08/04/25 06:51:04 InSthnWN0
>>731の続き
ルーラでひとっとび、主人公とヘンリーをつれて神殿に戻ってきたゲマ。
ちょうどその辺にいた使用人(ヨシュア)に、この子供の武器などの荷物をとりあげて
奴隷の宿所に運ぶように言いつけ、去ってゆく。
当時新人のヨシュアはショックだった。こんな小さい子供が…
しかもマリアと同い年くらいではないか。いたく同情したのであった。
だが彼にはゲマに逆らうという選択肢はない。
彼は荷物を保管しておくことにした。
なんとなく、それが自分に出来るせめてもの愛情だと思ったのであった。
それから10余年後…彼は監守に昇格した。
新しい職場…そこには希望なく働き続ける多くの奴隷と…成長した主人公の姿があった。
彼はうれしくもあり、また悲しくもあった。
しかし立場上、あまり表立って奴隷に好意を持っているようなそぶりを見せるわけにはいかない。
幸いにも冷めた態度を取ることは、彼の性格からは難しいことではなかった。
彼は密かに主人公らを脱出させる方法を考え始めた。
死体を流す水路からなら何とか出られるかもしれない。
しかし、彼は二の足を踏んだ。なにしろ妹がゲマのそばにいる。うかつに違反行為などできない。
彼の真面目な性格も手伝って、なかなか実行できずにいた。
しかし、彼の心を変える、大きな事件が起こった。妹の奴隷化である。
計画を実行しない理由はなくなり、実行すべき理由が一つ増えたのである。
というような感じで、ヨシュアは主人公に恋愛兼保護者の感情ができ、
あとは脱出させたことがばれて、リンチされタルで流される…