07/11/30 05:39:48 Df5gcUN60
早朝ロケの収録後、妙に機嫌が悪いのでどうしたのかと思ったら寝坊して朝飯を食べ損ねたらしい。戻りがてら買ったフランスパンと、事務所の冷蔵庫から野菜・玉子・チーズをいただいて一品。それにしてもなぜこんなものが芸能事務所の給茶室にっ。
【アクアコッタ（野菜と玉子のパン入りスープ）】分量は一人分
1.鍋でタマネギ（1/4個1cm角切り）とニンニク（1/2かけみじん切り）赤唐辛子を炒める。タマネギが透き通ってきたらナス（1本2cm角切り）キャベツ（葉っぱ2枚、一口大にカット）きゅうり（1/3本、1cm厚）を加えてしんなりするまで炒める。
※野菜はスープに使えそうなものならなんでもOK。トマト煮なのでグリーン系が綺麗。
2.缶詰ダイストマト（1/2カップ）水（1/2カップ）塩コショウを加え、蓋をして弱火で煮る。5分たったら蓋を開け、ピザチーズ（大さじ2、溶けるチーズならなんでもいい）を入れる。鍋の中央に玉子を割り入れ、再び蓋をして2分待つ。
3.スープ皿の底にフランスパン（1cmスライスして一口大にカット、もちろん他のパンでもよし）を敷き詰めた上にスープを流し入れ、パンがスープを吸った頃が食べごろ。
「野菜入り玉子のトマトスープ、朝飯仕様だ。学生の頃はずいぶん世話になったよ。あの頃の材料は八百屋でもらった野菜くずだったけどね」
「助かったわ、このままフラフラで学校行ったらとんだ恥かくところだったわよ」
「コンビニ寄ってなんか食えばいいじゃないか」
「嫌よ、買い食いなんてみっともない」
「へえへえ、お嬢様がたのお考えになることは庶民にはわからねえですだよ。しかし寝坊とは珍しいな」
「ほっといてよ。私にも考えることいっぱいあるんだから」
「へえ、テスト勉強かい？」
「違うわよ。クリスマスが近いから―」
「ああ、仕事が増えててすまないな。学校も満足に行けてないだろ」
「そういうことじゃなくて」
「プレゼントの計画？」
「うっ―」
「お父さんに」
「へ？あ、そ……っ、そうなのよ。ほっほら男の人ってなに欲しいのかよく分からなくって。あ、ねえ、あんたなら何が欲しい？」
「俺の希望なんかお父さんのプレゼントの参考にならないだろう？」
「いいから答えなさいよっ！」
などと通学カバンからノートとペンを取り出してやる気満々
「うーん……そうだな、俺ならモノじゃなく、大切な人と一緒に過ごしたいかな」
「え？そんなもんなの？」
「そりゃそうさ。大好きな人がずっと傍に居て、話をしたり、笑ってくれるのを、俺がずっと見ていられるんだ。こんな素敵なことはない」
「……イブの夜って生放送の仕事入ってたわよね？」
「え？あ！すまん伊織、つまらないこと言っちゃったな……ん、どうした？俺の顔じっと見て」
「なんでもないわよ。今のはあんたの希望であってパパの欲しいものじゃないかもしれないんでしょ？」
「ん、まあそうなんだが」
「じゃあいいわ。パパにはあらためて聞いておくから。にひひっ♪」
と、勝手にテンション補正して学校行ってしまった。
なんだか釈然としないので置き忘れていったノートに
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シ | デ
ン | ッ
デ | キ
ィ | |
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とかいたずら書きしてたら忘れ物を取りに戻ってきたデッキー違った凸ちゃんに発見され応接テーブルごと蹴り飛ばされたらいやだなあ。