08/02/02 02:04:59 4Av58mjJ0
無敵艦隊に対抗してACMでw
―
ACM。765プロが誇るトップアイドルユニット。
高い歌唱力で老若男女問わずあらゆる層から支持を集めている。
クールな千早、ボーイッシュな真、セクシーなあずさ。
三人の織り成すステージは洗練されており、見る者の感嘆を誘った。
そんな彼女らへの世間の評価は概ね一致している。
―かっこいい、と。
「お疲れ様でした、プロデューサー。今日のステージはどうでしたか?」
「最高の出来だったよ。思わず立場を忘れて見惚れちゃったしね」
「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。
そ、それで、プロデューサー。あ、あの……」
「うん、分かってる。頑張った千早にはご褒美だ」
「は、はい。ありがとうございます」
「ナデナデと……。どっちがいい?」
「な、ナデナデでお願いします。ここではまだ人目もありますから」
「了解。それじゃ、いくよ」
「はい。…………はふぅ。やっぱり、プロデューサーに頭を撫でられるの、気持ちよくて好きです」
「うわぁ、千早ってば甘えてるなぁ」
「あいつら。相変わらず見せ付けやがって」
「……いいなぁ」
「なんだ、真。おまえもしてほしいのか?」
「え? それは、その……」
「わかったわかった。だから、上目遣いでもの欲しそうな顔をするな(理性が飛びそうになるから)」
「へへっ」
「あらあら。千早ちゃんも真ちゃんもラブラブですね」
「あずささんはどうします?」
「ナデナデですか? どうしましょう。プロデューサーさんは、私をナデナデしてみたいですか?」
「それはもちろん」
「で、でしたら、お言葉に甘えちゃいますね。よろしくお願いします」
「はい。せ、誠心誠意ナデナデさせていただきます」
「うふふ。なんだか照れてしまいますね」
繰り返すが、彼女らへの世間の評価は概ね一致している。
―かっこいい、と。
「かっこいい、か。今の皆の姿を見たらファンの人達はどう思うかしら?
ま、現実なんてこんなものよね」
デジカメで三組のカップルを激写しまくりながら、そんなことをひとりごちる小鳥だった。