【最高の】如月千早26【ステージを!】at GAMECHARA
【最高の】如月千早26【ステージを!】 - 暇つぶし2ch258:SSと言うほどでもないか
08/03/02 20:29:03 wOKKxinW0
「そうですね。その案でしたら、こちらも対応を考えてみます」
「申し訳ありません。こちらとしても急な変更で・・・・・・」
そう言って頭を下げる女性にプロデューサーは慌てて手を振る。
「いえ、そちらにも事情はおありでしょうから。
 日程の変更がないだけでもこちらは助かっています」
「そう仰っていただけると助かります」
そう言って微笑む女性に彼も微笑む。
「このお礼は何らかの形でさせていただきますね」
「あはは、あまり期待しないで待っています・・・・・・
 ん、千早、どうした?」
話の途中で急に袖を引っ張った千早に彼は振り向く。
「あ、いえ、すいません。お話の邪魔をしてしまって」
千早は慌てて、謝る。自分でもどうかしていると思う。
「それでは、今度お礼に食事でもどうですか?」
「いやぁ、それは・・・・・・千早、どうした、こっちを見て」
「なんでもありません」
そう言って千早はため息を付く。
自分でも分かっている。社交辞令のやり取りだと。
しかし、万が一を考えるとつい反応をしてしまう。
「ふう、やれえやれ、千早、聞いての通り、若干内容に変更あり、だ」
「はい、分かりました、プロデューサー」
その返事に彼は首を傾げる。
「なにか不機嫌だな、千早」
「いえ、別に。良かったじゃないですか、お食事に誘われて。
 これで一食は食費が浮きましたよ」
そう言って微笑む千早の頭に彼は手を置く。
「あはは、あんなの社交辞令だよ」
「でも、あんな美人に誘われて悪い気はしないのでは?」
「美人というなら千早も負けていないと思うけど?」
「そ、そんなことないです」
「それに同じ外食をするなら、千早と一緒の方が楽しいし」
「そ、そうですか」
「でも、一番は千早の作った料理を食べることかなぁ。
 なんか温かくて、嬉しくて、幸せになるなぁ」
「も、もう、おだてても何も出ませんよ」
「本当だよ。千早の料理は確かにプロに負けるかもしれない。
 でも、それ以上に感じるものがあるんだよなぁ」
「それくらいにして下さい。それより次の予定があるのでは?」
その千早の言葉に彼も頷く。
「よし、次の目的地は渋谷だ。急ごう」
そう言って歩き出す彼の後ろ姿に千早はため息を付く。
私の料理がプロの料理より美味しいと感じるとしたら、それは食べる人への思い入れの差ですよ、と呟いた。

千早の嫉妬はこんな感じだろうか?
なんか似たような感じのSSがあった気がして、破棄しようかと思ったけど、勿体ないから上げてみる


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch