08/02/09 23:54:38 wrT0B7df0
■グッズ開発(ランクA)
律子「ほら伊織、もうすぐ制限時間だけど……パスかな?」
伊織「うーっ……もうっ、誰よハートの3止めてるのはっ!!穴に埋まってないで出てこーい!!」
雪歩「ひぅっ……ご、ごめんなさいぃ!?」
真「いや、別に雪歩が謝る事じゃないと思うんだけど……」
グッズ開発というものはいろいろ事情があって、すぐに作れるものからけっこう時間がかかるものまで様々だ。
今現在開発中の【765プロトランプ】は、比較的作りやすいグッズなんだが……作ってからが面倒だ。
何故なら、アイドルにそれぞれの数字を割り当てるため自然に普段の力関係が生じる。
まずは伊織が自分が当然エースであるべきと主張し、それを皮切りにそれぞれのPを巻き込んで、
ちょっとした喧嘩になった。まぁ、どのPも自分の担当アイドルを一番(エース)にしたいだろうし。
……結局、くじ引きで数字を割り当てたが、その後出来た試作品でゲームをしたらこの盛り上がりだ。
【3】は雪歩に割り当てられた数字だが、誰かが七ならべでハートの雪歩を止めてるんだろう。
3を止めてるのは雪歩じゃないと思うが、多分自分が責められているように思ってしまうんだろうな……
ちなみに、各アイドルに割り振られた数字をそれぞれ発表すると……
A:美希 2:千早 3:雪歩 4:春香 5:律子 6:真美 7:やよい 8:亜美 9:あずささん 10:伊織
J:真 Q:小鳥さん K:社長 ジョーカーは、吉永さんと悪徳氏。
悪徳を使ったアイドル達によるババ抜きは、みんなジョーカーを引くと露骨に顔に出るので大変面白かった。
皆それぞれ嫌な思い出があるだけに、あの律子でさえもポーカーフェイスを貫けなかったから。
そして、俺たち男性P陣はポーカーで盛り上がっているわけだが……
千早P「よし、ここでコール!!」
伊織P「おいおい大丈夫か?俺のカードは並じゃないぜ……レッツ・オープン!!俺はストレートだ」
千早P「俺は……ツーペアです」
伊織P「はっはっはっ、フルハウス狙いが外れたな。俺の勝ち……」
春香P「いや、彼の勝ちだ」
伊織P「おい!?どう見ても俺のが上だろ……どうしてツーペアがストレートに……」
春香P「カードをよく見てみろよ。お前も納得するはずだ」
伊織P「どれ……7と2のツーペア……っ!?」
千早P「そう、千早とやよいでダブルの72です!765プロ的にはこれも役にするべきです」
伊織P「くっ……俺の負けだ。ほらよ、カレギュウ大盛りと半熟たまごの食券は持って行け」
律子P「認めるんですか?それ!」
それから俺たちのポーカーは変則ルールとなり、みんなが勝手に役を作り始めた。
トランプとしては不自然だが、皆が納得できるものは仕方ない。こうなりゃもう後は壮大なネタ合戦さ。数字なんて関係無い!!
あずささん、律子、美希、春香、雪歩で【巨乳ストレート】
春香のフラッシュ(スペード/クラブ限定)で【I Want】
雪歩、春香、律子、あずささん、真で【一人娘はやらん!!】
遊び自体は大変面白いのだが、困った事が一つだけ。ポーカーに限らず、狙っていたカードが来ないと
その数字に割り当てられたアイドルごとションボリするのだ。
例えば、千早待ちでテンパってたりする時に春香を引いたいすると、口には出さないが
『何だよ春香、お前じゃないよ欲しいのは!!空気読めよこんちきしょう!!』
…………なーんて思ってしまったりすることだ。本人には大変申し訳ないんだが。
牛丼屋の食券を賭けてゲームに興じる俺たち担当P全員は、
各々が『絶対うちのアイドルだけはパチスロ化の許可を出すまい』と心に誓ったのだった……
※出そうで出ないよね、アイマストランプ……欲しいと思ったらついこんな妄想が。