【想いを込めて】如月千早23【バレンタイン】at GAMECHARA
【想いを込めて】如月千早23【バレンタイン】 - 暇つぶし2ch23:名無したんはエロカワイイ
08/01/30 02:32:39 9hOvsj0Y0
ピピーッ!
「あずささん、アウトー!」
「え~、プロデューサーさんと打ち合わせしてただけなのに~」

今日も朝から小鳥さんの笛が響く。圧政が始まって二週間、俺達は日々搾取される奴隷のような日々を送っていた
何せ普通に打ち合わせをしていただけで笛が鳴り響くからたまらない
今だってあずささんは担当Pと打ち合わせしていただけだ
「次はこの衣装でどうでしょう」
「あら~、でもセーラー服なんて、私にはもう似合いませんでしょう~?」
「何をおっしゃる!この世にあずささんほどセーラー服の似合う女性は居ませんよ!(イメクラ的な意味で)」
「まあ、うれしいですぅ~」
・・・ごく普通の打ち合わせの情景だ、これに対して笛を吹かれたら誰もプロデュース業を成り立たせられない
「ハニー、今日はおにぎり作ってきたの、食べて食べてー!」
「凄いじゃないか!まともな具が入ってる!」
「ハニーの為にがんばったの!」
「美希はすごいな・・・」
ピピーッ!
「美希ちゃん、プロデューサーさんアウトー!」
ほら見ろ、あのペアは美希が口を開いたとたん引っかかる、どうすればいいんだ・・・

「プロデューサー、何か考え事ですか?」
「すまない千早、ちょっとこのままだと風紀以前にみんなの士気が落ちるんじゃないかと思ってね」
「確かに小鳥さん、笛を吹きすぎなんじゃないかと思います」
「この間だって千早と話をしていただけで吹かれたしなあ」
「ええ、休憩時間に夕食の献立を話していただけなのに・・・」
「ああ、そうだ今夜は煮魚を食べたいな、このところ肉が多かったし」
「分かりました、カレイでよろしいですか?」
「もちろん、千早の作るものなら何でも」
「もう、おだてても煮魚しかでませんよっ」
そう言いつつも千早はまんざらでもないようだった
ピピーッ!!
「千早ちゃん&P、アウトオオオオオオ!」
「くっ」
ちくしょう、この世に神はいないのか・・・
俺は暴虐の限りを尽くす女帝に逆らう力を持たない我が身を責める事しか出来なかった

「おはよー!」
朝から元気な声が響く、このよく通る声は伊織か
そう思って落とした膝を元通りにしてドアの方を振り向くと、
腕を組みつつ一つのマフラーを二人で巻いて出勤してきた伊織とそのPが目に入った
こいつら正気か!?
見ろ、小鳥さんが完全に硬直してるじゃないか、再起動後は笛の音が響くことは確定だろう
しかし、伊織の行動は小鳥さんより素早かった。小鳥さんが再起動するより早く罰金箱に近寄ると、腕を振り上げて何かを叩き込んだ
あ、あれは札束!?ああ、札束を初めて見たやよいが卒倒してる・・・
「小鳥、これから1000回分百万円先払いしとくわ」
クールにそう言い放った伊織は、先ほど以上にPに密着し笑顔でこう告げた
「勘違いしないでよ、このままじゃ打ち合わせすらまともに出来ないからこうしたのよ、
そもそもあなたといちゃついたことなんて今まで一度もないじゃない」
「そうだが、いいのか?」
「いいのよ、お金ってのはこういうときに使うものよ」
・・・か、かっこいいタル~
「かっこいいタル~」
「プロデューサー、なんですか、それ?」
「いや、なんでもない」

「う」
「う?」
ずっと停止してた小鳥さんが突如謎の言葉を発したのは、伊織とそのPが密着しながら会議室に消えてからたっぷり五分後のことだった
「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!」
「うわあああ、小鳥さんが壊れたーーー」


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