08/03/24 00:25:35 TCyzE7sDO
ある日ある道で、僕は「穴」を見つけた。
その「穴」は真っ暗で底が見えない位の深さだった。
僕はその「穴」に向かって声を出した。
「おーい!」
反応なし。
僕は試しに小石を落とした。
着地音がしない。
この不思議な「穴」の噂は瞬く間に世間に広まった。
粗大ゴミを捨てる人。
捨て猫・捨て犬を捨てる人。
産業廃棄物を捨てる企業。
やがて国まで核廃棄物を捨てだした。
―― 十年後。
僕は空に黒い「穴」を見つけた。
僕は何だろうと思い見ていると
「おーい!」と声が聞こえた。
しばらくすると小石が落ちてきた。