【想いを込めて】如月千早23【バレンタイン】at GAMECHARA
【想いを込めて】如月千早23【バレンタイン】 - 暇つぶし2ch685:SS
08/02/07 22:30:45 BBODd1P80
>>621
『プロデューサー、部屋まで来て下さい』と言うメールが朝早くに千早から届いた。
普段なら彼の部屋で朝ご飯を作っている千早。それが彼の部屋に来ず、逆に呼び出す。
病気か怪我か・・・・・・どちらにしろ、緊急事態。彼は千早の部屋を訪れた。
「すいません、プロデューサー、朝早くからお呼び出しして」
「気にするな。千早・・・・・・って、その髪型は?」
「朝起きると髪がこうなっていました」
「寝癖ではないんだな?」
千早の髪の毛は見事に増えていて、増えた髪が猫耳の様になっていた。
「ええ、シャワーを浴びたり、蒸しタオルを試したのですが・・・・・・」
「そうか、ちょっと触ってみてもいいか?」
千早が彼の言葉に頷いたのを確認して、髪の毛を撫でてみる。
髪質自体は今までと同じ。猫耳の部分は撫でるとへこむがすぐに元に戻ってくる。
「痛いとか痒いとかはないんだな?」
「はい、特に頭皮に異常は感じません」
「まずは何よりだ。それにしても・・・・・・どんなに撫でて、梳いても型崩れしないな」
彼の言葉に千早はため息を一つ。思い当たる原因は一つだけ。
「やはり昨日の毛生え茸が原因でしょうか?」
「何とも言えないなぁ。俺は特に変化がないし。今日は学校と仕事が休みで助かったよ」
彼の言葉に頷き、その点だけは幸運だったと千早は感謝する。
「とりあえず、病院に行くか? あ、日曜だから緊急診療所だが担当は何科だろ?」
「そうですね。少し不安ですが明日まで待ってみようかと思います。
 髪型と髪量以外は大丈夫ですから。プロデューサーの部屋で朝ご飯にしましょう」
千早はそう自分を納得させ、立ち上がった。

「ふう、ご馳走様。さて、俺も今日は家で仕事するよ」
「すいません、ご迷惑をおかけして」
そう言って謝る千早の頭に彼は手を置く。
「全然迷惑じゃないって。まあ、逆にいても何もしてやれないけど」
「いえ、プロデューサーがいて下されば、それだけで安心です」
そう言って千早は微笑み、目を瞑る。頭に置かれた彼の手が心地いい。
「じゃあ、俺は少し書類を片付けるから千早はのんびりしててくれ」
彼の言葉に千早は頷き、彼と自分のカップに珈琲を入れる。
そのまま音楽を聴いたり、家事をしたり、話したりして夜になった。
「プロデューサー、お風呂に入ってきましたが・・・・・・髪に変化はありません」
「そうか、分かった、明日は俺も付き添うから病院に行こう。
 な~に、少し強い癖毛が生えただけ、問題ないよ」
「そ、そうですよね。髪の毛が抜け落ちたわけではないのですから」
そうは言うものの千早の不安は拭えない。やはり幻の茸は幻にしておくべきだったか。
彼はそんな千早を抱き寄せ、頭を撫でる。
「もし何かあっても一生側にいるよ。どんなになっても千早は千早、俺の大事な人だ」
「プロデューサー・・・・・・ありがとうございます」
そう言って、千早は彼の胸に頭を預ける。この温もりの側にずっといられるなら、このままでも構わない。
「さ、今日は一緒に寝よう。あ、疚しい・・・・・・」
「分かっていますよ、プロデューサー。ありがとうございます」
そう言って、千早は彼のベッドに入った。
「プロデューサー、手を握ってもらえますか?」
「ああ、構わないよ。お休み、千早」
彼の手の温もりのおかげか、千早は不安を感じず、瞬く間に眠りに落ちた。

「まあ、良かったよ、髪が元に戻ってくれて」
「ご心配をおかけしました。私もほっとしました」
そう言って、千早は自分の髪に手をやる。昨日の髪型が嘘のように普段通りだ。
しかし、安心すると同時に何処か残念に思う。だからコーヒーカップに呟いた。
「プロデューサー、髪は元に戻りましたが、ずっと側にいて下さいね」
「千早、何か言ったか?」
「いいえ、ちょっと珈琲に願掛けをしていただけです」
そう言って、千早は微笑んだ。

アイドルなら多少奇抜な髪型でもスルーされるのでは? とコンビニ弁当Pは愚考する


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