【全速】QMA サンダース燃えスレ【前進!】at GAMECHARA
【全速】QMA サンダース燃えスレ【前進!】 - 暇つぶし2ch685:680
08/05/19 05:59:42 GN1le2hT0
すんません風呂入ったら1時間ほど沈んでました。
ということで投下。軍曹の一人称「私」は初代からの慣れ親しみ。
あと2時代の寮設定引きずってるので違和感感じる方がいたら申し訳ない。

アカデミー、特にロマノフ寮の夜は早い。
規律を遵守する生徒が数多く在籍する寮のためか、消灯時間にはほぼ全ての部屋、
予習のために起きている生徒でも日が回る前には灯りを消し、床についている。
それ故にこのいわゆる「草木も眠る~」の頃に灯りが点いているというのはかなり異例のことだった。

「まだ起きておったのか」
ロマノフはその異例が起きている部屋を訪れていた。
「明日もまた早い。その勤勉な態度は非常に好ましいものじゃが、
 そのように何日も根詰めるのは余り良いとは言えぬな」
「教官…お心遣い感謝します。しかし、今回の遅れを取り戻すためにも致し方ない事。」
「その遅れを取り戻す勉強のせいで、本来の授業が疎かになっているようじゃがな?」
痛いところを突かれた部屋の主…サンダースは苦虫を噛み潰したような表情をした。

とある国家で起きた内乱の沈静化のため、召集を受けたサンダースは一月半の間休学を余儀なくされた。
彼はその間の遅れを取り戻すための勉強を連夜徹夜に近い状態で続けているのである。
如何に他生徒よりも体力・精神力が高いとはいえ、体力を酷使した後のその行為、
流石に疲労の色も出始め、授業内でも本来ならありえないようなケアレスミスを出し始めていた。

「一人では理解できぬものもあるじゃろう?周りに聞くというのも勉強の1つじゃぞ?」
「いえ、これぐらいは一人でこなせなくては。」
「何故じゃ?」
「私の目標は賢者です。この程度一人でこなせなくては賢者には程遠いかと」

「その考えは間違っておるぞサンダース」
「何故ですか?賢者ならばこの程度の知識は一人でも…
「確かに賢者とはありとあらゆる知識を持った者に与えられる称号のことじゃ。
 じゃがな、その賢者であっても一人で全てのことが出来るわけではない。
 かの五賢人も一人で瘴気に挑んだ訳ではないじゃろう?」

「わしも昔は己の力のみを信じて進んでいたときがあった。じゃがそれだけでは限界があった。
 そんなときに感じたのは周りの仲間の力の大きさじゃ。
 彼等がいたからこそ、今のワシがある。そうはっきりと確信しておる。」
「・・・」
「それにな、例え一人で勉強するにしても、解らない事があればワシ等教師に聞くということぐらいは
 しなくてはな。独学は誤った知識を得てしまう原因にもなる。
 『未来の賢者を育てる』為にいるワシ等の仕事を奪って欲しくもないしの」
ぽん、とロマノフの掌がサンダースの頭を軽く叩いた。

「ロマノフ教官…了解しました。確かに仰る通りかもしれません」
先ほどの行為の効果もあってか、今まで張っていた肩の力が抜けたためか
サンダースの顔に今まで抑えていた分の疲労がじわりと現れ始めた。
「うむ。では明日のためにも今日はもう休むことじゃな。遅れの分も教えられることはいつでも教えるからの。
 これでも飲んで、ゆっくり眠るといいじゃろう。」
どこに持っていたのか、温かなロシアンティーのマグカップが手渡された。
ほんのりとした深い甘みがサンダースの疲労のたまった体に染み渡り、心地よい眠りを誘う。

程なく深い眠りについた彼の顔を穏やかな笑顔で見つめ、自室に戻るロマノフの姿があった。



萌えない駄文ゴメソ&文章変なところがあったら失礼。



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