08/01/23 00:54:01 /v0V/ua70
「やれやれまいったな」
空を見上げて途方にくれる。そして、そのままさほど速いわけではない雲が流れていくのを見つめていた。
雲が視界から消えた頃、首が疲れたので顔を下ろす。決して暇なわけではない。仮にも私は芸能事務所の社長だ。
最も現時点では本当に芸能事務所とは名ばかりの様な状態なのだが…。
『アイドル候補生ばかりが増えすぎている』
事務員の音無君や事務員兼アイドル候補生の律子君にそう言われ、
それならばと彼女達をトップアイドルへと導くプロデューサーを探しに来たのだが…
「見つからんなあ…」
私とてそう簡単に見つかると思ってはいなかったが、見つかる気配すら全く感じられない。
こうも先行きが見えないとは流石にガッカリドンヨリだ。と言うわけで、私は公園で途方にくれていた。
思えば今いる候補生の彼女達も道端でスカウト、というのは少なかったな。
私にはあまりスカウトは向いていないのかもしれない。人を見る目には自身があるのだが…。
しかしこのまま帰るわけにもいかん。なんせ公募することを提案してきた音無君や律子君を押し切って会社を出てきたのだ。
『我が社のアイドル候補生を任せる人物。しかもその最初の一人ともなれば、最大限の信頼を置ける人物にしたい。』
そう言って、私自らが出来る限り自然な形で人を見てと思い会社を出てスカウトに出てきたのだ。
短い間とはいえ方々を回り、様々な人を見てきたがどうにもアイドル候補生のときのようにピーンと来ない。
ああいって出てきた手前簡単に帰るわけにはいかない。しかし見つかる当てもない。
これからどうしたものかと、私は再度空を見上げ再び雲の観察を始めた。
「あ、あのう」
雲の形からそれぞれ似た物を連想して遊ぶのに飽き、位置的に近い雲に番号を振ってレースを始めた所で、
不意に視界の外から響いた声によって、私の意識は急に地上界に戻された。
見ればそこにいたのは小さな女の子だった。細身で小さく、顔も幼い。
小学生だろうか?頭の後ろで二つに結った髪の毛が印象的だった。
「なにかね?」
「えーと、お腹が減ってるならこれどうぞ!」
少しためらってから彼女が両手で差し出したのは、
やたらと右手に自身がありそうな機械的なキャラクターが描かれたキラキラした彩色の細長い袋。
袋を見れば一目で分かるほどのメジャーな菓子、『んまぁ~い棒』だった。
「お腹?私がかね」
「えっと、さっき上を見ながらお腹が鳴ってたんでお腹減ってるのかな~と思って」
どうやら自分でも気付かないうちに腹が鳴ってしまっていたらしい。
そういえば昼を食べていなかった。流石の私も少々恥ずかしい。
「あの、家のお父さんもよく仕事クビになっちゃいますけど、すぐに次の仕事見つかるんです」
彼女はいきなり家の事情を語り始めた。何を言っているんだ?
「だから、あまり落ち込まないで頑張って下さい!」
…どうやら私は失業者だと思われているようだ。
確かに先ほどの私は実に暗いオーラを醸し出していたし、今日は平日だったのでそう思われても仕方ないかもしれないが…。
自分がそのように見られていたことに少々落ち込んだ。
しかし、不思議なことにこの少女に話しかけられているとそのような気持ちも直ぐに晴れてくるようだった。
――この娘は、いいかも知れない…。
あまり活舌が良くないのか、彼女のほんわかとした雰囲気もあって話し声がすべて平仮名で聞こえてきそうだったり、
この様子では歌唱力もそう高くはなさそうだが、その辺はレッスンで鍛えればいいし、
たとえそこまで高くなくてもアイドルはそれだけではない。
この娘の場合あの雰囲気を表現できればそれが十分な武器となるだろう
そんなことを少し考えたが、プロデューサーも見つからずまた新たな候補生を連れて事務所に戻ったとしたら…。
律子君の説教コースは確実だろう。音無君は、何も言わず笑っているかも知れんな。余計怖いが…。
「私は別に仕事が無いわけではないよ。今も実は仕事中でね」
「お仕事中…?へーそうなんですかぁ」
彼女は素直に感心している。うむ、実にいい娘だ。
276:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 00:54:34 /v0V/ua70
「だから仕事が無いから食事をしなかったわけでもないのでね、わざわざ私にこれをくれなくてもいいんだよ」
「でも…やっぱりこれどうぞ!」
下げてもらおうと思ったのだが、彼女は再び『んまぁ~い棒』を差し出してきた。
「いや、だから私は…」
「でもでも、おじさんさっきとても辛そうな顔してました。知ってますか?これ『んまぁ~い棒』って言って
とっても美味しいんですよ!これを食べればきっとおじさんも元気が出ます!」
彼女の勢いと元気に押されてつい受け取ってしまった。
「ありがとう。君は元気だね」
「ハイ!私元気だけが取り柄ですから」
こちらまで楽しくなるような笑顔で彼女は話す。
「それに『んまぁ~い棒』はとっても安いんです!カスミとコウジを連れて行っても一人一個ずつ買えちゃうんですよ!」
そういえば父親が良く職が変わるといっていたな。こんないい娘に不便をさせるとはけしからん。
カスミとコウジというのは兄弟のことだろうか?しかし『んまぁ~い棒』一本ずつで喜ぶとは、
不憫ながら本当にいい娘だ…ん?ということは、
「これを私が貰ってしまったら君の分は無くなってしまうのではないかね?」
必然的にそういうことになる。しかし彼女は少し困った顔をした後、
「えーと確かにそうですけど…でも大丈夫です!私元気だけが取り柄ですから!」
と傾きかけてきた陽がまた最高点に戻ってしまいそうな笑顔で言った。
なんという娘だ、いい娘過ぎる…いったいなんだこの娘は?荒んだ現代日本に舞い降りた天使か?
こんないい娘を放置するなど出来るわけがなかった。
「ところで君、名前はなんと言うのかね?」
「私ですか?高槻やよい、13歳です!」
なんと中学生だったのか。いや、そんなことは最早どうでもいい。
「高槻君。君はアイドルをやってみる気はないかね」
「あ、アイドル?私がですか?」
当然のように彼女は驚く。
「うむ。私は芸能事務所の社長をやっていてね。高木という」
「ええ!?しゃ、社長さんですかあ?」
社長といったらさっきより驚かれた。
「社長さんだなんてすごいですぅ!きっと毎日もやし食べ放題なんでしょうね!」
この娘は普段何を食べているんだろう…。とはいえここまで驚かれると少し気も良くなってくる。
「いやいや、我が事務所はまだ小さくてね。そんなにすごいものではないよ。
しかしいつかは世界中にその名を知らしめるような会社にしたいと思っているがね」
「世界中だなんて本当にすごいです!ウランバートルですね~!」
ひょっとして『グローバル』と言いたいのだろうか?
どうやら横文字は苦手のようだ。モンゴルの都市名のほうがよほど難しい気もするが。
オッといかんいかん。私は彼女をスカウトしているのだった。
「どうかね高槻君。アイドルをやってみないかね。素質は十分にある。私が保証するよ」
「でも私弟や妹がいて、それにお父さんの仕事が良く変わっちゃうから、お母さんがいないときとか家のことも手伝わないと…」
む…やはり家の問題が出てきたか。
彼女のような娘では責任感も強そうだから、家のことを考えないわけにもいかないのだろう。
だが、ならば家の問題を解決するか、より良い状況へ進むような提案をすればいい。
「うむ…しかしだね高槻君、家の事務所で働いてくれれば当然君への給料もでる。
そうすれば君の家のほうもだいぶ楽になると思うんだが…」
「え?お給料出るんですか?」
ただでやると思っていたのか。どこまでいい娘なんだこの娘は。
「勿論だよ。金額は君次第だがね。」
「本当ですか!?いいんですか?」
「やってくれるかね?
「ハイ!私、アイドルやっちゃいます!!よろしくお願いしまーす!」
彼女の太陽のような最高の笑顔をで答えた彼女を連れ、
新たなアイドル候補生を迎え、太陽に照らされた青空のように澄み切った心で私は事務所への帰路についた。
無論事務所に帰ってから予想通りの説教&無言笑顔コースとなったのは言うまでもない。
277:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 01:11:34 F7bMlXn10
コピペ荒らしかと思ったじゃないか
278:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 01:13:13 /v0V/ua70
改めてみたら長すぎだな…今度からはもうちょい分けるかうpにする
279:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 01:17:06 /UWVw4A80
レスの文字密度的に一瞬コンビニPが2回現れたのかと思った
280:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 01:54:55 o1KfKxcD0
だがしかし、なんという良い出来w
少し2ちゃんねらっぽいモノローグがMAFの社長っぽくて面白かった、GJGJ
281:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 02:02:07 m3z+x4B60
>>276
ウランバートルなんてどこでやよいにインプットされたんだろうかw
282:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 02:02:24 GIYOmv9n0
いいねぇ
こうなってくるとPが765プロに来た経緯も見てみたいが
これは難しそうだな
283:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 03:15:10 9+zfq1ZK0
言ってしまうのもアレだがPはトリだろ
SS書きの人が書いてくれるのなら、だが
284:名無したんはエロカワイイ
08/01/23 13:42:53 yVKNm4To0
中の人ネタが微妙に入っとるw
285:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 00:15:28 eAFdR5ZK0
個人的にはトリは美希にして欲しいとか思ってみたり。
286:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 00:38:22 tUXzawn+P
トリだけに小鳥さん
ナンチャッテー
287:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 00:55:52 dCAQZihq0
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < おはよう、プロデューサー諸君。
/ ヽ トリは私の765プロ設立話となっているよ
./ ヽ 楽しみにしてくれたまえ
| || ヘ ヽ
ナンチャッテー
あと>>276で最後に無論と言うまでもないが被ってるのと
やよいなのにうっうーが無いのは正直スマンカッタ
288:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 10:16:24 Xvdy5gwQ0
アニメイトon air の社長ドラマが素敵すぐるwwwww
289:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 10:27:41 r2m2Euqt0
Radio for you で停電で見えない社長ってのがあったが、
元が黒いからホントに見えなくなるよなぁw
まさか、闇夜に包んだら真の姿が現れるとか・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
290:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 10:29:48 33W0EMr70
とりあえず光の玉投げてみようぜ
291:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 16:31:00 IR0j9gJQ0
>>288
on air登録してないんだけど社長のドラマどんな感じだった?
292:名無したんはエロカワイイ
08/01/24 17:06:53 6IsShoUe0
>>291
酔った社長が大阪の串カツ屋から生中継
293:名無したんはエロカワイイ
08/01/26 10:36:47 K58cBLtH0
我々はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない……
社長フィギュアはよくよく見たら「濃い黒色の透明」。
光にかざさないと透明素材である事に気付くことができないほどに。
そう、これは「黒色」ではない。導き出される結論は一つ!
一般販売用に「黒色」社長フィギュアが用意される可能性があるって事なんだよ!
っていうか販売してほしい。
294:名無したんはエロカワイイ
08/01/26 11:53:58 ZVuf3FHF0
>>293
何を言っている。本編をもう一度見るんだ。
メッセージウィンドウのはしに現れる社長の体躯、その向こうに・・・!
再現度高いですねバンナムさんw
295:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 02:05:31 bW8OUz3Z0
社長レゴっぽいの、先日到着しました
ありがとうございました
296:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 02:41:56 DuCeXK0Z0
結局何人応募したんだろうなw
297:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 14:54:36 PRVjGXtK0
報告見てると、最初からヅラ…ゲフンゲフン 髪の毛パーツ無しもあるとか。
どうなってんだろ。
298:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 19:57:14 /DZZ6QTu0
社長?俺も確保したよ
でも、1/300抽選のカードに漏れてた…その報告も多数聞いている
だから3000人以上申し込んでいたと信じたい(つД`)
299:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 21:47:44 OABylOT80
>>298
大丈夫、おれもカードはついてなかったぜ・・・
300:名無したんはエロカワイイ
08/01/28 23:57:09 LUyBIEnL0
>>297
なんといいヅラ構えだ。ピカッとキタ!
なんとなくこういうセリフが浮かんだw
301:名無したんはエロカワイイ
08/01/29 21:05:15 5Upgjutk0
俺もカードなかったなorz
それより社長フィギュア開けるのがもったいなくて未だ未開封のままの俺('A`)
302:名無したんはエロカワイイ
08/02/01 10:14:54 NMq5PfjhO
社長「たまには書き込みをしてくれたまえ。」
303:名無したんはエロカワイイ
08/02/01 10:32:28 FugV837e0
残りのキャラのSS皆難しいんですよ社長!
304:名無したんはエロカワイイ
08/02/01 13:04:12 bHmaMq9s0
また名物Pに出勤を命じるとか・・・・・・
305:名無したんはエロカワイイ
08/02/03 13:11:29 oLvXA2d40
社長レゴの有効活用写真くらいしか手がないわいな
306:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 10:06:34 ghYVW3KI0
社長、スレが落ちちゃいますよ!
307:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 13:13:57 hzYTMtBH0
おお、なんということだ!
308:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 13:34:45 b++vk4mH0
小鳥「社長! しゃちょうー!」
309:名無したんはエロカワイイ
08/02/06 18:07:14 9xtL8s7l0
社長、L4Uの内容でフルプライスはいくらなんでも詐欺だと思うんですけど…。
310:名無したんはエロカワイイ
08/02/07 10:39:01 GaVv3RTX0
おお、久しぶりだね。まさかこんな所で再会するとは思ってもみなかったよ。
元気そうでなによりだ。あれからもう何年になるのかな、
あの頃はまだ君も…おおっと、レディーにこの話は失礼だったかな、済まない。
それに、あまり昔の話をするのも年寄り臭くていけない。
これでもまだまだ現役バリバリなのだからね。
もっとも、今はかつての私のような者を指揮監督する立場にあるのだが。
プロデューサーやアイドル、その他スタッフの命運を預かる身に
よもやこの私がなろうとは。いやいや、人生とはわからんものだな。
実は最近、彼らを見ていてふと君を思い出すことがあってね、
「私はプロデューサーとして満足に職務を果たせたのだろうか?」
「君に最高のプロデュースをすることが出来たのか?」
…そんなことを考えていたんだ。
だが、確信したよ。私のプロデュースは間違っていなかった。
なぜなら、今でも君はその舞台の上で輝き続けているのだからね。
おっと、プロデューサーの誰かが来たようだ。
どうやら担当アイドルからの呼び出しのようだな。
私も一応顔を出さないといけない。彼らにいろいろ指示することもあるのでね。
さて、今日はこうして話ができて楽しかったよ。
変わらぬ君の姿も見られてうれしかった。
では、またいずれ、な。…神田君。いや、…
こんな粋な店実在するのか?
311:名無したんはエロカワイイ
08/02/08 22:00:23 m5e1wBzA0
神田君?
元ネタでもあるの
312:名無したんはエロカワイイ
08/02/08 23:11:10 oiHLscg30
ワンダーモモですね!わかります!
313:名無したんはエロカワイイ
08/02/10 00:58:02 MhDFSFfN0
箱マス購入記念カキコ
アイドルは選ばなきゃ会えないけど社長ならいつでも会えるぜ
314:名無したんはエロカワイイ
08/02/10 07:54:51 QMtD2OFK0
なんか雪歩スレでイ゛ェア゛ァァァァ甜菜
URLリンク(imas.ath.cx)
315:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 21:43:41 sNH7H+jX0
流れを読まない俺様が告白
ライバル事務所の「神崎未来」を「カンザキミライ」と読んでた
漏れはP失格ですか相ですか
(正解:p://www.bandainamcogames.co.jp/aa/am/vg/colorfulhighschool/special/chara/index.php)
316:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 22:26:30 F0fESvPr0
>>315
いや、それが普通だと思う。
317:名無したんはエロカワイイ
08/02/11 23:30:16 4QZdbxYO0
俺のあずささんの名前をおまかせにしてたら出てきたから選んだ名前じゃないか
318:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 00:22:40 szRAdUt60
私は今病院にいる。
体の何処かが悪いだとかではない。定期健診というやつだ。
まだまだ一線を退くつもりは無いが、いやだからこそ健康を維持するために健康診断を受けるのも、
一社会人として、また一国一城の主(事務所は賃貸だが)である社長たるものの義務だ。
ここ最近は身体の調子もいいし、我が社には有望なアイドル候補生が続々と入っており、精神面でも好調だ。
今回の結果は良いものになりそうだな。
しかし…だ。病院というところはどうにも暇だ。待ち時間も一つ一つが長い。
せっかく予約を入れているのに時間通りになった試しがない。
扱っているものが扱っているものだからそれは致し方なく、理解も納得もするが、暇なのは変わらない。
それに病院という場所柄基本的に静かであり、そういった空気が尚更閉塞感を抱かせるというか、私の時間を延ばしていく。
すこし次の予定までにはまだ時間がある。
少し外に出ていようかなどど私が思っていたとき、病院には似つかわしくない大きな足音が聞こえた。
その音は急激に私のほうへと近づいてきて、私は腰から下に後ろからの軽い衝撃を感じた。
「あいたたた…ぶつかっちゃったよ」
何かと思い振り返るとそこには鼻を押さえた少女がいた。どうやら私に走っていたらぶつかってしまったらしい。
子供、と言って差し支えないだろう。頭の右側の上に向かって結っていた髪が特徴的な娘だ。
「ごめんねーおじさん。ちょっと急いでるんだー」
彼女は謝りながら私の横をすり抜けていこうとした…が、それは叶わなかった。
「待ちたまえ」
なぜなら私が彼女の腕をがっちりと掴んでいたからだ。
そういえばこの娘はどこかで見たことがあるような気がする。
つい最近というか、むしろついさっきだった様な…。
「おじさん何すんのさー!?離してよー!」
彼女は私の腕を離そうとじたばたと暴れている。そうだ、目の前に本人がいるのだから直接聞いてしまえばいい。
「君は以前私とあったことは無いかね?」
そう聞くと彼女は少し呆けた後
「なーにー?おじさんもしかしてナンパ~?んっふっふ~亜美の魅力にメロメロって感じ~?」
急ににやけた顔で私に話しかけてきた。
「いやいや私はだね…」
「でもさーちょ~っと手が古いんじゃなーい?今時そんなんじゃ誰も引っかからないって」
「だから私は…」
「それに亜美としてはもっとイケメンで『せれぶ』な感じじゃないとね~」
子供のいうこととはいえちょっと傷ついた。
どうも話がずれる上に終了しそうも無い。
「ともかくだ!」
しょうがないので私は少し声を荒げて(声はなるべく小さく)無理矢理話を打ち切った。
「急いでいたとはいえ、病院内を走るのはあまり関心できない。いったいどうしたんだね?」
「あーそうだった!急いでるんだ!」
確かに彼女が急いでいるのは解る。
それにここは病院内であるから、それこそ大事で急ぐ人もいるだろう。
だが、彼女の様子からはそういった空気は感じられない。
とすれば、早々見逃すわけにも行くまい。別に私が暇だからではないぞ?
「いやだからどうして…」
「だーかーらー急いでるんだってばー。早くしないと見つかっちゃうよー」
見つかる?何のことだ?と僅かとは言え気を取られたのがまずかった。
彼女が暴れた際に彼女を捕まえていた腕が離れてしまった。
「ごめんねおじさん。次からはぶつかんないように気をつけるからー!」
いや、そうじゃなくてそもそも走らないように…それに病院で大声を出してはいかん、と言いたかったが、
彼女はあっという間に何処かへと立ち去ってしまった。全く最近の若い者は難しいな…。
319:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 00:23:54 szRAdUt60
まだ少し時間が余っていたので、私は病院内を散策することにした。
勿論他の患者さんに迷惑をかけぬようにやっている。
病院というのもやはり様々な人がいる場所だ。
ひょっとしたらこの中に私が探している
我が社のアイドル候補生をトップアイドルへと導いてくれるプロデューサーや
次代のトップアイドル候補がいるかもしれないな。
しかし病院にいるような人物では体力的に少々不安だが…いやアイドルは儚げな感じプラスに働くかも知れん。
そんなことを考えて病院内を散策していると、病院には似つかわしくない大きな足音がまた聞こえた。
その音はやはり私のほうへと近づいてきて、当然のように私は腰から下に後ろからの軽い衝撃を感じた。
「あいたたた…ぶつかっちゃったよ」
案の定私に走っていたらぶつかってしまったらしい。
思ったとおり子供、と言って差し支えないだろう容姿。
勿論、頭の左側の上に向かって結っていた髪が特徴的な娘だった。ん?左??
「ごめんねーおじさん。ちょっと急いでるんだー」
「待ちたまえ」
私は彼女の腕をがっちりと掴んでいた。先ほどと全く同じ光景だ。
「おじさん何すんのさー!?離してよー!」
全く同じ言葉を彼女は発した。
「先ほど注意したばかりだろう。病院内で走るのは感心しないな」
「さっきって何ー!?真美そんなのされてないよー!!」
「いやいや、ついさっきロビーで会ったばかりではないかね」
いくらなんでもこんな直ぐに忘れるはずは無いだろう。今度こそしっかりと注意して止めさせなくては。
しかし彼女は私の言葉を聞いた途端、またしてもにやけた顔で
「なーにー?おじさんもしかしてナンパ~?んっふっふ~亜美の魅力にメロメロって感じ~?」
先ほどと同じ言葉。どこか違ってる気もするが、それよりももう私は忘れられてしまったのか?
正直少し悲しかった。
「でもさーちょ~っと手が古いんじゃなーい?今時そんなんじゃ誰も引っかからないって」
既聴感に満ちた台詞が続く
「それに真美としてはもっとイケメンで『はーとふる』な感じじゃないとねーおじさん真っ黒だしー」
ここは微妙に違う気がする。こっちの方が傷が深い。
また一度話を切って、今度こそしっかり注意しなければと思ったとき
「あー真美見っけー!!」
彼女とは別の方向から彼女の声がした。そちらを向いてみるとそちらにも彼女がいる。
「あーもう見つかっちゃったよー!おじさんが離してくれないから見つかっちゃったじゃんかー」
彼女が私を非難するが、私は現状がイマイチ把握できない。
同じ顔で同じ声の人間が2人いるということはつまり…
「君達はその…双子…なのかね?」
「「うんそうだよー」」
双子らしく見事なシンクロだった。なるほど見間違えるわけだ。
違和感を感じた髪の毛の結びの位置以外はほとんど同じといっていい。
「これで一勝一敗だね真美」
「見つからなければ真美の勝ちだったのにー。じゃあ次は何して遊ぼっか?」
「んっふっふ~実はもう考えてあるのだよ真美君。じゃじゃ~ん!」
「あーそれ松葉杖だね亜美!」
「そう次は『松葉杖レース』っていうのはどう真美?」
「面白そうー!どこからどこまでにする?」
「そうだね~じゃあ向こうの階段の入り口から…」
「亜美!真美!何してるの!!」
二人のあまりの勢いに注意することすら忘れていると、二人を注意する声が耳に飛び込んできた。
320:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 00:24:50 szRAdUt60
「「げぇっ!ママ」」
どこかで見たことのあるようなリアクションで二人が同時に驚く。
どうやら二人を注意したあの女性が母親らしい。
「病院で遊んじゃダメだって言ったでしょう!ここはパパがお仕事をする場所なの。
病気や怪我をした人が一杯いるのよ。静かになさい。せっかくパパに会いに来たのに迷惑かけてどうするの!」」
病院内でのマナーを守りながら最大限の迫力を出して彼女達を叱っていた。
「ごめんなさーい…」
一方彼女達はというと、やはり子供といったところか。さっきまでの勢いは鳴りを潜めすっかりしぼんでいた。
しかし元気な子達だ。ややいたずらが過ぎるきらいはあるが、先ほどのも悪気があったわけではないようだし、
何事も率先して楽しもうという姿勢は、誰かを楽しませるということに向いているかもしれない。
「この子達がご迷惑をおかけした様で、すみませんでした」
お母さんに謝られてしまった。
とは言われても私自身大した迷惑をこうむったわけではないので、特にどうということもない。
「いやいや元気な子達ですな」
「ええもう元気が有り余っているというか、お恥ずかしい話ですが手に負えなくて。
主人のほうがこちらで働いているものですから、この子達を連れて顔を見に来たんですけど」
ここで働いている。そう聞いて思い出した。先にあったほう…亜美君だったか。
彼女を見たときに感じた既視感の正体を。
「もしかして双海先生の御家族ですかな?」
私は今日彼の診察を受けた。その後彼を見かけたときに子供といっしょにいるのを僅かながらに見かけていた。
それこそが彼女達だったのだ。そういえば彼は双子の娘がいるといっていたな。
「えっと、ハイそうです。主人をご存知なんですか?」
「ええ、今日も診察を受けましてね。彼女達のことも良く聞いてますよ。
とても元気で可愛い娘さん達がいる、とね。」
彼女達のほうへ目を向けて話す。もっとも実物は想像以上だったが。
しかしなるほど彼が自慢するのも良くわかる。可愛らしい娘さんたちだ。
「ところで奥さん。私はこういうものです」
名刺を渡す。多少の危険性もはらんでいるが、双海先生の話と実際の彼女達を見てピーンと来た。
「…芸能事務所の社長さん?」
「いきなりな話ですが、彼女達を我が事務所に預けてはいただけませんか?」
「「なになに?どういうこと?」」
奥さんと話していたら2人が会話に割り込んできた。当事者の2人だ。彼女達にもしっかり話しておかねば。
「君達はアイドルになる気は無いかね?」
「アイドル?う~んなんかピンと来ないかなあ」
「アイドルって楽しい?」
2人はそれぞれ微妙な反応を返してくる。
「アイドルが楽しいかどうかは君達次第だよ。君達は人を楽しませるのは好きかね?」
「うーんどうかなあ?でも自分達が楽しくてそれで周りの人も楽しくできたら最高!って思うな!ね、真美」
「そうだね!人が楽しそうに笑ってるの見ると自分達も楽しくなってくるしね、亜美!」
「だったらきっと楽しいと思うよ。アイドルは自分達の笑顔で人を笑顔にする仕事だからね」
「それならチョー楽しそう。アイドルやってみようか真美?」
「そうだね。やろう亜美!」
彼女達はやる気になってくれたようだ。とりあえず今日のところはこれでいいか。
「いきなりな話をしてしまい申し訳ない。返事はすぐて無くてもいいのでご主人や娘さんとよく相談して下さい。」
お母さんのほうに向きなおして私は言った。
「でもこの子達がアイドルだなんて、大丈夫でしょうか?それにまだ子供ですし…」
不安そうな顔をしているのは当然か。
それに客観的に見れば今の状況はどちらかというと胡散臭いといったほうが正しいか。
「彼女達には素質があります。それに無茶はさせません。体力的な問題があるようでしたらまた別途考えます。
先ほども申し上げましたが、いきなりな話なのでお返事は直ぐでなくてもいいです。ですが来ていただけるようでしたらぜひお願いします」
そういって私は頭を下げた。
「それではそろそろ時間なので失礼します」
気付けばすっかり予定の時間は間近となっていた。
双海医師にこの話をしたらなんというか。そんなことを考えて私は予定の場所へと向かっていった。
321:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 00:44:23 BFX/+Y8l0
社長、途中で亜美真美が入れ替わっている部分がありますよ
まったく、もっと自覚を持って発言していただかないと事務所のみんなが困ります
322:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 00:54:24 dAB8rYUf0
>>318-320
久しぶりに乙。
しかし、頭の良い兄(C)と姉(C)は、
>>319
> しかし彼女は私の言葉を聞いた途端、またしてもにやけた顔で
> 「なーにー?おじさんもしかしてナンパ~?んっふっふ~亜美の魅力にメロメロって感じ~?」
> 先ほどと同じ言葉。どこか違ってる気もするが、それよりももう私は忘れられてしまったのか?
の「亜美」を「真美」に読み替えて読んでねー♪ ヨッロー☆
323:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 01:00:57 szRAdUt60
うん、ぶっちゃけコピペしてそのまんまだったw
324:名無したんはエロカワイイ
08/02/12 03:17:26 D5O+sidF0
>>318-320
お、ひさびさ~。相変わらずGJ
しかし、やっぱりというかさすがというかみんなちゃんと気づくもんだな
325:名無したんはエロカワイイ
08/02/13 14:26:02 stio9CM20
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < おはよう、諸君!
/ ヽ 今週はバレンタインがあるな。
./ ヽ
| || ヘ ヽ
326:名無したんはエロカワイイ
08/02/13 20:05:26 xHTbLLyt0
社長型チョコ、もしくは2/14限定で黒からダークブラウンに変色してる社長
327:名無したんはエロカワイイ
08/02/15 00:41:05 V2+8nvmu0
現在の時間は午前8時半、私は765プロにいる。事務所にはまだ私一人。
どう考えても私が早く来すぎているので当たり前だが。
今日は2月14日、そうバレンタインデー。まさに愛の日といっていい。
去年の私はまだ765プロ設立から間も無く、音無君からの義理チョコ一個だったが今年は違う。
我が事務所には今や、音無君のほかにも11人のアイドル達がいる。
幸いかどうかは微妙だが、我が765プロは未だ駆け出しであるため事務所全体が家族のようなものだ。
そのの最高責任者である私には彼女達からチョコが送られる可能性が非常に高い。
ちなみに彼女達は今日は収録等の外向の仕事は特に無い。
最早我が娘同然。目に入れても痛くない彼女達が、私のためにチョコを選んだり作ったりしてるのかと思うと、
妄想の中ですら涙腺が緩くなってしまう。
そんなこんなで夜を越し気付けばこんなに早く事務所に来てしまった。
何故だろう…まだ何も終わってはいないどころか始まってすらいないのに、
とてつもなく虚しく、そして悲しい。
まあいい。誰か来るまでとりあえず待っていよう。
「おはようございまーす」
しばらくして新たな出社の挨拶が聞こえてきた。が、それは私が待っていたものではなかった。
何故なら、聞こえてきたのは男の声。この事務所で私以外の唯一の男――彼女達のプロデューサーだ。
「おはよう」
「あれ?社長早いですね。おはようございます」
私が挨拶に応えると彼は少し驚いた表情でまた私に応えた。
「早く起きてしまってね。8時半にはもう机についていたよ」
早く起きた経緯はとても言えたものではないので当然伏せて置く。
「それはまた随分と早いですね。何かありましたか?」
「いや、特に何かあったというわけではないがね。まあそういう日もあるだろう」
「そういうもんですか。そういえば今はまだ社長と俺だけですか?小鳥さんとかもまだ?」
「うむ。一番最初に来たのは私だし、君以外に誰か来たという事も今のところは無いよ」
「そうですか。分かりました。えっと、今日の予定は――ってああ今日はバレンタインか」
今日の日付を見て彼は今日がバレンタインだということに気付いたようだ。
一瞬自分の胸のうちを見透かされたようで少々驚かされた。
「そうか今日はバレンタインか。どうだい?君は貰えそうかね」
さも自分も今気付いたかのように振舞って私は彼に話題を振った。
「うーん。でもまあ流石に今年はもらえるでしょう」
「確かに。ウチの事務所は今のところ女性ばかりだからな」
小さく互いに笑いながら会話する。
「というかこれでもらえなかったら凹みますよ。嫌われてるんじゃないかって思えます」
「違いない」
少し笑いが大きくなる。
328:名無したんはエロカワイイ
08/02/15 00:43:54 V2+8nvmu0
「男2人だけですし、義理チョコくらいは誰かくれるでしょう」
「天海君はお菓子作りが好きだし、律子君なんかももしっかりしているからきっちりくれそうだな」
「あずささんは…なんか忘れてそうですね」
「ちなみに音無君は去年くれたぞ」
男2人でバレンタインについて笑いながら話すのは滑稽な気もするが悪くない。
私の頃はそうでもなかったが、彼も学生の頃は級友とこんな話をしていたのだろうか。
なんだか自分も若返ったような気分だ。
「それに俺は自慢じゃないですけど、毎年少しですけどチョコ貰ってるんですよ。それも別の相手から」
彼は人柄もいいし、そこを私が見込んでプロデューサーにとスカウトした男だ。
もてたとしても不思議ではない。
「その時期に親しくしてた女子は良くくれましたよ。大体義理なんでしょうけど」
苦笑しながら彼は言う。
「いやいや、それは羨ましいことだな」
「まあもらえなかった奴からは僻まれたり、からかわれたりもしましたけどね。――それに」
彼の表情が苦笑の苦味を少し強めた感じに変わった。
「どうもバレンタイン辺りからどの娘もギクシャクしちゃって。こっちとしては普通に接してるつもりだったんですけどね」
不可解であるという表情そのままに考え込む彼
「まあそう言う訳で毎年貰う相手が変わってただけなんですよ」
少し考えた後、彼はまた少し笑みを強めて言った。
しかし今の話は妙な気がする。ひょっとして…
「それは本命だったんじゃないかね?それで振られたと思ったとか」
「ええ?まさか」
私の言葉に彼は少し驚いて、笑った。
「普段からそんな素振り無かったし、渡されたのもその日はたまたまいっしょに帰ったんでその時とかですよ。
一度人気の無いところに呼び出されてドキドキしたりもしましたけど、わざわざ『義理だ』って言ってくるし。他にも――」
笑いながら彼は当時を振り返って時折懐かしそうな目をして話している。
私的にはどう考えても本命のシチュエーションなんだが、彼はどうもそう思っていないらしい。
いくら義理だって言ってもそれはあからさまじゃあなかろうか?
ひょっとして自分はとんでもなく鈍い男を雇っているのかもしれない。
彼の話を聞きながらそんなことを考えていたら、今度こそ女性の挨拶と足音が聞こえてきた。
さて、765プロの実質初めてのバレンタインデーはどんな一日になるかな。
あれ?おかしいな俺は『バレンタインデーの小粋な社長』を書いているはずだったんだが…
序盤のPと2人きりの状況で一瞬アッーな方向に行きそうになった。ちょっと死んでくる。
一応続きも考えてるんだけど、これは社長の話でいいのか分からなくなってきた…社長スレ住人!君達の意見を聞こう!
329:名無したんはエロカワイイ
08/02/15 00:57:35 NNIn3iqz0
いいじゃんw
是非進めてくれたまえ!!
330:名無したんはエロカワイイ
08/02/15 01:13:24 POBEuc9a0
このまま2~2.5枚目くらいで進むのか、
完全に3枚目になっちゃうのか続きが気になるw
331:名無したんはエロカワイイ
08/02/18 21:37:30 f3EPXKllO
社長「保守ぐらいはしてくれたまえ、寂しくて氏んでしまう」
332:名無したんはエロカワイイ
08/02/18 22:00:58 NXUmWa460
申し訳ありません・・・
333:名無したんはエロカワイイ
08/02/19 10:21:56 z/MU9NwnO
あと候補生になった経緯が残っているアイドルは伊織と美希だけですか
334:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 02:35:07 w+dNojlE0
「うーむ、これは予想以上だな」
時間は正午。私とプロデューサーの前には大量のラッピングされた箱が置かれている。
その量たるや事務所に溢れんばかり…と言うのは大げさだが、机一つではとても収まりきらないほどだ。
「ええ、バレンタインデーだからとある程度は予想してましたがこれほどとは…」
そう、我々の前に積まれているのは、先ほどまで話していた件のバレンタインチョコレートである。
「我が765プロの実質初のバレンタインデーということで少々不安だったかが大成功と言っていいな」
「ええ、これも俺達のやってきたことが正しかったってことの証ですから、本当に嬉しいです」
私もプロデューサーも目の前の光景に驚きと感動を覚えている。
「しかしこれだけの量をいつまでもこのままにしとくわけにもいかんな」
「大変そうですけどそれじゃそろそろ始めましょうか」
我々はお互いに目をあわせることもせず、チョコの山を見ながら会話を続けている。
「全くモテ過ぎるのも考え物だな」
「そうですね。まあ…」
変わらず視線をチョコへと向けたまま笑う。
「全部真宛てですけどね」
「全部菊地君宛てだがね」
と言うわけで我々は菊地君宛のチョコの中身チェックと仕分けを始めた。
ちなみに私宛ての物は宅配・手渡し含めて現時点で0だ。ずっと私とともにいるプロデューサーもだ。
しかし、先ほどプロデューサも言ってたように、これも我々の仕事の成果だと思うと素直に嬉しいものだ。
たとえ今やっている仕事が自分以外に送られてきたチョコの整理でも。
我が765プロの成長を感じることがこの身で実感することが出来る一時でもある。
万が一この中に菊地君を危険にさらすようなものがあっては困るからな。しっかりとチェックせねば。
「さて、もうすこしか」
「そうですね。特に今日は他に大した仕事もありませんでしたから、一日使っちゃいましたね。始めたの昼からですけど」
気付けば窓の外は茜色に染まっていた。そう、もう夕方である。日が短いとは言え随分時間がかかったものだ。
最も、私も彼も他に仕事が全く無かったのでは無いので、こちらにかかりっきりだったと言う訳でもないのだが。
「そういえば君はどうだったんだね?」
「はい?」
「チョコレートだよ。ちょくちょく女の子に呼ばれていただろう」
彼は立場上今日のほかの仕事でもやはりアイドル達と接する機会は多い。
現に作業中も何人かから呼ばれて、そちらに向かっていった。一人取り残されるのはなかなかに寂しかったぞ。
周りの目もあまり無い状況だろうから、渡すならあそこかと思ったのだが。
「――えーと…」
彼は目を泳がせている。どうやらまだ貰ってないようだな。
貰っていながら私に気を使っているという可能性もあるが、そのへんに彼が鈍感なのは先ほど十分に知ったところだ。
まあいい。思えば今朝の私は確かに浮かれすぎていた節もある。
もし貰えなかったとしてもそういうものだったと受け入れよう。
最近は女性同士が友達にチョコを送る習慣も流行っているようだしな。若者のセンスは良く分からん。
「しかし、貰えないのはやはり寂しいなあ…」
僅かな溜め息をついて私は作業を再開した。
335:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 02:38:23 w+dNojlE0
「よし終わりだ」
「長かったですね…」
先ほどからはさほど時間は経過していないが、日ももう大分傾いてきている。今日はこれで終わりか。
ほぼこれ一本に集中出来た分良かったが、なかなかに疲れた。
「ご苦労だった。今日はもうこれで終わりで結構だ。明日、事務所は全員休みだから君もしっかり休んでくれたまえ」
オフの日でもアイドルに仕事があれば、それに対して備えていなければいけない。
明日は、そんなただでさえあちこちを飛んだり、多数のアイドルを相手にして気苦労の多い彼が、
本当にしっかりと休める数少ない日だ。ゆっくりと疲れを取って英気を養って欲しい。
「ありがとうございます」
彼は普段めったに見せないほどの安堵に満ち、気が抜けた表情で私に笑いかけた。
と思ったら、彼の携帯に着信があった様で彼はそれを取りメールをチェックしていた。
「社長ちょっと会議室のほうまでよろしいですか?お話があるんですが」
「?構わないが…ここではいかんのかね?」
「ええ、出来れば会議室のほうが都合がいいので」
まあ明日は休みだし、何か話があるのならきっちり話しておいたほうがいいかもしれんな。
了承した私は彼の後ろについて会議室へと向かっていった。
「さ、社長どうぞ」
扉を開けた彼に促され、会議室に足を踏み入れると、私の耳に強烈な炸裂音が飛び込みそして突き抜け、
目には多数の人影、数多の色彩と、一際目を引く巨大な物体が飛び込んできた。あれは…
「チョコレート…ケーキ」
焦点を変えて視野を広げると、そこには我が事務所のアイドル達。
「「「「「「「「「「「「ハッピーバレンタイン」」」」」」」」」」」」
彼女達は一斉に声を上げた。
「これは一体…」
「バレンタインパーティー…兼新年会です」
声は横から。応えたのはプロデューサーだった。彼はやや苦笑している。
「年末年始忙しくて忘年会も新年会もあまり出来なかったでしょう?
ちょっと前に明日が全員休みになるって聞いて、その前の日――つまり今日やろうと言うことになったんです」
「バレンタインなのは今朝知ったんですけどね」と苦笑を照れ笑いに変えて付け加えた。
そういえばそういった類のものはやっていなかったな。
「それで、どうせなら一人位サプライズにしようってことになりまして」
今まで私には知らされてなかったというわけか。
「全く…驚いたな」
「驚かせちゃってすみません。日ごろの感謝も含めて、休みをいただいたお返しです。せっかくだし楽しんでください。
これなんか春香が焼いたケーキに皆でデコレーションしたんですよ。ウエディングってほどでもないけどでかいでしょう?」
どうやら皆も随分と楽しみにしていたようで、そんな雰囲気が伝わってくる。
貰えない事も覚悟していたが、まさかこんなプレゼントがあるとは思いも寄らなかった。
よくもまあこんな最高のプレゼントを用意してくれたものだ。
これではとことん楽しまないわけにはいかないではないか。
私は傍らにいるプロデューサーの肩に手を置き、
「ありがとう」
と笑いかけた。そして…
「諸君、知っての通り明日は皆休みだ!とことん楽しもうじゃないか!!」
私の宣言と共に765プロバレンタインデーパーティー兼新年会の幕は上がった。
その後、私とプロデューサーはそれぞれ女性陣から個別にプレゼントを貰い、
当初の目的も果たすことが出来、最高のバレンタインデーとなった。
私が貰ったプレゼントよりプロデューサーが貰ったプレゼントのほうが
どれも大きかったり、包装が凝っていた様な気もするが全然気にならなかったぞ!
うむ、実に素晴らしい日だった!パーフェクトコミュニケーションだな!!
≪数日後≫
「音無君」
「何ですか?社長」
「先日のパーティーの費用の請求書がなぜか私のところに来ているのだが…」
「ポケットマネーでお願いしますね、社長♪」
うん、またアイドル全然出てないんだスマナイ。でも別にアッーではないんだ。そこは察して欲しい。
336:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 02:53:18 XbPNJP9Y0
>>334-335
むしろGJといわざるを得ない・・・!
社長スレ恐るべし。
337:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 05:10:18 PMnIcqLx0
>>334-335
乙
>「社長ちょっと会議室のほうまでよろしいですか?お話があるんですが」
アッーフラグかと本気で思ってしまったw
それはそうと後一週間ですよ、社長!!
338:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 21:59:56 /DUONjZkO
>>334-335
ウルトラGJ!!!!!11
俺も765プロで働きたくなった。掃除でも運転手でも何でもいいからw
339:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 22:09:22 exG0ydUnO
そういえば、リアルでナムコの社長が交代するようで。
765プロは高木社長じゃないとね。
340:名無したんはエロカワイイ
08/02/21 22:28:02 S9dMJ48d0
アイマス始めたころ、ゲームを進めていけばいつかはシルエットではなく、素顔が見れると思ってた
341:名無したんはエロカワイイ
08/02/22 00:21:03 cRTyz6O60
アイドラ占いで、高木社長が訪れたときの
選択肢で「好きです」が出てビビッタよw
でもすみません、社長。そのとき月並みの「おはようございます」を選択しました。
おかげで天使のあずささんのお迎えがありましたがw
342:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 01:03:22 oe3zcPJa0
何で765プロのアイドルの私服はノースリーブが多いんですか社長!?
343:名無したんはエロカワイイ
08/02/24 01:07:39 UBJAH++C0
>>342
そりゃ社長からして省エネどころじゃないノースリーブなスーツ姿だからな……。
普段ゲームしてると薄暗くて見えないだろうけど。
344:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 22:19:14 IKPuQtVH0
社長、就活がめんどいんで俺もティンと来て雇ってください。
大丈夫です。アイドルとデキたりしない自信だけはあります。
345:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 22:31:12 kDYfCSec0
社長、俺も就活中なんで765プロに雇ってください。
あと最初のプロデュースはあずささんでお願いします。
346:SS
08/02/26 22:48:08 5zDWAXw20
ここは765プロダクション社長室、つまりは私の部屋だ。
目の前には私の作業場、つまりデスクがある。その上にはティーカップ。
いつもなら音無君が特製のコーヒーをご馳走してくれるところだが、
今日はあいにく、律子君共々事務に追われている。
仕方なく、給湯室からパックを引っ張り出してきて、私自ら紅茶を淹れた。
自画自賛だが、味も香りも決して悪くは無いと思う。
ギィ、と椅子が小さく悲鳴を上げる。私の椅子ではない。いや、私の椅子か。
正確には、前者は「私が普段使っている」それであって、後者は「私が今、座っている」ものだ。
それともう一つ。先程、デスクについて述べたが、現在の私の位置はちょうど対面。
しかもギリギリ手の届かない範囲なので、受け皿は左手で持っている。
では、本来私の居るべき場所はどうなっているのか。逆光で表情はやや読み取りにくいのだが、
大きなリボンのシルエットだけははっきりとわかる。
小さな身を背もたれに預け、時折足をぶらぶらさせているのは、私もよく知っている人物だ。
「それで、こんな所まで来てくれるとは、一体どうしたのかな?伊織ちゃん。」
彼女の名は水瀬伊織。私の旧友であるあの男、水瀬の娘だ。
ついこの間までは母親の腕に抱かれていたのが、聞けばもう14才になったと言う。
「にひひっ。今日は伊織からぁ、高木のおじ様にぃ、ステキなステキな、プレゼントがあるんですぅー。」
身体を投げ出すように椅子からひょいと降りると、こちらへ回り込んできた。
私の顔を覗き込み、様子をうかがっている。
「ほう、それはうれしいな。ありがたく頂くとしよう。」
「本当?!伊織、とっても感激っ!!」
パァっと笑顔がはじけた。明る過ぎて、逆に不自然なくらいだ。
「はっはっは。……で、そのプレゼントとやらはどこかな?」
彼女の持ち物と言えば兎の人形、1体―1匹と呼ぶべきか、あるいは1人か。
となると、乗ってきた車のトランクにでも入っているのか。余り大きなものは困る、持ち帰りが面倒だ。
事務所に置いておけるものならいいが……律子君に叱られるな。
そんなことを考えていると、彼女は右手をすーっと伸ばし、ある場所を指した。
「コーコっ!」
鼻先。私のではない、彼女のだ。
「……どう言う意味かね?」
軽い舌打ちが聞こえたような気がする。私は一瞬、見てはいけないものを見てしまった、
そんな気分になった。
「もう!おじさまったらぁ、イ・ジ・ワ・ル!じゃあ、発表しちゃいまーす!
なんと!この世界一の美少女、伊織ちゃんを……トップアイドルにする権利でーすっ!!」
室内を静寂が包む。空調の大げさな動作音を耳にして、私の意識は戻ってきた。
「……は、はっはっは。い、いや、なかなか面白いジョークだね。」
「本気でしてよ?」
にこやかに微笑む。私は思わず目をそらしてしまった。大人として、ちょっと情けない。
「こんなチャンス、二度と無いと思うでしょー?伊達に年食って……じゃなくて、
人生経験豊富なおじ様なら、どうすればいいのか、わかりますよねぇー?」
「み……お父様は何と?」
「えっ?パ、パパ?えーっと……そ、そりゃあもう、大賛成ですわよ!お、おほほほ。」
今度は彼女が目をそらした。……やはりな。
「『こんなにかわいい伊織を、水瀬家の宝というだけで終わらせたら末代までの恥だ!
私が全力でバックアップしよう、金に糸目は付けん!』、なぁんて言ってましたわ!」
彼との付き合いは私の方が長いのだよ、お嬢さん。
「ま、パパのことはもういいでしょ!にひひっ、すぐにおじ様も上流階級の仲間入り、
させてあげるわっ!」
さて、私もそんなにヒマな身ではない。ゆっくりと一呼吸し、立ちあがってカップを机に戻す。
そのまま振り返らず、私は背中越しに彼女に語りかけた。
「ありがとう、君はとても優しい子だ。その気持ちだけ、受け取っておくことにしよう。」
「だーかーらー!、私は……」
「お父様から聞いたのだろうね。確かに、わが社からデビューしたアイドルはまだ一人もいない。」
「でしょー!」
347:SS
08/02/26 22:49:25 5zDWAXw20
「しかし、だ。既に何人か候補は上がっているのだよ。プロデューサーを雇い次第、
すぐにでも活動を始める手筈は出来ている。」
「え……?」
私は彼女の方へ向き直ると、両手を小さな肩に軽く乗せた。
「だから私の方は大丈夫だ。余計な心配をかけて済まなかったね。」
「……そ、そう!なんだ、もう……よ、よかったわ。ア、アイドルなんて、変な格好して、
下手くそな歌、歌って、ダ、ダサダサなダンス踊って……そ、それがテレビで日本中に放送されるなんて、
そんな恥ずかしい事、私が……やる訳……やる訳ないじゃないっ!!」
「おいおい、随分な物言いだな。それにいきなり全国区とはいかんよ。アイドルは一日にしてならず、
まずは地道に営業をこなして……」
無駄に熱くノウハウについて語りかけたところで、私は異変に気付いた。
震えている。私ではない、彼女だ。精一杯笑顔を保とうとしているが、わずかながらにその瞳は潤んでいた。
「さ、さてとっ!わ……伊織、忙しいからまたねっ!バイバイ、おじ様っ!!」
乱暴に私の腕を振り解くと、彼女はドアへと一直線に駆け込む。
「何よ!とっとと開きなさいよ、このペラっペラのオンボロドアっ!!」
ブーツでガンガンと蹴り飛ばしている。このままでは壁ごと持って行かれそうだ。
「待ちなさい。」
私は彼女の手首を掴んだ。
「放してっ!こんなカビ臭い所、もう一生来ないんだから!!」
引き剥がそうと必死に振り回される腕を押さえつつ、さらに言葉を続ける。
「先程の言葉は嘘かね?」
「知らないわよ!イチイチ覚えてなんかいられないわ!!」
「では、私の聞き違いか。本気、と聞こえたのだがな。」
彼女の動きが止まる。暫しの沈黙。空調の音が消えた頃、彼女が再び口を開く。
「……そうよ。嘘よ、嘘。冗談に決まってるじゃなぁい。やあねぇ、コロっと騙されちゃって。
社長がこの程度じゃ、ここも大した事ないわね。それに、別にアイドルに……興味なんて無いし。」
まただ。また震えている。
「ねえ、扉を開けてくださらない?……伊織、早くお家に帰らないといけないの。」
せっかちだな……よろしい。ただし、私が開くのは、目の前の靴跡の付いたものではない。
「そうだな。君には、履歴書を書いてきてもらわねばならんからな。」
「……落ち着いたかね。」
「あら、私はいつでも落ち着いてますわよ。にひひっ。」
やれやれ、自慢の黒がぐちゃぐちゃだ。まあ、この顔を見せられては怒る気にもならんが。
……これがこの子の、本当の笑顔なのだな。
「さあ、スーパーアイドル、水瀬伊織ちゃんの伝説が今、ここから始まるのよ!!」
「では、お父様を説得するのが君の初仕事、だな。」
「うっ……わかってるわよ。……やるしか……やるしかないのよね。そうよ、それが出来なきゃ、
世界中の人間が悲しむことになるのよ!!……責任重大だわ。」
相手が相手だ。愛娘の頼みとは言え、一筋縄には行かんだろうな。
「おじ様には私に見合うような、超一流のプロデューサーを用意しておいてもらうわね。
……いいえ、今すぐにでも引っ張ってきてちょうだい!」
「はっはっは、頼もしい限りだな。だがさっきも言った通り、アイドルは一日にしてならず。
デビュー後も厳しいレッスンと地道な営業の……」
「そんなの楽勝よ!ほらほら、もっとドーンと、大船に乗ったつもりでいなさい!にひひっ!」
船、か。いい例えだ。追い風を目一杯受けて、大海原へと突き進んで行く。
次々と襲い来る荒波をどう乗り切るかは、舵取りの腕の見せ所……
ああ、私としたことが、重要なことを忘れていた。ドックは既に進水式を控えた客船で一杯なのだ。
ここでさらに新規建造などと言い出せば、工場長たちはストライキを起こしかねない―
最悪、サボタージュに発展するやも知れんな。
思わずため息が出たところで、視線の先にあったのはティーカップ。一つは私の飲んだ紅茶。
そしてもう一つは……全く手をつけられた形跡が無かった。
「……自信作、だったのだがなあ。」
―おはよう。……おっと、事務所内では私のことは『社長』、と呼んでくれたまえ。
……うむ、よろしい。では早速、面接を始めようか、『水瀬伊織』君―
348:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 22:49:53 5zDWAXw20
べ、別にこのスレのために書いたんじゃないんだからね!
L4Uも近いのになんでまだ主役がいないなんてどういうこと!っていおりんが言ってました。
349:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 22:59:57 FzcJ93hl0
>>344-345
社長「うむ、我が社は今、ファン代表Pを探してい(ry」
350:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 23:11:27 3XNt/f3y0
ああいいなぁ>>347
オーディションに負けると、他人には絶対見せないが
壁に両手ついて歯食いしばって涙をぼろぼろ流すという
俺的低ランクいおりんイメージにぴったりだ
351:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 23:17:00 kDYfCSec0
>>347
グッジョーーーーブ!!!
352:名無したんはエロカワイイ
08/02/26 23:47:29 zQLPLQzP0
>>346-348
社長、ぜひ私に伊織のプロデュースをさせてくださいっ!
353:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 13:08:36 BYJFtJ3l0
ええいっ、貴様ら!
そんな欲望丸出しでは高木社長から
プロデュースの許可が下りないぞ!
ところで社長、私は如月千早をプロデュースしたいのですが・・・。
354:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 15:42:18 600oLvAr0
プロデューサー候補が多くて社長も大変だなw
355:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 17:31:39 hkof3cam0
>>352-353
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < ではまず、ゲームをはじめてくれたまえ。
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
356:名無したんはエロカワイイ
08/02/27 22:42:07 iZfF85Bn0
>>347
うむ、どんどんやってくれたまえ
357:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 00:38:54 5fXk0OCo0
これからもよろしくたのむよ!
358:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 01:05:15 WavyyxGG0
ところで社長、財布の中身が減る一方なのですがいつ給料がもらえるのですか
359:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 01:58:24 p3TE5XnT0
うっかりしてもらっては困るな。
君のお給料は毎月ゲイツポイントで支給されているだろう。
360:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 02:18:20 qgSEjkTO0
その日、765プロダクション社長、高木順一郎は
驚くべき街の言葉を耳にした。
↓
361:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 05:01:16 ua2RaBljO
らんらんるー
362:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 05:37:31 +0BBzOeC0
どうやら社長は機嫌が良いようです
363:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 17:20:53 TRMtne+50
L4Uに社長が全然出てこない件について
364:名無したんはエロカワイイ
08/02/28 17:22:19 /D4RkzuY0
電話はしてくれるってさ
365:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 01:02:48 o8/Oblr60
団結PVで55歳ってことが判明しましたね、社長
366:名無したんはエロカワイイ
08/02/29 16:29:45 IJPL+lUZ0
ついでに言えば、趣味が影踏みとクレナフレックス(ナムコのクレーンゲーム筐体)ってw
367:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 09:43:46 tIZdNE6DO
ティン☆と浮上!
368:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 13:51:07 Xb6HTnka0
社長!
765プロのアイドルを総動員して雛人形の七段飾りを再現してみたいんですが。
え? キャスティングですか?
勿論、決まってますよ。
お内裏様:真
お雛様:雪歩
三人官女:春香、千早、美希
五人囃子:伊織、やよい、亜美、真美
右大臣:律子
左大臣:あずさ
……あ。人数足りないですね。
どうしましょうか?
369:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 13:58:18 PPAhiUGa0
小鳥さんがいるでしょ
370:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 21:51:32 LFCupc8D0
だが待って欲しい。お内裏様とお雛様は社長とPにすべきではないだろうか
371:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 22:09:46 ief2J5CR0
>>370
IDから察するに美希かあずささんなのだろうが、自重w
372:名無したんはエロカワイイ
08/03/02 23:45:17 aVcBUMbL0
L(arge)Fだから・・・
しかし180cmとは高いですね社長
373:名無したんはエロカワイイ
08/03/03 08:54:57 WRjw732TO
社長スレあったのか…
知らんかった
374:SS
08/03/03 15:54:05 Ihj6bhf+0
「朝食戦隊スイハンジャー、ですか?」
「うむ。どうかね?」
自信満々な口調で訊ねる社長に、プロデューサーは思わず口籠もる。
「いや、どうかね、と言われましても……」
プロデューサーは溜息をついて、目の前に置かれたラジカセを見つめる。
そこから流れているのは、戦隊シリーズの主題歌風にアレンジされた『おはよう!!朝ご飯』だった。
「確かに、面白いとは思いますけどね。それにしたって、この気合い入りまくった企画書は何なんですか?」
そう言って、プロデューサーは手にした紙束を叩いてみせた。
厚さにして1センチメートルを越える。
それこそが、特撮ドラマ『朝食戦隊スイハンジャー』の企画書であった。
BSE。
鳥インフルエンザ。
毒入り餃子。
日本の食卓へ次々に襲い掛かる脅威。
そんな中、日本の食の安全を守るために立ち上がった若者たちがいた。
これは、日本の食卓を守るために戦う熱き少女たちの物語である。
問題なのは、それを高木社長が直々に書き下ろしたということ。聞けば、何でも全話の脚本を手掛ける
つもりでいるらしい。
その事実がプロデューサーを困惑させていた。
「この曲のアレンジが、先日のファン感謝祭ライブで好評だったのは確かですけど、何も本気で戦隊ものを
作らなくても―」
「わかっていないな。だからこそだよ」
「へ?」
「最新の流行情報を掴むことは重要だ。機を見るに敏でなければいかん。孫子にもあるだろう。兵は拙速を
聞くも、未だ巧みの久きを堵ざるなり、と。こういうのは、スピードが肝心だ」
「はぁ」
「この曲のアレンジを聞いて、我が765プロダクションのアイドルが総出演する戦隊ものをイメージする
ファンは多いだろう。だが、同時に彼らは思うはずだ。まさか実現するわけがない、と。そう思っている
ところへ仕掛けるからこそ、効果も絶大だ。そうは思わんかね」
社長の自信漲る口調に、プロデューサーは返す言葉を失って立ち尽くす。
「……そう、かもしれません」
やっとの思いでそれだけ言って、彼は冷え切ったコーヒーを口にした。
「安心したまえ。君が忙しいのは、私もよく承知している。今回のプロジェクトに関しては、私が直々に
指揮を執るつもりだ」
「マジですか?!」
「大マジだよ。しばらく現場を離れていたが、昔取った杵柄だ。まぁ、見ていたまえ!」
「わ、わかりました……」
力なく頷くプロデューサーの気持ちを知ってか知らずか、快活に笑う高木社長。
「はっはっは! いやぁ、これは成功間違い無しだよ」
その時は、誰もが無茶だと思っていた。
しかし、765プロのスタッフの予想を裏切って、スイハンジャーは高視聴率をマークし、関連グッズも
飛ぶように売れた。
それだけではなく、食育に貢献したということで文科省から推薦され、国内農業の重要性を再認識させた
ということで農水省から表彰された。スイハンジャーは、国からも認められたのである。
全国のお茶の間にて好評を博した『朝食戦隊スイハンジャー』。
だが、かの作品が生まれる前に、こんなドラマがあったことを知る者はいない……。
--
すみません
URLリンク(www.nicovideo.jp)
を見たら、こんなイメージが浮かんじゃって…
375:名無したんはエロカワイイ
08/03/04 21:48:28 TfBtCwKe0
このあとは調子に乗って
真に仮面ライダーをさせようと試みるのですねw
376:名無したんはエロカワイイ
08/03/05 02:26:23 PaupK7ys0
URLリンク(www.uploda.net)
イメチャでにゃんにゃんしようとしたら蹴られた
377:名無したんはエロカワイイ
08/03/08 12:41:55 zRybWjW60
>>360
今更言うのもなんだが
なんて懐かしい自虐ネタwwwww
でも続きを書くのは心苦しいな。
378:名無したんはエロカワイイ
08/03/09 21:09:07 IAfB53lqO
やぁ、諸君。
こんばんは
379:名無したんはエロカワイイ
08/03/09 22:20:20 T5Rc+SvZO
社長スレなんてあったんかw
380:名無したんはエロカワイイ
08/03/10 20:01:38 cp90GyZd0
高木順一郎くんへ
会う事も少ないし、話す事も多くはないんだけど、何かに夢中になっていないとすぐに高木順一郎くんのことばかり考えてしまうの。
こんなに誰かのことを好きになるなんて、なんか自分が自分じゃないみたいでとても驚いてるの。
気が付いたらカラオケで、スタジオで、水族館で高木順一郎くんの姿ばかりいつも探してしまうの。
今日の朝、見かけたときに何度も話しかけようともしたし、何度も思いを告げたいと思ったんだよ…。
でも、出来なかったの。
私はもう、人を好きになってはいけない、好きになる資格なんてないから。
私はもう、幸せにはなれないの・・・。
でもね、どうしてもこの想いは伝えたかったから。
國府田マリ子が高木順一郎くんに興味あるって言ってたよ。
一番の親友の國府田マリ子なら、きっと高木順一郎くんの事、幸せにしてくれると思うの。
お願いが一つあるんだけどいいかな?
高木順一郎くんが好きなドラマCD、頑張って手作りで作ってみたの。
3月13日に届くから。喜んでもらえると嬉しいな。
最後まで読んでくれてありがとう。
好き好き大好きだよ。庄子裕衣より
381:名無したんはエロカワイイ
08/03/10 21:46:00 6ShDYHri0
Beeメイツだった俺が過剰に反応するけど>380って何だ?
382:名無したんはエロカワイイ
08/03/10 23:41:45 PRWFEgt50
>>381
「女性声優からのラブレター」
URLリンク(yan-cocktail.sakura.ne.jp)
383:名無したんはエロカワイイ
08/03/10 23:46:39 6ShDYHri0
>>382
thx
しかしなんだこりゃ、ってかんじだ。
384:名無したんはエロカワイイ
08/03/12 02:59:55 LMeDf3100
先輩P諸兄に質問なんだがドラマCDで社長聞くならどれがオヌヌメ?
385:名無したんはエロカワイイ
08/03/12 03:17:11 Q/kgVioD0
ドラマCDではないが、MAFの社長訓示は必聴
386:名無したんはエロカワイイ
08/03/12 07:39:53 AqSjfmgn0
ドラマCDではないが、ラジオdeアイマSHOW!DJCD4.5の社長音声データ集は必聴
とりあえずはNEW STAGE03だな
387:名無したんはエロカワイイ
08/03/12 18:18:22 LMeDf3100
>>385,>>386
thx 今週中でも探してみるわ
388:名無したんはエロカワイイ
08/03/15 12:42:46 f7+8tngU0
ドラマCDで一番社長が目立ってたのって社長宇宙人説なやつだけだったっけ?
389:名無したんはエロカワイイ
08/03/18 14:12:21 m4WCfOIkO
社長、お電話です。
「ほしゅ」さまと名乗っておられますが。
390:名無したんはエロカワイイ
08/03/18 14:19:25 3rO5z/m90
うむ、つないでくれたまえ
391:名無したんはエロカワイイ
08/03/18 19:25:56 rjmESWha0
社長なにやってんすか!
392:名無したんはエロカワイイ
08/03/19 03:21:15 LBvCyUX60
君たち、少しはわたしで・・・こう、なんだろうな
たぎって来るものは無いのかね!
393:名無したんはエロカワイイ
08/03/19 07:14:00 8MqKIQP0O
社長のティン☆を頂き浮上
394:名無したんはエロカワイイ
08/03/20 08:32:38 ohY4JkakO
真スレから輸入
URLリンク(m.timimoe.net)
社長ww
395:名無したんはエロカワイイ
08/03/21 22:06:00 XdSj7yF00
ついさっき知った。
URLリンク(segadirect.jp)
ちなみに、「誰がどのキャラを演じているか」は一応ナイショです。それ以前に、「イラストの誰が誰だか」も難しい現状ですが。
URLリンク(segadirect.jp)
オマケ:声優さんインタビュー★
Q:セガダイレクトがクローズするとのことですが?
今井 麻美さん:はっはっは~。
下田 麻美さん:わかりました~。
水原 薫さん:出逢ったばかりなのに、こんなに早く別れる時が来るなんて……。 もっとセガダイレクトのことを知りたかった……。
セガダイレクトが終わることは大人の事情(?)っぽいので仕方ないですが、
下田さんとの「IN THE RADIO」はぜひとも続けたいのですが!(よろしくお願いします、たなくま様♪)
滝田 樹里さん:ところで、セガダイレクトって……何ですか? 知りませんでした(笑)
みなさん、素直なご意見ありがとうございました♪
396:名無したんはエロカワイイ
08/03/22 14:13:06 ZQpgrCaC0
しゃ~ちょ~う
しゃ~ちょ~う
た~っぷり しゃ~ちょう
しゃ~ちょう しゃちょう た~っぷり
しゃ~ちょう が や~ってく~る
397:名無したんはエロカワイイ
08/03/22 23:29:34 Qwe7QXZV0
>>396
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
ティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティンティン
時田
398:名無したんはエロカワイイ
08/03/23 12:58:00 8mAZcLDg0
ぴんぽんぱんぽ~ん
迷子のお呼び出しを致します。
765プロからお越しの、高木様。高木 順一様
F-22 ラプター 春香仕様機とミラージュ2000やよい仕様機のプリントをした
Tシャツを着ている6歳の「高木 ほしゅ」君迷子センターに来ております
至急、迷子センターまでお越しください
ぴんぽんぱんぽーん
399:名無したんはエロカワイイ
08/03/23 17:59:44 qV/ob3fu0
公式のアイマスカタログ2号、「アイドラ:プリマシリーズ 雪歩」のSSに社長がいるのに
随分と静かじゃないっすか。
やはり社長がいないといかんよなあ。
400:名無したんはエロカワイイ
08/03/23 18:06:40 1I4DN0jN0
録りおろしってことだよな
ピンときた!
401:名無したんはエロカワイイ
08/03/23 19:27:56 xhbh48Pj0
社長の出番はまだですか?
402:名無したんはエロカワイイ
08/03/25 20:07:39 uJxToYFO0
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < 君たち!わたしのパジャマ姿は見たくないかな?
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
403:名無したんはエロカワイイ
08/03/25 22:07:20 sFETd1Vv0
パジャマも何も真っ黒でわかりません
404:名無したんはエロカワイイ
08/03/25 22:31:38 yEBYUFAk0
>>401
はやくアイドラを買うんだ、今すぐ!NOW!
405:名無したんはエロカワイイ
08/03/26 00:13:55 YEOdVnfc0
雪歩アイドラ買ったぜ
なんつーか社長すげえな!
言動というか人柄というか・・・大物、って表現じゃおかしいかな・・
フランク?で馴染みやすい
若いころはモテたんだろうな('A`)
406:名無したんはエロカワイイ
08/03/27 17:34:38 JvgoWA5P0
つまり小鳥さんは若いころの社長に一目惚れして765プロに就職したんだな。
407:名無したんはエロカワイイ
08/03/27 17:54:55 Au4gNOaK0
今より20年前の話である
408:名無したんはエロカワイイ
08/03/28 00:49:28 yBDWbBTpO
小鳥「社長~?それは私の年齢をバラすようなものですよね~?
ちょっと、ゆっくり話したいものですわ~。」
社長「お、音無君!いつの間に!?」
翌日、社長室で男性1人が気を失っていたそうな
409:名無したんはエロカワイイ
08/03/28 11:19:43 73uSM4gJ0
いいことしてたんですね、わかります
410:名無したんはエロカワイイ
08/03/28 17:48:13 4NydsWls0
「早いものですね、一年というのは。」
「全くだ。……当時はよく、マネをしたものだよ、はっはっは。」
「俺が知った頃にはもうすっかり、陽気なおじいちゃんのイメージでしたけど。
でも、ご本人はとても、まじめな方だったそうですね。」
「今の私がこうしてあるのも、少なからず影響を受けたからかも、しれんな。」
「あの人も、“アイドル”だったのでしょうか。」
「さて、何とも……だが、人々を楽しませ、希望を与えたということでは、
わが社のあの子たちと変わらん。……と言ったら、おこがましいと思うかね?」
「ははっ。そう、胸を張って言えるよう、俺もがんばらなくちゃいけませんね。」
「うむ、期待しているよ。……ふっ、あの歌のようには、いかんものだな……」
―おーれーは、こんのよっでいっちばん、むっせっきにんといーわれったおっとこ……
故・植木等氏に捧ぐ。社長は年齢からして、だいたいこの世代か、その少しあと
だと思うんだが……え?一日遅れ?スレ違い?
……お呼びでない?……お呼びでないね。……こりゃまた、失礼いたしました!
411:名無したんはエロカワイイ
08/03/28 21:02:32 lCGzEF6a0
「俺は活躍していた時期が合わないのであまり知りませんけども
やはり社長は良くご存知だったんですか?」
「勿論だよ。プロ入りしてからもそうだが、高校時代もね。
君なんかは生まれてもいないような時代だが、甲子園通算20勝3敗なんて成績は、
もう一生お目にかかることはないだろう。そうか…もうそんなに経つのか」
「甲子園には最高で5回しか出られないから…
トーナメントというのも考えると確かにすごいですね」
「それも高校だから、1年からレギュラーなど早々取れるものではない。
その上ピッチャーという特殊なポジションでエースとなった。1年生、しかも彼は4月1日生まれでね。
1年生の中では一番遅くに生まれている。そんな少年が初めての甲子園で優勝を勝ち取ったんだ。
当時はそれはもうすごい騒ぎでね。高校球児でありながらまさに彼らは国民的アイドルだったよ。」
「へーしかし良くご存知ですね社長」
「まああの当時スポーツといえば野球だったからね。
ちなみに彼は甲子園の通算本塁打数も2位の6本打っている。
プロに入団した経緯やその後にも色々あって良くない風評を立てられたりもしたがね。
真摯に野球に打ち込み続けて、多くの人間に尊敬される人物となっているよ」
「真剣にやっていけば見てくれる人はいるって事ですかね?」
「そういうことだ。イメージ戦略も大事だがレッスンのほうもしっかり頼むよ。
もしそれがアイドルとしての結果に繋がらなくても、それはきっと彼女達のためになる。
彼も言っていたろう?『目標に向かって努力し続けることが好きであり、それが大事』とね」
便乗してやはり社長くらいの年齢なら野球に詳しいかなと思って書いた。
スレ違い?プロデューサーさんドンマイ、ですよ!
412:名無したんはエロカワイイ
08/03/28 23:44:32 J5tVz4I7O
社長、桑田真澄ですね!
413:名無したんはエロカワイイ
08/03/29 06:22:39 nB0f0KL30
>>410
イイハナシダナー。
414:名無したんはエロカワイイ
08/03/31 01:00:49 YmdmdLpT0
プリマ雪歩のアイドラでやっと社長の出てくるEND見れたよー。
それにしても何と言う無責任www
415:名無したんはエロカワイイ
08/04/01 00:10:35 CqEK4l5V0
本日未明、765プロダクション広報部は所属アイドルのプロフィールの一部に誤りがあったと発表した。
同社が報道各社へ配布した文書によると、誤りが見つかったのは如月千早(15)のスリーサイズで、
従来より公表されていたプロフィールによれば、如月千早のバストは72cmとされていたが、実際には
彼女のバストは75cmであったという事実が判明したという。
765プロでは、近日中に同社ホームページ上に記載されている如月千早のプロフィールについて修正を
加えるとともに、取引先などの関係各社に対して最新情報の周知徹底を図っていくとしている。
なぜ誤ったスリーサイズが公表されるに至ったのか。
なぜ長期に渡って誤りに気付くことなく放置されていたのか。
しかも、なぜバストの値だけを間違えて、ウェストとヒップは正しかったのか。
これらの疑問について、765プロは「単なる技術上の問題」との見解を発表するに留まっており、詳細な
事情説明をおこなっていない。
しかしながら、既に「72」という数字は、一部のコアなファンの間では孤高の歌姫・如月千早の完全性を
象徴する神聖な数字として扱われており、単なるスリーサイズ以上の意味を持っているのが現実である。
そのため、765プロによる突然の発表内容に納得のいかないファンも少なくないものと思われる。
765プロの所属アイドルに詳しい芸能記者の善永氏によれば、「765プロに所属するアイドルの
人間関係は極めて良好で、足を引っ張り合う理由は見当たりません。それに、如月千早さんの歌唱力は
群を抜いており、胸が小さいことはハンデにもなりませんからね。そう考えると、無関係な第三者の
プロフィールと取り違えていた可能性が最も高いのではないでしょうか」とのことである。
もし、善永氏の推測が事実でるならば、765プロの情報管理体制の在り方について、その是非が厳しく
問われなければならないだろう。
小誌では、このプロフィール誤記問題を極めて重大な事案と考え、編集部内に特別調査チームを編成した。
本件に関する詳細な情報が入り次第、いち早く読者にお届けする予定である。
:
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社長! 何ですか、この速報記事は?
あ……、今日は4月1日か……。
416:名無したんはエロカワイイ
08/04/01 16:05:21 aubH+k9Q0
本スレのあれはここ見てやったんだろうか
417:名無したんはエロカワイイ
08/04/05 17:48:10 /iWZVrMa0
保守
418:名無したんはエロカワイイ
08/04/05 18:32:23 4IacGCUT0
ホントに社長スレ影薄いな
419:名無したんはエロカワイイ
08/04/05 20:02:44 /iWZVrMa0
ssもネタなくなっちゃったしね。美希編が残ってるけど美希はプロデュース始めてからが大事だから
「(なんという逸材だ。ピーンと来た)君アイドルやってみないかね!?」
「アイドル?いーよ。あふぅ」
いくら考えてもこれで終わっちゃうorz
420:名無したんはエロカワイイ
08/04/05 20:02:57 4qhWvXOX0
年末のスレネタまとめAA面白かったな
急に懐かしくなった俺バッチコーイ
421:名無したんはエロカワイイ
08/04/06 19:42:47 aTi/iLG00
保守
422:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 20:01:20 FPfkmwkf0
高
423:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 20:02:54 yumLGmQ90
木
424:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 20:39:44 gRNd8Jq30
ブ
425:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 20:41:22 GsoSOc4v0
│
426:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 22:58:24 4ZvQM0zG0
伝
427:名無したんはエロカワイイ
08/04/08 23:17:24 OaD+rL8g0
説
428:名無したんはエロカワイイ
08/04/09 06:28:48 SPDHEIlt0
おまいらのコンビネーションにワロタ
429:名無したんはエロカワイイ
08/04/09 20:49:29 7DtwowqO0
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < 君たち!今日は記念に思う存分私に黒いタマを投げつけてくれたまえ!
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
430:名無したんはエロカワイイ
08/04/10 07:08:46 WujUJ3Wg0
で、番組のEDに回答者の投げたティン!ボールが
社長の頭上から降り注ぐ訳ですね!わかりました!!
431:名無したんはエロカワイイ
08/04/10 23:07:51 IHsWA9CP0
餃
432:名無したんはエロカワイイ
08/04/10 23:23:49 CknOiAVx0
子
433:名無したんはエロカワイイ
08/04/10 23:26:51 3V7Mt7I00
メ
434:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 03:09:19 40rw3afW0
タ
435:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 03:12:22 iYtPriiw0
ル
436:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 03:21:55 5Xk6SmB10
ス
437:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 06:55:41 M4PBN5ok0
コ
438:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 10:10:21 kuNfy2p/0
ー
439:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 10:16:49 NR70ijmN0
ピ
440:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 11:28:10 Sm4isCkcO
オ
441:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 12:02:59 NMKEAWVk0
ン
442:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 16:07:22 5Xk6SmB10
社長スレは本当にトリッキーな動きをするな
443:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 19:50:26 NR70ijmN0
餃
444:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 19:51:46 NR70ijmN0
子
445:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 20:29:03 yPa2czr+0
の
446:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 20:31:13 WdOGgDO60
満
447:名無したんはエロカワイイ
08/04/11 20:44:18 iYtPriiw0
湖
448:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 06:33:46 LNC+GBlF0
なんなんだw
449:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 08:41:03 fAl/PNYj0
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < 餃子といえば「餃子の満州」だろう!
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
450:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 14:17:39 G/H3xAXx0
それは王将店員でもある私への挑戦ですか、社長?
451:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 15:24:17 LTw1s5NC0
社長はかばくらいくん?
452:SS
08/04/12 16:31:46 I66+SNlh0
765プロダクションの社長の高木だ。皆、息災かね?
紆余曲折はあったものの、我が社の新プロジェクトは順調な滑り出しを見せていて、アイドル候補生の
諸君も次々とデビューを果たしつつある。
これは、新たにスカウトしたプロデューサーたちの実力によるところが大であることは言うまでもない。
が、彼らを見出した私の目に狂いは無かったということでもあるかな。うむ。
しかし、会社の経営が軌道に乗ってくると、私にも少しずつ暇が増えてきた。無論、決裁せねばならない
事柄は少なくない。だが、日常的な事務処理は音無君と律子君に任せていれば問題ないし、アイドルの
プロデュースについては各担当プロデューサーに一任しているので、私は流行情報について注意を促す
くらいしかやることがない。
そういうわけだから、せめて世情には敏感でなければならんと思い、空いた時間はなるべく街に出る
ようにしている。テレビや新聞、インターネットといった情報媒体に頼ることなく、自らの感覚で
捉まえたものを大切にする。そうして研ぎ澄ませた勘が、いざというときに役に立つことも少なくない。
え? 何だって?
音無君や律子君に小言を言われるのがイヤなんじゃないのか、だと?
バカを言っちゃあいかんよ。
この高木順一朗、事務員の小言のひとつやふたつで怯むような男ではない!
……オホン!
すまんな。つい熱くなって、我を忘れるところだった。
君らにこんなことを言っても仕方がないというのにな。
実は、私が会社を抜け出して、昼間から繁華街にいるのには訳がある。
この近辺に、モデル顔負けの美少女が現れるらしいのだよ。
ライバルの芸能プロダクションの複数のスカウトが彼女に声を掛けたそうなのだが、全て素気なく
断られてしまったというんだ。
そういう話を聞くと、一体どんな子なのか気になるのが人情というもの。
つまり、そういう理由で何度となくこの界隈に足を運んでいるのだが、噂に聞いたような少女を見かける
ことはなく、私は幾ばくかの徒労感を覚えつつあった。もしかしたら、ライバル会社のホラ―とは言わない
までも、ちょっとした話を針小棒大に誇張しただけのことだったのかもしれないとすら思い始めていた。
ふと空腹を感じて時計を見ると、時計の針は午後三時すぎを指していた。
なるほど、腹が減るのも無理はない。
私は手っ取り早く近くのコンビニに入り、おにぎりとペットボトル入りのお茶を買い求めることにした。
レストランなり食堂なりを探せばいいのに、と思うかもしれない。
だが、午後五時からプロデューサーたちとの会議が予定されていて、そろそろ事務所へ戻らなければ
ならない刻限が迫りつつあった。そういうときに、目の前にコンビニがあれば、つい入ってしまう。
いやはや便利な時代になったものだ。
私は、購入したおにぎりとお茶を持って、近くの公園に向かった。もう何度も訪れているから、このあたりの
地理はすっかり頭に入っている。
賑やかな表通りから細い横道に入ると、目指す公園がある。さほど大きくはないものの、それゆえに
訪れる人も少なく、静かな公園だ。
ベンチに腰を下ろすと、私はさっそくおにぎりの包装を解いて中身にかぶりついた。
もぐもぐと咀嚼しながら、この姿を見て私を芸能プロダクションの社長だと思う者はおらんだろうな
という思いが頭をよぎる。途端に自己嫌悪にも似た感情が込み上げてくるが、これをぐっと抑え込んで、
手にしたおにぎりを口元へ運ぶ。
と、その時だった。
453:SS
08/04/12 16:32:08 I66+SNlh0
公園の入口に一人の少女が立って、私を―正確に言えば、私の手元をじっと凝視していた。
もしや……と思いつつ、私は素知らぬ振りを装って手にしたおにぎりを食べ、それから横目でそっと
少女の様子を窺う。
すると、傍目にもそれとわかる落胆した表情で彼女が溜息をつくのが見えた。
さすがに、そんな態度を取られて平然としていられるほど、私は冷淡な人間ではない。
かといって、いきなりおにぎりを勧めるのも違うだろう。
まずは無難に声を掛けてみることにする。
「どうかしたのかね?」
まともな返事など期待してなかったが、少女は少し目を瞬いた後で単刀直入にこう言った。
「おじさん、おにぎりちょうだいなの」
予想を超える反応に、私は飲みかけの茶を吹きそうになった。
「それとも、今ので終わり?」
この無警戒さは何なのだろうか。
「……ゴホン。おにぎりはまだ幾つかあるから、あげるのは構わないんだが、もう少し他人に対して
警戒を抱いてはどうかね?」
「む。もったいぶらないでよ。おにぎりあるんだよね?」
と、少女はスタスタと歩いてきて、私が傍らに置いていたコンビニの袋を指差した。
「かつおと焼きたらこがあるが―って、そうではなくてだね! 君、まだ未成年だろう?」
「君じゃなくて、ミキだよ」
「……えっと」
「年はね、14歳。中二だよ」
「……だからだね。未成年をターゲットにした犯罪が後を絶たないご時世に、見知らぬ大人から食べ物を
分けてもらうなんて、危ないとは思わないのかね?」
「ん。別に大丈夫だって思うな」
「どうしてだね?」
「おじさんは、そんな悪いことをしそうなタイプには見えないの」
そう言ってもらえるのは光栄の至りだが、この子の行く先が非常に不安になってくる。
天真爛漫というか、天衣無縫というか、まぁ、それはそれで得難い性質だとは思う。けれども、
よくよく見れば、かなり露出度の高い服を着ていて、髪の毛を金髪に染めており、化粧っ気こそないものの、
妙に目立つ格好なのは間違いない。服装のせいか、メリハリのあるボディラインが露わになっていて、
とても中学二年生とは思えない。また、眉をひそめているからわかりにくいが、目鼻立ちも整っている。
少しばかり目つきがきついかなとも感じるが、それもまた美人さを高めている一因になっているとも
言えなくはない。
と、ここまで少女のことを観察して、私はふと気が付いた。
ここ最近、同業者の間で話題になっていた美少女とは、この子なのではないかと。
「ねぇ、おじさん。おにぎり、くれないの?」
「あげてもいいが、その前にひとつ質問してもいいかな?」
「いーよ。何?」
「君は、スカウトをされたことがあるかね?」
「君じゃなくて、ミキだって言ってるのに……。スカウトって、モデルやってみませんかーとかって、
知らない人から声をかけられること?」
「そうだ。名刺を渡されたりしたかね?」
「うん、もらったよ。ミキ、興味ないって言ったのに、気が変わったらここに連絡してねって押しつけられたの。
もう、全部捨てちゃったけど」
間違いない。
噂は本当だったのだな。
454:SS
08/04/12 16:33:01 I66+SNlh0
「で、どちらのおにぎりにするかね?」
「焼きたらこ」
迷い無く値段の高い方を選んで、彼女は私の隣に腰を落ち着けた。
慣れた手つきでビニルの包装を解いて、実に美味そうにおにぎりを食べる。
その横顔は、確かに年相応の幼さを感じさせるものだった。
あっという間に、焼きたらこおにぎりを平らげてから、彼女は私を見上げて言った。
「おじさんも、もしかして芸能界の人なの?」
「はは……、鋭いね。実は、その通りだ。765プロダクションという芸能事務所の社長をやっている」
「なむこぷろだくしょん?」
「会社の名前はあまり知られてないかもしれないがね。如月千早というアイドルを知っているかね?」
「知ってるよ! すっごく歌がうまくて、キレイな人だよねー。ミキ、ちょっと憧れちゃうなー♪」
「その、如月千早君が所属している事務所の社長が私なんだ」
「へぇ……」
少女の表情に明らかな変化があった。
これは脈ありかもしれんと思い、一押ししてみることにする。
「もし興味があれば、一度ウチに見学に来てみないかね? スケジュールの都合さえあえば、憧れの
如月君にも会えるかもしれんぞ」
「それ、本当なの?!」
「勿論だとも」
「じゃあ、今から行く!」
「し、しかしだね……」
「今日は、千早さんはいないの?」
「いや、その、今日はプロデューサー会議があるから、如月君も事務所に来る筈だが……」
「だったら、今日がいいな。今日にしよう。ね?」
むむむ。段取りをきちんと整えてからにしたかったが、この機を逃せばこの子を我が社に迎えることは
できないかもしれない。ここは決断の時だ。
「……わかった。私も男だ。腹を括ろう。ついてきたまえ」
「わーい、やったぁ!」
喜色満面で付いてくる少女を見やりつつ、ふと名前を聞いていなかったことを思い出す。
「そう言えば、君の名前を聞いていなかったね」
「ミキはね、星井美希。よろしくね、おじさん」
「私は、高木順一朗だ。今後は、社長と呼んでくれたまえ」
「うんっ!」
*
今から思えば、スーツ姿の私とカジュアルスタイルの美希君とは、道行く人たちから見て、実に奇妙な
取り合わせに見えたことだろう。
しかし、この日の出会いがなければ、星井美希君がトップアイドルとして名を馳せる日が来ることは
なかったかもしれない。
そう考えると、つくづく人の世は実に奇妙なものだと痛感させられる。
「社長!」
おっと、音無君が呼んでいるな。
今日は美希君と如月君のユニットのライブツアー初日でね。そろそろ会場に向かわねばならん時刻に
なったようなので、この辺で失礼させてもらうよ。
これは私の勘だが、君たちとは別の形で再会できそうな気がする。なに、ただの勘だがね。
それでは、また会うときまで元気でいてくれたまえよ。
455:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 18:10:17 pNNUkE2X0
>>453-454
GJ!!
美希らしくていいですなぁ。
456:名無したんはエロカワイイ
08/04/12 18:19:51 ZW0niZ3q0
>>453-454
社長! GJです!
美希「千早さん」の謎が解けました。
457:名無したんはエロカワイイ
08/04/13 00:15:28 6vQ740rz0
>>453-454
ktkr!GJ!
458:名無したんはエロカワイイ
08/04/13 01:29:51 S3KCCj300
>>453-454
GJ!!
美希をどう料理するかと思ったらこうきたか!
459:名無したんはエロカワイイ
08/04/13 16:08:47 W+zhpzUI0
うめー
才能あるな
460:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 02:26:45 pojAz8Sd0
社長愛してる
461:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 02:41:29 fqWWZadd0
なんだか見たことのない色になった私でも愛してくれるかね?
462:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 02:46:09 pojAz8Sd0
レインボーカラーになっても
赤外線や紫外線になって目視できなくなっても!
463:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 02:54:48 8mrMu6L00
津軽レインボーですね。わかります。
464:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 22:02:15 WDQ7X0f50
>>461
ML02で一番吹いたシーンだが
実際アレどんな色してたんだろうなwwww
465:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 23:15:22 kfS8R5T80
そもそも黒以外の色になったことがあったっけ?
466:名無したんはエロカワイイ
08/04/17 23:22:19 PBGqbvcz0
今の私は あなたの知らない色
467:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 00:01:35 NpHa/7ex0
玉虫色の社長
468:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 00:37:05 qRqX070h0
玉虫色の社長なんて誰もいないのと同じよ
469:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 06:26:19 TO+JAiAn0
>>464
俺の中ではもう社長とちよパパは同次元の存在
470:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 10:25:59 1jEqH02HO
社長「P君、天海春香君をプロデュースしたまえ」
P「はい。春香は好きですよ」
社長「好きとか嫌いとかはいい。天海君をプロデュースするんだ。」
471:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 12:49:02 QLwfPYQ40
ここの社長は黒くないが
URLリンク(www.idolmaster.jp)
(精神的ブラクラ注意)
472:名無したんはエロカワイイ
08/04/18 17:20:38 TgABGP9A0
>>100,203
473:名無したんはエロカワイイ
08/04/19 02:42:01 yu21gzMW0
社長「水瀬君の誕生日をやったそうじゃないか」
小鳥「えぇ…そうですけど」
社長「…」(チラ)
小鳥「…(えぇっと;)」
やよい「しゃ、社長の誕生日っていつですかぁ?」
社長「もう過ぎたよ」
小鳥さん&アイドル一同(・・・)
474:名無したんはエロカワイイ
08/04/19 13:29:00 mTiwiXgI0
し ゃ ち ょ う し つ
____┌──────┐____________
| いったい なんの ようた゛ ? | / ̄\
|あまみくん | `ー‐‐‐'
――└──────┘――――――
┌───────┐
┏━━┓| し゛ひょうを だす |
┃ 高 ┃| きゅうしょく する |
┃ ┃| ゆうきゅうきゅうかねか゛い |
┃;, 木 .┃|l>しゃちょうを なく゛る |
┗━━┛| おへ゛っかを つかう |lニ〉
______________└───────┘EXIT__
__ ,ー、 。⌒ヾゝ
l lゝ ヽ l・_・lj'〉 从'
| l/`ー'-、 _____ /l tヽゝ 从'
|└―‐l_j l l ̄ ̄l lo/ r しコ | ̄|
|_____| | | | | ,へ/r'_l l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
475:名無したんはエロカワイイ
08/04/20 17:40:58 NxSS0u+E0
馬鹿野郎w
たけしの挑戦状やりたくなったじゃねえか
476:名無したんはエロカワイイ
08/04/20 20:09:19 FwpKTafy0
携帯ラジオドラマの配信週なのにスルーされてる社長カワイソス。
477:名無したんはエロカワイイ
08/04/23 19:47:28 ER0hUAZ90
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < 暇だ
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
478:名無したんはエロカワイイ
08/04/24 21:52:11 3sGWBF120
そんなわけで、社長の部屋にやってきたのだ
479:名無したんはエロカワイイ
08/04/24 21:52:40 3sGWBF120
sage欄誤爆
480:SS
08/04/24 22:58:30 +XXYRhTW0
765プロダクションの社長の高木だ。皆、元気にしているかね?
日曜の朝から、私は会社に来ているわけだが―え? また書類を溜め込んで、音無君や律子君に
絞られているんじゃないかって?
バカを言っちゃいかんよ、君。
今日でなければならない理由が、ちゃんとあるのだよ。
我が事務所に所属する天海春香君が、先日おこなわれたドームでのラストコンサートをもって活動停止
したというのは知っているだろう?
天海君の活動停止から、今日で一週間になる。
そこで、天海君の気持ちが落ち着いてくる頃合いを見計らって、面談の機会を設けることにしたわけだ。
トップアイドルの座を勝ち得た天海君が、今後どうしていきたいのか。それをしっかりと聞いたうえで、
会社として彼女をどのようにバックアップしていくかを考えんといかんからな。
さて、もうすぐ天海君と約束した時間になるわけだが―
「おはようございます」
うむ、時間通りにやってきたようだな。結構結構。
「おはよう、天海君」
「おはようございます、社長。……あの、今日はどんな話をするんですか?」
「そんなに構えることはないよ。まぁ、掛けたまえ」
と、天海君に応接スペースのソファに座るよう勧める。
今日は休日で、他に出勤している社員もいないため、会議室は使わないことにした。なるべくリラックス
した雰囲気の中で、天海君と話をしたかったからね。
「でも……」
「まぁ、気にするなと言っても難しいかな。端的に言えば、君のこれからのことだ」
「はい」
緊張気味な表情を浮かべる天海君と向かい合う席に、私も腰を下ろす。
「先週、天海君はアイドルとしての活動を一旦停止したわけだが。回りくどいのは止めにして、単刀直入に
聞きたいと思う。今後もアイドルを続けていくつもりはあるかね? それとも、正式に引退を表明して
芸能界から身を引くかね? 今すぐに答えるのは難しいかもしr―」
「私、アイドルを続けたいです。続けさせてください」
天海君は、私をまっすぐに見据えて、そう言った。
力強い眼差しだった。
「……ふむ」
「そう約束したんです。プロデューサーさんと」
「そうか……。その決意は固いのかね?」
「はい」
と、頷く天海君の表情を窺いつつ、私は本題に入ることにした。
「実はね、君の元プロデューサーから、相談されていたことがあるんだよ」
「……?」
「ラストコンサート終了後に、彼と交わした会話を覚えているだろう? そのことについてなのだが」
そこまで言うと、天海君の顔色がさっと変わった。
「!」
私は彼女の変化に気付かぬ振りをして、話を続けた。
「彼はね、天海君に申し訳ないことをしたと言っていたよ。自分が未熟なばかりに、デリカシーに欠ける
言葉を投げかけて、君を傷付けてしまったのではないか……とね」
「そんな……。プロデューサーさんは悪くありません! 私が、私が身の程知らずだっただけなんですから」
「では、彼への想いは断ち切ったということかね?」
そう訊ねると、天海君はゆっくりと首を振った。
「ただ、考えないようにしただけです」
「それで大丈夫なのかね?」
「わかりません……。でも、プロデューサーさんと一緒に活動することはできない以上、どこかで折り合いを
つけないといけないんだと思いますから」
「そうか……。それに、約束したのだったね? いつの日か君が引退するときに―。いや、これ以上を
私の口から言うのは野暮というものだな。ちょっと待っていてくれたまえよ」
そう言って私は席を立ち、お茶を淹れるために給湯室へ向かった。
いつもは音無君にやってもらっているお茶汲みだが、今日は彼女もいない。まさか天海君にさせるわけにも
いかないから、畢竟自分でやるしかなかった。
481:SS
08/04/24 22:58:55 +XXYRhTW0
お湯を沸かし、熱いお茶を淹れてから、私は再び天海君の待つ応接スペースへと戻った。
「よかったら飲みたまえ。ただし、熱いから気を付けるようにね」
「はい」
そっと湯飲みに口を付ける天海君に、私は訊ねた。
「ときに天海君―君は、何のために歌うのかね?」
「何の、ために……ですか?」
「そうだ。誰のために、と言った方がいいのかな。天海君は、自分の歌を誰に届けたいのかね?」
「勿論、ファンのみんなのために」
「プロデューサーのためではなくて?」
「……きっと、それはプロデューサーさんの望むところではないと思います」
「ふむ」
「さっきの話に戻りますけど、この間のプロデューサーさんの言葉は、きっとそういうことだったと
思うんです。アイドルを続けていく上で、何が大切なのかという」
「うん」
「私がプロデューサーさんのことを好きな気持ちは変わりません。だけど、それが前面に出てきてしまったら、
私はファンのみんなのために歌うことができなくなってしまうんじゃないか……。そう、思います」
「なるほど。そこまでわかっているのなら、この件について私から付け加えることはないのだが……」
「だが……、何でしょう?」
「できれば、君にお願いしたいことがあるのだよ」
「私に、ですか?」
小首を傾げる天海君に、私は頷きを返した。
「うむ。今後、君のプロデューサー―正確には、元プロデューサーだな―には、我が社に所属する
アイドル候補生をプロデュースしてもらうことになるだろう。まだデビューしていない子たちが何人もいるからね」
「はぁ」
「そこでだ。私はね、天海君に、これからデビューするであろうアイドル候補生の、ひいては君の
元プロデューサーの、一番強力なライバルになって欲しいと思っているんだよ」
「どういうことですか?」
「つまり、オーディションで彼らと競い合い、アイドルの厳しさを身をもって教えてやって欲しい―とでも
言えばいいのかな」
「でも、同じ765プロダクション同士でつぶし合うのは……、その、あまりよくないんじゃないですか?」
天海君の懸念はもっともだが、私の狙いは別のところにあった。
「同じプロダクションに籍を置く仲間であっても、頂点を目指す以上はライバル同士となることを避けられんよ。
つぶし合うというよりも、むしろ切磋琢磨することで互いにレベルアップしていく―そういう効果を
期待しとるんだがね。それに、ライバルとして常に彼の前に立ち続けていれば、彼が君のことを忘れる
こともないだろう」
「あ」
「もっとも、これは私が勝手に考えていることだから、別に断ってもらっても構わないのだが―」
「いえ、やります! やらせてください!」
「おお、引き受けてくれるかね」
「はいっ。私、これからもアイドルとして一生懸命に頑張りますっ!」
「うむ。まぁ、彼のことが気になるのはわかるが、あまり気負い過ぎんようにな」
「そ、そうですよね……」
「何でもかんでも一人で抱え込む必要はない。私―では話しにくければ、音無君もいるし、律子君や
如月君でもいいだろう。人と話すことで、解決の糸口が掴めることは少なくないのだから、遠慮なく
相談するといい。……と、これはちょっとお節介だったかな」
「いえ……。お気遣い、ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね、社長」
「うむ。こちらこそ、これからもよろしく頼むよ。しっかりやってくれたまえ」
「はい!」
そう元気よく返事をする天海君の表情には、もはや一点の曇りもなかった。
きっと、これなら大丈夫だろう。
一人の少女としての天海君には辛い思いをさせてしまったけれども、これを糧にして一回りも二回りも
成長してくれるに違いない。そう信じられる何かを見出すことができた。
それだけで、今日の面談は実りあるものになったと言えるだろう。うむ。
さて、そろそろ私も家に帰るとするかな。
諸君らも体には気を付けたまえよ。
482:名無したんはエロカワイイ
08/04/24 23:06:44 FHYhs4SZ0
こんな遅くまで仕事なんて、ご苦労様です
483:名無したんはエロカワイイ
08/04/24 23:17:43 r4v7Nqi70
>>481
GJ!! やはり社長あっての765プロだなぁと思いましたぜ
484:名無したんはエロカワイイ
08/04/26 17:44:31 e/0YlCBH0
765プロ入り前から今度はアイドルとして成功後…すばらしいSS乙
485:名無したんはエロカワイイ
08/04/26 23:36:42 VyDk7/TMO
保守
486:名無したんはエロカワイイ
08/04/27 23:11:06 pWb3656j0
エリコって通販で買った6段変速チャリに(ry
487:名無したんはエロカワイイ
08/04/27 23:11:25 pWb3656j0
誤爆しましたwwww
488:名無したんはエロカワイイ
08/04/29 01:37:32 37s/AG2r0
天海春香
↓
クラスチェンジ
↓
歌田音
ですねよくわかりませんプロデューサーさん!
489:名無したんはエロカワイイ
08/04/30 21:03:48 331kC7TE0
「うむ、P諸君!今日は各地で結婚式がたくさん行われているようだね」
490:名無したんはエロカワイイ
08/04/30 23:10:13 d+zUTz7s0
>>489
誰も相手にしてくれないんで、社長、俺と結婚しましょう
491:名無したんはエロカワイイ
08/04/30 23:13:27 331kC7TE0
>>490!なんといい面構えだ!
ティン!ときた!
492:名無したんはエロカワイイ
08/04/30 23:55:22 NBfvQOtI0
僕はホントは社長が好きなんですぅーー!
493:名無したんはエロカワイイ
08/05/01 19:28:10 /7XZnVJI0
>>492
この社長ネタは安っぽいと思った
俺からしてみればふざけるなと
494:名無したんはエロカワイイ
08/05/01 23:19:31 4lJVWKdo0
最近社長訓示聞くと泣きそうになるんだが
495:名無したんはエロカワイイ
08/05/02 01:23:02 lqN5iMJd0
あれは良いものだね。
俺の中のアイマス第一部完て感じだ
496:名無したんはエロカワイイ
08/05/02 05:49:18 TJsJglPm0
>>493
あれはいくら何でも毒されすぎた挙句に安っぽいよなあ。
中途半端が1番よくないっていう典型例だ。
それこそ、やるならアッーまでやってみろってんだ。
497:名無したんはエロカワイイ
08/05/02 10:09:07 6Y68n5YU0
まぁ声優じゃないんだから無理言うなよ
498:名無したんはエロカワイイ
08/05/03 00:03:27 Kvdibph60
R4Uブライガーじゃなくバクシンガーネタにしろと
499:名無したんはエロカワイイ
08/05/03 00:23:13 85OIkza+0
>バクシンガーネタ
1)12円って知ってるかい?
2)たまらないぜ亜美真美
500:名無したんはエロカワイイ
08/05/03 00:26:54 iTPA5jJf0
「P諸君!流石に君たちも連日のプロデュース活動で疲れているだろう。しっかり休養を取りたまえ!」
501:名無したんはエロカワイイ
08/05/03 00:27:49 U/fPpYY+0
実際は連休だからプロデュースするPが多いだろうな
502:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 00:14:55 2vnGJkPo0
社長P
503:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 20:21:47 DRiSIR/n0
t
504:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 22:44:50 tnRDrzdj0
a
505:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 23:05:53 Hvhifag80
k
506:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 23:08:21 fFtoxiZT0
a
507:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 23:13:59 4P9d0Lya0
g
508:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 23:27:55 lUrVEeck0
i
509:名無したんはエロカワイイ
08/05/06 23:33:28 XRT2O7DS0
j
510:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 00:21:19 hpBrOQtV0
u
511:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 00:37:05 xJMxa+Ig0
n
512:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 00:46:49 llPM9sMq0
i
513:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 01:03:25 57RL1ifY0
c
514:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 01:45:28 U2RTd7Rr0
i
515:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 01:49:51 msMmru8e0
r
516:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 01:50:15 Lw8HwDbO0
o
517:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 01:58:39 qACPeUWG0
u
518:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 02:20:27 hpBrOQtV0
hが抜けとる…
ciだと「し」になるんだよorz
519:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 02:33:42 U2RTd7Rr0
この高木一生の不覚・・・ッ
素でボケとったorz
520:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 02:58:01 57RL1ifY0
そんなに落ち込むなよ
次がんばろうぜ
ところでようやく半分超えたな
521:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 19:58:09 3dg4fjL10
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < これからも、よろしく頼むよ!
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
522:名無したんはエロカワイイ
08/05/07 20:28:05 nRuCE43i0
ああ、よろしく頼む社長
523:名無したんはエロカワイイ
08/05/09 19:53:23 oro6kIlc0
/  ̄`ヽ
524:名無したんはエロカワイイ
08/05/09 20:06:57 hcTGZNbr0
. | /
525:名無したんはエロカワイイ
08/05/09 23:50:59 GWG67HIf0
_.ゝ ∠_
526:名無したんはエロカワイイ
08/05/09 23:53:46 hcTGZNbr0
/ ヽ
527:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 00:06:35 BzVksQB80
./ ヽ
528:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 00:28:33 qYY3iIGh0
| || ヘ ヽ
529:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 00:34:28 NDZ4QPnR0
_ _
ゝ ∠
530:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 00:34:53 NDZ4QPnR0
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531:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 00:35:41 NDZ4QPnR0
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 ̄`
532:名無したんはエロカワイイ
08/05/10 22:35:39 z5f3VukZ0
Pって完全なド素人(元々芸能関係志望とかだとしても)だったんだから、
プロデュースの最初の方は社長がアドバイスとかしてたのかなってふと思った。
533:名無したんはエロカワイイ
08/05/11 23:57:10 RZfkbU4wO
P諸君…たまには私にも構ってくれないかね…