08/01/02 20:25:40 +7tueY+EO
1月2日、今日は765プロでもちつきだ。
杵を握るのは……俺しかいないんだよな、はぁ。
「プロデューサーさん、遅かったですね~。もう、鏡もち出来てますよ~」
あずささんの言うとおり、後は飾られるばかりに鏡もちが置かれていた。
「すいません……って、誰がついたんだろう?」
触ってみると、つきたてらしく柔らかな弾力と温かさが伝わってくる。
「プロデューサーさん、お口に入れるものですから、そんなに撫で回さないで下さい」
「う~ん、分かってはいるんですが、なぜか手を離せなくて」
「プ、プロデューサーさん、そんな……困ります……」
「すいません、でも手が離れないのは本当なんです」
「も、もう、やめて下さいっ」急に鏡もちが消えた。
「プロデューサーさん、気が付きました?」
あ、あれ? なんで……あずささん?
「俺の部屋なんかに出入りしてるの見つかったら、スキャンダルに……」
「何寝ぼけてるんですか? ここ、事務所ですよ」
見回してみると、確かに会議室だ。そこのソファに俺は寝ていた。
「プロデューサーさん、飲み過ぎて寝ちゃったから……。
小鳥さんと交代で様子を見てたんですよ」
「そっか。鏡もちの感触が良過ぎて手が離せなかったんたけど、夢か」
「あ、あれは鏡もちじゃ……」あずささんは何故か顔を赤らめていた。
今宵はこんな初夢を見たいものだのう