07/11/14 18:14:24 8jalBFjV0
凸ちゃんを待ちながら小鳥さんと雑談中、急に小鳥さんの瞳が妖しく光ったのでどうしたんだろうとPセンサー全開にしたら、事務所に着いた凸ちゃんが息を殺してこちらを伺ってるのが判った。
「ところでプロデューサーさんって、女の子の服の色とか好みはあるんですか？」
「なんですかいきなり。まあ、その人に合うのがなによりですけど、そうだな、ピンクとか好きですね。女の子らしくて可愛いじゃないですか」
「私が着ても？」
「もちろん。小鳥さんならベージュに近い優しい色が似合うかな。珊瑚色とか一斤染色とか」
「上も下も？」
「そうですね、小鳥さんコーディネート上手そうですから、もし着てくれるなら楽しみですよ」
「外も、……『中』、も？」
「……怖いな、それ答えたら俺のことセクハラで訴えるつもりなんですよね？」
「今なら訴えないから教えてください♪」
「はは、かなわないな。じゃあ言いますが俺は、中は誰であろうと真っ赤なレース一点買いですから―おっと伊織、来てたのか。いま小鳥さんとテーブルクロスの話をな」
とかあからさまにごまかしたりして。
後日、ロケの休憩時間に「ちょっと買い物」とか言って突然姿を消した凸ちゃんをこっそり追いかけると案の定アダルティなランジェリーショップに入店していくので、さっそく各方面に連絡を入れてスタンバイ。
数十分後、キョロキョロあたりを伺いながら店を出てきた凸ちゃんに仕込みレポーター20名による囲み取材。
「水瀬さん、今度はレースに挑戦ということですが、ずばり勝利の見込みは？」
「え？来月モスクワで行なわれるレース編みのコンペティションに出場されるのでは？」
「いやいや、グレース・ケリーの代表作『裏窓』に挑まれると」
「そうやなくてハムのCMに出なはるんでっしゃろ」
「それはロースやがな」
あたりでからかわれてると気付かれるがあえて割って入り、
「申し訳ありません皆さん、ご質問はテーブルクロスの件のみに願います」
と言ったところで結局小鳥さんのいたずらまで含め全部俺の仕掛けだと誤解した凸ちゃんが放つ体重の乗った回し蹴りを首元に受け、一撃で昏倒するのだな、これは。
てゆーか凸ちゃん……
もう持ってるんじゃん今判ったよｶﾞｸｯ。
＜おまけ＞
( ﾟдﾟ)" ﾚｼﾋﾟﾚｼﾋﾟ＞
( ﾟдﾟ )