08/03/29 19:58:07 rF9KfJop0
クラウド「ただいま」
ティファ「おかえりなさい。……ズブ濡れじゃない!!」
クラウド「急に雨が降ったんだ」
ティファ「ちょっと待ってて、クラウド!バスタブにお湯を張ってくるから」
クラウド「着替えるだけで十分だよ」
ティファ「風邪引いちゃうわよ!はい、タオル!お風呂が使えるまで身体を拭いて」
クラウド「心配しすぎだ」
ティファ「そんなこと言わないの!着替えはここに置いとくから、お風呂から出たらこれを着てね」
クラウド「まるで母さんだな」
ティファ「それどういう意味かしら。身の回りのことはずっと私にまかせっきりだったじゃない」
「自分で全部できるって言うなら、これからはもう面倒見ないわよ」
「クラウドに家事ができたなんて聞いたことないけどね」
クラウド「ごめん……」
ティファ「どう?あったまった?」
クラウド「何とか」
ティファ「よかった。あ、これ飲んで。クラウドがお風呂に入ってる間に用意したの」
クラウド「……コレル酒か。久しぶりで、いいな……」
ティファ「ふふふ……。ありがとう」
クラウド「それで思い出した。おみやげがあるんだ」
ティファ「……星形の実?」
クラウド「全部で五個だ。ちょうどペアの分ある」
ティファ「どうしたの?」
クラウド「デリバリーサービスの届け先で持たされた。よかったらってな」
ティファ「そうなの……。それにしても、これははじめて見るわ。どうすればいいのかしら?」
クラウド「そのまま食べられるみたいだ」
ティファ「じゃあ、食べやすい大きさに切ればいいのね」
クラウド「いや、俺たちの分はコレル酒にしてくれないか?」
ティファ「あら、どうして?」
クラウド「飲みたいんだ。……ティファとふたりだけの酒を」
ティファ「……頑張って作るわね」