08/02/28 00:51:39 DIMx42koO
俺がツアー途中ホテルのベッドで寝ていると、布団の中に何者かが入って来た
…何者か、と言っておきながら該当者は一人しかいないけど。
「……ハニー、ミキと一緒に、寝て。」
「は、はぁ?」
やっと眠りにつける、と思いベッドに潜り込んだ矢先の出来事だった。
「あのなぁ、美希?男の人と女の人が一緒に寝るっていうのはだな」
「ちがう…の。そういうえっちな意味じゃ……なくて……ヒック」
突然、目から大粒の涙を零した美希。
「え?なんだ?どうした?どっか痛いのか?」
「ハ…ニー…グスッ、死んじゃ……えぐっ、やなのぉ……。」
「死ぬぅ?俺が?」
「だっで…ズー、夢で、ハニー死んじゃったんだぼん…グスッ」
……どうやら夢の中の俺は死んでしまったらしい
まぁ、どっか怪我をしたとかじゃなくて良かったかな?
「美希、俺はここにいるだろ?死んでなんか無いよ。」
美希をそっと抱きしめてやる。
泣いて涙を流した分だけ小さくなってしまったように思える小さな肩。
「うん…。」
「ハニー……、あったかぁい……。」
胸に顔を埋めながら、心底安心したようにポツリと呟く。
しばらく頭を撫でていると鳴咽は安らかな寝息に変わっているのに気付き
美希もなんだかんだ言って子供なんだなぁ、と思うある暖かい日の事。