08/02/07 21:59:59 vOUGQI/qO
『歌姫襲来』 その２
千早「ジェニー！」
ジェニー「ハイ、チハヤ、久しぶりデス」
千早「元気そうでなにより
今度のセッション、よろしくね」
ジェニー「ハイ、ワタシ負けないですヨ」
千早「ふふっ、私だってそのつもりよ」
日米二人の歌姫は握手を交わした。
Ｐ「ミス・モルガン、お久しぶりです」
ジェニー「あん、ダーリン!!」
千早「だっ、ダーリン?!」
ジェニー「そんな他人行儀な呼び方しないで！
ジェニーって呼んで！」
そう言うとジェニーはＰに抱きつきキスをした！
千早「な、な、なあ!?」
Ｐ「ミス・モルガン!?」
ジェニー「またそんな呼び方して～
もう一回キスしちゃおうカナ？」
Ｐ「わ、分かりましたから、ジェニー、とにかく離れて!!」
千早の思考が回復して数分後
千早「プロデューサー、コレはどういう事なんです？」
千早の鋭い眼光がＰを射抜く
まるで出会った当初の千早に戻ってしまったかの様に…
ジェニーの話を要約すると
お忍びで街を歩いていたら、ファンに見つかりもみくちゃになり
そこをたまたま通りがかったＰに助け出してもらった…
ジェニー「だからダーリンは、ワタシのヒーローなのデス」
千早「…」
ジェニー「チハヤ？」
Ｐ「千早？」
千早「私、負けないから」
ジェニー「Oh!?」
千早「負けないから!!」ジェニー「OK、ワタシ達、ここでもライバルね
…アラッ？迎えの車が来たみたいネ
ではチハヤ、ダーリン、See you !!」
帰りの車の中、千早は終始無言だった
事務所へのエレベーターの中でやっと口を開いた
千早「プロデューサー、こっちを向いてください」
声は相変わらず冷たいまま
Ｐ「は、はい！」
千早はくすりと微笑んで
Ｐの顔に手を添えると優しくキスをした。
Ｐ「ち、千早？」
千早「負けないんだから…」
Ｐ「何を…」
千早「動いちゃ…だめ…」
Ｐ「…」
千早「…もう一度……んっ…ふぁ…」
その時、エレベーターのドアが開いた。
小鳥さん「千早ちゃん……
あうとあうと、あうとったらあうとななのよー!!」