07/12/30 03:04:07 CwEZS9ur0
わたしが推理するに……確か午後の業務中、プロデューサーさんに日誌を貸したことがある。
その時、千早ちゃんがわたしとプロデューサーさんの日誌を間違えて……
「……また、なんで携帯にメールしないでそんなまどろっこしい事したのよもう」
『あうぅ……その、メールは着信のたびに音が鳴るし、もしプロデューサーの近くに誰かいて、
【なに？何のメール？】と言うことになったら、プロデューサーも困ると思って……』
怒るとか呆れるより先に、笑いが来た。なんなのよこのバカップルにもなりきれない、
甘酸っぱいことこの上なく、飽きないおもちゃ全開な国民的アイドルは！？
電話の向こうから【もしかして、千早が今日突然うちに来たことと関係ある？】なんて声がきこえる。
きっとプロデューサーさんも驚いたけど、流れのままに千早ちゃんの訪問を受け入れて、
違和感を問いただせないままこんな時間までまったりしていたんだろう。
「業務中に、何てコトしとんじゃわりゃあー！！」
『も、申し訳ありませんっ……』
関西弁口調で、あえてギャグを入れて切れてみたけど、千早ちゃんは本気で謝ってる。
「罰として、明日一日プロデューサーさんはわたしのものになります」
『っ……』
あ……まずい。電話の向こうで千早ちゃん、泣きそうになってる。
たしかにこのアツアツバカップルのおかげで今日はキリキリ舞いさせられたけど、
滅多にやらない大掃除もできたし許してあげましょうか？
………………………………………………………………………豪華なごはん一回で（笑）
「あ、えーとね、それは冗談よ♪その代わり……」
受話器の向こうで真っ赤になって慌てる千早ちゃんの顔を想像しながら、
わたしは明日ご馳走してもらう予定のごはんを、フレンチと中華どっちにしようかと考えていた。
※新スレ乙です！！僭越ながら一発目を。
大晦日にコミケがあるので今年最後のＳＳはデレ分大目の甘いので〆ます。皆様良いお年を……