ロックマンXのルミネはグリグリグシャグシャカコイイat GAMECHARA
ロックマンXのルミネはグリグリグシャグシャカコイイ - 暇つぶし2ch250:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:34:05 UdCaIr+00
ナナ「さぁ、各チーム、スタートから走る各2名の選手を発表します。」

[エックスチーム]
アクセル・エックス

[レッドアラートチーム]
レッド・タマネギ

[シグマパレスチーム]
ルミネ・パンダ

ナナ「と、なっております。」
アル「エックスチーム以外は体格差がかなりある者同士のペアとなっているな。」
ナナ「何かの作戦でしょうか?」
アル「わからん。見てみよう。」
ナナ「そうですね。」

エックス「アクセル、絶対に勝つぞ!」
アクセル「う、うん。(エックスとペアは正直怖いなぁ…。)」
レッド「おいアクセル!お前には負けないぜ。」
アクセル「そう。それじゃ、気をつけなくちゃね。…でもさ、なんでデボニオンが最初の走者なわけ…?」
レッド「まぁ、ちょいと作戦って奴だ。」
アクセル「?」
タマネギ「びろ~ん!がははっ!アクセル、負けないダスよ!」
ルミネ「皆さん頑張るみたいです。私達も頑張りましょう。」
パンダ「そうだね。ボク、がんばるよ。」

251:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:34:39 UdCaIr+00
雪男先生「位置について…、よーい…、(効果音;パーン!!)」

ナナ「さぁ、各チーム走り出しましたよ!まずトップに躍り出たのはXチームだ!やはりSランクのハンターである二人のコンビネーションは良好なようです!」
アル「このままの調子でがんばってもらいたいな。」

アクセル「やった!僕達トップだ!エックス、このまま第一ポイントまで一気に行こう!」
エックス「よし!いくぞアクセル!」
レッド「そうはいかないぜ、イレギュラーハンターさんよ!」
エックス「何ぃ!」

ナナ「アーッと!ここでレッドアラーとチームが追い上げてきました!それにしても、凄い走り方です!」
アル「あれは…走りというのか?」

レッドアラートチームの追い上げ。その理由とは…

252:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:35:28 UdCaIr+00
タマネギ「グルグルダス!!!!グルグルダス!!!!!!いつもより多く回っているダス!!!」
レッド「ハッハッハッ!アクセル!どうだ!この作戦で行けば転ばないから安定してゴールを目指せるぜ!」

デボニオン回転!!竜巻を巻き上げながら一直線に第一ポイントへ!!足を結んだレッドは彼にしがみついている!

アクセル「レッド!!?…目、回らないの?」
レッド「勝つためだからな。些細なことだ!」
エックス「負けられない!行くぞアクセル!!」
アクセル「えっ!??ちょ、ちょっとエックス!急にダッシュしないで…(転んでそのままズザーッと引きずられた。)」

エックスがダッシュし、アクセルは引きずられる形に。

エックス「うぉおおお!!!」
レッド「こっちもスピードアップだ!もっと回れ!デボニオン!!」
タマネギ「グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルダスーーー!!!!」
アクセル「ぼごはぁっ!!エ、エックス!!ちょ…がはっ!!(ズザー!!!)」

253:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:36:13 UdCaIr+00
パンダ「えっほっ。えっほっ。みんな速いね。」
ルミネ「そうですね。私達も急ぎましょう。」
パンダ「ボクも転がって…」
ルミネ「やめてください!足が結ばれている状態では私が巻き添えをくらいます…。」
パンダ「そうだね。他の方法は…あ。」
ルミネ「何か思いついたんですか?」

ナナ「さぁ、もうすぐ第一ポイントです!回転しながら竜巻のように進むレッドアラートチームか、はたまたアクセル選手が引きずられていますが、
怒濤の追い上げを見せているエックスチームか、どちらが先に第一ポイントに到着するのでしょうか!?…おや?あ、あれは!!」
アル「なんと!」

254:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:36:58 UdCaIr+00
ルミネ「す、凄い!」
パンダ「こうしたら速いかなと思ったんだ。」

パンダ、ルミネを身体につかまらせると、大型ミサイルのグリーンスピナーを取り出し、その上に乗った!
グリーンスピナーで一直線に第一ポイントへ向かおうというのである。

ナナ「何ということでしょう!!パンデモニュウム選手、自身の武器に乗って!」
アル「飛行能力を使っているわけではないから一応OKか。考えたな。」
ナナ「考えたのか、それともただの思いつきかはわかりませんが、それにしてもパンデモニュウム選手、ルミネ選手を身体にたけて飛ぶ姿はまるで、コマに乗って五月とメイと空中散歩をするトトロのようです!」
アル「和むな。しかし、あれは真っ直ぐ第一ポイントに向かっているな。大丈夫なのか?」
ナナ「と、いいますと?」
アル「和んでも、あれはコマではなくミサイルだということだ。」

255:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:37:49 UdCaIr+00
第一ポイント。シグマパレスチーム
第二走者⇒カマキリ・ニワトリ

カマキリ「眠い…。」←夜型
ニワトリ「ハーッハッハッ!太陽が眩しいぞ!!」←朝型
ルミネ「…どいてくださーーーい!!!!!」
カマキリ「…うん?ルミネの声が…。俺、また寝ぼけたか?」
ニワトリ「俺にも聞こえたぞ!今のは…イレギュラーとして処理された仲間達の恨みの声…というよりルミネの声だったぞ!!」
ルミネ「二人ともどいてください!!!!」
カマキリ&ニワトリ「うん?」

上を見上げたカマキリとニワトリの目に、ミサイルに乗ったパンダ達が、真っ直ぐ飛んでくるのが見えた。

カマキリ&ニワトリ「!!!?」



ちゅどーーーーん!!!!



ニワトリ「ハーッハッハッハッ!!!」
カマキリ「なんてこったぁーーーー!!!!」

256:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 00:40:03 UdCaIr+00
ナナ「ミサイル、見事に第一ポイントのシグマパレスチームに着弾しましたね。」
アル「予想どおり、やはりこうなったか。」
ナナ「みなさん無事なんでしょうか?あ、そんなことをいっている間にエックスチームとレッドアラートチームも第一ポイントへ到着です。」

第一ポイント。
エックスチーム
第二走者⇒エイリア・ゼロ

レッドアラートチーム
第二走者⇒カラス・カンガルー

エックス「さぁ、ゼロ、エイリア!早く足を結んで出発だ!」
エイリア「了解よエックス。」
カンガルー「あれぇ?アクセルが泥だらけだー!ダッサイなー。転んだんだー!」
アクセル「うるさいなぁ。ほっといてよ…。」
カラス「アクセル、俺はお前には負け…いや、なんでもない。」
アクセル「…カラスティング。むしろ笑ってくれた方が気持ちが楽だよ。」
カラス「…死ぬなよ。」
アクセル「がんばってみる…。」
レッド「…。」
アクセル「レッド、どうし…」
レッド「…うぷっ!!」←嘔吐寸前。
カンガルー「うわぁ!!レッドがゲロっちゃうぞー!!」
アクセル「あ~…。あんな勢いで回転してるデボニオンにしがみついたりするから…。」
エックス「おいアクセル!何をしている!!行くぞ!!」
アクセル「あ、うん。今行く。じゃ、先行くね。」
カンガルー「あー!アクセルずるいぞー!!」
アクセル「勝負なんだからしょうがないよ。」

アクセル、エックス達と第一ポイント出発。
順番;左からアクセル・ゼロ・エックス・エイリア

257:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 02:22:11 eOYJ9nVS0
ロックマンXシリーズで、好きなキャラクターは?
スレリンク(famicom板:151番)

258:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:09:50 UdCaIr+00
一方、シグマパレスチームは

パンダ「ひどい目にあった…。」
カマキリ「そりゃあ、こっちのセリフだぜ…。」
ニワトリ「イイ感じに熱かった。なかなかイイ爆炎だった!」
ルミネ「…よくないです。さぁ、我々も急ぎましょう。」

シグマパレスチームも第一ポイント出発。
順番;左からカマキリ・ニワトリ・パンダ・ルミネ

カンガルー「ねぇねぇ、このままじゃうちのチームが負けちゃうよー!」
カラス「仕方あるまい。リーダーのレッドがあの調子では…」
レッド「すまない。もう大丈夫だ。」
カラス「本当に大丈夫か?」
レッド「ああもちろんだ。さぁ野郎ども!巻き返すぜ!!」

レッドアラートチームも第一ポイント出発
順番;左からレッド・タマネギ・カンガルー・カラス

259:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:10:40 UdCaIr+00
カンガルー「がんばるぞー!ピョン!」
Rチーム「うわぁっ!!」

ナナ「アーッと!レッドアラートチーム!第一ポイント出発と同時にこけました!」
アル「ガンガルン選手が両足同時に前に出したな。それが原因だ。」
ナナ「ガンガルン選手、普段の癖が出たようです。」

カンガルー「ごめん…なさい…。」
カラス「気にするな。」
タマネギ「笑いはとれたみたいダス。いわゆる、おいしいってヤツダス。だから、かまわないダスよ!」
カラス「そういう問題かっ!」
レッド「しかし、また差が開いちまった。…こうなったら…」
カラス「…こうなったら?…って、まさか…!」

260:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:11:33 UdCaIr+00
ナナ「えー、現在トップがエックスチームです。アクセル選手、今回は安定しております。」
アル「普通に走れているな。しかし、なぜレベルが上がった4人5脚で安定して、2人3脚で転んだんだ?」
ナナ「長官、先程の幅跳びと同じです。ありすぎるやる気が引き起こした悲劇です。」
アル「そうか。悲劇がくり返されないことを祈る。」
ナナ「そうですね。そして、2位はシグマパレスチームです。こちらも順調です。が、スピードが出ませんね。」
アル「平均的にはそれほど足の速いメンバーではない。仕方なかろう。むしろ、無理にスピードを出そうとせず、マイペースにがんばってもらいたい。」
ナナ「そうですね。さて、3位のレッド…な、なんと、あれは!!?」
アル「これは…また凄いな。しかし、いいスピードだ。これなら巻き返しも出来るだろう。」

261:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:12:05 UdCaIr+00
ナナ達の視線の先には、凄まじい勢いで回転するでっかい竜巻が。
そう。レッド達は懲りずにまたやらかしたのだ。

タマネギ「グルグルダーーーーーーース!!!!!!!!」←猛回転中
レッド「うぉおおおおおおおお!!!!!」←しがみついている
カラス「カァアアアアアアアア!!!!!」←しがみついている
カンガるー「うわぁああああああん!!!!!」←泣きながらしがみついている

ナナ「凄まじい勢いで回転しながら進むレッドアラートチーム!速いです!あっという間にシグマパレスチームを抜き去りエックスチームに並びました!」
アル「そして、もう第二ポイントだ。」

262:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:12:59 UdCaIr+00
第二ポイント。
レッドアラートチーム
第三走者⇒ハイエナ・魚類

エックスチーム
第三走者⇒パレット・カーネル

シグマパレスチーム
第三走者⇒クラゲ・馬場

ハイエナ「く、苦しい…。」
魚類「おい、苦しがってんじゃねぇよバ~カ!もうすぐ来…」

その時だった。竜巻が彼らを襲い、彼らを巻き込んだまま通過していった。

ナナ「何ということでしょう!レッドアラートチーム、ポイントで停止せずにそのまま通過しました!ウオフライ選手とハイエナード選手はどうなったのでしょうか!?姿が見えません!!」
アル「どうやら、あの竜巻に巻き込まれたらしいな。」
ナナ「なるほど。一応メンバーを加えた状態でレッドアラートチーム、第二ポイントを通過したもようです!現在トップです!」

魚類「うへぇええええい!!!」←しがみついている
ハイエナ「…き、気持ち悪い。」←しがみついている
魚類「なんなんだよ、これはぁああああああ!!!」
カラス「お、お前達!しっかりしがみついていろ!レッドの策だ!!このままゴールを目指す!」←しがみついている
タマネギ「グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル!!!!!!!!」←猛回転中
魚類「策って…、もう少しマシな作戦は思いつかなかったのかよぉおおおおお!!!」
カラス「知らん!」
レッド「お前ら!ブツブツ言ってないでしっかりつかまってろ!!勝つんだよ!!このま…ま…ゴールまd…え…」
魚類「あん?おいレッド!何であんたそんなに顔色が…」
レッド「…うぷっ…」←顔面蒼白化
カラス「ま、まずい!!!」
魚類「おいおいおいおい!!!!!!!勘弁してくれってんだよぉおおおおおお!!!!!!」

263:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:14:06 UdCaIr+00
エックスチーム、少し遅れて第二ポイントへ。

パレット「さぁ!いきますよぉ!」
カーネル「軍の誇りにかけて、必ず勝利してみせる!!」
アイリス「(第三ポイントから)兄さん頑張って!!」
エイリア「ホントに仲のいい兄妹ねぇ。」

全員足を結び終わる。
順番;アクセル・ゼロ・エックス・エイリア・カーネル・パレット

エックス「…このままでは…。」
アクセル「(嫌な予感)…ちょ、ちょっとエックス。まだまだ普通に勝負してても巻き返しは…」
エックス「このままでは…マズイ!!ダーーーーーーーッシュ!!!」←いきなりダッシュ!
エイリア「キャーッ!」←転んだ
パレット「キャッ!!」←転んだ
ゼロ「うぉっ!」←転んだ
カーネル「ぐわぁっ!」←転んだ
アクセル「(転びながら)…あははっ。やっぱりこうなるんだ。」←転んだ
エックス「うわっ!」←他が全員転んだため当然足を取られ転ぶ

ナナ「アーッと!エックスチーム!第二ポイント出発と同時に転びました!」
アル「悲劇がくり返されたようだな。」
ナナ「そうですね。エイリアンはともかく、他の皆さんが不憫です。」
アル「…君、今何か…」
ナナ「長官、空耳ですよ。」
アル「そうか。」
ナナ「…エイリアンなんか死ねばいいのに。」
アル「また…」
ナナ「空耳です。」
アル「…そうか。」

264:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:15:34 UdCaIr+00
エイリア「あんのナナフシがぁ~(怒)」
アクセル「みんな大丈夫?さぁ、気を取り直して先を急ごう!」
パレット「アクセル、なんか頼れる感じぃ!どうしてどうして!?」
アクセル「いやぁ、そんなことは(照)」
パレット「やっぱり、こういうのに慣れてるんですねぇ!」←まさにその通り
アクセル「…。」
ゼロ「おいカーネル。大丈夫か?」
カーネル「…。」
ゼロ「おい!?聞こえているかカーネル!カーネル!!」
アイリス「(第三ポイントから)兄さん!!立って!!兄さんの軍人としての誇りはその程度で倒れてしまわないはずよ!」
カーネル「…その通りだ、アイリスよ。私はこんな所で倒れはしない…!」
ゼロ「無事だったか。さぁ、行くぞ!」
カーネル「だが…、軍人である私を倒れさせ、その身体に土を付けたその相手をそのまま放置するというのは…」
ゼロ「カーネル…?」
カーネル「軍人としての誇りが許さん!!!我々レプリフォースは軍人の誇りを捨てるより戦いを選ぶ!!」
アイリス「兄さん!!」
カーネル「戦争だぁーーーーーー!!!」
アクセル「えぇ~!!なにその展開!?」
パレット「キャーッ!戦争ですぅ!!」←何故か、ちょい嬉しそう。
エックス「行くぞ!!」←これまでの話を聞いてない。
アクセル「うん?…ハッ!しまった!!エックス、同じ失敗をなんどm…(言い終わる前にもう転んだ)」

再び転ぶエックスチーム。
その横を、速度は遅いながらも普通に4人5脚をやって第二ポイントまで着いたシグマパレスチームが、メンバーを加えて追い抜いていった。

265:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:16:13 UdCaIr+00
シグマパレスチーム
順番;馬場・カマキリ・ニワトリ・パンダ・ルミネ・クラゲ

馬場「あいつら(エックスチーム)は何やってんだかな(笑)」
クラゲ「…見てて、面白かった…。」
馬場「さぁ、あいつらが手間取っている間に差を広げちまおう!」
ルミネ「皆さん、急がず焦らず、頑張りましょう!」

ルミネを中心によくまとまっているこのチームは、無理せず無難にゴールを目指した。

ナナ「さぁ、現在トップはレッドアラート。順調に進んでおります。2位はシグマパレスチーム。序盤こそミサイルで飛んでいくという冒険をしましたが、それ以降は普通に走り進めて2位です。」
アル「地道に頑張った者が最後に笑うかもしれないな。」
ナナ「そうですね。そして、3位はエックスチームです。」
アル「チームワークがまだよくできていないのかもしれない。エックスチームは新メンバーを加えたばかりだからな。」
ナナ「う~ん。新メンバーが加わったことが根本的な原因ではないような気もしますが、確かに、何回も転ぶなんてチームワークがちょっと悪いですね。」
アル「まだ勝負はこれからだ。今こそ結束力を高め、勝利の女神が彼らにもほほえむことを願おう。」
ナナ「そうですね。まぁ、エイリアンは死神のほほえみがあることを願うばかりですが。」
アル「…また…。」
ナナ「気のせいです。」
アル「そうか。」
ナナ「プレデターと戦った末に死ねばいいのに。」
アル「…。」

266:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 11:16:51 UdCaIr+00
エイリア「…だ・れ・が…エイリアンよ!!このナナフシ女!!!」
アクセル「エ、エイリア!落ち着いて!うわぁ!!」

今度は、エイリアが実況という名の悪口に気をとられ転ぶエックスチーム。

カーネル「戦争だぁああああああああ!!!」
アイリス「兄さぁああああああああん!!!」
ゼロ「カーネルゥウウウウウウウウウ!!!」
イカ「ゼェエエエエエロォオオオオオ!!!」
エックス「諦めないぃいいいいいいい!!!」
アクセル「…はは…。…はははっ…。」
パレット「キャッ!素敵なドロドロ具合ですぅ!」

267:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:21:33 UdCaIr+00
一方その頃、レッドアラートチームはこんな感じ。

レッド、顔面蒼白を越えて顔が土気色になっている。

カラス「…レッド!大丈夫か!!?」←回転するタマネギにしがみつきながらレッドの背をさする。
魚類「その顔色は…もう死んでんじゃねぇか?」
ハイエナ「く、苦しい。」
魚類「やかましい!今お前に関わってる場合じゃねぇんだよ、バ~カ!」
カンガルー「うわぁあああああああん」←子供なので、回転に慣れずまだ泣いてる。
ハイエナ「…そうか。お前か。お前が俺を苦しめているんだな。そうだ、そうに違いない!」
魚類「だからやかましいって言ってんだろ!おいガキンチョ!お前もうるせぇぞ!!ハイエナード、苦しいのはお前もこの回転にやられただけだ!レッドと同じ車酔いだ!」
カラス「いや、車酔いというより、目が回ったせいで…」
魚類「んなこたぁどうでもいい!」
タマネギ「車に酔うのが車酔いダス。では、オラに酔うのは…デボニオン酔いダスなぁ!」
レッド「…うぷっ。」
魚類「ギョギョッ!デ、デボニオン!お前がしょうもないこというから、レッドが余計マズイ状態になったじゃねぇか!」
タマネギ「レッド…。オラのギャグにリアクションしてくれたダスな!」
魚類「ちげーよ!あんまりつまんねぇから吐き気が強まったんだよ!」
タマネギ「レッド、もっともっとオラに酔うダス!」←回転数アップ。
魚類「ギョギョッ!な、なに速度上げてやがる!」
カラス「カァアアアアアアア!!!!よせデボニオン!このままでは、レッドが本当に…」
カンガルー「うわぁあああああああん」←声のボリュームUP↑!
魚類「やかましいぃいいいいいい!!!」
レッド「…も…もう……ダ…………メ………(うぷっ!!)」
一同「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

268:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:22:37 UdCaIr+00
ナナ「おや?現在一位のレッドアラートチーム、何か変化が起こりましたね。」
アル「あれは一体なんだ?現在、レッドアラートチームはデボニオン選手を中心に一つの塊として竜巻となって進んでいるわけだが、その竜巻から何やら撒(ま)かれているようだ。」
ナナ「液体のようですね。」
アル「液体…。そうか。あれはスプラッシュレーザーだ。ウオフライ選手が口から出しているんだろう。おそらく、ダントツトップで余裕があることを示したかったんだろう。」
ナナ「スプラッシュレーザー…。でも、あの液体…。」
アル「何だね?何か気になることでもあったかね?」
ナナ「いえ、ただ…あの液体を見ていると、なんだか遠足のバス車内や、深夜から明け方にかけての飲屋街近くの駅を思い出すんですよ。」
アル「…あれはスプラッシュレーザーだ。ただの水なのだ。」
ナナ「でも…。」
アル「そう思わないととても嫌な気分になるだろ。」
ナナ「…はい。」

269:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:23:52 UdCaIr+00
第三ポイント間近に迫ったレッドアラートチーム。
そして、それを見ている第三ポイントのアリクイ・イノシシ・ゴリラの三名。


第三ポイント。
レッドアラートチーム
第三走者⇒アリクイ・ゴリラ・イノシシ

シグマパレスチーム
第三走者⇒ゴキブリ・ヒマワリ・アリ

エックスチーム
第三走者⇒アイリス・レイヤー・イカ


ゴリラ「…時は来た。」
イノシシ「よっしゃー!暴れてやるぜ!」
アリクイ「フォフォフォ。若いもん元気があっていいのぅ。」
イノシシ「あったり前だぜじいさん!100M走じゃいいとこなしだったからな!リベンジしなきゃならねぇ!」
アリクイ「そうかそうか。…では、アレを見るのじゃ。あれを見てもその元気を保ってられるかのぅ?」
イノシシ「あん?(振り返る)…マジやべぇええええ!!!!」

高速回転する竜巻が“何か液状の物”をまき散らしながら猛スピードでこっちに向かってきた!

ゴリラ「…レッドよ…見事だぁああ!!」
イノシシ「何がだよ!!は、早く逃げないとアレに巻き込まれる!あんな得体の知れないモンに巻き込まれたら終わりだぜ!」
アリクイ「フォフォ。得体の知れん物ではない。あれがレッド達じゃ。」
イノシシ「マジかよ!…って、ブヒィイイイイイイイ!!!」←レッド達に巻き込まれた。

ゴリラ・アリクイも飛びついてレッドアラート最終ポイントである第三ポイントを通過!
あとは9人10脚でゴールを目指すのみ!…なんだが、

270:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:25:01 UdCaIr+00
カラス「どうしたデボニオン!急にスピードが落ちたぞ!」
アリクイ「ワシらが乗ったからかの?」
タマネギ「それもあるダスが…それ以上に何かが地面にこすれてブレーキになってるダス。」
ゴリラ「地面にこすれる…。もしや、これのことか?(指さす)」
カラス「な、なにぃ!?」
アリクイ「フォフォフォ。この状態でも離れずにくっついとるとは。根性あるのぅ。さすが、かの。」

271:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:26:41 UdCaIr+00
ゴリラが指さした方には、イノシシがいた。
イノシシはデボニオンの身体にしがみつき損ね、イノシシの足だけがタマネギの身体に引っかかっているため、身体は外に投げ出され、それがデボニオンの身体の地面に近い部分だったためイノシシはタマネギが回転すればするほど地面に顔と身体を引きずられることになったのだ。

イノシシ「(ズザァアアアアア!!!!)誰かぁ!助けろぉ!」
カラス「すまんな、助けにいきったくても、手を離したらこの回転だ、自分が飛ばされてしまう。悪いが、そのままゴールまで頑張ってくれ。」
イノシシ「て、てめぇ!!」
アリクイ「とはいえ、落ちてもらっては困るからのぅ。ソルジャーアント!(1匹取り出す)イノブスキーの足をしっかり捕まえておけ。いくのじゃ!」

ソルジャーアントがイノシシの足をしっかり押さえた。

カラス「これで大丈夫だな。」
イノシシ「大丈夫じゃねぇよ!…イタタタタタッ!!こ、小石が顔に!砂利が口にぃいい!!」

272:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:28:21 UdCaIr+00
シグマパレスチーム、第三ポイントへ到着。
ゴキブリ・ヒマワリ・アリを加えて9人10脚でラストスパート。

ゴキブリ「待ちくたびれたぜぇ!」
アリ「さぁ、行きますよ!」
ヒマワリ「ハーッハッハッ!私の勝ちだぁ!!」
ルミネ「行きましょう!!」

ナナ「シグマパレスチームも2位で第三ポイント通過です。」
アル「このチームを見ていると、今の種目が2人3脚なんだということを思い出すな。」
ナナ「なぜですか?」
アル「まともな9人10脚はもうこのチームでしか見られん。」
ナナ「そうですね。おや?レッドアラートチームが余裕の一位かと思いましたが、なにやら減速しました!」
アル「デボニオン選手の足もとで何かが引きずられているようだ。おそらくつかまり損ねた選手だろうが、そのせいでブレーキがかかっているようだ。」
ナナ「なるほど。あーっと!そうこうしている間に、2位のシグマパレスチームが追い上げてまいりました!」
アル「追い上げてきたというより、レッドアラートチームの減速で距離が縮まったんだな。なんにしても、これはチャンスだ。シグマパレスチームの諸君にはこれを活かしてもらいたい。」
ナナ「対するレッドアラートチーム、この危機をどう乗り越えるのか!!レースも終盤!盛り上がって参りました!!」

273:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:29:18 UdCaIr+00
シグマパレスチーム「…1・2・1・2・1・2…。」
馬場「よし、レッドアラートの奴らと差が縮まってきたぞ!」
ルミネ「このまま抜きましょう!!行きますよ皆さん!!」
シグマパレスチーム「おー!!」

タマネギ「グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルダス!!!!!」
イノシシ「ごはぁ!!いてぇ!!(石に顔面強打)ぐおぉおおお!!!…ま…マ…マジ…やべぇえええええ…!!!」
アリクイ「安心せい。マジでヤバイのはお主だけではないのぅ。レッドもほれ、死ぬ一歩手前みたいな顔しとるぞ。」

レッド、もはや見た目では生死の確認すら難しい状況に。

レッド「…。」←無言。白目。顔面土色。
カラス「レッドォー!!戻ってこーい!!!」
カンガルー「うわぁあああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!」
ハイエナ「…苦しい…。」
ゴリラ「む!?おい、まずいぞ!敵チームが追い上げてきた!」
魚類「ギョギョ!マジかよ!こんな事までして負けたらシャレにならねぇぞ!!」
タマネギ「うわぁあああああんダス!!こうなったらスピードアップダス!!」
魚類「こうなりゃヤケだ!!行けデボニオン!!回転数最大だぁあああああ!!!!!」
イノシシ「や、やめ…!!!!」
タマネギ「グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルダス!!!!!」

レッドアラートチーム、最大出力で回転開始。しかし、デボニオンの足もとから、悲鳴とともになにやら機械の部品のような物が散らばり出る。

274:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:29:58 UdCaIr+00
ナナ「ここで、シグマパレスチームとレッドアラートチームが並びました!!」
アル「デッドヒートだな。いい勝負だ!」
ナナ「おや、レッドアラートチーム、ここでスピードアップです!!」
アル「デボニオン選手の足もとから何か部品のような物がバラバラとこぼれているな。あれは…。」
ナナ「アーッと!レッドアラートチームのスピードアップにシグマパレスチームがついていけません!差が広がります!!…そして、そのままゴール!!レッドアラートチーム1位でゴールです!!2位のシグマパレスチームも直後にゴール!」
アル「レッドアラートチームがゴール後もスピードを上げて、そのまま進んでいるな。」
ナナ「どうやら、止まれなくなったようです。」

275:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:31:06 UdCaIr+00
カラス「デボニオン!!もういい!!止まれ!!」
タマネギ「と、止まれないダス!!スピード出し過ぎたダス!!」
カラス「なぁにぃ!!」

ナナ「…あ。」


ドッシャーン!!


レッドアラートチーム、回転を止められずシグマパレスに突っ込んだ。

ルミネ「…すごい。」
馬場「ああ。ありゃ、すごいな。でも、すげぇバカでもあるな。」
ルミネ「チーム一丸となってすごいバカですか。…正直、否定できませんね。」

276:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:32:32 UdCaIr+00
カラス「みんな、生きてるか?」
カンガルー「こわかったよーー!!うわぁあああああああん!!!」
ゴリラ「なんのこれしき。」
アリクイ「年寄りにはちときついの。」
ハイエナ「く、苦しかった。」
タマネギ「…目が回ったダス…。」
魚類「回転しすぎだバ~カ!」
ゴリラ「終盤、もっとスピードを出せと言っていたのはお前ではないか。」
魚類「うるせー!」
カラス「レッド!?レッドはどこだ!?」
アリクイ「…あれかの?」
レッドアラート一同「…う。」

レッドは生きていた。白目をむき、意識もなく、顔色などもはやわからない状況だが、彼は生きていた。
しかし、自ら出した“スプラッシュレーザー”にまみれた姿は、近寄りがたいものだった。

カラス「…見なかったことにしよう。」
アリクイ「そ、そうじゃの。」
魚類「そ、そういやよ、もう一人いるだろ。イノブスキーはどうした?」
アリクイ「…あれかの?」
レッドアラート一同「…う。」

上半身が粉々に砕けたイノブスキー。タマネギが回転を速めたため摩擦が強くなったため、こうなったのだった。

カラス「…見なかったことにしよう。」
レッドアラート一同「…うん。」

277:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 13:33:14 UdCaIr+00
ナナ「さぁ、これでレースも無事終了ですね。」
アル「いや、まだだ。」
ナナ「あ !エックスチーム!!彼らは今どこに!?」
アル「あそこだ。」

エックスチームは第三ポイントにいた。
で、そこにいたメンバーがアイリス・レイヤー・イカだったもんだから…

アイリス「ゼロの隣は私よ!!」
レイヤー「それだけは譲れません!」
イカ「ちょっと!ゼロは私の隣がいいのよ!!」

こんなもめ事をずっと続けていたのだった。

パレット「いいですねぇ!!三つ巴の修羅場ですよぉ!!」
アクセル「…はは…。」

ナナ「…もめてますね。」
アル「これは、たぶん終わらないな。」
ナナ「どのみち、3位もリタイヤも0点ですから。」
アル「そうだな。」

エックスチーム、強制終了。
で、レースの結果はこちら。

【今回の順位・獲得得点】
一位 Rチーム    20点
二位 Σチーム    10点
リタイヤ Xチーム     0点

【現在の合計得点】
Xチーム 110点
Rチーム 110点
Σチーム 100点

278:名無したんはエロカワイイ
08/01/06 19:43:45 n3dJdWsd0
ルミネきゅんとベロチューしたい

279:名無したんはエロカワイイ
08/01/10 23:41:39 9YP2rkdR0
レッドとイノシシが悲惨なことにww

280:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:49:20 VPBdzyBA0
>>279さん
今回は、浦安鉄筋家族を見ていたら思いついたネタを盛り込んでみました。
気に入っていただけたなら幸いです。

そして、以下続きです。



第四種目【110Mハードル】

・ルール・
①一般的なハードル種目ルールと同じ。ただし、飛行能力を使い記録を伸ばすことは禁止。あくまで脚力などの身体能力で挑戦すること。
②ハードルを倒してはいけない。また、破壊してもいけない。

[出場選手]
カンガルー(Rチーム)
ゼロ(Xチーム)
ニワトリ(Σチーム)

281:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:49:54 VPBdzyBA0
カンガルー「今度こそ!!今度こそ勝つんだーーーー!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!俺も頑張るぞー!!」

ナナ「選手はやる気に満ちあふれています!!」
アル「素晴らしいな。特に、ガンガルン選手は気合いが入っている。」
ナナ「これまで彼の成績は、100M走で3位でしたが、走り幅跳びで1位、団体種目ですが、細胞分裂でも1位となかなかのものとなっおります。」
アル「しかし、見せ場はことごとく潰されてきたからな。気合いの入るのも理解できる。」
ナナ「そうですね。おや?ところで、もう一人の選手が見えませんね。」
アル「ゼロ選手はどこだ?」
ナナ「…!今、ゼロ選手から通信が入りました。音声をスピーカーから出します。」

282:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:50:36 VPBdzyBA0
ゼロ(通信)「これ以上キッチンを留守にできん!出場はなしだ!(通信終了)」

ナナ「…と、いうことのようですね。ゼロ選手、棄権と。」

エックス「そうか、ゼロは棄権か。仕方ないな。」
アクセル「エックスってさ、ゼロのやることには甘いよね。なんで?」
エイリア「エックスとゼロは、昔からコンビを組んで数々の事件を解決してきたわ。だからかもしれないけど、あの二人は強い信頼で結ばれた独特の関係なのよ。」
パレット「男と男が熱く熱く結ばれているですぅ!キャッ!BL~!」
アクセル「なんかその言い方って嫌だな…。」
パレット「いい、アクセル。BLっていうのはBoys Lov…」
エイリア「変なことをアクセルに教えないの!!」
レイヤー「(心の中で思っている;エックスさんとゼロさんのBL…。…な、何を考えてるんですか、私は!!)」
パレット「ん?レイヤー、顔赤いよ。どうしたの?」
レイヤー「な、なんでもありません!!」
カーネル「そうか、BLとは軍人や、囚人達が刑務所の中でいう『オカマを掘られる』という奴か。」
アイリス「に、にいさん!…それは合っているようで少し違います。」
イカ「なぁ~にぃ~。みんな、BLに興味津々なの??…ワタシが教えt…!!(レイヤー&アイリスが実力行使で阻止)」

283:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:52:08 VPBdzyBA0
エックス「みんな、何を話し込んでいるんだ。もうすぐ始まるぞ。」
アクセル「…レースにゼロが出ないもんだからエックスがすごく冷静だ…。」
エックス「さぁ、敵の戦力を見るためにもレースを見よう!」

アル「では、そろそろはじめようか。」

雪男先生「位置について…、よーい…、(効果音;パーン!!)」

ナナ「さぁ、スタートしました!!」

カンガルー「行っくぞー!!」

ナナ「ガンガルン選手、快調な走り出しです!!」

284:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:53:05 VPBdzyBA0
ニワトリ「よし!俺も行くぞ!!ハーッハッハッ!!燃える!!!メルトクリーパー!!!」

ニワトリ、何も考えずにメルトクリーパーを撃った。その結果…

カンガルー「ボクの勝ちだー!!…あれ?なんか迫ってくる!!」

メルトクリーパーがすごい勢いでハードルを破壊しながらゴールへと直進!!

カンガルー「ぬ、抜かされたー!!」

そのままメルトクリーパーが1位でゴール!!…って、そんなのは認めれられるはずもなく

285:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:53:52 VPBdzyBA0
雪男先生「コケコッカー君、ハードルの破壊でルール違反だ。よって、このレースの勝者、不戦勝でガンガルン選手の勝ちとする!!」
ナナ「あーっと!コケコッカー選手が勢いあまって出したメルトクリーパーでハードルを破壊したため失格となりました!ガンガルン選手、不戦勝です!」
アル「またしても見せ場無しで勝ったな。」

286:名無したんはエロカワイイ
08/01/13 10:54:33 VPBdzyBA0
ニワトリ「ハーッハッハッ!!すまん!!」
ルミネ「貴方は、負けても元気な人ですね。」
馬場「ま、それだけが取り柄だしな。」

カンガルー「…。」
カラス「…元気を出せ。まだまだこれから見せ場なんか作れるさ。ほら、レッドも何か言ってやれよ!」
レッド「…。」
魚類「だめだ。まだ死んでるよ。」
タマネギ「がはは!ガンガルンから元気をとったら、何も残らないダス!だから、元気を出すダス!そう“出す”“ダス”よ!がはは!」
カンガルー「…そうだよね。ボクの取り柄は元気だけだよね。この脚力とかもう、取り柄って言えないよね。」
カラス「そんなことはないから!元気を出せ!あと、デボニオンは色んな意味でつまらんことを言うな!!」
タマネギ「さむかったダスか?では、オラの持ちギャクで…グルグルグルグル!!」
レッド「…うぷっ!」←思い出した。
カラス「やめんかーーい!!」


【今回の順位・獲得得点】
一位 Rチーム    20点
失格 Σチーム     0点
リタイヤ Xチーム     0点

【現在の合計得点】
Xチーム 110点
Rチーム 130点
Σチーム 100点

287:名無したんはエロカワイイ
08/01/14 21:38:39 kSI7D21O0
ナナがエイリアにさりげなく

ナナ「プレデターと戦った末に死ねばいいのに。」

って言っているのに吹いたww
あくまでエイリアン扱いなんスね。

288:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 12:25:49 JuWJXeB40
せかしちゃいかんと思うのだが、続きはまだかな~?

289:名無したんはエロカワイイ
08/01/26 18:12:52 OBR/sgKi0
>>287
この前、TVでエイリアンVSプレデターやってたから見た。
初めて見たんだが、エイリアンは悪役なんだなww
それを知って吹いたww

家族は、何故このタイミングで吹き出したのか理解できていなかったみたい。

290:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 10:27:59 XyDRwWC10
俺も続きが読みたいが、じっと待とうage

291:名無したんはエロカワイイ
08/01/29 01:59:24 m7geIiW70
ルミネきゅんに膝枕してもらった
最高の寝心地だった

292:名無したんはエロカワイイ
08/01/29 03:09:13 c8Fu6hK/O
残念だがソレはルミネたんにトランスオンした神だ

本物のルミネたんはオレの隣で寝ているよ

293:名無したんはエロカワイイ
08/01/29 12:29:32 u3UwJJtw0
>>292
よっく見てみ。それは白アクセル。

294:名無したんはエロカワイイ
08/01/31 17:19:05 G44EWjBfO
わかった!!
小説書きさんは受験生だな!?

295:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:19:22 weecxauL0
遅くなりまして、ごめんなさい!!色々忙しかったもので…。

>>288さん、>>290さん
お待たせしてごめんなさい。
でも、今回は続きではなく、読み切りの節分ネタです。
時期的に今日しかないと思いまして。間に合ってよかった。
続きは、もう少ししたら書き込みます。申し訳ありません!!

>>287さん
ええ。エイリアン扱いです(笑)

>>289さん
吹き出していただいてありがとうございます!(笑)

>>294さん
ルミネ「さぁ…どうでしょうか。」…なんて言わせてみたり(笑)

では、以下本編です。

296:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:20:21 weecxauL0
2月3日。節分である。
イレギュラーハンターベースではこんな会話が…

パレット「ねぇレイヤー。今日は節分だよね~。」
レイヤー「節分…。旧暦のお正月に厄払いと福招きをやる恒例行事。…それで、それがどうしたの。」
パレット「こんな日に仕事じゃなくてもいいのに~って思わない?」
レイヤー「…別に。」
パレット「えぇ~。夢がないなぁ。鬼は外~、福は内~、ってやりたくないの?」
レイヤー「…パレットの場合、仕事をサボりたいだけでしょう。」
パレット「ギクッ!…ばれたか。」
エイリア「あなた達、雑談してないで、ちゃんと仕事をしなさい。」
レイヤー「すいません。」
パレット「はぁーい。」

297:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:22:05 weecxauL0
そこへ、シグナス、エックス、アクセル、ナナが入ってくる。

シグナス「いつもご苦労。差し入れだ。帰りに買ってきたんだ。(豆を差し出す)」
レイヤー「ありがとうございます。」
エックス「見てくれ!豆のおまけに着いてきた鬼のフィギュアだ!」
エイリア「それが目当てで豆を買ってきたのね…。」
アクセル「うん…。」
パレット「わぁー!豆ですぅ!節分の豆まきできますね!!まきましょうですぅ!!」
シグナス「いや、それは食べるための…」
パレット「鬼は外~!!(聞いていない。)」
アクセル「うわぁっ!パ、パレット!僕に豆をぶつけないでよ!」
パレット「他に鬼役がいないし、アクセルが鬼をやるの!エイッですぅ!!」
アクセル「わぁっ!イテッ!イテテッ!地味に痛い!地味に痛いよ!!」

298:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:26:05 weecxauL0
ナナ「そういえば、節分といえば、年の数だけ豆を食べる習慣がありますよね。」
エイリア「そうね。」
ナナ「エイリア“先輩”、どうぞ。」

ナナ、買い物袋いっぱいに入った何袋分もの豆をエイリアに渡す。

ナナ「エイリア先輩の年がわからなかったんで、とりあえずこれだけお渡ししておきますね。」
エイリア「…どうもありがとう。」←顔がひきつっている。
ナナ「あ、足りなかったら言って下さい。すぐに買ってきますから!」
エイリア「大丈夫よ~、これだけで既にレプリロイドはおろか、人間すら誕生してない頃から生きてる生物でも余らせるくらい豆があるから。」
ナナ「南極に大規模な熱源を発見されて、その熱源は、地下深くにある謎の遺跡であることが判明して、そこにいた謎の生物は遙か昔からそこにいたんだそうですよ。」
エイリア「…何の話?」
ナナ「エイリアンVSプレデターです。正確に言うと、謎の生物とはその映画に登場するエイリアンの話です。」
エイリア「…そんな話を急にして、何がいいたいの?」
ナナ「いえ、ただ、先輩も南極の地下遺跡出身かなと…」
エイリア「…まるで、私を“エイリアン”だとでも言いたげね。」
ナナ「いいえ、そんな。」
エイリア「…。」
ナナ「…。」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

パレット「(アクセルに豆をぶつけながら)キャッ!修羅場ですぅ!」
アクセル「こういう時でも見逃さないんだ…。イテッ!イテテッ!!」

299:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:26:45 weecxauL0
そこへ、ゼロ、アイリス、イカが部屋へ入ってくる。

ゼロ「待たせたな。恵方巻きを作ってきたぞ。」
アイリス「私もお手伝いしました。」
イカ「ワタシも全身でお手伝いしたワ~!さぁゼロ!ワタシのお豆をたべt…(ゼロにKナックルで殴られる)」
エックス「どうもありがとう。」
シグナス「早速食べるとしよう。ゼロ、包丁で切り分けなくてくれ。」
ゼロ「了解…しまった!」
アイリス「包丁をキッチンに忘れてしまいましたわ。今取ってきます。」
ゼロ「いいや、大丈夫だ。もっと斬れ味のいい物がある。」
アクセル「いい物?包丁よりよく切れる物…って、まさか!!」

300:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:27:48 weecxauL0
ゼロ「Zセイバー!!」

ゼロ、Zセイバーで恵方巻きをぶった斬った!!

ゼロ「ヒッ!フッ!ハッ!!」

凄まじい斬れ味により、とてもきれいに恵方巻が切れた、いや斬れた。

アイリス「ナイスアイディアね、ゼロ!」
アクセル「そ、そうかな?」
ゼロ「目の前に食材があれば…たたき斬る…までだ!」
アクセル「敵じゃなくて食材なの!?」
エックス「さぁ、みんなで食べよう!」

おいしく恵方巻きをいただくイレギュラーハンターの皆さんであった。

301:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:30:08 weecxauL0
一方、シグマパレスではシグマが鬼役をし、壮絶な豆まきが行われていた。

一同「鬼は外ーーーー!!!!!」
シグマ「でぁあああああああああああああああああああああああああああう!!!!!!!!」
馬場「よし、今年はここまでだ!みんなお疲れ!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!私の勝ちだぁ!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!うまい!」←落ちた豆を拾い食いしている。鶏ですから。
パンダ「おいしいね。」←こっちは袋からダイレクトに食ってる。
雪男先生「みんな、二人を見習って、落ちた豆まで全部食べなさい。食べ物をムダにしてはいけない!それは地球温…」
馬場「はいはい。わかりましたよ。食べますよ。」
ゴキブリ「いいストレス発散だぜ!おっさんは文字通りポンコツだな。毎年毎年ご苦労なこった!」
アリ「父親というものは、毎年節分で鬼役をやるのが常です。ちょうど角もあるし、いいんじゃないですか?」
カマキリ「豆か。もっと相手が傷付いて血まみれになるような物なら楽しめるんだがな。」
クラゲ「…それだと、後の掃除が大変…。」
馬場「後の掃除の前に、鬼役をやる奴を心配せんのか。」

302:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:30:52 weecxauL0
そこに、ルミネがやってくる。

ルミネ「あの…、恵方巻き作ってみました。おいしいかどうかわかりませんが、食べてみて下さい。」
馬場「おお!うまそうだな。どれ…」
ヒマワリ「貴様などに先を越されてたまるか!」
カマキリ「わ~う。うまそうだな。俺も食うぜ…!」
雪男先生「こういう時はだな、まずは先生から…」
ゴキブリ「うるせぇよポンコツ教師が!どいてろ俺様が食うんだ!」
アリ「あ、貴方ばかりにいい思いはさせませんよ!!」
パンダ「おいしそう…。ボクもたべる。」
クラゲ「…ルミネの作った恵方巻き…食べたい…食べたい食べたい…食べたい食べたい食べたい!!!!」←目がカッ!と開く!
ニワトリ「ハーッハッハッ!俺も食うぞ!!」
ルミネ「うわぁ!押さないで下さい!全員分ありますから…押さないで下さいって…言ってるでしょうが!!!!」



パ   ラ   ダ   イ   ス   ロ   ス   ト



全員「でぁあああああああああああああああああああああああああああう!!!!!!!!」
ルミネ「ふぅ。さて、私も豆をまきましょうか。福はうちっと。」

こうして、シグマパレスの節分は毎年毎年ドタバタとしたものになるのであった。

303:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 23:40:58 uWw44UkDP
何でイカいるんだよwwww
ていうか恵方巻き切ったら意味ないよwwwww

304:名無したんはエロカワイイ
08/02/04 03:19:01 TgTp43y7O
イカ含むボス連中壊れすぎだろwwwカオスw

305:名無したんはエロカワイイ
08/02/04 22:17:40 FXRAiajW0
>>303さん
イカは運動会編で登場させたんですが、結構気に入ってしまいまして、ちょいちょい出していこうと思ってます。
恵方巻きを切ってはいけないというのは…ごめんなさい。忘れてましたww
うちじゃ、あんまり恵方巻き食べないんですよ。なんで、その辺の感覚がずれてました。以後気をつけます。

>>304さん
ボスの中で一番性格が破綻してるのは、おっしゃるとおりイカですね。もはや原型がないに等しい(笑)
それ以外のキャラではエックスが一番ぶっ飛んでるかな、やっぱり。(今回はあんまりぶっ飛んでませんでしたが)
まぁ、ぶっ飛んじゃいますが、私自身は彼らのことが大好きです!
もっともっとぶっ飛んだ感じに彼らがなれるように、日々努力していきたいと思います!

306:名無したんはエロカワイイ
08/02/05 21:25:54 /0MPwnN70
拾い物だけど…

休日予想図
URLリンク(zerothre.hp.infoseek.co.jp)

307:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 09:49:40 eGNCwyVQ0
>>306
ほのぼのww
ゼロの髪の毛の上でくつろぎながらフィギュアかエックスww

308:名無したんはエロカワイイ
08/02/09 23:49:36 5PiXdfSE0
こういう絵、いいね!

309:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:14:44 LCYFiwg50
ヴァレンタインデー チョコレート争奪戦勃発!!(前編)

カマキリ「…きたな。」
クラゲ「…今年も…。」
ニワトリ「きたきたきたきたー!!」
ヒマワリ「キターーーーーーー!!」

何が来たのか…。それは!

馬場「ヴァレンタインデーがもうすぐだ。」

310:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:19:10 LCYFiwg50
ヴァレンタインデー。女性が男性にチョコを送る日。
ただそれだけの日なのだが、本命か。義理か。人々はそれに命をかける。
シグマパレスの男性陣も、例外ではない。

ゴキブリ「ルミネからの本命チョコは俺様がもらうぜ!!」
アリ「フン。貴方のような汚くてインテリジェンスのかけらもないゴキブリがもらえるわけありません。…もしかしたら、義理チョコすらもらえないんじゃありませんか?」
ゴキブリ「あんだと!!?このポンコツアリがぁ!!」
クラゲ「…大丈夫。アントニオンももらえないよ…。…僕が本命チョコをもらうから…。」
アリ「言ってくれますね…!」
ゴキブリ「その自信はいったいどこから来るんだよ!ポンコツクラゲがぁ!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!チョコが欲しいぞ!!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!私の勝ちだぁーー!!」
ゴキ&アリ&クラゲ「やかましいッ!!」

311:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:20:13 LCYFiwg50
馬場「心配しなくても、ルミネは全員分のチョコを用意すると思うがな。」
カマキリ「俺のは血と脂を練り込んだブラッド味チョコレートがいいぜ…。」
馬場「ンなモン混ぜてある時点でそれはチョコレートじゃねぇよ。」
パンダ「僕は笹が入っててほしいなぁ。」
馬場「それもないと思うぞ。」
雪男先生「冷やして食べた時においしい物が望ましいな。」
馬場「そうそう。チョコは冷やしてから食うとうまい…って、アンタももらう気かよ!教師だろ!!」
シグマ「ワシの分は…」
馬場「さぁな。俺は“ない”に100ゼニー賭けるぜ。」
カマキリ「んじゃ、俺は200ゼニーだ。…“ない”にな。」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!俺も“ない”に300ゼニーだ!!」
雪男先生「おいおい君達、全員“ない”に賭けてしまったら、賭け事は成立しないよ。」
馬場「おっと!そうだったぜ。こりゃうっかりしてた!」
カマキリ「ひゃはははは…。」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!」
雪男先生「ガハハハハッ!」
シグマ「………キ・サ・マ・らぁっ!!!!!」

312:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:21:13 LCYFiwg50
シグマが激怒していたその頃、ルミネはスーパーマーケットにいた。
チョコレート作りの材料を買いに来ていたのだ。しかし…

ルミネ「ありませんね…。」

チョコが置いてなかった。品切れである。

ルミネ「時期が時期とはいえ、売り切れとは…。仕方ありません。他のお店に行きましょう。」

そんなルミネに声をかける人物が。

エイリア「ムダよ。他のお店も、全部売切れ。残念だけど、チョコレートはどこにも売ってないのよ。」
ルミネ「貴女は…。運動会の時にお会いした…。」
エイリア「エイリアよ。よろしくね。」
ルミネ「私はルミネです。軌道エレベーターヤコブの管理者です。…それで、チョコがどこにも売られていないというのはどういうことですか?」
エイリア「それなんだけど、妙なのよね。店員さんによると、どこも在庫がないらしいのよ。」
ルミネ「ヴァレンタインのシーズンですから、普通はチョコレートをかなり多めに仕入れますよね。」
エイリア「そうよ。でも、何故か、今年はそれができなかったらしいのよ。」
ルミネ「入荷できなかった?」
エイリア「原因は、今パレット達が探ってるわ。特に、レイヤーはゼロにチョコをあげられないってかなり悔しそうだったから、きっと必死に探してると思う。」
ルミネ「わかったら、教えてもらえますか?できれば、どこに行けばチョコが手に入るのかも含めて。」
エイリア「任せて!」

313:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:22:44 LCYFiwg50
その時、エイリアに通信が入る。

エイリア「あら。イレギュラーハンター本部からね。もしかしたら、レイヤー達がチョコについて何かつかんだのかも。」
ルミネ「本当ですか!」
エイリア「ちょっと待ってて。…こちらエイリアよ。」
レイヤー「エイリアさん、聞こえますか?こちらレイヤーです。」
エイリア「聞こえてるわ。緊急事態?…それとも、何かわかったの?」
レイヤー「はい。今回のチョコ不足は、その周辺だけではありません。市場全体に及んでいます。」
ルミネ「そんな規模で…。」
エイリア「それで、原因は?」
レイヤー「原因ですが、凄いことがわかりました。今回のチョコ不足の原因は…」

314:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:24:15 LCYFiwg50
少し遡って1週間前。レプリフォース基地。

アイリス「今年は、どんなチョコを用意しようかしら。ゼロはどんなチョコをもらいたいのかなぁ。フフッ!…あの牛乳女(ウシチチオンナ)には負けたくないし、少し早めに準備をしましょう…。」

牛乳女→もちろん、レイヤーのこと。

カーネル「どうしたアイリスよ、真剣な顔をして。…その顔は、まるで戦場に旅立つ前の戦士のようだ。まさかアイリスよ…。戦争でも始める気なのか!!?」
アイリス「フフッ。お兄さまったら、すぐ戦争に結びつけたがるんだから。…でも、私そんな顔してたの?」
カーネル「ああ。なにやら、殺気立っていた。そうか、前線だな?最前線で銃を取り、敵に突撃をするつもりだな!!?我が妹よ、軍人として立派だぞ!!」
アイリス「立派だなんてもったいないわお兄さま。それに、私は最前線に行きたいわけではないの。私は今、ゼロにあげるチョコをどうしようか考えていたのよ。
でも、ただ渡すだけじゃないの。どうしても負けられない敵がいるのよ。その辺りは、お兄さまのいう戦争と変わらないかもね。」
カーネル「負けられない敵…。そうか。アイリスよ。戦うのだな。」
アイリス「ええ。負けられないわ。」
カーネル「では、わずかばかりだが力を貸そう。」
アイリス「本当なの!?お兄さま!!」
カーネル「同盟国の危機にも立ち上がり戦うは軍人の誉れだ!ましてや、お前は我が妹。レプリフォースの同志ではないか!!」
アイリス「お兄さま!」
カーネル「待っていろアイリスよ!必ずや、お前の手に勝利をもたらそう!!」

315:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:25:25 LCYFiwg50
エイリア「レプリフォースが!!?」
レイヤー「はい。間違いなさそうです。1週間ほど前から市場からチョコが急激に品薄になりました。原因は、レプリフォースによるチョコの収集です。」
パレット「各地で、レプリフォースがチョコを奪っているんだそうです。そのせいで、市場に出回るチョコが激減して、スーパーマーケットなどでチョコが売られなくなったということみたいですぅ。」
ルミネ「なんでレプリフォースがチョコを…。」
レイヤー「…決まっています。あのカマトト女が…」
パレット「レイヤー、落ち着いて。それで、これからチョコを輸送しようという場所が三つあります。レプリフォースがそこを狙ってくるのは確実ですぅ!」
レイヤー「…それで、もうこれ以上チョコを奪われないように、この作戦を阻止します。」
エイリア「そうね。これ以上被害を出すわけにはいかないし、私達で阻止しましょう。」
ルミネ「なんだか凄い話になってきましたね…。レプリフォースの作戦を阻止すべく、イレギュラーハンターが動く…。これはまるで…」

316:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:27:34 LCYFiwg50
カーネル「戦争だ!これは戦争だと思え!これから、陸路、海路、空路の三つのルートでチョコが輸入される!そこで、我らレプリフォースは、全勢力を持ってしてこれを収集する!!レプリフォース陸軍・空軍・海軍の大将は前へ!」

陸軍大将 スラッシュ・ビストレオ
海軍大将 ジェット・スティングレン
空軍大将 ストーム・フクロウル

ライオン「超特急で奪い取ってきてやるぜッッ!!」
エイ「邪魔をする者は海の藻くずにしてやるまでだ。」
フクロウ「5分以内に作戦を完了する!」
カーネル「武運を祈っている。…作戦開始だ!!」

317:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:28:29 LCYFiwg50
イレギュラーハンターベース

ルミネ「ここが…すごい設備ですね。」←エイリアに連れて来てもらった。
アクセル「あ、ルミネ!」
ルミネ「どうもこんにちは。運動会以来ですね。」
アクセル「なんでここに?何かあった?」
エイリア「今回の事件で、せっかくだから彼女の力を借りることにしたの。シグマパレスとイレギュラーハンターの共同戦線でレプリフォースと戦うのよ!」
アクセル「ふーん。…って、ええええええええええええええええええええええ!!!!!?」
シグマ「そんなに驚いてくれるとはな。」
アクセル「そりゃあ、驚く…ってうわあああああああああああああああああああああ!!!」
エックス&ゼロ「シグマ!?」
エイリア「ルミネに協力を要請したら、家族に連絡を取ってくれたのよ。他のみんなも来てるわよ。」
馬場「ハンターベースか。久しぶりだな。またここに来るとは思わなかったぜ。」
カマキリ「チョコ強奪の協力、するぜ~。…うまい血もすすれそうだしな~。」
クラゲ「…戦うのは面倒くさい…。…でも、チョコはほしい…。」
パンダ「ぼくもチョコほしい。」
アリ「市場経済にチョコ不足がもたらした影響は大きい。なんとしても解決せねば。」
ゴキブリ「ケッ。お前もチョコがほしいって素直に言えこのポンコツアリが!」
ヒマワリ「アーッハッハッ!…ここはどこ?イレギュラーハンター?なぜここに!!?」
雪男先生「チョコが足りないとカカオ豆の値段が跳ね上がる。すると、焼き畑による農地拡大が…地球温暖化が進んでしまう!!止めねば!!」
ニワトリ「ハーッハッハッ!!なんだかよくわからんが、俺もやるぞー!!」
シカ「試合前で減量中なんだ。戦っている間は食い物のこと忘れられる。気晴らしに俺も手伝うぜ。」

318:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:29:08 LCYFiwg50
アクセル「すごい…。この前までシグマと一緒にいたからイレギュラーの疑いがあった奴らが勢揃いしてる…。」
シグマ「エックス。ゼロ。再びお前達とともに戦うことがあろうとはな…。」
エックス「ふざけるな!そんなに簡単にお前達を認められるわけがないだろう!」
シグマ「そうか。なら、これを受け取れ。」

シグマはフィギュアコインをエックスに渡した。

エックス「シグマ、俺達と一緒に戦ってくれ!」
アクセル「あっさり買収されたー!!」
ゼロ「エックスが認めるなら俺も認めるさ。」
アクセル「ゼロまで…。ねぇシグナス。これでいいの?」
シグナス「貴様がシグマか。直接会うのは初めてだな。私はシグナスだ。貴様の後任でこのイレギュラーハンターを統轄している。」
アクセル「そうそう。威厳のあるトコ見せてよ!」
シグマ「ここの総大将は大変だろう…。」
シグナス「…わかるのか。」
シグマ「ああ。言うことを聞かない部下。次から次に舞い込む仕事。司令官としての重責。…わしにもわかる。」
シグナス「…。」
シグマ「…。」
シグナス「…今度、酒をご一緒してくれませんか。」
シグマ「よかろう…。」
アクセル「意気投合しちゃったよ!」

319:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:18:10 IDtPWmaH0
アクセル「まぁ、運動会の時も妙なことはなかったし(イレギュラー化してたのはむしろうちのエックスだったし…)大丈夫かな。…たぶん。」

自分を無理矢理納得させるアクセルだった。

エイリア「レイヤー、パレット、状況は?」
レイヤー「レプリフォースは現在、チョコレートを強奪し終えまして、それらを陸海空の三つに分かれて基地に戻るところのようです。」
パレット「奪い返すには、この三つの部隊に攻撃を仕掛け、チョコを奪還するという方法があるですぅ。」
エイリア「ちょうどいいじゃない。大人数になったんだし、三分割でミッションに臨むわ!」
レイヤー「ミッションを表示します。」


[BOSS スラッシュ・ビストレオ]
陸軍部隊 ジャングルの中を走る軍の補給列車からチョコを奪還せよ!

[BOSS ジェット・スティングレン]
海軍部隊 人工島ギガンティス近海を航行中のレプリシーフォース艦隊からチョコを奪還せよ!

[BOSS ストーム・フクロウル]
空軍部隊 上空1万Mを飛行中のレプリエアフォース空母からチョコを奪還せよ!


レイヤー「それぞれ、レプリフォースの大将クラスがこの作戦に配備されているようです。彼らからの攻撃には十分気をつけてください。」

320:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:19:15 IDtPWmaH0
エイリア「で、誰をどのミッションに行かせるの?」
シグナス「そうだな…。」

陸軍 アクセル アリ ゴキブリ カマキリ
海軍 ゼロ 馬場 クラゲ 雪男先生
空軍 エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

シグナス「といったところだろう。最初に名前の書かれているものが班長だ。これはイレギュラーハンターがつとめる。」
ゼロ「待ってくれ。俺とエックスはいいとして、アクセルに班長はまだ荷が重いんじゃないか。」
エックス「アクセルは戦闘力は十分だ。だが、まだまだリーダーとしてやっていくには不安が残る。」
アクセル「なんだよ二人とも!僕だって班長くらいちゃんとやれるよ!」
パレット「そうやって、子供っぽく口答えするところが、リーダーとしてはまだまだなところなんじゃないの?」
アクセル「むっ!なんだよなんだよ!」

321:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:19:59 IDtPWmaH0
エックス「パレットの言うとおりだ。やはり、アクセルのチームにはもう一人、熟練のハンターが必要だ。」
シグマ「私がそっちのチームに移るかね?一応、元ハンターだぞ。」
馬場「俺もそうだぜ。」
ルミネ「…貴方がたじゃ逆に不安だと思いますが…。」
シグナス「シグマさんには空軍のチームにいてもらいたい。誰も飛行能力がないメンバーだから、せめて戦力は確かな者にしたい。あと、VAVAも、人数的に海軍ミッションのチームから外すわけにはいかない。」
アクセル「…さりげなくシグマが“さん”付けになってる…。」
イカ「だったらワ・タ・シに任せてみなぁい?」
ゼロ「い、いつの間に!!?」
シグナス「元ハンターのクラーケンが手伝うのは悪くないが、それなら海軍のミッションチームに入ってくれ。クラーケンの場合、水のある所の方が向いている。」
イカ「あらそう。でも、それだとアクセルちゃんのサポートが…(海軍の班長が誰なのかを見た)できないけど何の問題もないわ!!!ゼェ~ロォ~!一緒に海の上でクルージングを楽しみまsy…(ゼロにKナックルで殴られる)」
アクセル「…で、誰が僕のサポートに入るわけ?弱い奴はやめてよね。」
ゼロ「そうだ。統率力なら、ある意味イレギュラーハンター1のハンターがいる。ジャングルでもあいつなら問題なく戦えるだろうしな。あいつに任せてみよう。」
アクセル「あいつ?ゼロが一目置いてるその“あいつ”って誰なの?」
ゼロ「そいつの名は…」

322:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:29:09 IDtPWmaH0
イレギュラーハンター第0部隊。
かつて、ゼロもこの部隊の隊長だった。
そして、それ以前から第0部隊に所属し、副隊長を務めていた人物こそ、今回ゼロが指名した人物である。

その名は…エクスプローズ・ホーネック!蜂型レプリロイドである。

323:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:30:33 IDtPWmaH0
ホーネック「ゼロ、久しぶりじゃな。妾(読;ワラワ)を呼び出すとは何の用じゃ?」

ちなみに、女性だ。性格は女王様気質で、さしずめ、女王蜂である。

下僕1「ホーネック様!お飲物をお持ちしました。」
女王蜂「うむ。…まずい!(飲み物を下僕の顔にかける)」
下僕1「も、申し訳ありません!!」
女王蜂「疲れた。椅子を。」
下僕2「ホーネック様!(ブリッヂの体勢をとる)椅子ができました!お座り下さい!」
女王蜂「うむ。(ブリッヂをしている下僕の上に座る)」
下僕2「…アーッ…!」

下僕達は第0部隊の面々である。
ちなみに、顔に飲み物をかけられた下僕も、椅子にされている下僕も、どこか嬉しそうである。

シグマ「ルミネ、見ちゃいかん!」
ルミネ「…顔を手でおおわないでください!」

324:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:31:36 IDtPWmaH0
アクセル「うわぁ…。」
馬場「第0部隊も相変わらずだな。」
アクセル「…もしかして昔からああなの?」
馬場「影の部隊といわれるほど、第0部隊のことは表には出ない。が、実情はこんな感じだ。昔からな。」
アクセル「そ、そうなんだ…。」
ゼロ「…その性格は相変わらずだな。」
女王蜂「ゼロよ、妾の男なりたくなったか?貴様なら、下僕ではなく男にしてやってもよいのだぞ?」
ゼロ「下僕も男も願い下げだ。それより、頼みがある。アクセルと一緒にレプリフォースの陸軍部隊からチョコを争奪する作戦に参加してくれ。」
女王蜂「…よかろう。他でもないゼロの頼みじゃ。で、アクセルというのは?」
アクセル「僕だよ。僕がアクセルだ。」
女王蜂「ほぉう。なかなか活きがよさそうじゃな。妾の下僕になるか、小僧。」
アクセル「え、遠慮します!」
下僕1「…アクセル君、下僕はいいよぉ…。」
下僕2「(ハァハァ)…君も、私達のように、ホーネック様の椅子にならないかい…(ハァハァ)」
アクセル「絶対にイヤだ…。」
女王蜂「下僕が主人の許しもなく勝手に喋るでないわッ!!…お仕置きされたいのかい…?」
両下僕「す、すいませんでした!!お仕置きしてください!!たっぷりと!!(ハァハァ)」

325:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:32:36 IDtPWmaH0
アクセル「…第0部隊って…。」
ゼロ「アクセル、誤解のないように言っておくが、第0部隊の全員がホーネックの下僕なわけじゃないぞ。」
アクセル「そ、そうなんだ。よかった。こんな人達が全員だったら濃すぎだもんね。」
ゼロ「部隊の約2割はこいつの下僕じゃない。普通のハンターだ。」
アクセル「へぇ。約2割が普通のハンター…って!!それじゃ残りの8割がぁ!!!」
女王蜂「妾の下僕じゃ。」
アクセル「…前言撤回。第0部隊は想像以上に濃い。」

326:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 07:34:16 IDtPWmaH0
かくして、女王蜂をメンバーに加え、メンバーはこうなった。

陸軍 アクセル 女王蜂 アリ ゴキブリ カマキリ
海軍 ゼロ 馬場 クラゲ 雪男先生 イカ
空軍 エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

ルミネ「あの、私の名前がないんですけど…。」
エイリア「ルミネは、私達と一緒にオペレーターとして頑張ってもらうわ。」
シグナス「ヤコブの管理を行えるということは、それだけ優秀だということだ。その能力をオペレーターとして使ってくれ。」
ルミネ「わかりました。オペレーターはやったことがありませんが、頑張ります。」

いよいよ作戦開始!!(後半へ続く)

327:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 12:45:14 8c2YMbdq0
後半、楽しみにしてます!!

328:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 19:04:06 IDtPWmaH0
>>327さん
ありがとうございます。頑張ります!

329:名無したんはエロカワイイ
08/02/14 18:29:09 qg54ETvWO
さすがレプリフォースww
やることがカオスだなwwww

続きまってるぜ!

330:名無したんはエロカワイイ
08/02/17 18:23:10 UEHXp61IO
小説書きさんいつも乙です
こういうレプリロイド達もほのぼのしてていいなw

331:名無したんはエロカワイイ
08/02/20 22:56:13 3iu+NmjHO
陸軍絶対入りたくねぇww

332:名無したんはエロカワイイ
08/02/20 23:09:46 jCF9tHfdO
エイとクラゲに期待(例の台詞的意味で)

333:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:23:59 sYJ534Xp0
ヴァレンタインデー チョコレート争奪戦勃発!!(後編)

廃屋。普段は人気のない所だが、そこで密会をしている人物が。

レッド「何の用だアリクイック。賞金首のイレギュラーでも見つけたか?」
アリクイ「いや。そうではないが、面白い情報をつかんでの。これを見るのじゃ。」
レッド「…これは…?」
アリクイ「時間の経過と物価の昇降を示す折れ線グラフじゃ。これはショコラについての物じゃ。」
レッド「しょこら?それって、チョコレートのことか?」
アリクイ「ショコラって言った方がナウいじゃろ。」
レッド「ナウい…。…じいさん。時代を先取りしたつもりで、完全に時代に取り残されてるぜ。」
アリクイ「フォッフォッ。時代はバブルブームじゃ。その頃使われていた言葉を使った方がイカした感じになるじゃろ?」
レッド「そういう意味か。やるなじいさん!…といいたい所だが、バブルブームも既に去年の話だ。」
アリクイ「で~も~…そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!!」
レッド「はい!おっぱっぴー!…ってやらすな!!!!」
アリクイ「いいノリじゃの。さて、話を戻すぞ。ここ数日の間にショコラの値段が急騰しとる。」
レッド「みたいだな。それがどうしたんだ。」
アリクイ「聖ヴァレンタインデーが近いとはいえ、このはね上がり方は変じゃ。」
レッド「…ヴァレンタインデーの頭に聖をつけてきたことはつっ込むべきか…。」
アリクイ「何をブツブツ言っとる。よいかレッド。市場にはな、需要と供給がある。これらがうまく釣り合っとればいいんじゃが、
このバランスはよく崩れるんじゃ。例えば、需要が多くて供給が少ない場合、多くの人が欲しがっている物なのに、物の数が少ないから必然と取り合いになる。
そのせいで多少値段が高くても物が売れるようになるんじゃ。結果、値上がりが起こる。」
レッド「じいさん、俺に授業を受けさせたくてこんなトコに呼んだのか?」
アリクイ「フォッフォッ。老人の話は聞いといて損はないぞぃ。よいかレッド。値段が高くても売れる物、それを今自分が持っていたらどうするかの?」
レッド「高く売れるんだろ?だったら、売り払って金にすれば儲けられるな。」
アリクイ「たくさん持っていたら…?」
レッド「その分、大儲け…って、おいじいさん!!」
アリクイ「気づいたようじゃの。」
レッド「チョコを大量に入手して、売り飛ばせば…!」
アリクイ「大儲け…じゃよ。」
レッド「…でもよ、これは値段が上がる前に大量に物を買っておいて、値段が上がったら売り払うってやり方じゃないと儲けがないぜ。
今からチョコを大量に買っても、買う段階から値段が高いから意味がない。」
アリクイ「そのとおりじゃ。じゃがな、ワシは、このショコラの値段の急な高騰の裏に何かあると踏んだのじゃ。案の定、ほれ、これを見てみぃ。」

ディスプレイに、現場監視カメラが撮られた“レプリフォースがチョコを強奪する瞬間”が映された。

レッド「これは!」
アリクイ「目的はわからんが、レプリフォースがチョコを大量に収集しとる。」
レッド「…なるほど。こいつらからチョコを奪えば…。」
アリクイ「元手無しでチョコを大量入手可能じゃな。しかも、これは明らかな犯罪じゃ。レプリフォースが極秘にしとるし、作戦も補給作戦となっとるから世間は知らんがの。」
レッド「犯罪を阻止し、なおかつ大儲けか。…悪くないぜ。」
アリクイ「フォッフォッ。あ、そうじゃ。イレギュラーハンターも動いとるようじゃ。先を越されんようにの。」
レッド「わかってる。…それじゃ、バレンタインデーにチョコ強奪といくかッ!」

334:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:24:50 sYJ534Xp0
パレット「アクセルってばぁ!聞こえてるぅ!?」
アクセル「聞こえてるよ。ついでに、今現地到着。」
カマキリ「今のところ、周囲に敵はいないぜ。残念ながらな。」
アリ「まだ結論を出すのは早いですね。ホーネックさんが部下の皆さんと偵察をしています。その報告を待ちましょう。」
ゴキブリ「部下じゃねぇよ。下僕だろ~。」

形式的には部下。実質的には下僕。

アクセル「どっちでもいいよ…。」
パレット「そのジャングルを進むと、レプリフォースの軍用列車用ステーションがあるから、そこで列車からチョコを盗ってきてほしいですぅ!」
アリ「了解。…ん?あれは…。」
カマキリ「待ってるのも退屈だ…。少しジャングルの中に入ってみようぜ。」
アクセル「勝手な行動をとるなよ!!」
カマキリ「わかったよ。…アントニオンはどうした?」
ゴキブリ「あん?ポンコツアリならその辺に…」

いない。

アクセル「どこに行ったかわからないの!?」
カマキリ&ゴキブリ「知らん!」
アクセル「勝手な行動はするなって…」

335:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:25:35 sYJ534Xp0
その時、ジャングルから悲鳴が!

アリ「ギャーーーーーーーーーーー!!!!」
アクセル「ジャングルからだ!行こう!ただごとじゃなさそうだ!」

アクセルとメンバーはアリの悲鳴が聞こえた方へ。そこには、アリが逆さ吊りで木からぶら下がっていた。

アリ「た、助けてください!」
カマキリ「なに捕まってんだよ…。」←アリを吊るしたヒモを切ろうとする。
ゴキブリ「罠が仕掛けてあるとはなぁ。厳重なこった。」
アクセル「気をつけなくちゃね…。」

その時!

カマキリ「なんてこったぁあああー!」←カマキリもアリと同じ状態に。
ゴキブリ「こぉのポンコツがぁ!お前まで罠にかかってどうすんだ!!」
カマキリ「罠…?そんなんじゃねぇ…気がする。」
アクセル「罠じゃない?どういうこと?」
カマキリ「俺様は暗闇でも夜警ができる監視システムを持ってる。そのシステムに、一瞬反応があった。
…誰かいるぜ。近くにな。それも、かなり気配を消すのがうまい奴が…。これは、そいつの仕業だ…。」
ゴキブリ「ままま、マジかよ!!」
アクセル「あわてちゃダメだ!周囲をよく見渡して…。」
ゴキブリ「見渡して…誰もいないぜ?」
アクセル「…みたいだね。」

その時!アクセル達のいた地面がバサァッと音を立てて持ち上がった。
いや、正確にいえば地面に隠してあったネットがアクセル達をとらえて宙づりにしたのだ。

アクセル「しまった!」
ゴキブリ「なんだよこれ!ゴキブリホイホイかってんだぁ!!」
アリ「ゴキブリホイホイ…。」
カマキリ「ゴキブリホイホイ…。」
アクセル「ゴキブリホイホイ…。」
ゴキブリ「…なんだよ!何が言いたいんだよお前ら!!言っとくが、俺様は 三 葉 虫 !!だからな!!」

336:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:26:08 sYJ534Xp0
??「…威勢がいいな。味方が全員捕まってもなお談笑とは。」
アクセル「誰だ!!」
??「いいだろう。正体をみせてやる。」

??が姿をあらわした!ウェブ・スパイダスだ!

クモ「俺の名はウェブスパイダス!お前達にここを通らせるわけにはいかんのだ!!」
カマキリ「わぁ~う。すごいね。さっきまで俺のセンサーにほとんど引っかからなかった奴が姿をあらわしたよ。」
クモ「俺はレプリフォースゲリラ部隊の隊長だ。気配くらい消せる。それに俺はかつて…。」
アクセル「かつて?」
クモ「い、いや、なんでもない!とにかく、お前達にはここで死んでもらう!」

337:名無したんはエロカワイイ
08/02/23 23:28:00 sYJ534Xp0
そこへ、上空から声が!

女王バチ「そうはいかんぞ。」
アクセル「ホーネック!」
女王蜂「女王様とお呼びッ。蜂メカ達、糸を切りなさい。」

小型の蜂メカが糸を切ってくれたため自由に動けるようになったアクセル達。

カマキリ「わぁ~う。援軍だぜ。」
アリ「助かった…。」
クモ「…あぅ…あぅ…あぅ…!」
ゴキブリ「どうしたぁ?形勢逆転で声も出ないかぁ?このポンコツクモが!!」
アリ「…?それにしては様子がおかしいような…。」
クモ「…あぁあああ…。」
女王蜂「…久しぶりじゃの~、スパイダスよ。」
アクセル「あれ?知り合い…?」
女王蜂「妾の下僕じゃ。」
一同「なにいいいいいいい!!!?」
女王蜂「かつて、こやつもイレギュラーハンター第0部隊にいたんじゃ。その時に妾が下僕にしてやった。」
クモ「思い出したくなかったのに…。」
女王蜂「何か言うたか?」
クモ「なんでもありません、女王様!!」
女王蜂「スパイダス。妾はミッションを遂行中じゃ。早うレプリフォースの補給列車まで案内するがよい。」
クモ「そ、それは…」
女王蜂「嫌か?」
クモ「…とんでもありません。ご案内いたします(泣)」
アクセル「うわぁ…。この人、かわいそう…。」

アクセルは知った。一度下僕になると、イレギュラーハンターやめても一生下僕のままなんだ、と。

338:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:27:29 YprDkaYk0
クモの案内でジャングルの奥にあるレプリフォースの軍事施設に到着したアクセルチーム。
とりあえず、物陰から様子をうかがっている。

アクセル「あれだね、チョコを輸送する列車は。」
クモ「そうだ。」
女王蜂「よくやったぞ我が下僕。褒めてやろう。」
クモ「…ありがとうございます(泣)」
アリ「積み込みもほとんど終わっているようですね。あまり時間もなさそうです。」
カマキリ「さっさと行こうぜ…。」
アクセル「そうだね。発車する前に乗り込まなくちゃ。」
ゴキブリ「乗り込んで、その先どうすんだよ!?」
アクセル「先頭車両を乗っ取るんだ。そうすれば列車ごとチョコを奪還できるじゃない。」
女王蜂「うむ。策ができたなら、もはやためらう必要はない。参るぞ。」

339:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:29:25 YprDkaYk0
こっそり列車に乗り込もうとしたその時!

巡回中の兵士「侵入者だーーー!!!侵入者がいたぞーーーー!!!」

アクセル「ヤバァッ!みつかっちゃったよ!」
カマキリ「しかたねぇな。一暴れしようぜ…!(喜)」
女王蜂「下僕よ、お前は妾の盾となるのじゃ。」
クモ「え!?あの、一応俺はレプリフォース側の…」
女王蜂「嫌か?」
クモ「…いいえ、喜んで盾にならせていただきます。(泣)」

兵士達と激しい戦闘をするアクセル達。

アクセル「アクセルバレット…乱れ討ち!!」
兵士達「ぐわああああ!!」
アリ「あなた達などには負けませんよッ!スクィーズボム!!」
カマキリ「怖いだろ~。シャドーランナー…!」
兵士「うわぁああああ!!」

340:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:30:57 YprDkaYk0
ゴキブリ「新しい必殺技をつかってやるよ…。ありがたく思えポンコツども!クリスタルウォール金(読;ゴールド)!!」
兵士「なんだ?ゴールド?…(効果音;ズン)☆□★◎▽☆◆★◇☆○☆●★■☆★ッ!!」

クリスタルウォール金…。それは、相手の股下からクリスタルウォールを出し、金的を狙う極悪な技…。
威力は侮れない。くらった兵士は声にならない声を上げながら悶絶している。

ゴキブリ「のたうち回ってなこのポンコツが!」

兵士「やられてたまるか!!(発砲!)」
クモ「ぐぁあああああ!!」←盾にされてる。
女王蜂「そんな物、妾には効かぬ。」
兵士「くそっ!まだまだ!!(連続発砲!)」
クモ「ちょ、ちょっと待…ぐぁあああああ!!!」
女王蜂「何度やっても同じじゃ。妾には効かぬわ!もっともっと好きなだけ撃つがいい!!」
クモ「…た、助けてえええええええ(泣)」

341:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:36:07 YprDkaYk0
やがて、敵は全て倒れた。さっそく列車に乗ろうとしたアクセル達だったが…

兵士1「…ま…だ…まだ…。」
兵士2「動け…るんだ…。」
兵士3「…チョコ…だけは…」
兵士4「…このチョコだけは…渡さない…!」
アクセル「まだ動けたんだ。でもさ、アンタ達ボロボロだよ。もうやめときなよ。こっちも急いでるからもう攻撃しないからさ。」
兵士1「そうは…いかない…。」
兵士2「命を捨ててでも…守り通す…!」
アクセル「なんでさ。なんでそんなにチョコレートにこだわるのさ!」
カマキリ「軍人なんざそういうモンさ。命令一つに命をかける連中なのさ。」
兵士3「…違う…。軍人だからじゃない…。」
アクセル「じゃ、なんでさ。」
兵士4「1年に一度のヴァレンタインデー…。」
兵士1「レプリフォースには…ほとんど男しかいない。」
兵士2「俺達は…毎年毎年…チョコを渡す人間を当番制にしている…。」
兵士3「毎年毎年…、男同士のヴァレンタインデーとホワイトデー…。」
兵士4「…当番に当たった渡す側も…、…それ以外のもらう側も…、むなしさとやりきれなさを抱えながらチョコの受け渡しを毎年しているんだ…。」
アクセル「そ、そうなんだ…。(レプリフォースってそういう世界なんだ…。)」

342:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:38:02 YprDkaYk0
兵士1「でも、…今年は…違う…!」
兵士2「今年はアイリスさんが…!」
兵士3「この作戦の発案者はアイリスさんだから…」
兵士4「チョコをたくさん持って帰れば…」
兵士全員「もしかしたら、ちょっとくらい義理チョコで分けてくれるかもしれない!!!!!!!!!」
兵士1「可能性は低いだろう…。」
兵士2「それでも…俺達は…その可能性のために…死ねる!!!!」

343:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:38:49 YprDkaYk0
アリ「毎年毎年…、男同士でのチョコの受け渡す悲しい日々…。」
ゴキブリ「そんな状況に差した一筋の光が今回の作戦かよ…。」
アクセル「女の人からチョコをもらえるかもしれない、そんなわずかな可能性に命をかけるなんて…。」
カマキリ「…涙が止まらねぇぜ…。」

344:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 11:39:31 YprDkaYk0
その時、兵士達の頭上から小型の蜂型爆弾が大量に飛来!!次々に爆発し兵士達を倒していく。

兵士達「ぐわぁあああああああああ!!!」
兵士2「…お、俺達の…チョコが…」
兵士3「俺達の…夢が…。」

動かなくなった兵士達。

女王蜂「くだらぬ。チョコなんぞのために命を捨てるとは。男とはつくづく愚かで救いがたい生き物よのう~。」
一同「…。」
女王蜂「先を急ぐぞ。」

列車に乗り込む女王蜂。

後に残されたアクセル達は、誰からともなく倒れた兵士達に敬礼をしていた。

男子としての生き方を貫いた者達よ、安らかに…。

345:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:26:43 YprDkaYk0
一方、ゼロの率いるチーム。

エイ「しつこい奴らだ!」
ゼロ「逃すか!」
馬場「俺達二人がかりで追いかけてるんだ。逃げきるのはまず無理だぜ!諦めな!」
ナナ「(オペレーターとして音声でナビ)ターゲット、速度を上げました!」
エイ「俺のスピードをなめるなッ!」

海上にてライドチェイサーでエイを追跡する馬場とゼロ。
エイは、ギガンティスからチョコを強奪する作戦を終えて母艦に戻ろうというところを見つかり追跡されている。

ゼロ「こっちもスピード上げるぞ!」
馬場「逃がさないぜ!」
エイ「チィッ!」

346:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:27:57 YprDkaYk0
他のメンバーであるクラゲ、雪男先生、イカはというと、
先に敵の母艦に潜入。イカとクラゲは水中でもかなり動けるレプリロイドなので、水中からこっそり潜入したのだ。

雪男先生「さぁ、チョコを探し出そう。」
クラゲ「…チョコ、どこかな…。」
イカ「絶対に見つけるわよぉおおおお!!ゼロに…ワタシの愛がこもったチョコを渡すために!!!!!」
クラゲ「…チョコを奪還したら…ボクもルミネから…!!!!!(目がカッと開く)」
雪男先生「おお…!二人から強烈な熱気を感じる。このままでは地球環境が温暖化してしまう!一刻も早くチョコを見つけねばなるまい!!!!!」

全員やる気が出たところで、捜索開始!



と、その三人を物陰から見ている者が!レッドアラートの魚類だ!

魚類「…ばぁ~か。見つかりっこねぇよ。そんなコトするくらいならな、こうしてだ…。」

魚類は何かのスイッチを取り出す…。

347:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:29:21 YprDkaYk0
ナナ「ゼロさん、VAVAさん、必ずターゲットを捕獲し、チョコを奪還してください!!」
アル「…なぁ、ナナくん。」
ナナ「何ですか、アル長官。」
アル「チョコレートにそこまで本気にならなくても…。」
ナナ「…長官、ターゲットはギガンティスに不法侵入した立派な犯罪者です。
国家としてのメンツを保つためにもターゲットに対して毅然とした態度をとる必要があります。」
アル「それはそうだが…。相手も軍隊だ。対応を誤ると戦争になるかもしれん。ギガンティスが大炎上してしまう。」
ナナ「犯罪者は犯罪者です。断罪は必ず行わねばならないのです。」
アル「うーむ…。」
ナナ「ですから、犯罪を犯したターゲットは死刑、しかも、生きたまま地獄を味合わせた後にこれでもかってくらい苦しませながらじっくり火あぶりにでもしつつ息の根を止めます。」
アル「…ナナくん。発言が怖すぎるよ。」
ナナ「あ、もちろん公開処刑です。」
アル「…。」
ナナ「長官。長官は許せるんですか?この時期にチョコの強奪をやった奴が。」
アル「いや、許せないとは思うが…しかし…」
ナナ「…わかりました。長官にはチョコの有り難みがわからないようですから、チョコを奪還できなかった暁には、
長官の自宅に奥様がいる時間に合わせて、どう見ても本命チョコにしか見えない物を贈って差し上げます。」
アル「や、やめてくれ!そんなことをされたら我が家が大炎上する!!」
ナナ「じゃ、黙って協力してください。」
アル「…目が本気だね。わかった。協力しよう。」

348:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:30:47 YprDkaYk0
エイ「よし、もうすぐ我らが母艦だ!こいつらを迎撃してもらうとするか!」

母艦が見えてきた。

ゼロ「追いつめたぞ!もう逃げ場はない!」
エイ「どうかな?レプリシーフォース母艦に告ぐ!俺の後をついてくる敵を迎撃してくれ!」
馬場「チッ!」

次の瞬間、馬場達は母艦から砲撃が来ると思っていた。しかし、そうではなかった。

エイ「なっ!!?」

母艦のあちこちで爆発が発生!船体はあちこちに穴が開き、沈没を開始した!

魚類「これでよしだ。へっ。自分の足で探すより、こういう感じで緊急事態にした方が楽なんだよ!
なにせ、敵さんは船ごとチョコを沈ませるわけにはいかねぇ。だから、必ずこの機会にチョコを安全な場所へ
移動させようとする。アリが巣を壊された時に卵を大事そうに持って移動すんのと同じだ。隠しておきたい
大事なモンもな、緊急事態ともなれば隠しきれなくなるんだよ。で、俺様はそのチャンスを生かしてチョコを
奪い取る。緊急事態で混乱もある兵士どもは倒すのに苦労しねぇ。
全く、バカには真似できない鮮やかな作戦だぜ。俺様の頭脳に勝る物はねぇな!ヒャーッハッハッ!」

349:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:31:26 YprDkaYk0
エイ「バカな!我が軍の母艦が!」
ゼロ「いったい何が起きたんだ?小型の漁船とでも衝突したのか?」
馬場「イージス艦じゃねぇっての。」

甲板に出ていたクラゲ達。

クラゲ「…揺れたね…。」
イカ「キャッ!こわーい!」←ブリッ子してみた。
雪男先生「…クラーケンさんの言動は、たまに背筋が氷るような感覚を味あわせてくれますな。」
イカ「なによ!どういう意味?」
クラゲ「…あれ…。」
雪男先生「おお。ゼロくんと馬場くんじゃないか。ということは、あの追跡されている奴が地球温暖化の原因なんだな!?」
クラゲ「…そうだね…。」←つっこむのがめんどい。
雪男先生「許せんぞ!」

350:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:32:55 YprDkaYk0
爆発でできた大きな破片の上に立つエイ。
すぐさま追いつき、ライドチェイサーを降りて近くを浮かぶ破片に乗る馬場達。

エイ「…本当にしつこい奴らだ。が、俺のスピードについてきたことはほめてやる。」
ゼロ「チョコを返してもらおうか。」
エイ「嫌だね。」
馬場「じゃ、力ずくで返してもらうまでだ。」
ゼロ「行くぞ!」
エイ「軍の誇りに賭けて、貴様達を倒す!!」
馬場「特Aランクのイレギュラーハンターをなめちゃいかんぜ。それを同時に二人相手にする不幸をせいぜいあの世で悔やんでろ。」
エイ「フン。そんなものを相手にするくらいなら、クラゲの方がまだ手応えがありそうだ。」
クラゲ「…呼んだ…?」←いつの間にかエイの真後ろにいた。
エイ「(振り向く)うわぁああああああ!!いつからそこにいる!」
クラゲ「…ちょっと前から…。」
馬場「なるほど。特Aランクのハンターはこいつの肌以上にプルプルってか。もはやコラーゲン摂取でなんとかなるようなレベルじゃないな。いやはや、そんなもち肌になってみたいぜ。」
エイ「そんな意味じゃない!」

351:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:33:32 YprDkaYk0
フロストダイヤモンド!!

エイ「うぉおッ!!」←氷弱点
雪男先生「貴様だな!地球温暖化の原因は!!!!!!」
エイ「え!?ちょ、ちょっと待て、なんで俺が地球温暖化の原いn…」
雪男先生「問答無用だ!!!!フロストダイヤモンド2発目!!」
エイ「ぐぁあああ!!」

氷の塊となり、海に浮かぶエイ。

イカ「あらゼ~ロ~!会いたかったわぁ!」
ゼロ「俺は…できれば会いたくは…」
イカ「あら、そんなに喜んじゃって!」
ゼロ「喜んでない!!」

352:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:34:13 YprDkaYk0
氷を砕いてエイが復活!

エイ「ふざけるな!これで終わったと思うなよ!…俺は、…俺は、カーネル大佐に渡すチョコを何がなんでも持ち帰らねばならんのだ!!」
一同「…え?」

耳を疑った一同。

馬場「…あのよ、俺の聞き間違いってこともあるから、もう一度言ってくれないか?」
エイ「だから、俺はカーネル大佐のためにチョコを…」

円陣を組むゼロ達。ひそひそ声で「聞いたか?」「あいつ男だよな?」「確認したいんだが、カーネル大佐って…」「♂だ。」

353:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:36:20 YprDkaYk0
円陣がとかれ、全員がエイを見る。

一同「…。」
エイ「な、なんだ…。俺は何も間違ったことは言ってないぞ。」
ゼロ「…カーネルからの指示だから、カーネルのためにって言ったんだ。きっと。」
エイ「いいや、これは作戦の指揮官だからとかではなく…」

その言葉を聞いた瞬間、再び円陣が組まれる。ひそひそ声で
「ってことは…」「ガチ?」「うん、ガチだ。間違いない。」「ケツの穴引き締めてくぞ。」「おー!」

円陣がとかれ、再び全員がエイを見る。

エイ「…なんだよ!!?言っておくがな、代々男社会のレプリフォースでは尊敬する上官にチョコを渡す習慣があるんだ!それだけだからな!」
馬場「いいって。そんなにやっきになって否定しなくても。」
雪男先生「どんな形であれ、愛することは素晴らしいことだ。胸を張って生きていきなさい。」
クラゲ「…ウホッ、いいカーネル…。」
イカ「いいわぁ~。愛って。」
ゼロ「カーネル…。あいつは頑固だがいい奴だ。」
エイ「…だから、違うって言ってンだろうが!!」

354:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 21:39:06 YprDkaYk0
同時刻、沈没しかかった母艦内部。
チョコを運搬中の兵士の列を見つけ、予定どおり強奪した魚類。

魚類「さぁて、チョコを運搬してた兵士も全部倒したし、チョコを水中からこっそり運び出すとするか。」

チョコを防水の袋に詰め込んだ魚類は、先程の爆発で開いた穴から水中へと逃亡をはかる。

355:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:52:45 YprDkaYk0
エイ「違うと言っているだろうが!!もういい!お前らを全員始末して妙な誤解が噂として広まらないようにしてやる!これでもくらえ!デェヤァ!!(突進)」
一同「うわぁ!」

全員海に投げ出される。

イカ「痛いじゃない!それにしても、素直じゃないわねぇ。こうなったら、素直に人を愛することがどれだけ強いことかを教えてあげましょ!ドクラーゲンちゃん、ちょっとおいで。」
クラゲ「…?」

356:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:53:18 YprDkaYk0
イカ「いい、今から、ワタシの言うとおりにして。いいわね?」

クラゲ、無言のままうなずく。

イカ「まず、大好きな人を心に思い浮かべるの。」
クラゲ「…大好きな人…(ルミネ…。)」
イカ「どう?なんでもできるって気になるでしょ。心の中に大きなエネルギーが生れたのよ。人はね、愛する者ためにはいくらでも強くなれるって言うけど、要するにそれよ。」
クラゲ「(ルミネのことを考えると…うん。確かに、原子力発電所とか、簡単に壊せそうな気がする!)」
イカ「どんどん大好きな人のことを考えて…。もっともっとよ。」
クラゲ「…ルミネ…。」
イカ「…あぁゼロ…。」
クラゲ「…ルミネ…ルミネ…!」
イカ「…ゼロ。ゼロ!」
エイ「まずは骨を持たない軟体動物ども!お前らからだ!クラゲのような弱者が、俺の前にあらわれんじゃない!!」
クラゲ「…ルミネルミネルミネルミネ!!」
イカ「…ゼロゼロゼロゼロゼロ!!」
エイ「デェヤァ!!(水中から突進)」
クラゲ「…ルミネーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
イカ「…ゼーーーーーーーーーローーーーーーー!!!!!!!!」

357:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 22:55:23 YprDkaYk0
次の瞬間、海が青白く光った!!

アル「どうした!?」
ナナ「敵母艦付近の海面にて謎の超高圧電流を確認しました!原因は不明です!半径100mの範囲で海水に超高圧電流が流されました!」
アル「いったい何が…。」

イカ「ね。愛することは無限のエナジーを生み出すのよ。」

クラゲは無言のままうなずいた。

彼らの周囲には、感電したエイや馬場、ゼロ、、雪男先生、ちょっと離れた場所にウオフライ、
さらに、半径100m圏内に生息していた魚介類が大量に海面でプカプカと浮かんでいたのだった。

358:名無したんはエロカワイイ
08/02/25 02:27:30 uVs+VfufO
オクトパルドとはどうなったんだよクラーケンww

359:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 10:49:38 cIm6NW5S0
レプリフォースがとても嫌~な集団に見えてきたww男同士でチョコ受け渡しは嫌杉だろww

360:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:35:29 Y1x50TX50
列車に乗り込んだアクセル達。その後列車は発車。徐々に速度を上げなら進んでいく。
列車の中は比較的警備が手薄で、次々に前の車両に乗り込んでいくアクセル達。
そして、いよいよ先頭車両にたどり着いたアクセル達。しかし、運転席は無人だった。

アクセル「あれ?運転手がいないや。」
ゴキブリ「ヘッ!逆に好都合じゃねぇか!ポンコツどもを倒す手間がなくていいぜ。」
カマキリ「じゃ、さっそく操作するか…。なぁ。」
アクセル「何?」
カマキリ「脱線事故で全員流血の大惨事とかって興味あるかい…?」
アクセル「ないよ!安全運転して!」
カマキリ「…チッ。つまんねぇな。…ん?」
ゴキブリ「なぁにしてんだこのポンコツカマキリ!早く操縦しろよ!」
カマキリ「…わからん。」
アクセル「何が!?」
カマキリ「運転方法。」
アクセル「えー!?しょうがないな。じゃ、他の人は誰かわかる?」
一同「…。」
アクセル「…え?もしかして、全員列車の操縦無理なの?」
カマキリ「みたいだな。こりゃ、冗談抜きで流血の大惨事…。」←ワクワクしてる。
ゴキブリ「バカ野郎!死んだらどうすんだよ!」
アクセル「そうだ!スパイダスさんなら知ってるかも!レプリフォースだし!スパイダスさん!!」
女王蜂「奴ならとうにいないぞ。」
アクセル「なんで!?」
女王蜂「列車に乗る前の戦闘でダメージを負いすぎてな、使い捨ててきたのじゃ。」
アクセル「…そりゃ、盾代わりにされていればボロボロになっただろうね…。」

下僕の末路は恐ろしいのである。

361:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:36:28 Y1x50TX50
アリ「ハンターベースに連絡してみましょう。操縦を教えてもらうか、可能なら遠隔操作してもらえるかもしれません。」

ルミネ「はい。もしもし?」
アリ「そういえば、ルミネがオペレーターなんでしたね。」
エイリア「ルミネ、通信をうけた際には、こちらが誰なのかまずは言わなくちゃ。」
ルミネ「あ。すいません。はい、こちらイレギィラ…す、すいません、噛んでしまいました…。」
エイリア「いいのよ。イレギュラーハンターっていいづらいし。そこはね、慣れよ。」
アクセル「しょうがないよ、初心者なんだから。」
カマキリ「でもよ、噛んだルミネも…かわいいよな…。」

うなずいてるゴキブリとアリ。

362:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:37:05 Y1x50TX50
女王蜂「お主らも優しいのぅ。噛んだらかわいいじゃと?男がもし、妾に話しかける時に噛んだり言い間違えたりしたら…」
アクセル「どうするわけ?」
女王蜂「舌を引っこ抜く。それでも気が済まない時は毒針で刺したりムチで叩いたり、お仕置きのバリーションは様々じゃな。」
アクセル「み、みんな!滑舌をよくするために早口言葉でも練習しようか!」

363:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:38:37 Y1x50TX50
ルミネ「それで、今どういう状況ですか?」
アリ「現在、我々はチョコの乗る軍の補給列車強奪に成功しました。」
エイリア「あら!?やるじゃないの。アクセルもエックス達を見返したんじゃない?」
アクセル「そ、そうかな?」
女王蜂「妾がいなければ、ジャングルで下僕のスパイダスに全員がつかまった時に全滅しとったがの。」
アクセル「そうでした…。」
カマキリ「でよ、列車がな勝手に動き出してるんだ。運転手もいないのに…。」
ゴキブリ「だからよ、そっちから遠隔操作するか、運転の仕方を教えて欲しいわけだ!」
ルミネ「わかりました。遠隔操作ですね、やってみます…。とりあえず、減速させてみましょう。」

列車の速度が上がる。

ゴキブリ「ル、ルミネ!?スピード上がったぜ!?」
ルミネ「え…?」
パレット「あ!ルミネ、操作間違ってるですよぅ!減速はそのレバーを逆にするんですぅ。」
ルミネ「ありがとうございます。では、改めて今度こそ…。」
ゴキブリ「頼むぜルミネー!」

364:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 07:39:30 Y1x50TX50
列 車 急 停 車 !!

列車に乗ってたメンバー「だぉッ!!」←慣性の法則で壁に叩きつけられる。
ゴキブリ「ス、スピード落としすぎだぜルミネ…。」
ルミネ「す、すいません!!」
パレット「レバーを急激に戻しすぎたんですぅ。」
エイリア「でも、これで操作には慣れたでしょ。もう大丈夫よ。」
ルミネ「ありがとうございます。」
アクセル「そろそろ再出発しよう。」
ルミネ「はい。」

列車は再び動き出した。

365:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 14:23:54 ORFz/N4/O
なんたるドジッ子www
軌道エレベーターの管理官なのにwww

366:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:01:55 Hxw87f9O0
アクセル「ふぅ。あとはこのままハンターベースまでチョコを列車ごと運搬するだけか。」
アリ「さながら、残り時間は列車旅といった風情ですね。」
アクセル「それでいいんじゃない?各自、好きにしてていいよ。」
女王蜂「そうは言ってられんようじゃ。外を見てみるがいい。」
アクセル「外?」

外に注意を払うと、何かが聞こえてきた。

367:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:02:49 Hxw87f9O0
ばーばばーっばっばっばばっば♪ ばーばばーっばっばっばばっば♪

耳を澄ますと、それがステッペンウルフの「Born to Be Wild」であることがわかる。
音楽は徐々に大きく、いや、徐々に近づいてくる感じだ。

カマキリ「外から聞こえてくるぜ。」

アクセルは列車の横窓から顔を出し、外の様子を見た。すると、そこには…

レッドだ!イノシシ変形のバイクに乗っている。ライダーっぽく革ジャンとグラサンをしている。
大音量で音楽を流しなら、列車と併走しているのだ。

レッド「よぉアクセル!元気にしていたか!?」
アクセル「レ、レッド!?何してんの、こんなとこで!?」
レッド「いやなに、お前らが乗っ取ったその列車のチョコをもらいに来たのさ。文句はなしだ。」
アクセル「そんな!」
レッド「おい、ガンガルン!ハイエナード!先頭列車を切り離せ!」
アクセル「え!?二人も来てるの?」
レッド「ああ。運転手を倒したまではいいが、そこでお前らが攻めてきてな、とっさに列車の屋根に隠れたのさ。」

列車の屋根。

カンガルー「……レ、レ、レ、レッドォーーーーーー!!!助けてーーーーーー!!!!」
ハイエナ「…気持ち悪い…。」

二人が屋根にしがみついたまま、列車の速度が上がるに連れて強くなる風圧に耐えていた。

368:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:07:01 Y1x50TX50
レッド「お前ら!何やってんだ!早く先頭車両を切り離せ!」
カンガルー「むーりーだーよーーー!!メチャクチャ怖いんだよここ!!さっきだって、急停車で飛ばされそうになったんだ!!」
アクセル「あ~、さっきのあれか。よく耐えたね、屋根の上にいて。普通はとばされちゃうよ。」
ルミネ「すいません…。普段管理してる軌道エレベーターでもたまに操作ミスしちゃうんですよね…。それに、横に動く物でしたし、初めて運転する物だったし…」
ゴキブリ「そんなに気にすんなよルミネ!むしろ、あいつらビビらせたんだから結果オーライだぜ!」
アクセル「てか、カマキール。暗闇でも使えるセンサーを持ってるんでしょ?なんで屋根の上に誰かいるのを気づかないんだよ!」
カマキリ「知ってたぜ。」
女王蜂「妾も知っとったぞ。」
アクセル「え!?なんで知らせないのさ!!」
カマキリ「だってよ、面白いじゃないか。風圧に必死に耐えてるトコとか。」
女王蜂「カマキールよ、お主、なかなかわかっとるではないか。苦しんどる者を見るのは楽しいからのぅ。」
カマキリ「あんたこそ、イイカンジだぜ~…。」
アクセル「S同士で意気投合しちゃったよ!」
カマキリ「そういうこった。ま、放っておいてもホレ、何もできなかっただろ。」
アクセル「まぁ、そうだけど。」
レッド「ちっ。こうなったら俺が横から先頭車両を斬り離してやる!イノブスキー、列車に寄れ!」
イノシシ「ブヒッー!!」

レッド、鎌をとりだし、列車を斬ろうとした!

369:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:08:02 pjcRGNxRP
ハイエナ乗り物酔いには強そうなのになw
革ジャン+グラサンなレッド渋すぎです。是非タバコを(r

370:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:08:14 Hxw87f9O0
その時!

イノシシ「…ん?マジヤベーーーッ!!」



アクセル「どうしたの?暗くなったよ急に!」
ゴキブリ「焦ンなよ班長さんよぉ!トンネルだぜ。」
アリ「後ろの車両は全部無事のようですね。」
アクセル「レッドは!?」
カマキリ「もういねぇな。」
女王蜂「トンネルの入口でバイクごと岩壁に激突しとった。線路にはトンネルがあっても、トンネルの横は岩壁じゃからな。」

イノシシ「…ブ…ヒ…。」
レッド「…ヤキがまわったぜ…。」

岩壁に激突してボロボロの二人。
カンガルーとハイエナはトンネル入口の上に頭が刺さった状態でぶら下がっているのだった。

371:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 02:08:42 pD2066IuO
もうダメだwこいつら

372:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 11:26:09 iYyOslRT0
>>367
音楽で某5人組お笑い芸人が浮かんだw
レッド自重しろwww

あと、RX8のOPの事故もルミネのドジっ子操作ミスってことなのかw

373:sage
08/02/28 17:59:32 gVNqVTDMO
ルミネなら仕方ないな

374:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:44:55 Hxw87f9O0
カマキリ「なかなか面白かったぜ。ついでに上の二人もトンネルの入口で壁にぶつかったらしい。もういない。」
女王蜂「トンネルが近づいておるのに列車から離れんとは愚かよのぅ。トンネルが近づくにつれ笑いを堪えるのに苦労したわ。」
アクセル「このドSコンビは…。」
ルミネ「レッドアラートの追撃から逃れられたのですか?」
アリ「ええ。我々もチョコも無事です。」
ルミネ「わかりました。では、このまま運転を続けます。」

列車はトンネルを抜けた。

375:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:46:20 Hxw87f9O0
ルミネ「ん!?なんですか、これは…?」
アクセル「どうしたの!?」
ルミネ「いえ、レーダーに異常な反応が…」
レイヤー「こ、これは!大変です!皆さんの進行方向に強力なエネルギー反応確認!!」
エイリア「反応は一つだけよ。どうやら、強い敵が一人で先回りしてたみたいね。」
アクセル「ボスのお出ましかな。」
女王蜂「ん?あれじゃな。もう黙視できる距離じゃ。奴め、線路の上におるわ。」
アクセル「よーし。ルミネ、列車を奴の手前で止めて。」
カマキリ「戦うんだな?腕が鳴るぜ…。」

376:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:49:46 Hxw87f9O0
線路上に立つ影。スラッシュビストレオだ!

ライオン「来やがったな。」

スラッシュ・ビストレオ、列車の奪還のために登場!
列車はビストレオの立つ線路に近づいてくる。

ライオン「イレギュラーハンターの連中は、俺達軍人と違って甘っちょろいからな。
こうして線路の上に姿を見せれば、列車を止めて正々堂々戦うとか言い出すに決まってる。
列車に飛び乗るなんてめんどくせぇことはめんどくせぇからしたくねぇ!さぁ、さっさと止まりれ!!」

377:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 23:51:16 Hxw87f9O0
しかし、ビストレオの予想は外れた。
その時の効果音。

…ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン…ドッシャーン…ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン…キィイ(停車)

アクセル「…えーと…。」
アリ「列車のよる人身事故発生…ですかね。」
ルミネ「す、すいません!直前で止まろうと思ったんですが…ブレーキをかけるタイミングがわからなくて…。」
カマキリ「ひいちゃった、と。(喜)」
ルミネ「はい…。」
アリ「まぁ、線路の上にいつまでも立ってる方が悪いんですから、ルミネが気にすることじゃありませんよ。」
女王蜂「左様じゃ。というか、ほとんどブレーキもかけずに敵をひきつぶすお主のやり方、妾は気に入ったぞ。」
カマキリ「俺もだ。戦うよか面白いモンが見れたぜ。」
アクセル「…Sって怖いなぁ。」
ゴキブリ「いちいち気にしててもしょうがねぇよ!とっとと帰ろうぜ!」
アクセル「だね。再発車してくれる?」
ルミネ「…はい。」

再び動き出す列車。

378:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 11:25:32 8c99/+I/0
ひいちゃったw

379:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 18:46:50 m+WP5Z7KO
ビストレオ\(^o^)/オワタ

380:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 23:21:04 +KcO4Zpu0
みっともない!
そしてカマキリ恐い!

381:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 14:55:55 oRThmnWx0
快調に速度を上げる列車。ルミネも遠隔操作の運転に慣れたようである。
そんな列車の背後から、何かが高速でやってきた!

ルミネ「これは…!」
レイヤー「こちらレイヤーです!皆さん、先程の反応が、今度は列車背後より接近中!」
カマキリ「なんか後ろから来たぜ。」
アリ「あ、あれは!」

382:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 14:57:39 oRThmnWx0
ライオン「うぉおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!」

ライオン再登場!この男、列車にひかれても無事だった!
ライオンは、その強靱な脚力で列車に追いつくような速度で走っている!

カマキリ「わぁ~う。すっごい走りだな。」
ライオン「オラァッ!」

ライオンはジャンプ!列車の屋根に飛び乗った!

アクセル「追いつかれた!?」
ゴキブリ「どうする?奴がいるのは屋根の上だが、さっきと違ってトンネルはもうしばらくないぜ。」
アクセル「屋根に出て応戦しよう。」

屋根の上に出たアクセル達。

383:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:02:31 oRThmnWx0
ライオン「俺様の部隊にケンカ売った挙げ句、俺様をひいたのはお前らか!?」
アクセル「よくひかれたのに無事だったね。普通は大怪我だよ。」
ライオン「俺様の鋼鉄ボディを嘗めるんじゃねぇ!あの程度、なんでもねぇんだよ!…ていうか、止まれよ!!」
ルミネ「すいません…。」
アリ「運転手は初心者だったんですから、ここは大目に見てはもらえませんか。」
ライオン「そうか、初心者じゃ間違って人をひいても仕方がねぇ…わけあるかッ!!」

384:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:03:50 oRThmnWx0
女王蜂「…お主、本当にどこも痛くないのか?」
ライオン「そうだって言ってんだろ!」
女王蜂「ほぉ…。では、…(ゴキブリの方を見る)お主、奴の急所にあの技を…。」
ゴキブリ「あの技?…あぁ~。OKだぜぇ!」
ライオン「技だぁ?そんなモン効かねぇぜ!小細工で俺様を倒せると思うんじゃねぇぜ!!」
女王蜂「正々堂々勝負じゃ。」
ライオン「こいッ!」
ゴキブリ「…クリスタルウォール金!!」



ズンッ!!



ライオン「…☆□★◎▽☆◆★◇☆○☆●★■☆★ッ!!!!!!!!!!!」

クリスタルウォール金…。それは、相手の股下からクリスタルウォールを出し、金的を狙う(以下略>>340

ライオン「(股間を押さえたまま悶絶している)ゼェゼェ…正々堂々はどこに行ったんだよ…。」
ゴキブリ「のたうち回ってなこのポンコツが!」
女王蜂「いや、のたうち回らすだけでは面白うない。こうするのじゃ。」
アクセル「え?な、なにを!!」

385:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:06:14 oRThmnWx0
女王蜂、悶絶しているライオンにロープの端を結びつけ、もう一つの端を列車に結びつける。

カマキリ「な~るほど。流石だぜ…。」
アクセル「何が?こんなロープでこいつを捕獲したことになるっていうの??」
カマキリ「まぁ、見てなって。楽しいショーの始まりだ。」
女王蜂「では、それ!」←ライオンを列車の屋根から投げ捨てた。
アクセル「うわぁ…。」
カマキリ「理解したか?素晴らしいだろう…。」

全身のあちこちを色んな所にぶつけながら転がるライオン。さらに、結んだロープのせいで引きずられる!

ライオン「ぐわぁああ!地面が顔に!列車が体に!岩とか口に入って…うわぁああ!!」

ズザァアアーー!!と音を立てながら引きずられるライオン。

386:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:06:39 oRThmnWx0
女王蜂「やはりこれくらいせんと面白くないのぅ。」
カマキリ「だな。」
アクセル「お、面白いんだ…。」
ゴキブリ「ひでぇ…。」
アリ「今度こそ死んだんじゃないでしょうか。」
カマキリ「だといいがな。ま、頑丈な鋼鉄ボディとか言ってたからハンターベースに着くまでくらいなら余裕だろ。」
アクセル「ベースまでこのままなわけ!?」
女王蜂「当たり前じゃ。少し遠回りでもせんか?うんと尖った砂利がたくさん敷き詰められている所を通って帰ろうぞ。」
カマキリ「遠回りか…その発想はなかったぜ。やっぱアンタ、最高だ。」
女王蜂「当然じゃ。」
アクセル「…。」

Sの世界。それはもはや、自分の理解できる世界ではないな、と痛切に感じるアクセルだった。

387:名無したんはエロカワイイ
08/03/01 15:07:11 oRThmnWx0
ルミネ「皆さん無事ですか?」
女王蜂「無事じゃ。ルミネよ、速度を上げよ。出来る限り高速で運転するのじゃ。」
ルミネ「あ、はい。わかりました。」
アクセル「…その方が引きずるのにいい、と。」
カマキリ「その通りだぜ。理解してきたじゃないか。」
アクセル「…うん。」←理解したくないけど、行動の理由は推測できるようになってきた。

列車は速度を上げ、甲高い汽笛の音と線路を走る車輪の音、そしてビストレオの悲鳴を奏でながら進むのだった。

388:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 12:44:01 Ljltbo6T0
エックス「こちらエックス。問題の空母に潜入した。現在、敵と交戦中!」
エイリア「エックス?人数が少ないから、こっそり進入してって作戦じゃなかったの?」
シカ「…おい、エイリアさんとやら。俺達の編成をよく考えてみろ。」

空軍チーム;エックス パンダ ヒマワリ ニワトリ シカ シグマ

エイリア「それが、どうかしたの?」
シカ「…身体がデカイ奴が2人もいる(パンダ&シグマ)だろうが!物陰に隠れたくても隠れきれず、監視カメラの死角に潜り込みたくても潜り込めず、結果敵に見つかり、正面突破に切り替わったんだ!」
ヒマワリ「ワタシは細いぞ!」
シカ「お前はお前で、唐突に笑ったりして敵に見つかっただろうが!お前の行動は意味不明すぎるんだよ!!」
ルミネ「すいません。それが彼の個性ですから…。」
パンダ「あ。ルミネの声だ。」
シグマ「ルミネよ、オペレーターとして、我々をサポートしてくれ。」
ルミネ「わかりました。ではさっそく戦闘のアドバイスです。みなさん、敵の攻撃が激しくなってきたらシグマを盾にしてください。丈夫ですからいい盾になります。」
一同「了解。」
シグマ「…。」


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch