ロックマンXのルミネはグリグリグシャグシャカコイイat GAMECHARA
ロックマンXのルミネはグリグリグシャグシャカコイイ - 暇つぶし2ch300:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:27:48 weecxauL0
ゼロ「Zセイバー!!」

ゼロ、Zセイバーで恵方巻きをぶった斬った!!

ゼロ「ヒッ!フッ!ハッ!!」

凄まじい斬れ味により、とてもきれいに恵方巻が切れた、いや斬れた。

アイリス「ナイスアイディアね、ゼロ!」
アクセル「そ、そうかな?」
ゼロ「目の前に食材があれば…たたき斬る…までだ!」
アクセル「敵じゃなくて食材なの!?」
エックス「さぁ、みんなで食べよう!」

おいしく恵方巻きをいただくイレギュラーハンターの皆さんであった。

301:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:30:08 weecxauL0
一方、シグマパレスではシグマが鬼役をし、壮絶な豆まきが行われていた。

一同「鬼は外ーーーー!!!!!」
シグマ「でぁあああああああああああああああああああああああああああう!!!!!!!!」
馬場「よし、今年はここまでだ!みんなお疲れ!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!私の勝ちだぁ!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!うまい!」←落ちた豆を拾い食いしている。鶏ですから。
パンダ「おいしいね。」←こっちは袋からダイレクトに食ってる。
雪男先生「みんな、二人を見習って、落ちた豆まで全部食べなさい。食べ物をムダにしてはいけない!それは地球温…」
馬場「はいはい。わかりましたよ。食べますよ。」
ゴキブリ「いいストレス発散だぜ!おっさんは文字通りポンコツだな。毎年毎年ご苦労なこった!」
アリ「父親というものは、毎年節分で鬼役をやるのが常です。ちょうど角もあるし、いいんじゃないですか?」
カマキリ「豆か。もっと相手が傷付いて血まみれになるような物なら楽しめるんだがな。」
クラゲ「…それだと、後の掃除が大変…。」
馬場「後の掃除の前に、鬼役をやる奴を心配せんのか。」

302:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:30:52 weecxauL0
そこに、ルミネがやってくる。

ルミネ「あの…、恵方巻き作ってみました。おいしいかどうかわかりませんが、食べてみて下さい。」
馬場「おお!うまそうだな。どれ…」
ヒマワリ「貴様などに先を越されてたまるか!」
カマキリ「わ~う。うまそうだな。俺も食うぜ…!」
雪男先生「こういう時はだな、まずは先生から…」
ゴキブリ「うるせぇよポンコツ教師が!どいてろ俺様が食うんだ!」
アリ「あ、貴方ばかりにいい思いはさせませんよ!!」
パンダ「おいしそう…。ボクもたべる。」
クラゲ「…ルミネの作った恵方巻き…食べたい…食べたい食べたい…食べたい食べたい食べたい!!!!」←目がカッ!と開く!
ニワトリ「ハーッハッハッ!俺も食うぞ!!」
ルミネ「うわぁ!押さないで下さい!全員分ありますから…押さないで下さいって…言ってるでしょうが!!!!」



パ   ラ   ダ   イ   ス   ロ   ス   ト



全員「でぁあああああああああああああああああああああああああああう!!!!!!!!」
ルミネ「ふぅ。さて、私も豆をまきましょうか。福はうちっと。」

こうして、シグマパレスの節分は毎年毎年ドタバタとしたものになるのであった。

303:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:40:58 uWw44UkDP
何でイカいるんだよwwww
ていうか恵方巻き切ったら意味ないよwwwww

304:名無したんはエロカワイイ
08/02/04 03:19:01 TgTp43y7O
イカ含むボス連中壊れすぎだろwwwカオスw

305:名無したんはエロカワイイ
08/02/04 22:17:40 FXRAiajW0
>>303さん
イカは運動会編で登場させたんですが、結構気に入ってしまいまして、ちょいちょい出していこうと思ってます。
恵方巻きを切ってはいけないというのは…ごめんなさい。忘れてましたww
うちじゃ、あんまり恵方巻き食べないんですよ。なんで、その辺の感覚がずれてました。以後気をつけます。

>>304さん
ボスの中で一番性格が破綻してるのは、おっしゃるとおりイカですね。もはや原型がないに等しい(笑)
それ以外のキャラではエックスが一番ぶっ飛んでるかな、やっぱり。(今回はあんまりぶっ飛んでませんでしたが)
まぁ、ぶっ飛んじゃいますが、私自身は彼らのことが大好きです!
もっともっとぶっ飛んだ感じに彼らがなれるように、日々努力していきたいと思います!

306:名無したんはエロカワイイ
08/02/05 21:25:54 /0MPwnN70
拾い物だけど…

休日予想図
URLリンク(zerothre.hp.infoseek.co.jp)

307:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 09:49:40 eGNCwyVQ0
>>306
ほのぼのww
ゼロの髪の毛の上でくつろぎながらフィギュアかエックスww

308:名無したんはエロカワイイ
08/02/09 23:49:36 5PiXdfSE0
こういう絵、いいね!

309:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:14:44 LCYFiwg50
ヴァレンタインデー チョコレート争奪戦勃発!!(前編)

カマキリ「…きたな。」
クラゲ「…今年も…。」
ニワトリ「きたきたきたきたー!!」
ヒマワリ「キターーーーーーー!!」

何が来たのか…。それは!

馬場「ヴァレンタインデーがもうすぐだ。」

310:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:19:10 LCYFiwg50
ヴァレンタインデー。女性が男性にチョコを送る日。
ただそれだけの日なのだが、本命か。義理か。人々はそれに命をかける。
シグマパレスの男性陣も、例外ではない。

ゴキブリ「ルミネからの本命チョコは俺様がもらうぜ!!」
アリ「フン。貴方のような汚くてインテリジェンスのかけらもないゴキブリがもらえるわけありません。…もしかしたら、義理チョコすらもらえないんじゃありませんか?」
ゴキブリ「あんだと!!?このポンコツアリがぁ!!」
クラゲ「…大丈夫。アントニオンももらえないよ…。…僕が本命チョコをもらうから…。」
アリ「言ってくれますね…!」
ゴキブリ「その自信はいったいどこから来るんだよ!ポンコツクラゲがぁ!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!チョコが欲しいぞ!!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!私の勝ちだぁーー!!」
ゴキ&アリ&クラゲ「やかましいッ!!」

311:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:20:13 LCYFiwg50
馬場「心配しなくても、ルミネは全員分のチョコを用意すると思うがな。」
カマキリ「俺のは血と脂を練り込んだブラッド味チョコレートがいいぜ…。」
馬場「ンなモン混ぜてある時点でそれはチョコレートじゃねぇよ。」
パンダ「僕は笹が入っててほしいなぁ。」
馬場「それもないと思うぞ。」
雪男先生「冷やして食べた時においしい物が望ましいな。」
馬場「そうそう。チョコは冷やしてから食うとうまい…って、アンタももらう気かよ!教師だろ!!」
シグマ「ワシの分は…」
馬場「さぁな。俺は“ない”に100ゼニー賭けるぜ。」
カマキリ「んじゃ、俺は200ゼニーだ。…“ない”にな。」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!俺も“ない”に300ゼニーだ!!」
雪男先生「おいおい君達、全員“ない”に賭けてしまったら、賭け事は成立しないよ。」
馬場「おっと!そうだったぜ。こりゃうっかりしてた!」
カマキリ「ひゃはははは…。」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!」
雪男先生「ガハハハハッ!」
シグマ「………キ・サ・マ・らぁっ!!!!!」

312:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:21:13 LCYFiwg50
シグマが激怒していたその頃、ルミネはスーパーマーケットにいた。
チョコレート作りの材料を買いに来ていたのだ。しかし…

ルミネ「ありませんね…。」

チョコが置いてなかった。品切れである。

ルミネ「時期が時期とはいえ、売り切れとは…。仕方ありません。他のお店に行きましょう。」

そんなルミネに声をかける人物が。

エイリア「ムダよ。他のお店も、全部売切れ。残念だけど、チョコレートはどこにも売ってないのよ。」
ルミネ「貴女は…。運動会の時にお会いした…。」
エイリア「エイリアよ。よろしくね。」
ルミネ「私はルミネです。軌道エレベーターヤコブの管理者です。…それで、チョコがどこにも売られていないというのはどういうことですか?」
エイリア「それなんだけど、妙なのよね。店員さんによると、どこも在庫がないらしいのよ。」
ルミネ「ヴァレンタインのシーズンですから、普通はチョコレートをかなり多めに仕入れますよね。」
エイリア「そうよ。でも、何故か、今年はそれができなかったらしいのよ。」
ルミネ「入荷できなかった?」
エイリア「原因は、今パレット達が探ってるわ。特に、レイヤーはゼロにチョコをあげられないってかなり悔しそうだったから、きっと必死に探してると思う。」
ルミネ「わかったら、教えてもらえますか?できれば、どこに行けばチョコが手に入るのかも含めて。」
エイリア「任せて!」

313:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:22:44 LCYFiwg50
その時、エイリアに通信が入る。

エイリア「あら。イレギュラーハンター本部からね。もしかしたら、レイヤー達がチョコについて何かつかんだのかも。」
ルミネ「本当ですか!」
エイリア「ちょっと待ってて。…こちらエイリアよ。」
レイヤー「エイリアさん、聞こえますか?こちらレイヤーです。」
エイリア「聞こえてるわ。緊急事態?…それとも、何かわかったの?」
レイヤー「はい。今回のチョコ不足は、その周辺だけではありません。市場全体に及んでいます。」
ルミネ「そんな規模で…。」
エイリア「それで、原因は?」
レイヤー「原因ですが、凄いことがわかりました。今回のチョコ不足の原因は…」

314:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:24:15 LCYFiwg50
少し遡って1週間前。レプリフォース基地。

アイリス「今年は、どんなチョコを用意しようかしら。ゼロはどんなチョコをもらいたいのかなぁ。フフッ!…あの牛乳女(ウシチチオンナ)には負けたくないし、少し早めに準備をしましょう…。」

牛乳女→もちろん、レイヤーのこと。

カーネル「どうしたアイリスよ、真剣な顔をして。…その顔は、まるで戦場に旅立つ前の戦士のようだ。まさかアイリスよ…。戦争でも始める気なのか!!?」
アイリス「フフッ。お兄さまったら、すぐ戦争に結びつけたがるんだから。…でも、私そんな顔してたの?」
カーネル「ああ。なにやら、殺気立っていた。そうか、前線だな?最前線で銃を取り、敵に突撃をするつもりだな!!?我が妹よ、軍人として立派だぞ!!」
アイリス「立派だなんてもったいないわお兄さま。それに、私は最前線に行きたいわけではないの。私は今、ゼロにあげるチョコをどうしようか考えていたのよ。
でも、ただ渡すだけじゃないの。どうしても負けられない敵がいるのよ。その辺りは、お兄さまのいう戦争と変わらないかもね。」
カーネル「負けられない敵…。そうか。アイリスよ。戦うのだな。」
アイリス「ええ。負けられないわ。」
カーネル「では、わずかばかりだが力を貸そう。」
アイリス「本当なの!?お兄さま!!」
カーネル「同盟国の危機にも立ち上がり戦うは軍人の誉れだ!ましてや、お前は我が妹。レプリフォースの同志ではないか!!」
アイリス「お兄さま!」
カーネル「待っていろアイリスよ!必ずや、お前の手に勝利をもたらそう!!」

315:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:25:25 LCYFiwg50
エイリア「レプリフォースが!!?」
レイヤー「はい。間違いなさそうです。1週間ほど前から市場からチョコが急激に品薄になりました。原因は、レプリフォースによるチョコの収集です。」
パレット「各地で、レプリフォースがチョコを奪っているんだそうです。そのせいで、市場に出回るチョコが激減して、スーパーマーケットなどでチョコが売られなくなったということみたいですぅ。」
ルミネ「なんでレプリフォースがチョコを…。」
レイヤー「…決まっています。あのカマトト女が…」
パレット「レイヤー、落ち着いて。それで、これからチョコを輸送しようという場所が三つあります。レプリフォースがそこを狙ってくるのは確実ですぅ!」
レイヤー「…それで、もうこれ以上チョコを奪われないように、この作戦を阻止します。」
エイリア「そうね。これ以上被害を出すわけにはいかないし、私達で阻止しましょう。」
ルミネ「なんだか凄い話になってきましたね…。レプリフォースの作戦を阻止すべく、イレギュラーハンターが動く…。これはまるで…」

316:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:27:34 LCYFiwg50
カーネル「戦争だ!これは戦争だと思え!これから、陸路、海路、空路の三つのルートでチョコが輸入される!そこで、我らレプリフォースは、全勢力を持ってしてこれを収集する!!レプリフォース陸軍・空軍・海軍の大将は前へ!」

陸軍大将 スラッシュ・ビストレオ
海軍大将 ジェット・スティングレン
空軍大将 ストーム・フクロウル

ライオン「超特急で奪い取ってきてやるぜッッ!!」
エイ「邪魔をする者は海の藻くずにしてやるまでだ。」
フクロウ「5分以内に作戦を完了する!」
カーネル「武運を祈っている。…作戦開始だ!!」

317:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:28:29 LCYFiwg50
イレギュラーハンターベース

ルミネ「ここが…すごい設備ですね。」←エイリアに連れて来てもらった。
アクセル「あ、ルミネ!」
ルミネ「どうもこんにちは。運動会以来ですね。」
アクセル「なんでここに?何かあった?」
エイリア「今回の事件で、せっかくだから彼女の力を借りることにしたの。シグマパレスとイレギュラーハンターの共同戦線でレプリフォースと戦うのよ!」
アクセル「ふーん。…って、ええええええええええええええええええええええ!!!!!?」
シグマ「そんなに驚いてくれるとはな。」
アクセル「そりゃあ、驚く…ってうわあああああああああああああああああああああ!!!」
エックス&ゼロ「シグマ!?」
エイリア「ルミネに協力を要請したら、家族に連絡を取ってくれたのよ。他のみんなも来てるわよ。」
馬場「ハンターベースか。久しぶりだな。またここに来るとは思わなかったぜ。」
カマキリ「チョコ強奪の協力、するぜ~。…うまい血もすすれそうだしな~。」
クラゲ「…戦うのは面倒くさい…。…でも、チョコはほしい…。」
パンダ「ぼくもチョコほしい。」
アリ「市場経済にチョコ不足がもたらした影響は大きい。なんとしても解決せねば。」
ゴキブリ「ケッ。お前もチョコがほしいって素直に言えこのポンコツアリが!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!…ここはどこ?イレギュラーハンター?なぜここに!!?」
雪男先生「チョコが足りないとカカオ豆の値段が跳ね上がる。すると、焼き畑による農地拡大が…地球温暖化が進んでしまう!!止めねば!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!なんだかよくわからんが、俺もやるぞー!!」
シカ「試合前で減量中なんだ。戦っている間は食い物のこと忘れられる。気晴らしに俺も手伝うぜ。」

318:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:29:08 LCYFiwg50
アクセル「すごい…。この前までシグマと一緒にいたからイレギュラーの疑いがあった奴らが勢揃いしてる…。」
シグマ「エックス。ゼロ。再びお前達とともに戦うことがあろうとはな…。」
エックス「ふざけるな!そんなに簡単にお前達を認められるわけがないだろう!」
シグマ「そうか。なら、これを受け取れ。」

シグマはフィギュアコインをエックスに渡した。

エックス「シグマ、俺達と一緒に戦ってくれ!」
アクセル「あっさり買収されたー!!」
ゼロ「エックスが認めるなら俺も認めるさ。」
アクセル「ゼロまで…。ねぇシグナス。これでいいの?」
シグナス「貴様がシグマか。直接会うのは初めてだな。私はシグナスだ。貴様の後任でこのイレギュラーハンターを統轄している。」
アクセル「そうそう。威厳のあるトコ見せてよ!」
シグマ「ここの総大将は大変だろう…。」
シグナス「…わかるのか。」
シグマ「ああ。言うことを聞かない部下。次から次に舞い込む仕事。司令官としての重責。…わしにもわかる。」
シグナス「…。」
シグマ「…。」
シグナス「…今度、酒をご一緒してくれませんか。」
シグマ「よかろう…。」
アクセル「意気投合しちゃったよ!」

319:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:18:10 IDtPWmaH0
アクセル「まぁ、運動会の時も妙なことはなかったし(イレギュラー化してたのはむしろうちのエックスだったし…)大丈夫かな。…たぶん。」

自分を無理矢理納得させるアクセルだった。

エイリア「レイヤー、パレット、状況は?」
レイヤー「レプリフォースは現在、チョコレートを強奪し終えまして、それらを陸海空の三つに分かれて基地に戻るところのようです。」
パレット「奪い返すには、この三つの部隊に攻撃を仕掛け、チョコを奪還するという方法があるですぅ。」
エイリア「ちょうどいいじゃない。大人数になったんだし、三分割でミッションに臨むわ!」
レイヤー「ミッションを表示します。」


[BOSS スラッシュ・ビストレオ]
陸軍部隊 ジャングルの中を走る軍の補給列車からチョコを奪還せよ!

[BOSS ジェット・スティングレン]
海軍部隊 人工島ギガンティス近海を航行中のレプリシーフォース艦隊からチョコを奪還せよ!

[BOSS ストーム・フクロウル]
空軍部隊 上空1万Mを飛行中のレプリエアフォース空母からチョコを奪還せよ!


レイヤー「それぞれ、レプリフォースの大将クラスがこの作戦に配備されているようです。彼らからの攻撃には十分気をつけてください。」

320:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:19:15 IDtPWmaH0
エイリア「で、誰をどのミッションに行かせるの?」
シグナス「そうだな…。」

陸軍 アクセル アリ ゴキブリ カマキリ
海軍 ゼロ 馬場 クラゲ 雪男先生
空軍 エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

シグナス「といったところだろう。最初に名前の書かれているものが班長だ。これはイレギュラーハンターがつとめる。」
ゼロ「待ってくれ。俺とエックスはいいとして、アクセルに班長はまだ荷が重いんじゃないか。」
エックス「アクセルは戦闘力は十分だ。だが、まだまだリーダーとしてやっていくには不安が残る。」
アクセル「なんだよ二人とも!僕だって班長くらいちゃんとやれるよ!」
パレット「そうやって、子供っぽく口答えするところが、リーダーとしてはまだまだなところなんじゃないの?」
アクセル「むっ!なんだよなんだよ!」

321:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:19:59 IDtPWmaH0
エックス「パレットの言うとおりだ。やはり、アクセルのチームにはもう一人、熟練のハンターが必要だ。」
シグマ「私がそっちのチームに移るかね?一応、元ハンターだぞ。」
馬場「俺もそうだぜ。」
ルミネ「…貴方がたじゃ逆に不安だと思いますが…。」
シグナス「シグマさんには空軍のチームにいてもらいたい。誰も飛行能力がないメンバーだから、せめて戦力は確かな者にしたい。あと、VAVAも、人数的に海軍ミッションのチームから外すわけにはいかない。」
アクセル「…さりげなくシグマが“さん”付けになってる…。」
イカ「だったらワ・タ・シに任せてみなぁい?」
ゼロ「い、いつの間に!!?」
シグナス「元ハンターのクラーケンが手伝うのは悪くないが、それなら海軍のミッションチームに入ってくれ。クラーケンの場合、水のある所の方が向いている。」
イカ「あらそう。でも、それだとアクセルちゃんのサポートが…(海軍の班長が誰なのかを見た)できないけど何の問題もないわ!!!ゼェ~ロォ~!一緒に海の上でクルージングを楽しみまsy…(ゼロにKナックルで殴られる)」
アクセル「…で、誰が僕のサポートに入るわけ?弱い奴はやめてよね。」
ゼロ「そうだ。統率力なら、ある意味イレギュラーハンター1のハンターがいる。ジャングルでもあいつなら問題なく戦えるだろうしな。あいつに任せてみよう。」
アクセル「あいつ?ゼロが一目置いてるその“あいつ”って誰なの?」
ゼロ「そいつの名は…」

322:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:29:09 IDtPWmaH0
イレギュラーハンター第0部隊。
かつて、ゼロもこの部隊の隊長だった。
そして、それ以前から第0部隊に所属し、副隊長を務めていた人物こそ、今回ゼロが指名した人物である。

その名は…エクスプローズ・ホーネック!蜂型レプリロイドである。

323:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:30:33 IDtPWmaH0
ホーネック「ゼロ、久しぶりじゃな。妾(読;ワラワ)を呼び出すとは何の用じゃ?」

ちなみに、女性だ。性格は女王様気質で、さしずめ、女王蜂である。

下僕1「ホーネック様!お飲物をお持ちしました。」
女王蜂「うむ。…まずい!(飲み物を下僕の顔にかける)」
下僕1「も、申し訳ありません!!」
女王蜂「疲れた。椅子を。」
下僕2「ホーネック様!(ブリッヂの体勢をとる)椅子ができました!お座り下さい!」
女王蜂「うむ。(ブリッヂをしている下僕の上に座る)」
下僕2「…アーッ…!」

下僕達は第0部隊の面々である。
ちなみに、顔に飲み物をかけられた下僕も、椅子にされている下僕も、どこか嬉しそうである。

シグマ「ルミネ、見ちゃいかん!」
ルミネ「…顔を手でおおわないでください!」

324:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:31:36 IDtPWmaH0
アクセル「うわぁ…。」
馬場「第0部隊も相変わらずだな。」
アクセル「…もしかして昔からああなの?」
馬場「影の部隊といわれるほど、第0部隊のことは表には出ない。が、実情はこんな感じだ。昔からな。」
アクセル「そ、そうなんだ…。」
ゼロ「…その性格は相変わらずだな。」
女王蜂「ゼロよ、妾の男なりたくなったか?貴様なら、下僕ではなく男にしてやってもよいのだぞ?」
ゼロ「下僕も男も願い下げだ。それより、頼みがある。アクセルと一緒にレプリフォースの陸軍部隊からチョコを争奪する作戦に参加してくれ。」
女王蜂「…よかろう。他でもないゼロの頼みじゃ。で、アクセルというのは?」
アクセル「僕だよ。僕がアクセルだ。」
女王蜂「ほぉう。なかなか活きがよさそうじゃな。妾の下僕になるか、小僧。」
アクセル「え、遠慮します!」
下僕1「…アクセル君、下僕はいいよぉ…。」
下僕2「(ハァハァ)…君も、私達のように、ホーネック様の椅子にならないかい…(ハァハァ)」
アクセル「絶対にイヤだ…。」
女王蜂「下僕が主人の許しもなく勝手に喋るでないわッ!!…お仕置きされたいのかい…?」
両下僕「す、すいませんでした!!お仕置きしてください!!たっぷりと!!(ハァハァ)」

325:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:32:36 IDtPWmaH0
アクセル「…第0部隊って…。」
ゼロ「アクセル、誤解のないように言っておくが、第0部隊の全員がホーネックの下僕なわけじゃないぞ。」
アクセル「そ、そうなんだ。よかった。こんな人達が全員だったら濃すぎだもんね。」
ゼロ「部隊の約2割はこいつの下僕じゃない。普通のハンターだ。」
アクセル「へぇ。約2割が普通のハンター…って!!それじゃ残りの8割がぁ!!!」
女王蜂「妾の下僕じゃ。」
アクセル「…前言撤回。第0部隊は想像以上に濃い。」

326:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:34:16 IDtPWmaH0
かくして、女王蜂をメンバーに加え、メンバーはこうなった。

陸軍 アクセル 女王蜂 アリ ゴキブリ カマキリ
海軍 ゼロ 馬場 クラゲ 雪男先生 イカ
空軍 エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

ルミネ「あの、私の名前がないんですけど…。」
エイリア「ルミネは、私達と一緒にオペレーターとして頑張ってもらうわ。」
シグナス「ヤコブの管理を行えるということは、それだけ優秀だということだ。その能力をオペレーターとして使ってくれ。」
ルミネ「わかりました。オペレーターはやったことがありませんが、頑張ります。」

いよいよ作戦開始!!(後半へ続く)

327:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 12:45:14 8c2YMbdq0
後半、楽しみにしてます!!

328:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 19:04:06 IDtPWmaH0
>>327さん
ありがとうございます。頑張ります!

329:名無したんはエロカワイイ
08/02/14 18:29:09 qg54ETvWO
さすがレプリフォースww
やることがカオスだなwwww

続きまってるぜ!

330:名無したんはエロカワイイ
08/02/17 18:23:10 UEHXp61IO
小説書きさんいつも乙です
こういうレプリロイド達もほのぼのしてていいなw

331:名無したんはエロカワイイ
08/02/20 22:56:13 3iu+NmjHO
陸軍絶対入りたくねぇww

332:名無したんはエロカワイイ
08/02/20 23:09:46 jCF9tHfdO
エイとクラゲに期待(例の台詞的意味で)

333:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:23:59 sYJ534Xp0
ヴァレンタインデー チョコレート争奪戦勃発!!(後編)

廃屋。普段は人気のない所だが、そこで密会をしている人物が。

レッド「何の用だアリクイック。賞金首のイレギュラーでも見つけたか?」
アリクイ「いや。そうではないが、面白い情報をつかんでの。これを見るのじゃ。」
レッド「…これは…?」
アリクイ「時間の経過と物価の昇降を示す折れ線グラフじゃ。これはショコラについての物じゃ。」
レッド「しょこら?それって、チョコレートのことか?」
アリクイ「ショコラって言った方がナウいじゃろ。」
レッド「ナウい…。…じいさん。時代を先取りしたつもりで、完全に時代に取り残されてるぜ。」
アリクイ「フォッフォッ。時代はバブルブームじゃ。その頃使われていた言葉を使った方がイカした感じになるじゃろ?」
レッド「そういう意味か。やるなじいさん!…といいたい所だが、バブルブームも既に去年の話だ。」
アリクイ「で~も~…そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!!」
レッド「はい!おっぱっぴー!…ってやらすな!!!!」
アリクイ「いいノリじゃの。さて、話を戻すぞ。ここ数日の間にショコラの値段が急騰しとる。」
レッド「みたいだな。それがどうしたんだ。」
アリクイ「聖ヴァレンタインデーが近いとはいえ、このはね上がり方は変じゃ。」
レッド「…ヴァレンタインデーの頭に聖をつけてきたことはつっ込むべきか…。」
アリクイ「何をブツブツ言っとる。よいかレッド。市場にはな、需要と供給がある。これらがうまく釣り合っとればいいんじゃが、
このバランスはよく崩れるんじゃ。例えば、需要が多くて供給が少ない場合、多くの人が欲しがっている物なのに、物の数が少ないから必然と取り合いになる。
そのせいで多少値段が高くても物が売れるようになるんじゃ。結果、値上がりが起こる。」
レッド「じいさん、俺に授業を受けさせたくてこんなトコに呼んだのか?」
アリクイ「フォッフォッ。老人の話は聞いといて損はないぞぃ。よいかレッド。値段が高くても売れる物、それを今自分が持っていたらどうするかの?」
レッド「高く売れるんだろ?だったら、売り払って金にすれば儲けられるな。」
アリクイ「たくさん持っていたら…?」
レッド「その分、大儲け…って、おいじいさん!!」
アリクイ「気づいたようじゃの。」
レッド「チョコを大量に入手して、売り飛ばせば…!」
アリクイ「大儲け…じゃよ。」
レッド「…でもよ、これは値段が上がる前に大量に物を買っておいて、値段が上がったら売り払うってやり方じゃないと儲けがないぜ。
今からチョコを大量に買っても、買う段階から値段が高いから意味がない。」
アリクイ「そのとおりじゃ。じゃがな、ワシは、このショコラの値段の急な高騰の裏に何かあると踏んだのじゃ。案の定、ほれ、これを見てみぃ。」

ディスプレイに、現場監視カメラが撮られた“レプリフォースがチョコを強奪する瞬間”が映された。

レッド「これは!」
アリクイ「目的はわからんが、レプリフォースがチョコを大量に収集しとる。」
レッド「…なるほど。こいつらからチョコを奪えば…。」
アリクイ「元手無しでチョコを大量入手可能じゃな。しかも、これは明らかな犯罪じゃ。レプリフォースが極秘にしとるし、作戦も補給作戦となっとるから世間は知らんがの。」
レッド「犯罪を阻止し、なおかつ大儲けか。…悪くないぜ。」
アリクイ「フォッフォッ。あ、そうじゃ。イレギュラーハンターも動いとるようじゃ。先を越されんようにの。」
レッド「わかってる。…それじゃ、バレンタインデーにチョコ強奪といくかッ!」

334:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:24:50 sYJ534Xp0
パレット「アクセルってばぁ!聞こえてるぅ!?」
アクセル「聞こえてるよ。ついでに、今現地到着。」
カマキリ「今のところ、周囲に敵はいないぜ。残念ながらな。」
アリ「まだ結論を出すのは早いですね。ホーネックさんが部下の皆さんと偵察をしています。その報告を待ちましょう。」
ゴキブリ「部下じゃねぇよ。下僕だろ~。」

形式的には部下。実質的には下僕。

アクセル「どっちでもいいよ…。」
パレット「そのジャングルを進むと、レプリフォースの軍用列車用ステーションがあるから、そこで列車からチョコを盗ってきてほしいですぅ!」
アリ「了解。…ん?あれは…。」
カマキリ「待ってるのも退屈だ…。少しジャングルの中に入ってみようぜ。」
アクセル「勝手な行動をとるなよ!!」
カマキリ「わかったよ。…アントニオンはどうした?」
ゴキブリ「あん?ポンコツアリならその辺に…」

いない。

アクセル「どこに行ったかわからないの!?」
カマキリ&ゴキブリ「知らん!」
アクセル「勝手な行動はするなって…」

335:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:25:35 sYJ534Xp0
その時、ジャングルから悲鳴が!

アリ「ギャーーーーーーーーーーー!!!!」
アクセル「ジャングルからだ!行こう!ただごとじゃなさそうだ!」

アクセルとメンバーはアリの悲鳴が聞こえた方へ。そこには、アリが逆さ吊りで木からぶら下がっていた。

アリ「た、助けてください!」
カマキリ「なに捕まってんだよ…。」←アリを吊るしたヒモを切ろうとする。
ゴキブリ「罠が仕掛けてあるとはなぁ。厳重なこった。」
アクセル「気をつけなくちゃね…。」

その時!

カマキリ「なんてこったぁあああー!」←カマキリもアリと同じ状態に。
ゴキブリ「こぉのポンコツがぁ!お前まで罠にかかってどうすんだ!!」
カマキリ「罠…?そんなんじゃねぇ…気がする。」
アクセル「罠じゃない?どういうこと?」
カマキリ「俺様は暗闇でも夜警ができる監視システムを持ってる。そのシステムに、一瞬反応があった。
…誰かいるぜ。近くにな。それも、かなり気配を消すのがうまい奴が…。これは、そいつの仕業だ…。」
ゴキブリ「ままま、マジかよ!!」
アクセル「あわてちゃダメだ!周囲をよく見渡して…。」
ゴキブリ「見渡して…誰もいないぜ?」
アクセル「…みたいだね。」

その時!アクセル達のいた地面がバサァッと音を立てて持ち上がった。
いや、正確にいえば地面に隠してあったネットがアクセル達をとらえて宙づりにしたのだ。

アクセル「しまった!」
ゴキブリ「なんだよこれ!ゴキブリホイホイかってんだぁ!!」
アリ「ゴキブリホイホイ…。」
カマキリ「ゴキブリホイホイ…。」
アクセル「ゴキブリホイホイ…。」
ゴキブリ「…なんだよ!何が言いたいんだよお前ら!!言っとくが、俺様は 三 葉 虫 !!だからな!!」

336:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:26:08 sYJ534Xp0
??「…威勢がいいな。味方が全員捕まってもなお談笑とは。」
アクセル「誰だ!!」
??「いいだろう。正体をみせてやる。」

??が姿をあらわした!ウェブ・スパイダスだ!

クモ「俺の名はウェブスパイダス!お前達にここを通らせるわけにはいかんのだ!!」
カマキリ「わぁ~う。すごいね。さっきまで俺のセンサーにほとんど引っかからなかった奴が姿をあらわしたよ。」
クモ「俺はレプリフォースゲリラ部隊の隊長だ。気配くらい消せる。それに俺はかつて…。」
アクセル「かつて?」
クモ「い、いや、なんでもない!とにかく、お前達にはここで死んでもらう!」

337:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:28:00 sYJ534Xp0
そこへ、上空から声が!

女王バチ「そうはいかんぞ。」
アクセル「ホーネック!」
女王蜂「女王様とお呼びッ。蜂メカ達、糸を切りなさい。」

小型の蜂メカが糸を切ってくれたため自由に動けるようになったアクセル達。

カマキリ「わぁ~う。援軍だぜ。」
アリ「助かった…。」
クモ「…あぅ…あぅ…あぅ…!」
ゴキブリ「どうしたぁ?形勢逆転で声も出ないかぁ?このポンコツクモが!!」
アリ「…?それにしては様子がおかしいような…。」
クモ「…あぁあああ…。」
女王蜂「…久しぶりじゃの~、スパイダスよ。」
アクセル「あれ?知り合い…?」
女王蜂「妾の下僕じゃ。」
一同「なにいいいいいいい!!!?」
女王蜂「かつて、こやつもイレギュラーハンター第0部隊にいたんじゃ。その時に妾が下僕にしてやった。」
クモ「思い出したくなかったのに…。」
女王蜂「何か言うたか?」
クモ「なんでもありません、女王様!!」
女王蜂「スパイダス。妾はミッションを遂行中じゃ。早うレプリフォースの補給列車まで案内するがよい。」
クモ「そ、それは…」
女王蜂「嫌か?」
クモ「…とんでもありません。ご案内いたします(泣)」
アクセル「うわぁ…。この人、かわいそう…。」

アクセルは知った。一度下僕になると、イレギュラーハンターやめても一生下僕のままなんだ、と。

338:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:27:29 YprDkaYk0
クモの案内でジャングルの奥にあるレプリフォースの軍事施設に到着したアクセルチーム。
とりあえず、物陰から様子をうかがっている。

アクセル「あれだね、チョコを輸送する列車は。」
クモ「そうだ。」
女王蜂「よくやったぞ我が下僕。褒めてやろう。」
クモ「…ありがとうございます(泣)」
アリ「積み込みもほとんど終わっているようですね。あまり時間もなさそうです。」
カマキリ「さっさと行こうぜ…。」
アクセル「そうだね。発車する前に乗り込まなくちゃ。」
ゴキブリ「乗り込んで、その先どうすんだよ!?」
アクセル「先頭車両を乗っ取るんだ。そうすれば列車ごとチョコを奪還できるじゃない。」
女王蜂「うむ。策ができたなら、もはやためらう必要はない。参るぞ。」

339:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:29:25 YprDkaYk0
こっそり列車に乗り込もうとしたその時!

巡回中の兵士「侵入者だーーー!!!侵入者がいたぞーーーー!!!」

アクセル「ヤバァッ!みつかっちゃったよ!」
カマキリ「しかたねぇな。一暴れしようぜ…!(喜)」
女王蜂「下僕よ、お前は妾の盾となるのじゃ。」
クモ「え!?あの、一応俺はレプリフォース側の…」
女王蜂「嫌か?」
クモ「…いいえ、喜んで盾にならせていただきます。(泣)」

兵士達と激しい戦闘をするアクセル達。

アクセル「アクセルバレット…乱れ討ち!!」
兵士達「ぐわああああ!!」
アリ「あなた達などには負けませんよッ!スクィーズボム!!」
カマキリ「怖いだろ~。シャドーランナー…!」
兵士「うわぁああああ!!」

340:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:30:57 YprDkaYk0
ゴキブリ「新しい必殺技をつかってやるよ…。ありがたく思えポンコツども!クリスタルウォール金(読;ゴールド)!!」
兵士「なんだ?ゴールド?…(効果音;ズン)☆□★◎▽☆◆★◇☆○☆●★■☆★ッ!!」

クリスタルウォール金…。それは、相手の股下からクリスタルウォールを出し、金的を狙う極悪な技…。
威力は侮れない。くらった兵士は声にならない声を上げながら悶絶している。

ゴキブリ「のたうち回ってなこのポンコツが!」

兵士「やられてたまるか!!(発砲!)」
クモ「ぐぁあああああ!!」←盾にされてる。
女王蜂「そんな物、妾には効かぬ。」
兵士「くそっ!まだまだ!!(連続発砲!)」
クモ「ちょ、ちょっと待…ぐぁあああああ!!!」
女王蜂「何度やっても同じじゃ。妾には効かぬわ!もっともっと好きなだけ撃つがいい!!」
クモ「…た、助けてえええええええ(泣)」

341:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:36:07 YprDkaYk0
やがて、敵は全て倒れた。さっそく列車に乗ろうとしたアクセル達だったが…

兵士1「…ま…だ…まだ…。」
兵士2「動け…るんだ…。」
兵士3「…チョコ…だけは…」
兵士4「…このチョコだけは…渡さない…!」
アクセル「まだ動けたんだ。でもさ、アンタ達ボロボロだよ。もうやめときなよ。こっちも急いでるからもう攻撃しないからさ。」
兵士1「そうは…いかない…。」
兵士2「命を捨ててでも…守り通す…!」
アクセル「なんでさ。なんでそんなにチョコレートにこだわるのさ!」
カマキリ「軍人なんざそういうモンさ。命令一つに命をかける連中なのさ。」
兵士3「…違う…。軍人だからじゃない…。」
アクセル「じゃ、なんでさ。」
兵士4「1年に一度のヴァレンタインデー…。」
兵士1「レプリフォースには…ほとんど男しかいない。」
兵士2「俺達は…毎年毎年…チョコを渡す人間を当番制にしている…。」
兵士3「毎年毎年…、男同士のヴァレンタインデーとホワイトデー…。」
兵士4「…当番に当たった渡す側も…、…それ以外のもらう側も…、むなしさとやりきれなさを抱えながらチョコの受け渡しを毎年しているんだ…。」
アクセル「そ、そうなんだ…。(レプリフォースってそういう世界なんだ…。)」

342:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:38:02 YprDkaYk0
兵士1「でも、…今年は…違う…!」
兵士2「今年はアイリスさんが…!」
兵士3「この作戦の発案者はアイリスさんだから…」
兵士4「チョコをたくさん持って帰れば…」
兵士全員「もしかしたら、ちょっとくらい義理チョコで分けてくれるかもしれない!!!!!!!!!」
兵士1「可能性は低いだろう…。」
兵士2「それでも…俺達は…その可能性のために…死ねる!!!!」

343:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:38:49 YprDkaYk0
アリ「毎年毎年…、男同士でのチョコの受け渡す悲しい日々…。」
ゴキブリ「そんな状況に差した一筋の光が今回の作戦かよ…。」
アクセル「女の人からチョコをもらえるかもしれない、そんなわずかな可能性に命をかけるなんて…。」
カマキリ「…涙が止まらねぇぜ…。」

344:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:39:31 YprDkaYk0
その時、兵士達の頭上から小型の蜂型爆弾が大量に飛来!!次々に爆発し兵士達を倒していく。

兵士達「ぐわぁあああああああああ!!!」
兵士2「…お、俺達の…チョコが…」
兵士3「俺達の…夢が…。」

動かなくなった兵士達。

女王蜂「くだらぬ。チョコなんぞのために命を捨てるとは。男とはつくづく愚かで救いがたい生き物よのう~。」
一同「…。」
女王蜂「先を急ぐぞ。」

列車に乗り込む女王蜂。

後に残されたアクセル達は、誰からともなく倒れた兵士達に敬礼をしていた。

男子としての生き方を貫いた者達よ、安らかに…。

345:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:26:43 YprDkaYk0
一方、ゼロの率いるチーム。

エイ「しつこい奴らだ!」
ゼロ「逃すか!」
馬場「俺達二人がかりで追いかけてるんだ。逃げきるのはまず無理だぜ!諦めな!」
ナナ「(オペレーターとして音声でナビ)ターゲット、速度を上げました!」
エイ「俺のスピードをなめるなッ!」

海上にてライドチェイサーでエイを追跡する馬場とゼロ。
エイは、ギガンティスからチョコを強奪する作戦を終えて母艦に戻ろうというところを見つかり追跡されている。

ゼロ「こっちもスピード上げるぞ!」
馬場「逃がさないぜ!」
エイ「チィッ!」

346:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:27:57 YprDkaYk0
他のメンバーであるクラゲ、雪男先生、イカはというと、
先に敵の母艦に潜入。イカとクラゲは水中でもかなり動けるレプリロイドなので、水中からこっそり潜入したのだ。

雪男先生「さぁ、チョコを探し出そう。」
クラゲ「…チョコ、どこかな…。」
イカ「絶対に見つけるわよぉおおおお!!ゼロに…ワタシの愛がこもったチョコを渡すために!!!!!」
クラゲ「…チョコを奪還したら…ボクもルミネから…!!!!!(目がカッと開く)」
雪男先生「おお…!二人から強烈な熱気を感じる。このままでは地球環境が温暖化してしまう!一刻も早くチョコを見つけねばなるまい!!!!!」

全員やる気が出たところで、捜索開始!



と、その三人を物陰から見ている者が!レッドアラートの魚類だ!

魚類「…ばぁ~か。見つかりっこねぇよ。そんなコトするくらいならな、こうしてだ…。」

魚類は何かのスイッチを取り出す…。

347:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:29:21 YprDkaYk0
ナナ「ゼロさん、VAVAさん、必ずターゲットを捕獲し、チョコを奪還してください!!」
アル「…なぁ、ナナくん。」
ナナ「何ですか、アル長官。」
アル「チョコレートにそこまで本気にならなくても…。」
ナナ「…長官、ターゲットはギガンティスに不法侵入した立派な犯罪者です。
国家としてのメンツを保つためにもターゲットに対して毅然とした態度をとる必要があります。」
アル「それはそうだが…。相手も軍隊だ。対応を誤ると戦争になるかもしれん。ギガンティスが大炎上してしまう。」
ナナ「犯罪者は犯罪者です。断罪は必ず行わねばならないのです。」
アル「うーむ…。」
ナナ「ですから、犯罪を犯したターゲットは死刑、しかも、生きたまま地獄を味合わせた後にこれでもかってくらい苦しませながらじっくり火あぶりにでもしつつ息の根を止めます。」
アル「…ナナくん。発言が怖すぎるよ。」
ナナ「あ、もちろん公開処刑です。」
アル「…。」
ナナ「長官。長官は許せるんですか?この時期にチョコの強奪をやった奴が。」
アル「いや、許せないとは思うが…しかし…」
ナナ「…わかりました。長官にはチョコの有り難みがわからないようですから、チョコを奪還できなかった暁には、
長官の自宅に奥様がいる時間に合わせて、どう見ても本命チョコにしか見えない物を贈って差し上げます。」
アル「や、やめてくれ!そんなことをされたら我が家が大炎上する!!」
ナナ「じゃ、黙って協力してください。」
アル「…目が本気だね。わかった。協力しよう。」

348:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:30:47 YprDkaYk0
エイ「よし、もうすぐ我らが母艦だ!こいつらを迎撃してもらうとするか!」

母艦が見えてきた。

ゼロ「追いつめたぞ!もう逃げ場はない!」
エイ「どうかな?レプリシーフォース母艦に告ぐ!俺の後をついてくる敵を迎撃してくれ!」
馬場「チッ!」

次の瞬間、馬場達は母艦から砲撃が来ると思っていた。しかし、そうではなかった。

エイ「なっ!!?」

母艦のあちこちで爆発が発生!船体はあちこちに穴が開き、沈没を開始した!

魚類「これでよしだ。へっ。自分の足で探すより、こういう感じで緊急事態にした方が楽なんだよ!
なにせ、敵さんは船ごとチョコを沈ませるわけにはいかねぇ。だから、必ずこの機会にチョコを安全な場所へ
移動させようとする。アリが巣を壊された時に卵を大事そうに持って移動すんのと同じだ。隠しておきたい
大事なモンもな、緊急事態ともなれば隠しきれなくなるんだよ。で、俺様はそのチャンスを生かしてチョコを
奪い取る。緊急事態で混乱もある兵士どもは倒すのに苦労しねぇ。
全く、バカには真似できない鮮やかな作戦だぜ。俺様の頭脳に勝る物はねぇな!ヒャーッハッハッ!」

349:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:31:26 YprDkaYk0
エイ「バカな!我が軍の母艦が!」
ゼロ「いったい何が起きたんだ?小型の漁船とでも衝突したのか?」
馬場「イージス艦じゃねぇっての。」

甲板に出ていたクラゲ達。

クラゲ「…揺れたね…。」
イカ「キャッ!こわーい!」←ブリッ子してみた。
雪男先生「…クラーケンさんの言動は、たまに背筋が氷るような感覚を味あわせてくれますな。」
イカ「なによ!どういう意味?」
クラゲ「…あれ…。」
雪男先生「おお。ゼロくんと馬場くんじゃないか。ということは、あの追跡されている奴が地球温暖化の原因なんだな!?」
クラゲ「…そうだね…。」←つっこむのがめんどい。
雪男先生「許せんぞ!」

350:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:32:55 YprDkaYk0
爆発でできた大きな破片の上に立つエイ。
すぐさま追いつき、ライドチェイサーを降りて近くを浮かぶ破片に乗る馬場達。

エイ「…本当にしつこい奴らだ。が、俺のスピードについてきたことはほめてやる。」
ゼロ「チョコを返してもらおうか。」
エイ「嫌だね。」
馬場「じゃ、力ずくで返してもらうまでだ。」
ゼロ「行くぞ!」
エイ「軍の誇りに賭けて、貴様達を倒す!!」
馬場「特Aランクのイレギュラーハンターをなめちゃいかんぜ。それを同時に二人相手にする不幸をせいぜいあの世で悔やんでろ。」
エイ「フン。そんなものを相手にするくらいなら、クラゲの方がまだ手応えがありそうだ。」
クラゲ「…呼んだ…?」←いつの間にかエイの真後ろにいた。
エイ「(振り向く)うわぁああああああ!!いつからそこにいる!」
クラゲ「…ちょっと前から…。」
馬場「なるほど。特Aランクのハンターはこいつの肌以上にプルプルってか。もはやコラーゲン摂取でなんとかなるようなレベルじゃないな。いやはや、そんなもち肌になってみたいぜ。」
エイ「そんな意味じゃない!」

351:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:33:32 YprDkaYk0
フロストダイヤモンド!!

エイ「うぉおッ!!」←氷弱点
雪男先生「貴様だな!地球温暖化の原因は!!!!!!」
エイ「え!?ちょ、ちょっと待て、なんで俺が地球温暖化の原いn…」
雪男先生「問答無用だ!!!!フロストダイヤモンド2発目!!」
エイ「ぐぁあああ!!」

氷の塊となり、海に浮かぶエイ。

イカ「あらゼ~ロ~!会いたかったわぁ!」
ゼロ「俺は…できれば会いたくは…」
イカ「あら、そんなに喜んじゃって!」
ゼロ「喜んでない!!」

352:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:34:13 YprDkaYk0
氷を砕いてエイが復活!

エイ「ふざけるな!これで終わったと思うなよ!…俺は、…俺は、カーネル大佐に渡すチョコを何がなんでも持ち帰らねばならんのだ!!」
一同「…え?」

耳を疑った一同。

馬場「…あのよ、俺の聞き間違いってこともあるから、もう一度言ってくれないか?」
エイ「だから、俺はカーネル大佐のためにチョコを…」

円陣を組むゼロ達。ひそひそ声で「聞いたか?」「あいつ男だよな?」「確認したいんだが、カーネル大佐って…」「♂だ。」

353:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:36:20 YprDkaYk0
円陣がとかれ、全員がエイを見る。

一同「…。」
エイ「な、なんだ…。俺は何も間違ったことは言ってないぞ。」
ゼロ「…カーネルからの指示だから、カーネルのためにって言ったんだ。きっと。」
エイ「いいや、これは作戦の指揮官だからとかではなく…」

その言葉を聞いた瞬間、再び円陣が組まれる。ひそひそ声で
「ってことは…」「ガチ?」「うん、ガチだ。間違いない。」「ケツの穴引き締めてくぞ。」「おー!」

円陣がとかれ、再び全員がエイを見る。

エイ「…なんだよ!!?言っておくがな、代々男社会のレプリフォースでは尊敬する上官にチョコを渡す習慣があるんだ!それだけだからな!」
馬場「いいって。そんなにやっきになって否定しなくても。」
雪男先生「どんな形であれ、愛することは素晴らしいことだ。胸を張って生きていきなさい。」
クラゲ「…ウホッ、いいカーネル…。」
イカ「いいわぁ~。愛って。」
ゼロ「カーネル…。あいつは頑固だがいい奴だ。」
エイ「…だから、違うって言ってンだろうが!!」

354:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:39:06 YprDkaYk0
同時刻、沈没しかかった母艦内部。
チョコを運搬中の兵士の列を見つけ、予定どおり強奪した魚類。

魚類「さぁて、チョコを運搬してた兵士も全部倒したし、チョコを水中からこっそり運び出すとするか。」

チョコを防水の袋に詰め込んだ魚類は、先程の爆発で開いた穴から水中へと逃亡をはかる。

355:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:52:45 YprDkaYk0
エイ「違うと言っているだろうが!!もういい!お前らを全員始末して妙な誤解が噂として広まらないようにしてやる!これでもくらえ!デェヤァ!!(突進)」
一同「うわぁ!」

全員海に投げ出される。

イカ「痛いじゃない!それにしても、素直じゃないわねぇ。こうなったら、素直に人を愛することがどれだけ強いことかを教えてあげましょ!ドクラーゲンちゃん、ちょっとおいで。」
クラゲ「…?」

356:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:53:18 YprDkaYk0
イカ「いい、今から、ワタシの言うとおりにして。いいわね?」

クラゲ、無言のままうなずく。

イカ「まず、大好きな人を心に思い浮かべるの。」
クラゲ「…大好きな人…(ルミネ…。)」
イカ「どう?なんでもできるって気になるでしょ。心の中に大きなエネルギーが生れたのよ。人はね、愛する者ためにはいくらでも強くなれるって言うけど、要するにそれよ。」
クラゲ「(ルミネのことを考えると…うん。確かに、原子力発電所とか、簡単に壊せそうな気がする!)」
イカ「どんどん大好きな人のことを考えて…。もっともっとよ。」
クラゲ「…ルミネ…。」
イカ「…あぁゼロ…。」
クラゲ「…ルミネ…ルミネ…!」
イカ「…ゼロ。ゼロ!」
エイ「まずは骨を持たない軟体動物ども!お前らからだ!クラゲのような弱者が、俺の前にあらわれんじゃない!!」
クラゲ「…ルミネルミネルミネルミネ!!」
イカ「…ゼロゼロゼロゼロゼロ!!」
エイ「デェヤァ!!(水中から突進)」
クラゲ「…ルミネーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
イカ「…ゼーーーーーーーーーローーーーーーー!!!!!!!!」

357:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:55:23 YprDkaYk0
次の瞬間、海が青白く光った!!

アル「どうした!?」
ナナ「敵母艦付近の海面にて謎の超高圧電流を確認しました!原因は不明です!半径100mの範囲で海水に超高圧電流が流されました!」
アル「いったい何が…。」

イカ「ね。愛することは無限のエナジーを生み出すのよ。」

クラゲは無言のままうなずいた。

彼らの周囲には、感電したエイや馬場、ゼロ、、雪男先生、ちょっと離れた場所にウオフライ、
さらに、半径100m圏内に生息していた魚介類が大量に海面でプカプカと浮かんでいたのだった。

358:名無したんはエロカワイイ
08/02/25 02:27:30 uVs+VfufO
オクトパルドとはどうなったんだよクラーケンww

359:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 10:49:38 cIm6NW5S0
レプリフォースがとても嫌~な集団に見えてきたww男同士でチョコ受け渡しは嫌杉だろww

360:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:35:29 Y1x50TX50
列車に乗り込んだアクセル達。その後列車は発車。徐々に速度を上げなら進んでいく。
列車の中は比較的警備が手薄で、次々に前の車両に乗り込んでいくアクセル達。
そして、いよいよ先頭車両にたどり着いたアクセル達。しかし、運転席は無人だった。

アクセル「あれ?運転手がいないや。」
ゴキブリ「ヘッ!逆に好都合じゃねぇか!ポンコツどもを倒す手間がなくていいぜ。」
カマキリ「じゃ、さっそく操作するか…。なぁ。」
アクセル「何?」
カマキリ「脱線事故で全員流血の大惨事とかって興味あるかい…?」
アクセル「ないよ!安全運転して!」
カマキリ「…チッ。つまんねぇな。…ん?」
ゴキブリ「なぁにしてんだこのポンコツカマキリ!早く操縦しろよ!」
カマキリ「…わからん。」
アクセル「何が!?」
カマキリ「運転方法。」
アクセル「えー!?しょうがないな。じゃ、他の人は誰かわかる?」
一同「…。」
アクセル「…え?もしかして、全員列車の操縦無理なの?」
カマキリ「みたいだな。こりゃ、冗談抜きで流血の大惨事…。」←ワクワクしてる。
ゴキブリ「バカ野郎!死んだらどうすんだよ!」
アクセル「そうだ!スパイダスさんなら知ってるかも!レプリフォースだし!スパイダスさん!!」
女王蜂「奴ならとうにいないぞ。」
アクセル「なんで!?」
女王蜂「列車に乗る前の戦闘でダメージを負いすぎてな、使い捨ててきたのじゃ。」
アクセル「…そりゃ、盾代わりにされていればボロボロになっただろうね…。」

下僕の末路は恐ろしいのである。

361:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:36:28 Y1x50TX50
アリ「ハンターベースに連絡してみましょう。操縦を教えてもらうか、可能なら遠隔操作してもらえるかもしれません。」

ルミネ「はい。もしもし?」
アリ「そういえば、ルミネがオペレーターなんでしたね。」
エイリア「ルミネ、通信をうけた際には、こちらが誰なのかまずは言わなくちゃ。」
ルミネ「あ。すいません。はい、こちらイレギィラ…す、すいません、噛んでしまいました…。」
エイリア「いいのよ。イレギュラーハンターっていいづらいし。そこはね、慣れよ。」
アクセル「しょうがないよ、初心者なんだから。」
カマキリ「でもよ、噛んだルミネも…かわいいよな…。」

うなずいてるゴキブリとアリ。

362:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:37:05 Y1x50TX50
女王蜂「お主らも優しいのぅ。噛んだらかわいいじゃと?男がもし、妾に話しかける時に噛んだり言い間違えたりしたら…」
アクセル「どうするわけ?」
女王蜂「舌を引っこ抜く。それでも気が済まない時は毒針で刺したりムチで叩いたり、お仕置きのバリーションは様々じゃな。」
アクセル「み、みんな!滑舌をよくするために早口言葉でも練習しようか!」

363:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:38:37 Y1x50TX50
ルミネ「それで、今どういう状況ですか?」
アリ「現在、我々はチョコの乗る軍の補給列車強奪に成功しました。」
エイリア「あら!?やるじゃないの。アクセルもエックス達を見返したんじゃない?」
アクセル「そ、そうかな?」
女王蜂「妾がいなければ、ジャングルで下僕のスパイダスに全員がつかまった時に全滅しとったがの。」
アクセル「そうでした…。」
カマキリ「でよ、列車がな勝手に動き出してるんだ。運転手もいないのに…。」
ゴキブリ「だからよ、そっちから遠隔操作するか、運転の仕方を教えて欲しいわけだ!」
ルミネ「わかりました。遠隔操作ですね、やってみます…。とりあえず、減速させてみましょう。」

列車の速度が上がる。

ゴキブリ「ル、ルミネ!?スピード上がったぜ!?」
ルミネ「え…?」
パレット「あ!ルミネ、操作間違ってるですよぅ!減速はそのレバーを逆にするんですぅ。」
ルミネ「ありがとうございます。では、改めて今度こそ…。」
ゴキブリ「頼むぜルミネー!」

364:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:39:30 Y1x50TX50
列 車 急 停 車 !!

列車に乗ってたメンバー「だぉッ!!」←慣性の法則で壁に叩きつけられる。
ゴキブリ「ス、スピード落としすぎだぜルミネ…。」
ルミネ「す、すいません!!」
パレット「レバーを急激に戻しすぎたんですぅ。」
エイリア「でも、これで操作には慣れたでしょ。もう大丈夫よ。」
ルミネ「ありがとうございます。」
アクセル「そろそろ再出発しよう。」
ルミネ「はい。」

列車は再び動き出した。

365:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 14:23:54 ORFz/N4/O
なんたるドジッ子www
軌道エレベーターの管理官なのにwww

366:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:01:55 Hxw87f9O0
アクセル「ふぅ。あとはこのままハンターベースまでチョコを列車ごと運搬するだけか。」
アリ「さながら、残り時間は列車旅といった風情ですね。」
アクセル「それでいいんじゃない?各自、好きにしてていいよ。」
女王蜂「そうは言ってられんようじゃ。外を見てみるがいい。」
アクセル「外?」

外に注意を払うと、何かが聞こえてきた。

367:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:02:49 Hxw87f9O0
ばーばばーっばっばっばばっば♪ ばーばばーっばっばっばばっば♪

耳を澄ますと、それがステッペンウルフの「Born to Be Wild」であることがわかる。
音楽は徐々に大きく、いや、徐々に近づいてくる感じだ。

カマキリ「外から聞こえてくるぜ。」

アクセルは列車の横窓から顔を出し、外の様子を見た。すると、そこには…

レッドだ!イノシシ変形のバイクに乗っている。ライダーっぽく革ジャンとグラサンをしている。
大音量で音楽を流しなら、列車と併走しているのだ。

レッド「よぉアクセル!元気にしていたか!?」
アクセル「レ、レッド!?何してんの、こんなとこで!?」
レッド「いやなに、お前らが乗っ取ったその列車のチョコをもらいに来たのさ。文句はなしだ。」
アクセル「そんな!」
レッド「おい、ガンガルン!ハイエナード!先頭列車を切り離せ!」
アクセル「え!?二人も来てるの?」
レッド「ああ。運転手を倒したまではいいが、そこでお前らが攻めてきてな、とっさに列車の屋根に隠れたのさ。」

列車の屋根。

カンガルー「……レ、レ、レ、レッドォーーーーーー!!!助けてーーーーーー!!!!」
ハイエナ「…気持ち悪い…。」

二人が屋根にしがみついたまま、列車の速度が上がるに連れて強くなる風圧に耐えていた。

368:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:07:01 Y1x50TX50
レッド「お前ら!何やってんだ!早く先頭車両を切り離せ!」
カンガルー「むーりーだーよーーー!!メチャクチャ怖いんだよここ!!さっきだって、急停車で飛ばされそうになったんだ!!」
アクセル「あ~、さっきのあれか。よく耐えたね、屋根の上にいて。普通はとばされちゃうよ。」
ルミネ「すいません…。普段管理してる軌道エレベーターでもたまに操作ミスしちゃうんですよね…。それに、横に動く物でしたし、初めて運転する物だったし…」
ゴキブリ「そんなに気にすんなよルミネ!むしろ、あいつらビビらせたんだから結果オーライだぜ!」
アクセル「てか、カマキール。暗闇でも使えるセンサーを持ってるんでしょ?なんで屋根の上に誰かいるのを気づかないんだよ!」
カマキリ「知ってたぜ。」
女王蜂「妾も知っとったぞ。」
アクセル「え!?なんで知らせないのさ!!」
カマキリ「だってよ、面白いじゃないか。風圧に必死に耐えてるトコとか。」
女王蜂「カマキールよ、お主、なかなかわかっとるではないか。苦しんどる者を見るのは楽しいからのぅ。」
カマキリ「あんたこそ、イイカンジだぜ~…。」
アクセル「S同士で意気投合しちゃったよ!」
カマキリ「そういうこった。ま、放っておいてもホレ、何もできなかっただろ。」
アクセル「まぁ、そうだけど。」
レッド「ちっ。こうなったら俺が横から先頭車両を斬り離してやる!イノブスキー、列車に寄れ!」
イノシシ「ブヒッー!!」

レッド、鎌をとりだし、列車を斬ろうとした!

369:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:08:02 pjcRGNxRP
ハイエナ乗り物酔いには強そうなのになw
革ジャン+グラサンなレッド渋すぎです。是非タバコを(r

370:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:08:14 Hxw87f9O0
その時!

イノシシ「…ん?マジヤベーーーッ!!」



アクセル「どうしたの?暗くなったよ急に!」
ゴキブリ「焦ンなよ班長さんよぉ!トンネルだぜ。」
アリ「後ろの車両は全部無事のようですね。」
アクセル「レッドは!?」
カマキリ「もういねぇな。」
女王蜂「トンネルの入口でバイクごと岩壁に激突しとった。線路にはトンネルがあっても、トンネルの横は岩壁じゃからな。」

イノシシ「…ブ…ヒ…。」
レッド「…ヤキがまわったぜ…。」

岩壁に激突してボロボロの二人。
カンガルーとハイエナはトンネル入口の上に頭が刺さった状態でぶら下がっているのだった。

371:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 02:08:42 pD2066IuO
もうダメだwこいつら

372:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 11:26:09 iYyOslRT0
>>367
音楽で某5人組お笑い芸人が浮かんだw
レッド自重しろwww

あと、RX8のOPの事故もルミネのドジっ子操作ミスってことなのかw

373:sage
08/02/28 17:59:32 gVNqVTDMO
ルミネなら仕方ないな

374:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:44:55 Hxw87f9O0
カマキリ「なかなか面白かったぜ。ついでに上の二人もトンネルの入口で壁にぶつかったらしい。もういない。」
女王蜂「トンネルが近づいておるのに列車から離れんとは愚かよのぅ。トンネルが近づくにつれ笑いを堪えるのに苦労したわ。」
アクセル「このドSコンビは…。」
ルミネ「レッドアラートの追撃から逃れられたのですか?」
アリ「ええ。我々もチョコも無事です。」
ルミネ「わかりました。では、このまま運転を続けます。」

列車はトンネルを抜けた。

375:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:46:20 Hxw87f9O0
ルミネ「ん!?なんですか、これは…?」
アクセル「どうしたの!?」
ルミネ「いえ、レーダーに異常な反応が…」
レイヤー「こ、これは!大変です!皆さんの進行方向に強力なエネルギー反応確認!!」
エイリア「反応は一つだけよ。どうやら、強い敵が一人で先回りしてたみたいね。」
アクセル「ボスのお出ましかな。」
女王蜂「ん?あれじゃな。もう黙視できる距離じゃ。奴め、線路の上におるわ。」
アクセル「よーし。ルミネ、列車を奴の手前で止めて。」
カマキリ「戦うんだな?腕が鳴るぜ…。」

376:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:49:46 Hxw87f9O0
線路上に立つ影。スラッシュビストレオだ!

ライオン「来やがったな。」

スラッシュ・ビストレオ、列車の奪還のために登場!
列車はビストレオの立つ線路に近づいてくる。

ライオン「イレギュラーハンターの連中は、俺達軍人と違って甘っちょろいからな。
こうして線路の上に姿を見せれば、列車を止めて正々堂々戦うとか言い出すに決まってる。
列車に飛び乗るなんてめんどくせぇことはめんどくせぇからしたくねぇ!さぁ、さっさと止まりれ!!」

377:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:51:16 Hxw87f9O0
しかし、ビストレオの予想は外れた。
その時の効果音。

…ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン…ドッシャーン…ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン…キィイ(停車)

アクセル「…えーと…。」
アリ「列車のよる人身事故発生…ですかね。」
ルミネ「す、すいません!直前で止まろうと思ったんですが…ブレーキをかけるタイミングがわからなくて…。」
カマキリ「ひいちゃった、と。(喜)」
ルミネ「はい…。」
アリ「まぁ、線路の上にいつまでも立ってる方が悪いんですから、ルミネが気にすることじゃありませんよ。」
女王蜂「左様じゃ。というか、ほとんどブレーキもかけずに敵をひきつぶすお主のやり方、妾は気に入ったぞ。」
カマキリ「俺もだ。戦うよか面白いモンが見れたぜ。」
アクセル「…Sって怖いなぁ。」
ゴキブリ「いちいち気にしててもしょうがねぇよ!とっとと帰ろうぜ!」
アクセル「だね。再発車してくれる?」
ルミネ「…はい。」

再び動き出す列車。

378:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 11:25:32 8c99/+I/0
ひいちゃったw

379:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 18:46:50 m+WP5Z7KO
ビストレオ\(^o^)/オワタ

380:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 23:21:04 +KcO4Zpu0
みっともない!
そしてカマキリ恐い!

381:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 14:55:55 oRThmnWx0
快調に速度を上げる列車。ルミネも遠隔操作の運転に慣れたようである。
そんな列車の背後から、何かが高速でやってきた!

ルミネ「これは…!」
レイヤー「こちらレイヤーです!皆さん、先程の反応が、今度は列車背後より接近中!」
カマキリ「なんか後ろから来たぜ。」
アリ「あ、あれは!」

382:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 14:57:39 oRThmnWx0
ライオン「うぉおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!」

ライオン再登場!この男、列車にひかれても無事だった!
ライオンは、その強靱な脚力で列車に追いつくような速度で走っている!

カマキリ「わぁ~う。すっごい走りだな。」
ライオン「オラァッ!」

ライオンはジャンプ!列車の屋根に飛び乗った!

アクセル「追いつかれた!?」
ゴキブリ「どうする?奴がいるのは屋根の上だが、さっきと違ってトンネルはもうしばらくないぜ。」
アクセル「屋根に出て応戦しよう。」

屋根の上に出たアクセル達。

383:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:02:31 oRThmnWx0
ライオン「俺様の部隊にケンカ売った挙げ句、俺様をひいたのはお前らか!?」
アクセル「よくひかれたのに無事だったね。普通は大怪我だよ。」
ライオン「俺様の鋼鉄ボディを嘗めるんじゃねぇ!あの程度、なんでもねぇんだよ!…ていうか、止まれよ!!」
ルミネ「すいません…。」
アリ「運転手は初心者だったんですから、ここは大目に見てはもらえませんか。」
ライオン「そうか、初心者じゃ間違って人をひいても仕方がねぇ…わけあるかッ!!」

384:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:03:50 oRThmnWx0
女王蜂「…お主、本当にどこも痛くないのか?」
ライオン「そうだって言ってんだろ!」
女王蜂「ほぉ…。では、…(ゴキブリの方を見る)お主、奴の急所にあの技を…。」
ゴキブリ「あの技?…あぁ~。OKだぜぇ!」
ライオン「技だぁ?そんなモン効かねぇぜ!小細工で俺様を倒せると思うんじゃねぇぜ!!」
女王蜂「正々堂々勝負じゃ。」
ライオン「こいッ!」
ゴキブリ「…クリスタルウォール金!!」



ズンッ!!



ライオン「…☆□★◎▽☆◆★◇☆○☆●★■☆★ッ!!!!!!!!!!!」

クリスタルウォール金…。それは、相手の股下からクリスタルウォールを出し、金的を狙う(以下略>>340

ライオン「(股間を押さえたまま悶絶している)ゼェゼェ…正々堂々はどこに行ったんだよ…。」
ゴキブリ「のたうち回ってなこのポンコツが!」
女王蜂「いや、のたうち回らすだけでは面白うない。こうするのじゃ。」
アクセル「え?な、なにを!!」

385:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:06:14 oRThmnWx0
女王蜂、悶絶しているライオンにロープの端を結びつけ、もう一つの端を列車に結びつける。

カマキリ「な~るほど。流石だぜ…。」
アクセル「何が?こんなロープでこいつを捕獲したことになるっていうの??」
カマキリ「まぁ、見てなって。楽しいショーの始まりだ。」
女王蜂「では、それ!」←ライオンを列車の屋根から投げ捨てた。
アクセル「うわぁ…。」
カマキリ「理解したか?素晴らしいだろう…。」

全身のあちこちを色んな所にぶつけながら転がるライオン。さらに、結んだロープのせいで引きずられる!

ライオン「ぐわぁああ!地面が顔に!列車が体に!岩とか口に入って…うわぁああ!!」

ズザァアアーー!!と音を立てながら引きずられるライオン。

386:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:06:39 oRThmnWx0
女王蜂「やはりこれくらいせんと面白くないのぅ。」
カマキリ「だな。」
アクセル「お、面白いんだ…。」
ゴキブリ「ひでぇ…。」
アリ「今度こそ死んだんじゃないでしょうか。」
カマキリ「だといいがな。ま、頑丈な鋼鉄ボディとか言ってたからハンターベースに着くまでくらいなら余裕だろ。」
アクセル「ベースまでこのままなわけ!?」
女王蜂「当たり前じゃ。少し遠回りでもせんか?うんと尖った砂利がたくさん敷き詰められている所を通って帰ろうぞ。」
カマキリ「遠回りか…その発想はなかったぜ。やっぱアンタ、最高だ。」
女王蜂「当然じゃ。」
アクセル「…。」

Sの世界。それはもはや、自分の理解できる世界ではないな、と痛切に感じるアクセルだった。

387:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:07:11 oRThmnWx0
ルミネ「皆さん無事ですか?」
女王蜂「無事じゃ。ルミネよ、速度を上げよ。出来る限り高速で運転するのじゃ。」
ルミネ「あ、はい。わかりました。」
アクセル「…その方が引きずるのにいい、と。」
カマキリ「その通りだぜ。理解してきたじゃないか。」
アクセル「…うん。」←理解したくないけど、行動の理由は推測できるようになってきた。

列車は速度を上げ、甲高い汽笛の音と線路を走る車輪の音、そしてビストレオの悲鳴を奏でながら進むのだった。

388:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:44:01 Ljltbo6T0
エックス「こちらエックス。問題の空母に潜入した。現在、敵と交戦中!」
エイリア「エックス?人数が少ないから、こっそり進入してって作戦じゃなかったの?」
シカ「…おい、エイリアさんとやら。俺達の編成をよく考えてみろ。」

空軍チーム;エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

エイリア「それが、どうかしたの?」
シカ「…身体がデカイ奴が2人もいる(パンダ&シグマ)だろうが!物陰に隠れたくても隠れきれず、監視カメラの死角に潜り込みたくても潜り込めず、結果敵に見つかり、正面突破に切り替わったんだ!」
ヒマワリ「ワタシは細いぞ!」
シカ「お前はお前で、唐突に笑ったりして敵に見つかっただろうが!お前の行動は意味不明すぎるんだよ!!」
ルミネ「すいません。それが彼の個性ですから…。」
パンダ「あ。ルミネの声だ。」
シグマ「ルミネよ、オペレーターとして、我々をサポートしてくれ。」
ルミネ「わかりました。ではさっそく戦闘のアドバイスです。みなさん、敵の攻撃が激しくなってきたらシグマを盾にしてください。丈夫ですからいい盾になります。」
一同「了解。」
シグマ「…。」

389:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:44:38 Ljltbo6T0
エックス「ルミネ。さっそくだが、この空母に反応はあるか?」
ルミネ「イレギュラー反応は…」
エックス「違う!俺が聞きたいのはフィギュアがあるかどうかの反応だ!!」
ルミネ「…は?」
エイリア「いいのよルミネ。気にしないでスルーして。」
ルミネ「は、はい。」
エイリア「とりあえず、カーゴ(倉庫)の中にチョコがあるはずよ。見つけて奪い取って。エックス、そこに、もしかしたらフィギュアがあるかもしれないわ。ついでに探してみて。」
エックス「本当か!了解!ただちにカーゴを探索し、チョコとフィギュアを回収する!みんないくぞ!」

通信回線を切るエイリア。

ルミネ「あの、本当にレプリフォースの空母内にフィギュアなんかあるんですか?」
エイリア「ああ、あれ?でまかせよ。エックスに本気を出させるための。」
ルミネ「嘘だったのですか!?」
レイヤー「エックスさんは、平和主義者兼フィギュアマニアですから、ミッション中に本気を出させようと思ったらこうするしかないんです。」
パレット「まぁ、平和主義者兼フィギュアマニアっていっても、比率的には1:9でフィギュアよりですぅ!」
ルミネ「それって、もはやただのフィギュアマニアなんじゃ…。」

390:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:45:16 Ljltbo6T0
空母コックピット。そこには、ストーム・フクロウルがいた。
フクロウは、画面に写る兵士と通信中。

フクロウ「なにぃ!?我が空挺部隊に侵入者だと!?…ヒヨッコどもめが…!」
空軍部下「ただ今、交戦中です!しかし、敵は物凄い勢いで空母内を進行中!ふぃぎゅあー!!と叫びながら鬼神のごとき強さで我が軍の兵士達をなぎ倒しているとか…。」
フクロウ「おのれぇ!我々の部隊を侮辱しおって!!こうなったら、ワシが直接戦う!」
カラス「それは困る。なぜなら、貴様は今から俺の相手をすることになるのだからな。」

ふり返るフクロウ。そこにはレッドアラートのカラスティングが!

フクロウ「…!貴様!いつの間に!!…パイロット達が!!」
カラス「バタバタ暴れてくれている奴らがいる中で、それに紛れてコックピットまで来るのはたいして苦労しない。で、アンタが通信に夢中になってるスキに、パイロット達には寝てもらった。自動操縦に切り替わったみたいだからしばらくは落ちんさ。」
フクロウ「おのれぇ…!どいつもこいつも…!」
カラス「さぁて、痛い目を見たくなかったら、空母のチョコを全部もらおうかッ!!」
フクロウ「痛い目を見るのは貴様だヒヨッコめ!返り討ちにしてくれるわ!!」

コックピットで戦う2羽!飛行空母が揺れる!

391:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:45:48 Ljltbo6T0
エックス「フィギュアアアアアアアアアアッッッッ!!!!」←大暴れ中
シグマ「お、おい!エックス!!暴れすぎだ!空母が揺れている!!」
パンダ「ボクも…えいや!」
シカ「おい、やめ…」

パンダは、ゴロゴロと回転しながら敵をなぎ倒し、壁にぶつかってドォーンと壁を壊した。

パンダ「やっちゃった。」
シカ「やっちゃった、じゃない!!空母が壊れるだろうが!!」
ニワトリ「ハーハッハッ!!燃えろ燃えろ!!メルトクリーパー乱れ撃ちだー!!」
シカ「ギャーーーーー!!!飛行中の空母内で火災発生ーーーーー!!!!」
ヒマワリ「ワタシに任せろ!顔からビーム!!そして顔をクルクル回すッ!!」
シカ「ぬぉわ!!あっちこっちの壁がぁ!!!」
シグマ「(今のビームが顔に当たって焦げている)先に進むぞ。」
シカ「ここはどうするんだ?」
シグマ「…見なかったことに…」
シカ「なるかぁーーーー!!!!」

392:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:47:26 Ljltbo6T0
その時、また機体が揺れる。

パンダ「今のはボク達じゃないよ。」
シカ「いったい何がおこってるんだ?」
ウマ「貴様が知る必要はない。」
シカ「お前は!?」
ウマ「侵入者と聞いて駆けつけれてみれば、お前達か。」
シカ「知り合いが侵入者でよかったな。せっかくだ。カーゴまで案内しろよ。」
ウマ「ふざけるなッ!僕はレプリエアフォースの士官候補生だ!軍を裏切ることなんかできない!」
シカ「で、どうするんだ?」
ウマ「知れたことを…。」
シカ「力ずくでご退場願いますってか。だったらこっちも、力ずくでカーゴまでのご案内をしてもらおうか!」
シグマ「お、おい!」
シカ「ここは俺に任せろ。こいつは俺がやる。」
エックス「わかった。…いくぞみんな、フィギュア(と、ついでにチョコ)を探しに!」

シカを残して他は移動を開始。

パンダ「あの人、大丈夫かな?」
シグマ「心配いらん。先を急ぐぞ!」

シカと別行動になったシグマ達の行く手に突如、敵兵があらわれた!

敵兵「いたぞー!撃て撃て!!」
シグマ「しまった!」

敵兵達は正面からマシンガンで発砲!!弾丸が大量に飛んでくる!

393:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:07:11 Ljltbo6T0
フクロウ「貴様のような翼が都会の空で薄汚れた鳥は、我ら翼持つ者の恥だ!大人しく地面をはいつくばっておれぇ!!」
カラス「アンタみたいな山奥の森でしか飛べない田舎モンこそ、ダサイんだよ!!」

二人の戦いはコックピットの中で続いていた!!
…ただし、部屋が狭いので、本来なら空中戦を得意とする二人はお互いに実力を出しきれず、ただもみくちゃになっているだけだった。

空軍部下「(モニターで見てる)…鳥かごに入れておいた鳥が二羽でケンカはじめたら、こんな感じ…かな。」

フクロウ「ゼェゼェ…ホォーッ!!」
カラス「ハァハァ…カァーッ!!」

鳥の喧嘩はまだまだ続く。

394:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:07:47 Ljltbo6T0
シグマ「でぇああああああああああううううううう!!!!」
エックス「よし、みんな無事か!?」
パンダ「うん。」
ヒマワリ「そのようだ!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!助かった!」
エックス「ルミネのアドバイスを聞いておいてよかった。」
シグマ「…わしは…よく…ない…(バターンと倒れる。)」

ルミネのアドバイス→やばくなったらシグマを盾にどーぞ。

ヒマワリ「おやぁっ!!?この部屋は、いったい…!!?」
エックス「これは…間違いない。ここがカーゴだ!!」
ニワトリ「入るぞ!!」

中にはいると、そこにはチョコの山が!!

395:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:08:22 Ljltbo6T0
シグマ「これはすごいな…。」←もう復活した。さすがである(笑)
エックス「さっそく回収し、転送しよう。」
??「…これは我らが先に見つけた獲物。横取りは無粋だぞ。」
エックス「誰だ!?」

エックスがカーゴの奥を見ると、そこには

ゴリラ「レッドアラートのソルジャー・ストンコング。このチョコを持ち帰るよう言いつかっている。」
シグマ「…我々の邪魔をしようというのかね?」
シグマ「邪魔はむしろお主らの方だ。レッドへの、我が主への忠義がため、この任務は必ず遂行する。」
エックス「戦うしかないのか…!?」
ゴリラ「愚問!戦士にとって、戦う以外の選択肢は元より存在しない!いざ参られよ!」
シグマ「エックス、ここは戦う以外にはなさそうだ。いくぞぉおおお!!!!」

にらみ合う両者。緊迫する空気。1分とも1時間ともわからぬ緊張の静寂が部屋に満たされる。

396:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:09:36 Ljltbo6T0
その時、変な音が部屋に響く。

パンダ「なんか、おなか空いちゃったね…。(腹の音;ギュルルル~)」←変な音=腹の音
一同「だぉっ!」

全員こけた。

シグマ「…貴様!空気を読まんかぁああ!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!俺も腹が減った!!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!私も空腹だぁー!!」
シグマ「…お前達まで…。」
ゴリラ「これを食べるかね?」
シグマ「そ、それは…!?」

チョコバナナ~♪

ゴリラ「チョコだけは腐るほどにあったのでな。待っている間に作ってみたのだ。」
シグマ「貴様は貴様で何をやっとんだ!…ん?待っている間…だと?」
パンダ「わぁ~いチョコバナナだ。」
ヒマワリ「私の分はどこ!!?私の…」
ニワトリ「俺も食うぞ俺も食うぞ!!」
シグマ「だぁあああああ!!!やかましい!!!今大事な話をしとるんだ!!!」

397:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:10:58 Ljltbo6T0
ゴリラ、全員分のチョコバナナを配り、話を再開。

ゴリラ「我々の目的はチョコの強奪だが、それがうまくできんのだ。」
シグマ「どういうことかね?」
ゴリラ「転送ができん。おそらく、乱気流のせいで簡易転送装置の座標が定まらんのだろう。そこで、我々は二手に分かれ、一方は空軍のボスを倒し、空母ごとチョコを奪い取る。
もう一人は、先に動いているであろうお主達イレギュラーハンターをチョコに近づけぬよう見張る。」
エックス「待っているというのは、もう一手のことか。」
シグマ「なるほど。それでわしらが何もしていない時に空母が揺れたりしたのか。他に戦っている者がいたのなら納得だ。」
エックス「空母が揺れていたのか?俺は何も感じなかったぞ。」
シグマ「…揺れていた原因の大半はお前が暴れたせいだから気づかなかったんだろうが!」
ゴリラ「というわけだ。我はカラスティングが来るのを待つ。お主らも、何もせんのなら、こちらからは何もせん。立ち去れ!」

398:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:11:51 Ljltbo6T0
シグマ「…黙ってそのまま立ち去ると思うかね?」
エックス「まだフィギュアの回収が済んでいない。諦めるわけにはいかないんだ!!」
ゴリラ「ならば、戦うしかあるまい…。いざ、参ら…」
パンダ「チョコバナナもう一本ちょうだい!」
シグマ「だぉっ!」

再びこけたシグマ。

シグマ「だ・か・ら…空気を読まんかぁああああああ!!!!」
ゴリラ「これでいいかい?」
パンダ「ありがとう。」
ニワトリ「俺もほしいぞ!」
ヒマワリ「私もー!!」
ゴリラ「待ちなさい。順番を守るんだ。」
エックス「ん?あ、あれは!!?キュロちゃん着ぐるみを着たシナモンたんフィギュアじゃないかぁあああああああ!!!!!回収する!!!!」
シグマ「…どいつもこいつも…。」
エックス「シグマ!このフィギュアはな!森印のキュロちゃんチョコにまれについてくる金のキュロちゃんを5つ集めるともらえるという、伝説のフィギュアなんだぞ!!わかっているのか!!!」
シグマ「知らんわっ!」

399:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 23:57:10 Ljltbo6T0
シカ「ハッ!」
ウマ「何のこれしき…!」

馬鹿の戦いもまた、まだ続いていた。

シカ「…お前、こんなことをして何になる!!?みんなチョコが買えなくて大変なんだぞ!」
ウマ「…これは任務だ。個人的な感情で勝手には動けない!」
シカ「軍人らしい考え方だな!自分勝手じゃなさそうでいて、この上なく自分勝手だ!!」
ウマ「なんだとッ…!!」
シカ「お前ら軍隊は何のためにある!?人々の平和のためだろうが!そんな軍隊がこんなことしていいわけないだろう!」
ウマ「うるさい!民間人の貴様に何がわかる!軍隊は集団行動が原則だ!上からの命令には逆らえない!」
シカ「…この分からず屋!!」

シカの放った左ストレートがウマの右の頬にクリーンヒット!倒されるウマ。

ウマ「がっ…!」
シカ「…今からでも遅くない。こんなことやめて、チョコを市場に戻せ。それが、軍隊のあるべき姿なんじゃないのか。」
ウマ「…。」

シカは立ち去ろうとする。

ウマ「…この先にカーゴがある。そこに行ったら、ハッチを開けろ。この高度ならチョコは気圧で船外に放出される。」
シカ「…。」
ウマ「今飛行しているエリアの下は街だ。今のうちに投下できれば、ちょうどいいヴァレンタインデーの送り物だな。」
ウマ「…わかった。必ずチョコを投下してみせる。約束するぜ。」
ウマ「…僕は馬鹿なんだろうか。軍の命令に背いた。」
シカ「…さぁな。だが、さっきは完全に馬鹿だった。」
ウマ「貴様にだけは馬鹿と言われたくないものだな。」
シカ「お互い様だ。」

シカはカーゴへと急ぐのだった。

400:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 23:58:14 Ljltbo6T0
一方、カラスとフクロウは、コックピットのガラスを割って外へ。そこで空中戦をしている。

フクロウ「やるなヒヨッコ!それもここまでだ!」
カラス「どうかな!?これで決めてやる!ウインドカッター!」
フクロウ「これしき避けられん私ではないわぁッ!」

ウインドカッターを避けるフクロウ。

カラス「ちぃッ!」
フクロウ「他愛のない。」
カラス「…なんてな!」
フクロウ「何!?…ぐわぁああッ!」
空母から見ていた兵士「た、大佐!!」

フクロウの背中にウインドカッターが直撃!
ウインドカッターはブーメラン状に飛ぶので、戻ってきた物が当たったのだ。

フクロウ「…おのれぇっ!!謀ったな!!」
カラス「都会は世知辛いんでね。こちとらすっかり知恵がついたのさ!」

401:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 23:58:44 Ljltbo6T0
フクロウ「こしゃくなぁ!!」
カラス「1対1の戦いで負けたくなんでね。このまま勝たせてもらう!」
フクロウ「…知恵を使って私に挑んだことはほめてやる。だが、所詮は都会っ子の浅知恵よ!」
カラス「何!」

フクロウの命令で空母からの一斉射撃が始まった!
1対1だと思っていたカラスは不意をつかれ、もろにくらってしまう!

カラス「ぐぁあああああああああああ!!!!!」

落ちていくカラス。

フクロウ「ヒヨッコめが…。覚えておくがいい。これが若者にはない力、老獪という物だ。」

フクロウ、勝利。

402:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 23:59:34 Ljltbo6T0
カーゴに到着したシカは、その部屋の中を見て愕然とした。
全員でチョコバナナを食べながら和んでいたからだ。

シカ「…おい。何してんだ…。」
シグマ「あ、いや、これはだな…。」
ニワトリ「無事だったか!よくここがわかったな!さぁ、お前も食え!」←チョコバナナを差し出す。
シカ「…。」
ヒマワリ「うまい!うますぎる!うまいのは、なぜ…!?」
パンダ「(もぐもぐ…)もう一本ちょうだい。」
ゴリラ「すごいな。もう君一人で20本は食べているよ。」
パンダ「おいしいからたくさん食べられるよ。」
シカ「……何和んでんだぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!(怒)」

シカ、キレる。
シカによる鉄拳制裁を全員一発ずつくらう。

シカ「いいか!転送が使えないのなら、今すぐここのカーゴのハッチを開けるんだ!そうすれば、チョコは風圧で外へ排出される!」
シグマ「なるほど。」
エックス「では、さっそく開けよう。」

エックス達は、カーゴのハッチを開けることに。しかし…

パンダ「全然開かないね。」
シカ「おかしい…。何故開かないんだ…。」

403:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 00:00:16 Ljltbo6T0
フクロウ「それはな、我々がコックピットからロックを掛けたからだ。」
エックス「お前は!?」
フクロウ「ストーム・フクロウル。この飛行艇の船長であり、レプリエアフォースの大佐だ。」
ゴリラ「貴様がここに来たということは、カラスティングは…。」
フクロウ「貴様が奴の仲間か。奴ならとうの昔に地面に落ちたわ!鳥の糞のようにな!」
ゴリラ「…。」
ルミネ「ダメです!セキュリティが厳しくてとても遠隔操作でロックを解除できそうにありません!」
フクロウ「ロックを解除するには、コックピットまで行って解除するしかない。しかし、今の貴様らには不可能だ。」

空軍の兵士が銃を構えてエックス達を囲んだ。

フクロウ「貴様らにはここで死んでもらう!我々を敵に回した報いを受けよッ!!」

404:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:46:51 /5w0VjoX0
その時!天井を壊してカラス再登場!

フクロウ「何!?」

カラスが敵兵の一部を倒す!

フクロウ「き、貴様は!!?」
カラス「そう簡単にはくたばらんさ。カラスはしぶといんでね。」
フクロウ「おのれぇッ!!」
エックス「今のうちだ!一気に攻撃に移るんだ!」
一同「了解!」
フクロウ「ええい!敵を殲滅せよ!」

戦いを始めるエックスチーム!

405:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:47:40 /5w0VjoX0
シカ「今なら…。おい!ここは任せてもいいか!?」
シグマ「どうしたのだ!?」
シカ「この混乱に乗じて俺がコックピットまで行く!ハッチを開けるんだ!」
シグマ「一人で行くのは危険だ!ここの敵を倒してから全員で…」
シカ「時間がない!今はまだ街の上空を飛んでいるが、もう少ししたら街を通り過ぎてしまう!それではチョコを投下する意味がないんだ!」
シグマ「しかし…」
シカ「俺は行くぜ!チョコを街にばらまく。…あいつとの約束だ。」
シグマ「…どうしても行くのだな?」
シカ「ああ。」
シグマ「ならばあえて止めん!行くがいい!」
シカ「すまない!」
シグマ「わしが道を開こう。そのスキに行け!…死ぬなよ。」
シカ「らしくないな。アンタに死ぬなと言われるとは思わなかったぜ。」
シグマ「仮にもかつての部下ではないか。」
シカ「…了解。必ず生きてシグマ隊長の元へ帰還する。」
シグマ「うむ。ゆけ!!!」

シグマがシグマブレードで敵をなぎ倒す。そのスキにカーゴの入口からシカが走り出ていく。

フクロウ「誰一人ここから出す者かっ!」
カラス「アンタの相手は俺だぜ!さっきの借りは返させてもらう!」
ゴリラ「カラスティングの弔い合戦だ!」
カラス「いやいや、生きてる生きてる!!」

406:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:49:08 /5w0VjoX0
空母の中を走るシカ。当然、兵士達が襲いかかってくる。
何人もの兵士と戦い、倒してきたシカだが、さすがに疲れが見えてきた。

シカ「…ハァハァ…。数が多い…。だが、負けるわけにはいかねぇんだ!」
敵兵「後ろががら空きだぜ!もらったぁっ!」
シカ「しまった!」

その時!一陣の疾風が敵をなぎ倒した!

シカ「な!お前は!?」
ウマ「気を抜くな!危なくても、もう助けんからな!」
敵兵「ペガシオン!何を考えている!そいつは敵だぞ!」
シカ「そうだぜ。お前、何してんだよ。」
ウマ「気づいたんだ。軍の、そして自分の過ちに。軍は人々のためにある!その軍が人々のためにならない行動をとるのはおかしいんだ!」
シカ「お前…。」
ウマ「僕がレプリフォースを正してみせる…!」
敵兵「裏切るのだな?いいだろう。そいつともどもここで始末してやる!」
シカ「本当にいいんだな。」
ウマ「今更迷うことなどない!コックピットまで急ぐぞ!!」
シカ「よし。行くぞ!とりあえずここをなんとかするんだ!」
ウマ「貴様の炎と僕の風を合わせればなんとかできる!」
シカ「わかった!いくぞ!」

風で強烈に勢いを増した炎が竜巻となって敵をなぎ払う!!
ラッシングバーナー+ウイングスパイラル=火災旋風!!

敵兵達「ぐわぁあああああああ!!!!!」

シカ「いくぞ!」
ウマ「ああ!」

407:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:49:59 /5w0VjoX0
コックピットへ到着したシカとウマ。

シカ「おい、お前、レプリフォースを止めたいとか言っていたな。具体的に何をする気なんだ。」
ウマ「…ハッチを開けても、またレプリフォースがチョコを集めないとは限らない。だから…」
シカ「だから?」
ウマ「この空母を破壊する!!」
シカ「何!?」
ウマ「貴様達にチョコを渡した後、俺はこの空母の自爆スイッチを押す。」

ウマは、コックピットにある赤いボタンを指さした。

シカ「そんなことをしたら、お前まで…!」
ウマ「それが…僕なりの償いになると勝手に思っている。」
シカ「…一人でカッコつけるなよ!」

シカ、赤いボタンに手を掛ける。

ウマ「何をする気だ!」
シカ「一人でカッコつけるなって言ってるんだ!ここまでこられたのはお前のお陰だ。なら、俺達はチームだ!」
ウマ「ふん。貴様と僕がチームか。だが、それがどうしたというんだ?」
シカ「チームなら、一人で勝手に行動するなよ。…一緒に押そうぜ。」
ウマ「貴様…!」
シカ「さぁ、時間がない!早く押すぞ!」

408:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:50:28 /5w0VjoX0
エックス達は、敵の数に押されていた。

パンダ「この人達、全然減ってくれないね。」
シグマ「キリがない…。」
ヒマワリ「貴様らなどにー!!」
ニワトリ「負けん!絶対に!!」
エックス「諦めない!」
フクロウ「これで終わりか?」
カラス「ハァハァ…くそ、まだまだ!」
ゴリラ「…ここからよッ!」
シグマ「奴が…奴がコックピットにたどり着いてくれていれば…!今はそれを信じるまでだ!」

409:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:54:12 /5w0VjoX0
ウマ「今教えたパスコードを言いながら押すんだ。」
シカ「わかった。」
ウマ「よし。では、まずは全館放送だ。」

全館放送のスイッチを入れたウマ。

ウマ「勇敢なるレプリエアフォースの諸君!僕は気づいた!今僕達がしていることは間違っている!
軍隊は人々のためにある!その人々を苦しめちゃいけないんだ!だから、僕はそれを止めたい!」
フクロウ「なんだ!?この放送は!?」
ウマ「そして、僕の、さらには軍の償いの形として、今からこの船を爆破する!」
フクロウ「な、なんだと!?」

ウマ「いくぞ…!」
シカ「ああ…!」

410:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:55:59 /5w0VjoX0




馬鹿「…バルス!!!」





411:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:57:19 /5w0VjoX0
パスコード(バルス)を言いながら自爆スイッチを押したウマとシカのコンビ!
その直後、けたたましい警報と同時に空母のあちこちで爆発と閃光が巻き起こる!

フクロウ「目がぁ…!目がぁああ…!!」

フクロウの大佐は、夜行性の鳥なので視力がよく、閃光で一時的に目の前が真っ白に。
その間にも爆発でどんどん崩れていく天空の城…じゃなくて天空の空母。

シカ「これで…いいんだよな。」
ウマ「ああ。これで、チョコは下の街に投下され、人々を笑顔にすることができるだろう。それが唯一の救いだな。」
シカ「そうだな。」






シグマ達「…カーゴのハッチ、開け忘れてんだよこの馬鹿どもがぁあああああああああ!!!!!!!!!」

412:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 07:58:12 /5w0VjoX0
ちゅどーーーーーーーーーーーーん!



空母は空中で爆散。
チョコはというと、きちんと下の街に投下された。

…ただし、爆発の際の熱で溶けたドロドロのチョコが。

下の街にはヴァレンタインデーにチョコの雨が降ったのである。

パレット「ロマンチックですねぇ…。」
ルミネ「街中ベタベタになったと思いますけどね…。」

413:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 12:23:44 csMM/EHs0
まさかのバルスwwwwwwwwwwwwwwww

414:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 20:52:06 ffOW+rjBP
まさかのバッドエンドwwwwwwww

415:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:27:38 /5w0VjoX0
ヴァレンタインデー チョコレート争奪戦勃発!!(エピローグ)

アクセル「さぁ、イレギュラーハンターベースに着いたよ!」
ルミネ「お疲れさまです。」
カマキリ「なかなかエキサイティングな止まり方だったなぁ、ルミネ。」
ルミネ「…すいません…。」

ルミネの止まり方;駅が近づいてるのに減速せず、通り過ぎてしまいそうになった所で急停車。

女王蜂「おお、こやつまだ生きておるぞ。しぶとい奴よのぅ。」
ゴキブリ「…生きちゃいるけどよ…。こりゃ、正真正銘のポンコツって感じだぜ?」

ずっと引きずられたビストレオ。それでも、彼は生きていたのだった。
しかし、体はボロボロで小刻みに震えている。視線は定まっていない。
そして、第一声が

ライオン「…にゃ…にゃ~ん。」
一同「子猫!!?」
女王蜂「角が取れて性格が丸くなったモノじゃのぅ。」
アクセル「いや、これは性格が丸くなったとかいう次元じゃ…。」

416:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:28:15 /5w0VjoX0
女王蜂「して、誰かこの子猫を飼おうという者はおるか?」


しーん。


アクセル「そ、そりゃ飼うのは無理じゃない?」
女王蜂「では仕方ないの~。行くぞ子猫よ。」
アクセル「どこへ?」
女王蜂「いやなに、保健所へな。」
アクセル「そうだね、保健所に連れて行けば安心…って安心じゃなぁーーい!」
カマキリ「野良猫として殺処分か。」
アリ「もらい手があればそうはならないでしょう。」
ゴキブリ「こんなポンコツのもらい手があるかよ!」
ルミネ「…あの、レプリフォースに引き渡せばいいんじゃ…。」
アクセル「そうだね。そうしよう。」
女王蜂「つまらんの~。」
カマキリ「つまんねぇなぁ~。」
アクセル「このドS達は最後まで…。」

417:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:29:43 /5w0VjoX0
レッドアラートアジト。

タマネギ「ぐるぐるダス!」
レッド「全員戻ったか?」
タマネギ「びろ~んダス!」
アリクイ「ま、ほぼ全員けが人と化しとるが、まぁ、戻ってはきたの。」
レッド「結果はどうだった?」
タマネギ「さらにぐるぐるダス!」
カラス「結果って言われてもな…。」
魚類「結局、チョコを持って来られたのは俺一人かよ~。」
カンガルー「ほとんど無いに等しかったけどね。」
魚類「なんか言ったか?」

水中でチョコを運送中に感電した魚類。その時にチョコが大量に海の底へ沈んでいったのだ。
残ったのはほんのちょこっとだけ。

カラス「で、そのチョコをどうするんだ?」
レッド「もちろん売り飛ばす。それが目的だからな。」
タマネギ「びろ~んびろ~んダス!!」
魚類「儲けは俺が9割でお前ら全員で1割だぜ。」
イノシシ「ちょっと待てオラァッ!こっちだって死ぬ思いしてんだ!もっと分け前をよこせ!」
魚類「ば~か!盗ってきた俺様の取り分は多くて当然だ!持ってこられなかったんだから、お前らはもらえるだけマシなんだよ!」
イノシシ「んだと!!?」
タマネギ「高速ぐるぐるダス!」
レッド「よせイノブスキー。ウオフライ、確かにお前の言い分が正しい。だが、分け前は7:3だ。文句はなしだぜ。」
タマネギ「びろ~…と見せかけてぐるぐるダス!」
魚類「ちっ。しょーがねーな。」
レッド「よし。みんな聞いたな。ウオフライは3割でいいそうだ。」
一同「あざぁーす!」
魚類「なっ!!?」
レッド「…どっちが7割とは言ってないぜ。」
魚類「きたねぇマネしてんじゃねぇーーーー!!この卑怯者!!!」
カラス「卑怯者はお前だろ。」
魚類「なんだと!!?」
タマネギ「さらにぐるぐるダス!そしてびろ~んダス!ガハハハ!」
カラス&魚類「…さっきからやかましい!!!」
タマネギ「寒かっただすかぁ~?」

出番がなかったので、無理に目立ってみたタマネギだった。

418:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:32:22 /5w0VjoX0
カラス「そもそも、9割も持っていくなんて非常識だ!!」
魚類「俺様が持ってきたんだから俺様のモンだ!!」
ゴリラ「まぁまぁ。そんなに怒るな。これでも食べて機嫌を直すがいい。」

チョコバナナを渡すゴリラ。

カラス「(もぐもぐ…)うまい。」
魚類「(もぐもぐ…)うまい。」
レッド「ストンコング、俺達にもよこせ。」
ゴリラ「もちろんだ。」
カンガルー「わーい!チョコバナナだー!!」
カラス「…ところで、これはどうやって作ったんだ?」
ゴリラ「ああ、たまたまチョコがあったんで使ったのだ。」
魚類「たまたまチョコが?どこに?」
ゴリラ「このアジトだ。丁寧に防水の袋に入っていた物だ。」
一同「!!!!!!!?」
魚類「お、お、お、お、お、お、お、お、お、お、俺様のチョコを使いやがったのか!!!!!?」
カラス「まだ残ってるんだろうな!??」
ゴリラ「チョコバナナを作るのに全部使ってしまった。ケチケチするとおいしいチョコバナナにならんからな。」
一同「何ぃいいいいいいいいいいい!!!」

バイク事故を起こしたり、感電したり、航空機爆発に巻き込まれたりして手に入れたチョコは、
最終的にチョコバナナに消えたのだった。

419:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:32:52 /5w0VjoX0
カーネル「失礼します!」
ジェネラル「入りたまえ。」

部屋に入るカーネル。
大きな机のイスに腰掛けているジェネラル。

カーネル「お呼びですか。」
ジェネラル「今回のチョコ騒動、君が引き起こしたそうだな。」
カーネル「その通りです!」
ジェネラル「イレギュラーハンターや経済団体から苦情が殺到した。私はその始末に追われたよ。」
カーネル「申し訳ございません!」
ジェネラル「本来なら、馬鹿なことをした君には重い処分を受けてもらわねばならない。」
カーネル「覚悟はできております!全ては我が妹のためにしたこと…。兄として責任はとりましょう!」
ジェネラル「…まぁ、きちんと反省しているようだし、今回は不問としよう。」
カーネル「不問!?なぜですか?」
ジェネラル「…まぁ、よいではないか。」←席を立つ。

ジェネラルが席を立った時に、机から何かが落ちる。

カーネル「これは…?」
ジェネラル「ああ!しまった!」

カーネルが拾った物はハート形チョコだった。
“ジェネラル将軍様、いつもお疲れさまです! byアイリス”と書かれている。

カーネル「あの、これ…」
ジェネラル「…久しぶりだったのだ。」
カーネル「はぁ。」
ジェネラル「男ばかりのレプリフォースの中で、妻以外からは義理でも女性からチョコをもらうのはなかなかあることではない。
そんな状況を知っているのか、アイリスは、このチョコを渡すから、兄を不問にしてくれと言ってきた。」
カーネル「そうだったのですか…。」
ジェネラル「…嬉しかったし、不問にすることにした。」
カーネル「我が妹よ…!兄は…感動しているぞ!将軍を喜ばせ、さらに兄を不問にするとは…!!」

レプリフォースの暴走はこうして幕を閉じた。

420:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:33:33 /5w0VjoX0
イレギュラーハンターベース。
各部隊がそれぞれ帰還。航空機爆発の影響でチョコまみれになっていたり、感電していたりと様々だったが
こちらもとりあえず全員無事に帰還した。

シグナス「ご苦労だった。全員無事に戻ってなによりだ。」
ゼロ「で、結局俺達の中でチョコを回収できたのはアクセルのチームだけか。」
パンダ「ボク達のチームも持ってきたよ、チョコ。」
シグマ「体にべったり付けてきただけじゃ、持ってきたことにはならん。」
イカ「海軍のチョコはいつの間にか盗まれてたのよね~。」
アクセル「レッド達が動いてたみたいだから、きっと先回りされたんだよ。」
雪男先生「とにかく、地球温暖化が防げたのでよしとしよう。」
馬場「温暖化に関しては、何一つ防げてはいないんだがな…。」

421:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:34:06 /5w0VjoX0
と、そこへアイリスがあらわれる。

ゼロ「アイリスじゃないか。どうしたんだ?」
アイリス「ゼロ!見て!ハート形のチョコを作ったのよ!」
レイヤー「…。」
アイリス「ゼロへの気持ちを込めようとしたんだけど、ちょっとしかチョコが手に入らなかったから、こんな小さなサイズになったの。許して、ゼロ。」
レイヤー「…これでもまだ小さい、と。」

422:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:34:44 /5w0VjoX0
レイヤーも何も言えなくなるチョコのサイズ。
それは…高さ約30m、横幅約45m、厚さ約5mの超ビックサイズ!
もちろん、“ゼロLOVE”の文字もでっかく入っている。

そのチョコを、結局義理チョコすらもらうことができなかった兵士達が涙をこらえながら運んでいる。
アイリスは、入手したチョコの0.1%でジェネラルとカーネルへの義理チョコを作り、
残り全部をゼロへのチョコに当てたのだった。

ゼロ「なんだあれは…。」
アイリス「最後のチョコ収集作戦に失敗してしまったのよ。ホントは倍くらい大きいはずだったのに。」
レイヤー「…言い返す気力がそがれますね、このサイズは…。」

超大型ハートチョコは、ハンターベースの建物に寄り添うように置かれた。
そんなチョコは、太陽の光に照らされ、今にも溶けそうになるのだった。

423:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 22:56:18 /5w0VjoX0
以上でヴァレンタインデー編終了です!
最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございます!

424:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 23:00:13 WW6Swzv1O
長かったなぁwww
面白いから全然OKだが
なんか阿智作品みたいなほんわか感がいいなw

425:名無したんはエロカワイイ
08/03/04 10:45:55 zvgNkWLb0
小説書きさん乙!
面白かったですよ!
今回はレッドがバイクで渋かったり、
フクロウ大佐がムスカ大佐だったり色んな所で笑わせてもらった!
これからもよろしく!!

426:名無したんはエロカワイイ
08/03/04 12:01:30 NWK7lVxRO
乙でした!
相変わらず小説のカオスさがいいw
貴方の小説大好きだww

427:名無したんはエロカワイイ
08/03/05 17:20:40 v8chQNQ50
俺もこのストーリー大好きだww

428:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:15:31 g2Z+5YPl0
皆さんどうもありがとうございます!これからも頑張ります!

そして、今回はひな祭りのお話です。…ちょっと時期を過ぎましたが、
まぁ、まだ大丈夫!ってことで、書き込みさせていただきます。

429:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:16:06 g2Z+5YPl0
桃の節句で四苦八苦!!


ルミネ「ここは…」

ルミネがいるのは、シグマパレスのリビング。

馬場「おいルミネ。こっちを見ろ。」

ルミネは声のする方を見る。すると、そこには…

430:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:16:43 g2Z+5YPl0
ルミネ「…何してるんですか?」
馬場「見てわからんか?」
ルミネ「いや…。」

ルミネの見た物。それはひな壇に飾られたひな人形だった。
ただし、ただのひな人形ではない。いつものメンバーが三人官女や五人囃子をやっている等身大ひな人形だ。

431:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:17:22 g2Z+5YPl0
雛飾りとは、一番上の段の向かって左からこのように並べるのが一般的である。
親王の段→お内裏様、おひな様、両サイドにぼんぼり
三人官女の段→銚子、三宝、長柄銚子
五人囃子の段→太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡
随臣の段→右大臣、菱餅、左大臣
以下、仕丁の段とお道具の段は道具類のみ

432:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:18:13 g2Z+5YPl0
馬場(お内裏様役)「お前のために桃の節句をやろうと思ってな。」

ヒマワリ(銚子役)「アーッハッハッ!ルミネの雛飾りだー!!」
アリ(三宝役)「わ、私が三人官女役…。」
ゴキブリ(長柄銚子役)「くじ引きで決まったんだから文句言ってんじゃねぇよポンコツがぁ!」

雪男先生(太鼓役)「太鼓を叩くぞぉ!地球温暖化を防ぐためにぃ!」
カマキリ(大鼓役)「ひな祭りよか血祭りの方が俺は好きだぜ~。」
パンダ(小鼓役)「これ…ちいさくて…たたきづらい…。」
ニワトリ(笛役)「ぴゅ~♪っと吹いてやる!ハーッハッハッ!!」
クラゲ(謡役)「…。」

エックス(右大臣役)「フィギュアを感じる…!」
ゼロ(左大臣役)「エックス。ちらし寿司と潮汁作ってきたから後で食べてくれ。」
アクセル(菱餅役)「…なんで僕だけ菱餅…。」

タマネギ(右ぼんぼり役)「ぐるぐるダス!」
タマネギ(左ぼんぼり役)「ぐるぐるダス!」

馬場「どうだ!なかなかいい出来だろ!」
ルミネ「いや…すごいとは思いますが…正直、どこからつっこめばよいやら…。」

エックス達がいることととか、タマネギがなんで二人いるのかとか、つっこみどころが多すぎてつっこめないルミネ。

433:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:18:53 g2Z+5YPl0
??(おひな様役)「ルミネよ…。素直に喜べばよい。」
ルミネ「え…!!?」

おひな様が顔を上げた。
…シグマだ!おひな様役がシグマだ!顔におしろいを塗りまくったシグマだ!

シグマ「ワシ、き・れ・い?」
ルミネ「ギャーーーーーーーーーーーーー!!!!!」





ルミネ「…はっ!い、今のは…。夢ですか…。皆さんで私のためにひな祭りをしてくれた…とはいえ、悪夢でしたね…。」

夢をふり返りそう思ったルミネだった。

434:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:19:23 g2Z+5YPl0
翌日、イレギュラーハンターベース。
ルミネは、ヴァレンタインデーの時にオペレーターをした以降、ここでオペレーターの研修を受けている。
そして、暇な時間にレイヤーやパレットを相手に昨日の夢の話をした。

レイヤー「それは嫌な夢をみましたね。」
パレット「アクセルが菱餅なのはナイスキャストですけどねぇ。」

シグナスがその会話を止める。

シグナス「雑談は止めろ。」
ルミネ「す、すいません。」
パレット「すいませんですぅ。」
レイヤー「ひな祭りが近かったものですから、つい…。」
シグナス「そのひな祭りという単語を出すな!」
3人「?」

435:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:19:59 g2Z+5YPl0
レイヤー達はシグナスの言葉の意味がわからなかったが、すぐにわかることになる。

エックス「…ひな祭り…。…ひな祭り!!?」
アクセル「エ、エックス?どうしたの?」
シグナス「…遅かったか。」
ルミネ「ひな祭りがどうかしたんですか、エックスさん。」
エックス「ひな祭りといえば…。」
ルミネ「ひな祭りといえば…?」
エックス「…おひなフィギュアーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
一同「…おひなフィギュアーーーーーーーーーーー!????????」
レイヤー「おひなフィギュアって、まさか、ひな人形のことでしょうか??」
アクセル「あ、あのさ。エックス、あれはフィギュアじゃないと思うけど…。」
エックス「いいや!あれは、東洋の文化が生んだ歴史と由緒のあるれっきとしたフィギュアだ!」
ルミネ「一瞬納得しそうになりますが、やはり根本的に何かが間違ってますね…。」

436:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:20:30 g2Z+5YPl0
エイリアがやってきた。

エイリア「今年もエックスのあれが始まったのね。」
レイヤー「今年も?」
エイリア「毎年の恒例行事よ。人形が関係する行事はだいたいこうなるわ。」
レイヤー「大変ですね…。」
エックス「街中におひなフィギュア反応多数!パレット、解析を頼む!」
パレット「反応のある場所は…9割が小さな女の子がいる一般家庭で、残りはひな人形を売買している店舗等ですぅ!」
エックス「了解!ただちに一般家庭に出向き、おひなフィギュアを回収する!」
エイリア「…エックス、そんなこと本当にやらかしたら、今度こそイレギュラーに認定するわよ。」
アクセル「イ、イレギュラーに認定!?って、まぁ、そうだよね。平和に暮らしてる一般家庭に押し入っておひな様を持っていこうっていうんだから…。」
エックス「ダメなのか!!?」
エイリア「当然よ。」
エックス「そうか…。」

437:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:21:03 g2Z+5YPl0
肩を落とすエックス。そこへゼロがやってきて、

ゼロ「エックス、元気を出せ。お前のために早起きして作ったちらし寿司だ。食ってくれ。」
エックス「本当かい?ゼロ。ありがとう。」
ゼロ「全員の分を作ってきた。みんなで食べてくれ。」

全員でちらし寿司を食べることに。

ルミネ「…おいしい。」
レイヤー「ゼロさんはイレギュラーハントの腕前もSランクだけど、料理テクニックもSランクなんです。」
ルミネ「そのようですね。うちにもこのくらい料理ができる人がいればいいんですが。」
パレット「一家に一台ゼロさんがあると便利ですよぅ!料理からイレギュラーハント、さらにDグレイブで庭の高い所の枝もばっちりですぅ!」
ルミネ「なんだか、通販番組の商品紹介みたいですね。」
レイヤー「そんな風にゼロさんを紹介しないでください!」
エイリア「それは便利ね。でも、お高いんでしょう?」
パレット「今なら送料をジャパレットが全額負担!たったの100ゼニーで販売しますぅ!」
レイヤー「や、安い!電話しなくては…」
ルミネ「…レイヤーさん。」

438:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 14:25:00 g2Z+5YPl0
エイリア「でも、ホントにおいしいわね。これでおひな様でも飾ってあれば、ホントにひな祭りっぽくなるんだけど。」
ナナ「それなら、今準備中です。」
エイリア「そう…って!なんでアンタがここにいるのよ!」

ナナ登場。おひな様を飾り付けている。

ナナ「いやですね先輩。私も研修です。来てちゃいけませんでした?」
エイリア「…そんなことはないわ。」
ナナ「では、ゆっくりさせてもらいます。」
エイリア「ところで、そのおひな様は誰のために飾っているのかしら?」
ナナ「これですか?エイリア先輩のためですよ。」
エイリア「あら、そうだったの。ありがとう。」
ナナ「どういたしまして。さぁ、準備の続きです。」
エイリア「人形やお道具を所定の位置に置いていくのね。」
ナナ「そうですけど、その前にこの超強力瞬間接着剤アロンアルファを人形の下部分にこれでもかというほど塗って、さらにネジも使ってひな壇に固定します。」
エイリア「そんなに頑丈にしてしまうと片づける時に大変よ?」
ナナ「大丈夫です。片づける必要ないですから。ここにずーっと飾りっぱなしにしましょう。」
エイリア「あのね、おひな様っていうのは、桃の節句が終わったらはやく片づけないと…。」
ナナ「知ってます。はやく片づけないとお嫁に行くのがその分遅れるって言い伝えですよね。」
エイリア「…知っていてなお、私のために永久に片づけられないひな人形をここに飾ろうと…?」
ナナ「はい。(笑顔)」
エイリア「そう。ありがとう(笑顔)」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

アクセル「うわぁ…。二人とも笑顔なのに、物凄い殺気を感じるよ…。」←怖
パレット「笑顔の下は、二人とも般若ですぅ!」←喜


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch