08/02/29 00:14:55 BRsgmFO1O
あったかい日が続いてたのに今日は急に冷え込んじゃった。
……せっかくのデートなのに。
なーんて考えながら公園のベンチで座ってたら
ミキの大好きな人の声が後ろから聞こえてきた。
「おっ、美希、その髪型……。」
「えへへ、似合う?」
作戦は成功かな?ハニー、目まぁるくして驚いてるの。
「どうしたんだ?急にポニーテールだなんて。」
「たまには髪型変えるのもいいかなって思ったんだ。」
「似合ってるぞ、かわいい、かわいい。」
そう言いながらハニーは少し冷えた手で頭を撫でてくれた。
ハニーに頭を撫でてもらうと嬉しくて気持ち良くて心まであったまってくるなぁ……。
「今日は寒いな、飲み物でも買ってこようか?」
「ううん、いらない。」
「そりゃまたなんで?結構冷えるだろ?」
「ハニーがいればそれでいいの!」
「~~ッッ!」
「ハニーがミキの隣にいてくれるだけでミキは心も体もポカポカなの♪」
だってホントだもん。
ハニーが隣にいてくれるだけで
ハニーが頭を撫でてくれるだけで
ミキは十分幸せなの♪
「……ばか。」
真っ赤になったハニーがさっきよりちょっと強く
くしゃくしゃってしてくれる
……照れてるハニーはカワイくてなんだか新鮮。
寒くてミキ達しかいない公園だけど。
小さくてベンチと滑り台しか無いような公園だけど。
ハニーがいてくれるだけで、ミキには他の人と行くどんな場所よりも
あったかくて、楽しくて、幸せな気持ちになれるんだよ?
……だから、ずっとミキの側にいてね?絶対だよ?
というわけだから
お前らもお前らの美希を大事にするんだぞ?