07/12/22 04:37:08 kFyo6pF40
「お疲れ」
「ふぅ…、仕事とは言え、あんな格好をするのは何と無く緊張する物ですね」
「うーん、やっぱり女の子にとっては夢見たいなモンだからかねぇ…」
「ふふ…。それにしても、あの時のプロデューサー、鏡でお見せしたかったですよ?
呆然とした顔で、咥えてたタバコ落としたりして」
「げっ! み、見てたのか!?」
「ええ」
「そりゃ、ビックリもするよ。 ウェディングドレスってだけで、あんなに化けると思わなかったから」
「…それは聞き捨てなりませんね。 私は女性としての魅力に欠けると聞こえますが?」
「いや。 そ、そうじゃ無くてだな…」
「クス…冗談ですよ。 寧ろ、私にも女性らしさを感じて頂けたなら安心出来ると言う物です」
「大丈夫。 その…と、とっても綺麗だった…って思ったから」
「はい、有難う御座います…って、又サラリと言ってのけましたね」
「あ、す、スマン」
「でも、何時か本当にあんな格好の千早を独り占め出来る男が居ると思うと、チョッと羨ましいね」
「チョッと…だけですか?」
「あ、訂正。 えーっと、凄く」
「それなら…大丈夫ですね」
「え? 何が?」
「今ので、そんな心配はご不要になったって事ですよ」
「?」
「予約済みになりましたから」
「…………………………な、何が…?」
「……あ…………………………」
その日千早さんは
文金高島田も捨て難いかも、と思ったそうです