08/01/23 11:23:04 PvzFXbEO0
千早「え？ ユニットですか？」
伊織「私と千早が？」
小鳥「そうよ。そういう企画が持ち上がってるの。ただ、一つ問題があって」
千早「問題？」
小鳥「一つのユニットに二人もプロデューサーはいらないでしょ？
だから、千早ちゃんと伊織ちゃんのプロデューサーのどちらが担当になるかで揉めてるの」
伊織「ふーん。そうなんだ」
小鳥「二人はどうしたらいいと思う？ よかったら意見を聞かせてもらえないかしら」
千早「私のプロデューサーの方がいいと思います」
伊織「私のプロデューサーに決まってるじゃない！」
千早「……」
伊織「……」
千早「わ、私のプロデューサーは音楽の知識も豊富です。それは大きな武器ではないでしょうか」
伊織「私のプロデューサーは衣装選びのセンスがいいわよ。ときどき趣味に走るけど」
千早「彼はとても真面目ですから、ユニットのプロデュースも一生懸命頑張ってくれると思います」
伊織「私の下僕は気が利くわよ。細やかな気配りって大事よね」
千早「こちらが悪い時はちゃんと叱ってくださいます。
そういうのってプロデューサーとして重要ですよね」
伊織「アイツは、仕事しやすいようにこっちのテンションを上げてくれるのが上手いわ」
千早「……」
伊織「……」
千早「わ、私のプロデューサーはとても優しいです」
伊織「私の下僕だって優しいわよ」
千早「お仕事が上手く出来たら、頭を撫でてくれたりもするんですよ」
伊織「アイツだってホッペにキスくらいはしてくれるわ」
千早「ギュッて抱き締めてくれたり」
伊織「おでこにチュッとしてくれたり」
千早「……チュッ、ですか。水瀬さんたちって本当にバカップルなんですね」
伊織「アンタにだけは言われたくないわ！」
小鳥（この二人のユニット。結論、無理。
仕事先でこんなケンカされたら堪らないもの。……はぁ、やれやれ）