08/01/30 01:55:09 FAdZDwy90
明日は面接だけど、SS投下。
「おはようございます、プロデューサー」
「ハニー、おはようなの」
「おっは」
「は、ハニーって…美希、あなたどういう呼び方してるのよ」
「どういうって、ハニーはハニーだからハニーなの」
「プロデューサーはあなたのハニーじゃなくて、わ…プロデューサーはプロデューサーでしょう?」
「だって、ハニーがハニーって呼んでって言ったんだよ?」
「プロデューサー、どういう事か説明していただけますね」
「あ、あぁ…」
例のコミュの説明
「というワケだ」
「だいたいの事情は分かりました。ですが、やはりハニーは止めた方が良いと思います」
「え~、ハニーは良いっていったのに~」
「美希、アイドルにとって、異性関係のスキャンダルは最大の禁忌なのよ。
例え真実では無くても、そういう噂がたつだけでもアイドル生命に重大なダメージを与えてしまうの。
だから、ハニーは止めなさい」
「千早さん、姑さんみたいなの。細かいことばかり気にしてると、大きくなれないよ」
「誰が、胸の話をしてますか!」
「あー…千早、ちょっと落ち着こうか」
15分後―
「というワケでだな、美希も仕事中にはハニーって言わないって言ってるしな、ここは許してやっても…」
「………」
「だったら、千早さんもハニーって呼べばいいんじゃない?」
「み、美希、何でそうなるのよ」
「呼び方が同じだったらきっと気にならないよ。ね、ハニー?」
「う~ん…まぁ、千早がそれで納得するならそれでも良いけど」
「ぷ、プロデューサーまで何を言うんですかっ
…分かりました。認めます。ただし、一度でも仕事中に呼んだら、すぐに止めるのよ」
「うん、分かった~」
「よし、それじゃあレッスンに行くとするか」
更衣室にて―
まったく、いきなりプロデューサーの事をハニーだなんて…
飽きれる反面、羨ましくもある。
自分も美希のようにもっと素直になれたら…
「は、はにぃ」
「ハニーがどうかしたの?千早さん」
「み、美希、先に行ったんじゃなかったの?」
「ハニーが千早さんが遅いから様子見てきてくれって。
それで、ハニーがどうかしたの?」
「は、ハニーじゃなくて、『歯にノリが…』って言ったのよ」
「ふ~ん、分かった。それじゃあ先に行ってるね。
ハニー!千早さん、歯についたノリ取ってるからもう少しかかるって」
「美希ー!誰が私の歯にノリがついてるなんて言ったの、ちょっと待ちなさーい」
最初はもっと千早と美希がPを取り合う展開だったんですが…
まぁ、いいや、寝るノシ