08/01/22 02:53:21 EJ1jRg8Z0
■仮眠室(ランクS)
伊織「30分の仮眠か……あーほんとに疲れたっ……」
千早「ん……水瀬さん?」
伊織「あ、千早……ゴメンね、起こしちゃった?」
千早「いえ、わたしも20分の仮眠だから気にしないで。むしろ眠ってしまうより
寝そべりながらリラックスして話でもしてた方が完全に緊張が切れなくて助かるわ」
伊織「じゃ、わたしもその方がいいかな……もう、午前の仕事は酷かったわまったく!!
ディレクターが見習い同然でさぁ、収録遅れまくりで優雅なティータイムが潰れちゃったわ」
千早「……そんな時間があるなら、仮眠時間を増やした方が良かったのでは?」
伊織「今日はウバの最高級茶葉が入ったって新堂が言ってたからね。しがない庶民のアイツに
セレブの味を教えてあげようと思ったのよ。あーあ……ほんっとに使えないPなんだから」
千早「収録の遅れは新米ディレクターさんの責任で、水瀬さんのプロデューサーは関係ないと思うけど」
伊織「その辺まで見越して調整するのがSランクアイドルに相応しいPなの!!
あーもう、なんであんな使えないヤツ好きになっちゃったんだろ……伊織ちゃん一生の不覚だわ」
千早「有能=好きになる、というのは一致しないわ。わたしのプロデューサーも、お世辞にも敏腕とは言わないけど、
わたしのために真剣に、時には命懸けで頑張ってくれるから好きになったんですもの」
伊織「そうよねー……ある意味しょうがないかぁ……」
千早「………………!?」
伊織「………………………………!!!!!!?」
千早(え……い、今わたし、水瀬さんにつられてとんでもない事、言った!?)
伊織(え……ええぇぇっ!?わたし、何て……そうだ『なんであんなヤツ好きになっちゃったんだろう』って……
うわあぁぁぁあぁどうしようどうしよう聞かれちゃった……あ、でも千早もなにげに凄いこと言ったし、
お互いの弱点を掴んではいるわけだから、ここはお互い何も聞かなかったことに……)
千早(くっ……疲れで油断しました……でも、わたしも水瀬さんの気持ち、聞いてるから、気まずい……
何か言った方がいいかな……ああ、でも間が空いてしまって今話しかけるのは不自然ですし……)
伊織「あ、あの、えっと、ご、ごめんね!やっぱ疲れてるし、10分だけ寝るから!!」
千早「あ……そ、そうね。わたしもちょっとだけ、寝ようかな……」
小鳥「うーん、二人とも壮絶な自爆ねぇ…………最近千早ちゃん、わたしの前では警戒を強めてるし、
わたしのいない場所ならやってくれると思ってたわ……めもめも♪」
社長「……なぁ、小鳥くん。仮眠室のドアに張り付いてないで業務に戻ってはくれんかね?」
※風呂以外にも、仮眠室あたりはガードが薄くなると思って書いてみた。
でもこういう自爆は伊織の方が似合うかもしれない……一応千早分も40%くらいは入れたので許して欲しい。
ほらアレだよ。果汁30%でも○○水とか○○スカッシュとか名乗るようなものさ。