あっ、えへへっ恥ずかしいです…」
嬉しそうに目を細めるやよい。
「!!」
事務所内の空気が変わる。
嫉妬と羨望のオーラが渦巻いていた。
─ ・ ─
あずさ(お弁当を作れば……)
律子(プロデューサーと一緒に食事出来て……)
美希(ハニーにナデナデしてもらえる……)

P「んっ?みんなどうした?」
千早「いえ、何でも……。プロデューサー、食べ物の好き嫌いはありますか?アレルギーは?」
春香(あっ、千早ちゃんずるい!)
P「特に無いけど……」
雪歩「あ、あの……、和食と洋食どちらが好きですかぁ?」
P「特にこだわりは無いけど、最近食べてないから和食が恋しいかな」
伊織(和食がいいっと……メモメモ……)

昼下がりの765プロ。
ピンポイントなマーケティングが行われている事を本人だけが知らない。


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