【最高の】如月千早26【ステージを!】at GAMECHARA
【最高の】如月千早26【ステージを!】 - 暇つぶし2ch184:SS
08/03/02 03:35:16 NQycbAKpO
 『百薬の長 百毒の長』 その2
─ ・ ─
Pと小鳥は信じられなかった。
まさかワインゼリーで酔う人がいるとは…
そんな二人をよそに、千早はご機嫌だった。
千早「プロデューサー、こっちこっち♪」
自分の隣をポンポンと叩いてPを呼ぶ千早。
言われるままに隣に座るP。
千早「はい、あ~ん♪」
千早はいつの間にかワインゼリーを手に持っていた。
P「いや、いいよ。自分で食べられるから……」
千早「だめ。はい、あ~ん♪」
P「いや、あの……」
千早「あ~ん♪」
P「あーん……はむっ」
ついに根負けしてしまったP。
千早「ふふっ、美味しいですか?」
P「う、うん」
Pは正直、恥ずかしくて味なんかわからなかった。
小鳥は大喜びでデジカメを構えている。
小鳥「さあ、今度はプロデューサーさんが千早ちゃんに食べさせてあげるのよ!」
P「ええっ!?もう勘弁して下さい……」
千早「プロデューサー、お願いします♪」
小鳥「ほらほら♪」
P「……あーん」
甘える千早の誘惑に勝てないPであった。
─ ・ ─
P「今日はえらい目にあった…」
千早はPの背中で寝息をたてている。
玄関を開け千早の家に入る。
ベッドの上にゆっくりと千早を横たえた。
千早「……プロデューサー?」
P「起こしちゃったか、ごめんな」
─ふるふる
首を振る千早の頬はほんの僅かだが赤く染まっていた。
P「そうか。じゃあ、俺は帰るから」
そういって帰ろうとするPの上着の裾を掴む手があった。
P「千早?」
千早「キスしてくれないと眠れません……」
P「えっ!?」
Pはどうしようか迷った。
千早「プロデューサー……」
迷った末、Pは千早のおでこにキスをした。
P「……おやすみ」
千早「はい、おやすみなさい……」
─ ・ ─
Pが帰った後、千早は一人惚けていた。
酔ったふりをしてPをからかったのだが、予想外の事態になってしまったからだ。
千早「明日、どんな顔してプロデューサーに会えばいいの……?」
そうは言いながらも顔が緩んでしまう。
おでこに触れてみる。
そこに残る感触に幸せな気持ちが溢れる。
千早「ふふっ、お休みなさい。プロデューサー……」
その夜、安らかな気持ちで眠りにつく千早であった。


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