07/11/15 14:10:22 hXLOE3Lf0
どうも、こんにちは。
お聞きしたいのですが、まず、この剣を見てもらえますか?
(鞘に納まったロングソードを見せる。
鞘には力強くたくましい筆跡で何か書かれている)
鞘には『まことの騎士であれ!』と書かれてるんです。
そしてこの剣には魔法がかけられていて、
“まことの騎士”にしか抜けないんだそうです。
そこで本題なんですが……“まことの騎士”とは一体なんなのでしょうか?
勇気ある者が騎士なのか。
己の信念を貫く者が騎士なのか。
主に忠なる者が騎士なのか。
弱者と民を守るのが騎士なのか。
戦場で敵を駆逐するのが騎士なのか。
……あるいはこのどれでもない“何か”を持つのが騎士なのか。
ある帝国の将軍だった女性は
「何よりも名誉を重んじ、一生をかけて追い求めるべきものを見つける道こそが“まことの騎士”である」と言いました。
ある国の王女は「たとえ自分が確実に死ぬとわかっていても、
それでも愛するもの、国家を救おうとする高貴な精神を持つ者こそが“まことの騎士”だ」と言いました。
ある国の隻眼の女将軍は「己が騎士と信じる道を進むことこそ“まことの騎士”である」と言いました。
“まことの騎士”というのは一体、何なのでしょうか?