08/05/17 11:25:27 nlm23LxG
タオルケットをもう一度２。
一回目のプレイでは大きなショックを受けるが、
二回目以降よくよく考えてみると、実は大して中身の無いストーリである事が分かる。
皆さんも落ち着いて物語の展開を順次吟味し、よく考えてもらいたい。
にも関わらず大きな反響があるのは、ゲーム全体を包む不可思議な雰囲気と
何より悲惨なラストに騙されてるに過ぎないからだ。
もっと練り込まれたストーリーを持つツクールＲＰＧは他に幾らでもあるのに
それらがクソゲー扱いされ中二病扱いされてバッサリ切り捨てられるのとは
全く対象的だ。
ここから導き出される結論。
それは、プレイヤーの「質の低下」である。
考察力も読解力が無く、ただ見せかけの雰囲気とコケオドシに騙されるだけの
原始的感受性しか持ち合わせていないプレイヤーが増えている。
これは若年層ほど顕著であり、逆に年齢層が高くなり思考力が向上するにつれて
タオルケット２への評価は低下している。
今のプレイヤーはゆとり世代と名指しされるだけあって、ひたすら表面的な感性のみを
評価の基準にして、普通に読解力が必要となるシナリオを倦厭する傾向が強い。
文章の中に少しでも難しさや、自身の稚拙な国語力ゆえの違和感を感じると、
幼稚な反抗心が先に立ってシナリオ全体を否定し拒絶してしまう。
そのこき下ろし方も「痛い」だとか「中二病」だとか感覚的な言葉の羅列ばかりで
論理性のかけらもない。一言で言えば学力不足なのだ。
コンパク終了の一因はここにある。
今は、ただショッキングな事件を羅列して、ひたすら動物的感覚に訴えるだけのゲームを作れば
浅はかで見た目にすぐ騙され、それに疑問すら抱かない若年プレイヤー達が勝手に哲学だ何だと
荒唐無稽な拡大解釈をしてくれて人気が出てしまう。
フィーリングから出る思考ほど楽なものは無く、しかも知的な虚栄心を満たしてくれるので
この幼稚な自称哲学者たちはどこまでも暴走する。
しかし、これは類人猿の思考レベルであり、論理的要素から評価を導き出す評論家のそれではない。
こんなプレイヤーがまかり通る御時世では、従来のプロによる論理的な選考基準など無意味となる。
コンパク終了は当然の結末だ。