07/12/20 15:24:41 D3B9GvApO
●千早撮影会 小鳥さんの場合
「ちひゃ~ん…」
「きぁあ! いいわよ、千早ちゃん。可愛い!」
「は、はぁ…」
なにやらゴツい本格的なカメラを構え叫ぶ小鳥に対し思わず軽く溜め息を一つ。
「あの、約束ですから言う通りにはしますけれど、この鳴き声は…?」
「可愛いでしょう? 千早ちゃんがネコになったらこんな感じなぁって♪」
「はぁ…」
聞くんじゃなかったとの後悔と共にもう一つ溜め息。
何故こんなことになったのか、つくづく自らの迂闊さと軽率さが口惜しい…。
全ての発端はレッスン終了後の休憩時間。
ちょうど一緒になった小鳥にゲームでもしないかと持ち掛けられ
ふと気がつけばポーカーの10回勝負をすることに。
しかも優勝者は最下位になんでも命令出来ると言うオマケ付。
ゲームはともかく、と当然難色を示した千早の心を動かしたのは
プロデューサーの「勝てばいいんだから」の一言と
彼を自由に出来ると言う誘惑。
とは言っても大した望みではない。
単に買い物に付き合って貰う口実にでも使えればと思っただけのこと。
しかし、あまりに簡単に折れすぎたのが仇となった。
見事に気持ちを見透かされ、終わって見れば小鳥さんの一人勝ち。
勝負を決めたのは千早P共に3勝、小鳥0勝で迎えた7戦目。
「このままならどちらが勝ってもデートで決まりですね♪」
の一言だったことを付け加えておく。