08/02/04 01:39:30 k1Xgyzn50
●邪な改変パターン
P「……はぁ～～～」
千早「どうしたんですか、プロデューサー？ ため息なんかついて」
P「今度さ、千早はドラマに出演することになっただろ？」
千早「ええ、そうですね。歌以外のお仕事ですけど、結構楽しみにしています。
いろいろと得るものもあるでしょうから」
P「……はぁ～～～」
千早「もうっ。なんなんですか、さっきから」
P「台本の３１ページ目」
千早「３１ページ目？」
P「このドラマ、千早にキスシーンがあるんだよなぁ」
千早「あっ・・・あのシーンのことです、か」
P「うあああ、俺のバカバカバカ。どうしてこんな仕事を受けちまったんだ。
チェックが甘かった。ちくしょう、一生の不覚だ！」
千早「ぷ、プロデューサー。落ち着いてください」
P「これが、これが落ち着いてなどいられるものか！ 俺の、俺の千早の唇が……」
千早「誤解を招く言い方はやめてください。・・・それに、対策していただきましたし」
P「いや、分かってる。それは分かっ・・・え？・・・何？ 対策」
千早「カット割りを変えていただきました。男優の斜め後ろから撮りますから、
ふりだけができます。それに・・・」
P「で、でも、なんか相手役の首に手を回して抱きつくんだろ、これ」
千早「・・・そちらも対策済みです」
P「どういうことなんだ、俺きいてないよ。プロデューサーなのに」
千早「当日になれば分かります。心配ご無用ですよ」
― 撮影当日 ―
スタッフ「それではシーン132リハいきまーす。如月さん、相手役のひととスタンバイお願いします」
千早「さ、プロデューサー。セットへ」
P「おい、何で俺までメイクされて、ってまさか、た、た、た、た対策って」
千早「私が相手を選ぶと、製作側に提案したんです。監督もこのシーンの男役には
されるがままのぎこちなさが必要だって、二つ返事でOkしてくれました」
P「だって、おい、俺・・・！」
千早「・・・そのふりだけだと言いましたよね。主人公役の男優に戻していただきますか？」
P「う・・・！ く、くっ・・・！ わかった、俺も男だ。これは仕事だ！ やってやる」