08/04/25 08:06:23 xSuRvE2x
最初はいかにもよくある凡ゲーかと思ってプレイしていたが、すぐにこのゲームは他のゲームとは一線を画している事に気付かされた
プレイヤーをストーリーに引き込む事が上手いのだ、最初の会話から徐々に、そして気が付くと物語りに引き込まれ、
イベント毎のキャラのやり取りはとても個性的で、どんどん先を進めるのが楽しくなっていく、
よくある展開でも人によってこうまで感動の与え方が違うものなのかと思い知らされた。
一見ありふれた街の人たちとの会話にも主人公との絆が描かれ、彼が街の人達にいかに愛されていたかが見て取れる、
主人公は街の生活に完全に溶け込んでおり思わず彼がロボットであることなど忘れてしまいそうになった、
それほどまでに彼は街に馴染んでいたのだ
街のマップの配置もパッと見簡素な作りなのだが実は緻密な計算に基づいた非常に機能的な配置をしている、
必要な建物以外は存在せず無駄の無い移動で目的の建物を探し当てる事ができた、
ダンジョンを行き来するごとに宿屋と道具屋の配置の仕方に驚嘆することになる
戦闘バランスも若干高めだがすぐにその高い戦略性に気付かされる、
雑魚敵でさえ油断する事はできず常に全力で立ち向かわなくてはならず、
スキル、アイテム、防御とあらゆる物を駆使して戦うことになり、詠唱時間のあるスキルの使用タイミングが勝敗の鍵を握っている、
防御力が０という奇抜なパラメータでありながらゲームバランスを崩壊させず維持している作者のセンスは秀逸であると言わざるおえない
レベルアップのパラメータ上昇も抑えられていて、上がるのはHP、SPがほとんどのため単調な戦闘になることなく、
最後はプレイヤーの戦略にかかっている
ボス戦では強力な攻撃を耐え防ぎながら攻撃するのはとてもスリルがあった、
薬草を大量に用意して毎ターン主人公に使わせなければならなかったほどに、
最後の別れのシーンでは感動のあまり泣きそうに、たった一年で培われた主人公と街の人、
人間とロボットとの間に生まれた友情は感慨深かった、平穏な暮らしを捨て困難の海に漕ぎ出でた主人公一行、
彼らが旅の先で目にするものとは、そして明かされる彼らの謎とは、
２０１０年まで待ちきれない期待の作品、是非完成版まで頑張ってください、応援しています。