08/02/06 22:41:07 JeWBhi+z0
■仮眠室（ランクＡ）
あずさ「千早ちゃーん、これ、プレゼントよ♪」
千早「え……あの、何故いきなりプレゼントを？」
あずさ「うん、実は先月友美が結婚したんだけど……」
千早「友美さんって、確かあずささんと付き合いの長い親友の方ですよね？」
あずさ「そうなの～……で、友美から『これ、すごくいいものだから』って貰ったものなんだけど、
本当にいいものだったから、千早ちゃんにも買ってあげたいって思ったの。
千早ちゃん、忙しくて仮眠室で過ごす事が多いでしょ？だから寝具だけでもいい物を使ってほしくて。
わたしも使ってみたけど、とてもよく眠れるの～」
千早「あずささん、ありがとう……ございます。すごく……嬉しいです……」
あずさ「や、やぁねぇ……気持ちなんだから泣かなくていいのよ。それにセットで割引だったから安かったし」
千早「セット……ですか？」
あずさ「ええ。なぜか２個セットの割引価格でしか売ってくれないの。だから忙しい千早ちゃんと伊織ちゃんに」
千早「ありがとうございます。このお礼はいずれ……」
あずさ「気にしないで♪それより効果的に使ってしっかり寝て頑張って」
千早「はい！！」
～翌日・仮眠室～
千早「さて……１時間寝て、ＴＶ局か……あずささん、早速使わせてもらいますね……あ、綺麗な枕……
テンピュール製の、低反発とか言うやつかな？確かによく眠れそう……カバーの柄も可愛いデザインね。
水色とピンクのリバーシブルなんて、変わってるけど……うん、わたしは青が好きだし、こっちで寝よう」
千早Ｐ「おーい千早、すまんがもう１時間だ。悪いが起きて……おや？枕が違うぞ。ひょっとして、最近仮眠室で
過ごす事が多いから、お気に入りの寝やすい枕を持ってきたのかな？うん、いい考えだ…………」
千早「んん……あふ……ぷ、プロデュー……サー……」
千早Ｐ「うわぁ！！！？」
千早「え？……あ、おはようございますプロデューサー。もう時間……」
千早Ｐ「すまん千早！【ＹＥＳ】って気持ちは嬉しいんだが、やっぱり社内でそれは……ほら、俺曲がりなりにも担当Ｐだし！！」
千早「あの、プロデューサー……いったい何のこと……」
千早Ｐ「とにかくごめん！！今日は無理だから！！ほら、な、仕事！！車出して待ってるから、じゃ！！！」
千早「……なんなんだろう……とにかく顔を洗って仕事に出ないと」
伊織「悪ふざけもたいがいにしなさいよー！！アンタやっていい冗談くらいわかんないの！？」
あずさ「ご、ごめんなさいぃ～……知らなくて、つい……」
伊織「だいたい親友にあんな枕勧められるなんて、嫌味もいいとこじゃないの？そんなんだから天然だって言われんのよ！！」
千早「ちょっと水瀬さん！何があったか分からないけどそんなにあずささんを責めなくても……」
伊織「千早！！アンタもこいつにあの枕、もらったんでしょ！！アレの意味、わかってんの？」
千早「いえ……いい枕だと思うけど。よく眠れたし」
伊織「あぁもうっ！！ほんっとに歌以外はてんで鈍いんだから！ちょっと耳貸しなさい、あれはね、恋人同士が……」
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千早「え、ええぇぇえぇっ！！？そ、そんな……じゃあさっき、プロデューサーが慌ててたのも……」
伊織「ああ、見られたのね、ご愁傷様……そんなワケでわたしはこれ、遠慮するわ。千早にあげる」
千早「え、そのっ、ちょっと、水瀬さんっ……あぁ、行ってしまいました」
あずさ「ごめんね……千早ちゃん。わたし全然知らなくて、ただの寝心地のいい枕だと思って」
千早「気にしないでください。知らなかったんだから……でもこの枕、どうしましょうか？」
あずさ「小鳥さんにあげちゃおうかしら？」
千早「…………せめてカバーだけは新しいのに変えないと、殺されますよ」
※ごめんなさい今日はＲ指定に走ってばかりでした。以後自重します……
意味の分からない人は【Ｙｅｓ－Ｎｏ枕】でググって下さい。