07/12/25 20:47:41 laDLQGvD0
「いやー、昨日は流石に何処に行ってもイブの雰囲気全開だったな」
「その様でしたね。 最も、私にとっては普段の日と変わりませんが」
「あのなぁ…。年頃の女の子相応に、もう少しXmasとかは夢持っても良いんじゃ無いか?」
「…私の所は、とうの昔に縁が無くなりましたから」
「…あー、ゴメン。 そんな意味で言った訳じゃ無いんだ」
「ええ、気にしてませんから。 大丈夫ですよ」
「ゴメンな」
「でもさ、それなら尚の事、仲の良い連中と楽しく過ごすとか、恋人の一人でも作って一緒に過ごすとか…」
「そんな時間が有るなら、歌に使います」
「相変わらずだなぁ…。
でも、一年のイベントでも上位の特別イベントだぞ? ましてやカップルにとっては特別とも言っていい日だし」
「そうなんですか?」
「そりゃそうだよ。 好きな相手と、その晩を過ごすんだ。 期待したくなるのも無理は無いよ」
「成る程。 なら私にとっては毎日が特別な日と言う事ですね」
「へ?何で?」
「だって、好きな人と毎晩過ごせているんですよ? イブの日だけじゃ無くて」
「……………………は?…」
「…あ………………………」
その日千早さんは
ゴールは、まだまだ先なのかなぁ…と思ったそうです