08/02/16 14:07:21 zl0kiZTp0
>>753
名無しのふりしてバレッバレとは、うむ、恥ずかしい、恥ずかしいぞorz
「春香春香、ちょっとこっち来てよ」
「ど、どうしたの伊織?わわ、ちょ、引っ張らないでよぉ」
「ここなら誰も聞いてないわね……春香、あんた私にお菓子作り教えなさい」
「お菓子?どうして突然……あ!あと一週間でバレンタんぐっ」
「しいぃーっ!声が大きいわよ!」
「わかった、わかったわよ。……へぇ。へえぇ?へーえええ」
「なっ、なによ」
「伊織のプロデューサーさんにあげるの?手作りのケーキ?」
「そ、そうよ。私の忠実な下僕にも、たまにはご褒美くらいめぐんでやらなきゃって思ってね。なんか文句あるわけ?」
「ないない、とんでもない!そっかぁ伊織がプロデューサーさんにねー♪」
「……ずいぶん楽しそうね」
「それはそうよ!だって大事な仲間の恋路を応援できるなんて、わたしすっごく嬉しいもん」
「こっ、恋路とかじゃないわよ別にっ!そ、そんなこと言って春香、あんたの方はどうなのよ」
「……最っ高のチョコケーキ準備してる。でも私の場合、問題は味とかじゃない気がするの」
「え?ひょっとしてまだ気づいてもらえてないの?あんなあからさまなアプローチしといて?私や千早をダシに使ってまで?」
「うふふふふ。伊織の家の関連会社か亜美たちのお父さんの病院で、ニブチンにつける薬を早く開発して欲しいなあ」
「そんな研究させてないわよ」
「はぁ。ま、いいや。せめて伊織がプロデューサーさんと仲良くなって私のプロデューサーさんを焚き付けることを期待するためにも、おいしいケーキ作れるように指導しましょうっ!」
「なんてよこしまなパティシエなのかしら。私お菓子はほとんど経験ないから、ぱぱっと作れて飛び上がるくらい美味しいものを教えてちょうだいね」
「お料理する人にお料理ふるまうのって大変だよー?多少の底上げは簡単に見抜かれちゃうから」
「それを何とかしてって言ってるのよ」
「ここはひとつ小手先のテクニックは使わないで、基本のアイデアレシピで感心させる手よね」
「どういうこと?」
「プロデューサーさんだって伊織のこと憎からず思ってるわけだし、伊織が一生懸命作ったものなら絶対喜んでくれるよ。だからあまり奇をてらわない方がいいよ。給茶室のホットプレートで作れるケーキがあるから、目の前で作ってあげたらどうかな?」
「ケーキってオーブンで焼くものだと思ってたけど」
「パティシエ春香にお・ま・か・せ♪そうと決まったらビシビシいくからね。伊織と私って明日からしばらく事務所で顔あわせる時間ないから、今晩のうちに体に叩き込まなきゃ」
「お手柔らかに頼むわよ?あんたお菓子のことになると目の色変わるんだから―」
「うーっふっふー、まーかーせーてー」
「―ってもう変わってるーッ!?」
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みたいなことがあったと思いねえ>>754