07/11/08 08:01:44 73fiRp380
「ファンの方から海老芋をたくさんいただいたので、煮物を作ってみましたよー」
【海老芋の蒸し煮】
昆布とかつおのだし汁、みりん、薄口醤油、酒を7.5：1：1：0.5でボウル（加熱するのでプラ製は非推奨）に混ぜ、皮を剥いて一口大に切った芋を漬ける。ひたるくらいな。
蒸気の上がった蒸し器にボウルごと入れて強火で10分、中火にして＋20分蒸す。
ニンジンやインゲンなど、鮮やかな色の食材が付け合わせに最適。
「うわぁ小鳥さんすごぉい♪もぐ、あ、おいひい」
「もう春香、立ったままで食べない！ん、いけるわね」
「あ～真美のおいもの方がおっきー！」
「うるさいなー、まだいっぱいあるじゃーん」
「優しい味がしますね……美味しいです」
「わたしもこういうの作ってみたいわ～」
「あのっ、小鳥さんこれ、ちょっとだけお家に持って帰ってもいいですか？」
「ラッキー！ちょうどおなか空いてたんですよ！っと、うわわ」
「あっあっ真ちゃん、すべるから気をつけて」
「真にはミキが食べさせてあげるね。あ～ん」
などと和気あいあい。
「ああ小鳥さん、すいませんこんな大量の煮物。知ってるか？海老芋は静岡県磐田市の特産で、生産量は日本一なんだぞ」
「へえ、静岡ってウナギパイだけじゃないんだ」
「パイの方かい！」
「静岡スゴイですぅ～」
「んじゃ亜美、静岡に引っ越す！」
「真美も真美もー！」
なんて言ってるところに凸ちゃんが帰ってきたが、明らかに出遅れた感じでヘソを曲げてしまう。
「……なに食べてんのよ。海老芋？聞いたことないわ、そんなの」
「おいしいよ？伊織ちゃんも一緒に食べよ？」
「あ・い・に・く・私いまお腹すいてないから」
そんなことを言ってるので箸に一個刺してみんなの死角に回り込み、
「（伊織、伊織。ほれ）」
「（なによ、いらないってば！）」
「（そんなこと言うな。そもそもお前のファンからだぞ？）」
「（もう！そ、そんなに言うならわかったわよ……あーん）」
すかさず体をかわして凸ちゃんが芋をほおばる姿をアイドルたちの衆目に晒す。
「ぱくっ……んぐっ！？」
「あーいおりん食べてるじゃーん！」
「ホントだ！兄ちゃんに隠れて食べてたんだ！」
「強がらなきゃいい子なのにねえ。伊織、こっち来て一緒に食べましょ」
といった展開でみんなの関係を良好なものにしつつ、真っ赤な顔をした凸ちゃんには無言で後ろ回し蹴りからトウキックの連携技を浴びることにしよう。
こうか？こうでいいのか？