08/01/23 03:02:13 VRcdp9c90
■グッズ開発（ランクＳ）
『にひにっ♪』
『アンタのためじゃないんだからねっ！勘違いしないでよね！！』
『何やってんのよもう！使えないわねぇ』
小鳥「この、最後のやつががファンの間で超レアなのよ♪新商品『伊織様サウンド●ップシリーズ』が」
千早「……すみません。わたしには何がいいのかよくわかりません」
小鳥「そう？残念ねぇうちで開発した大ヒット商品なのに……そうだ、千早ちゃんにこれあげる」
千早「ですから、わたしはよく分かりませんし興味もそんなに……」
小鳥「まぁまぁ、一回でいいからそのスイッチ押してみて」
『千早、可愛いな……』
千早「なっ……！！？こ、これ、プロデューサーの……」
小鳥「わたしが作ってみました『プロデューサーさんサウンド●ップ』よ♪もっとも、作ったのは律子さんで、
わたしは音声を録っただけなんだけど。プロデューサーさんの前で千早ちゃんの写真集を開いて、
彼の喋った言葉をそのまま録りましたー♪まぁ、音声データさえあれば出来ちゃうグッズだからね。」
千早「プロデューサーが、わたしの写真集を見て……わたしの……」
小鳥「あ、それ試作品だけど千早ちゃんにあげるわ。万が一聞こえなくなったり壊れたりしたら、
メンテするから持ってきてね」
千早「あ……ありがとうございます。まぁ、その……あまり興味はありませんが、持ってるくらいなら」
～10分後・更衣室～
千早「誰もいないわよね……えっと、わたしの写真集……と。普段あんまり見たくないから奥の方へ……くっ」
『千早、可愛いな……』
千早「あぅ……ど、どうしよう……聞いただけで頬が緩んで……あぁっ、ダメ……こんな顔じゃ人前に出られないっ！！
……と、プロデューサーが可愛いって言ってくれたのは……このページかな……いや、これは違うわね。
……なら、このページ……んー……この頃のわたし、あまり笑ってない……くっ、可愛くない写真の方が多いかも」
（※ページをめくる度にサウンド●ップのボタンを押し『千早、可愛いな……』の声を堪能する千早）
千早「大切な人の声を、常に側に……か。材質が安いから音は悪いけど、サウンド●ップって、
こんな風に楽しむのかも…………あれ……あれ？鳴らない。あれ……壊れちゃった、かな……」
～30分後・オフィス～
千早「申し訳ありません、音無さん……いただいたばかりだというのに」
小鳥「あ、気にしないで。試作品だから壊れやすいもんだし。問題点の参考になるからかえってありがたいのよ♪
これはわたしと律子さんで見てみるから、トレーニング行ってきたら？」
千早「そうですね……では、よろしくお願いします。行ってきますね」
小鳥「……というわけで、結果は1時間持ちませんでした！わたしの勝ちー♪」
律子「ぬぅ……賭けはわたしの負け、か……千早ったら、せめて夕方くらいまで持たせなさいよ。このベタ惚れ娘っ……」
小鳥「ふっふっふっ……千早ちゃん観察暦は伊達じゃないわ。今日のお昼は律子さんのおごりでフレンチに決定ー♪」
律子「はぁ……千早もまさか、このドロップが100回鳴らしたら止まる仕掛けだとは思ってないでしょうね……
わたしはただ『耐久テストをしたい』って言っただけなのに、小鳥さんが無理やり
『じゃあ、回数制限設けて賭けない？』って言うんだもん……仮にもアイドルに賭け事をやらせるなんて」
小鳥「まぁまぁ。お金とか賭けたら犯罪だけど、これくらいなら芸能界の神様も許してくれるわよ。
さあ律子さん！部品のチェックが終わったら第二弾の【千早ちゃんテラ萌えサウン●ロップ】の
企画を進めましょう！うーん……やっぱり『くっ』と『アイドルに興味ありません』はデフォとして、
デレ部分のセリフをどれにするかが課題ね。『ウソつく人、逮捕していいですか？』も捨てがたいし……」
律子「…………小鳥さん。わたし、時々小鳥さんが事務員なのを疑問に思う時があるんですけど。
いっそ企画や経営の方、やってみませんか？小鳥さんならかなりの戦力に……」
小鳥「あーダメダメ。趣味が義務になったら途端にテンション落ちちゃうのよね、わたしって」
律子（才能の無駄遣い、ここに極まれり、ね……本当になんでこの人、事務員やってるんだろう……）
※千早のサウンド●ップが欲しいなと急に思い立って書いてしまった。
バ●ナム出さないかなぁ……マジで。