08/08/16 14:04:37 M6vKMXv40
【あとがき】
勇者と女魔法使いは、2人で再び旅に出た。
勇者は、頼もしき仲間を連れて苛酷な旅を果たした武勇伝を残した。
これが俗に言う「ロト伝説」である。
そして、その勇者に従う女魔法使いの存在は、魔法使いの能力に関する庶民たちの理解度を大幅に上げた。
もし今、急に魔族が復活したら、能力を理解された魔法使いは、あの時の戦い以上に活躍できることだろう。
彼らは「勇者の子孫を残す」という最後の使命を無事に果たし、
「勇者と魔法使いの伝説」は、その後のドラクエ1・2でも名を馳せた。
彼らの子孫は、その後のドラクエ1の世界でもその実力を発揮し、世界に平和をもたらした。
その後、その勇者はローラというわがまま姫と交配したため、勇者の血筋は急激に薄まり、
その後のドラクエ2の世界では、勇者(ローレシア王子)が呪文能力を失なってしまったものの、
その勇者の仲間の1人であるムーンブルク王女は、先代の女魔法使いが持っていた強力な呪文能力と博愛精神の血筋を
しっかり引き継いでいたため、「勇者の末裔」としての使命を果たすことができた。
ロト伝説よ、永遠に・・・
50:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/16 14:07:38 M6vKMXv40
いつの間にか冗長な物語みたいなものを書いてしまいましたが、
何とか終わらせることができました。
今後は短いネタ話でも載せることにしようかと思います。
どこまでこのスレを存続させられるか分かりませんが。
51:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/16 17:50:50 2sL11DBC0
男女混合レスリングが始まると思ったのに…勇者なら金メダルも楽勝だぜ
52:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/16 19:00:02 hQSj1t2x0
乙!いい話だったよ >>49はエピローグかな
女魔法使いが主役だったり元僧侶が主役だったりしたが、
一番大変だったのはやっぱり勇者かもね
思えば俺も毎度魔法使いはパーティに入れてたなぁ 男女とも
DSかWiiでもまたやりたいな
53:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/25 07:53:10 /TB0Rycj0
ある若者は、真の勇者になるべく、勇者の修行をし、仲間を率いて旅をしていた。
彼の仲間は僧侶1人と魔法使い2人。彼の口癖はこうだった。
「自分のHPが高いだけでろくに味方もかばわない戦士を連れて行くよりは、
防御呪文が充実している魔法使い(守りの要)を2人にした方が、安全に戦える。」
ある日、若者は久々にルイーダの酒場を訪れた。
酒場の賑わいは相変わらずだったが、とある扉に張り紙があった。
”勇僧魔魔パーティで挫折した勇者たちの会合”
若者はルイーダに問うた。
ルイーダ「読んで字のごとくよ。何を思ったか、呪文職ばかり連れて行って挫折した
勇者たちの嘆きの間よ。」
若者は仲間を率いてその部屋に入った。
54:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/25 08:07:45 /TB0Rycj0
部屋の中では、若者と同じくして勇者を目指すものたちがわいわい騒いでいた。
挫折したという割には、部屋の雰囲気は普通だった。
若者は、ある1つのテーブルに腰掛けた。
勇者A「あんたも勇僧魔魔パーティーかい。調子はどうだい?」
若者「まあ、はっきり言って守備は鉄壁さ。
魔法使いが2人もいれば、大抵の雑魚モンスターは1~2ターンで倒せるから、そんなにダメージも受けないし、
呪文の効かない敵なら、スクルト2人がけ+僧侶のルカニで打撃戦も行ける。
なぜこのパーティで挫折するのか、俺にはよく分からない。」
勇者A「なぜって、魔法使いは貧弱だから・・・ あっ、これは防御呪文で対処できるなww
あと、攻撃呪文が効かなければ・・・ これも補助呪文でどうにかなるかww
あれっ、何でだろうな?」
そのとき、周りからどよめきの声が上がった。
若者が振り向くと、一人の男が立っていた。
勇者A「彼(勇者B)はこの部屋の中で最も有力な勇者候補だ。」
勇者B「ここいいかな?」
勇者Bはそう言って、若者の真向かいのいすに腰掛けた。
55:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/08/25 21:35:58 xeOc4xn90
新章wktk
56:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/02 13:35:00 e0fXIcmmO
重複。↓に逝け
【DQ3】女武闘家・女魔法使い・女商人のスレ3
スレリンク(ff板)
57:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/02 21:11:14 de2cuKir0
重複じゃないよ
58:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/03 06:33:27 S+WNm8ow0
勇者B「確かに勇者Aの言うとおり、魔法使いの能力は高い。
少なくとも、自分のHPが高いだけで、味方をかばう能力を持たない戦士よりはだ。
そういったことから、勇僧魔魔は初期パーティの1つの定石としても通じる。
だが、所詮は定石の1つに過ぎぬ。このパーティにも弱点はある。」
若者「ふっ、勇僧魔魔パーティのどこに弱点があるんだよ?」
勇者B「打撃力の弱い呪文職では、低レベル攻略ができないことだ。」
若者「なんだそんなことか。低レベル攻略しなきゃいいだけのことだろ?」
勇者B「いや、このことはドラクエ3本スレでも語られたことだ。
戦士・武闘家といった打撃職は、武器を装備することで強くなれる上、武器装備にレベル制限はない。
だから、レベル1でも武器を装備すれば強くなれる。
だが、呪文職が修得する呪文には、修得するためにある程度のレベルを要する。
魔法使いが守りの要としての役割を果たすためには、少なくともレベル9(スクルト)は必要。
僧侶が回復の要としての役割を果たすためには、少なくともレベル14(ベホイミ)は必要。
レベル1の魔法使い・僧侶など、ただの弱いキャラに過ぎぬ。」
若者「確かに、レベル1の稲妻の剣装備の戦士は強いな。」
59:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/03 06:45:07 S+WNm8ow0
勇者A「さすがは勇者Bだ。冷静にパーティの弱点を見極めているとは。
俺なんか、ただ魔法使いをうまく使いこなせずに挫折しただけなのにな。」
勇者C「魔法使いはHPが低いから防御呪文で何とかしのぐ、なんて考え方ができる頭のいいプレイヤーなんてそんなにいないもんな。」
勇者D「所詮俺らはプレイヤーの分身でしかないということか。
数少ない頭のいいプレイヤーに巡り会えば、俺たちも活躍できるが、
大多数の普通の頭脳を持ったプレイヤーは、俺たちをあっさりと見捨てる。」
彼らとの会話を終えた若者は、部屋を出た。
若者「俺は、プレイヤーの顔を見ることはできない。
本スレでも勇僧魔魔パーティに挑戦しようとする人を見かけるが、成功したという話は全く聞かない。
おそらく物言わぬうちに挫折し、見捨てられた勇者がこの部屋の一員となるのだろう。
魔法使いは賢い。だが、その魔法使いを使いこなすためには、プレイヤーの賢さも要求されると言うことだ。」
60:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/03 06:56:57 S+WNm8ow0
勇僧魔魔パーティの小ネタは終わりです。
ここから別の小ネタ。タイトルは「みにくいアヒルの子」
とある勇者(性格:のんきもの)は、性格通りにのんびりと攻略を進めていた。
ルイーダの酒場には、全ての職業の女キャラが1人ずつ登録されており、
勇者は頻繁に仲間を入れ替えながら旅を続けていた。
まさしくハーレム状態と言えば聞こえはいいが、その仲間同士では複雑な愛憎がもみあっていた。
ある日、勇者は全ての仲間をルイーダに預け、1人で実家に帰っていた。
この日は、8人の女の子全員がルイーダの酒場に集結したことになる。
61:名前が無い@ただの名無しのようだ
08/09/03 07:21:37 S+WNm8ow0
1つのテーブルでは、僧侶・商人・遊び人の3人が会話していた。
女商人「あっちのいすに座ってる子さ、いっつも1人で本ばかり読んでるよね。
全然仲間の輪に入ろうとしないし。」
女遊び人「あの魔法使いの子だね。表情も暗いし、何かオカルト入ってるみたいな異様な雰囲気もするよね。
あたしの友達が賢者に転職したけど、あっちは全然明るいね。美少女だし。」
女僧侶「美少女というレベルなら、私も賢者には負けないよ! 人気だけなら私の方がまだ上。
魔法使い? 彼女は仕方ないんじゃないの?
あんなに瞳も小さいんだし、女の子のかわいさを判定するにも、『瞳が小さい』ことは致命的なんだよ。」
別のテーブルでは、戦士・武闘家・盗賊が口論していた。
女戦士「最近あたいの出番が少なすぎる! 魔法使いと僧侶は呪文が使えるから出番が多くても仕方ないが、
貧弱な彼女らを護衛するには、HPの高いあたいが最適なはずだっ!!」
女武闘家「何が護衛さ。女僧侶から聞いたけど、戦士は自分のHPが高いだけで全然かばってくれなかったって言ってたよ。
勇者も、のろい戦士なんかよりも素早い君の方が役立つねって言ってくれた(はぁと)。」
女戦士「貴様ぁ!!」
女盗賊「2人ともけんかはやめようよ~」
女戦士・女武闘家「そういうあんたがこの3人の中で一番出番が多いって言うのは分かってるんだぞ!
あたしらより打撃力が弱いくせに、絶対ひいきだ!」
女盗賊「だって、僕は一番素早いし、敵からアイテム盗めるし、キミたちと違って複数打撃武器も装備できるし。」
女戦士・女武闘家「ちょーwwwwww」