07/09/26 07:21:02
ある学園では夜な夜な「格闘大会」が行われていた
しかしそれの出場者たちは格闘技とは無縁そうな
ガリガリ、ヒョロヒョロのもやしみたいな男ばかり。
何故彼等のような者が闘わなければならないのか?
そう、これはいじめだったのだ。
眼鏡を掛けたまま顔を洗う、ショタ、異様なロン毛、関西弁など、
出場者はみなそれぞれ理由は違えども、
学園生活では浮いており、いじめの対象とされていた。
ひとりのDQNが言った。
「あいつらの中で誰が一番弱いんだろーな?」
これがこの「大会」を始めるきっかけとなった。
この「格闘大会」は負け残りのトーナメント形式で、
最後まで残った男は学園で一番弱い、とみなされる。
いじめを受けるのみならず、そこまでの不名誉を受けては、
さすがにいじめられ慣れたもやし達も生きては行けない。
だから彼らなりに必死で戦い、勝とうとする。
しかしガリの喧嘩は滑稽なものだ。DQNはそれをみて嘲笑う。
この学園に転校してきた主人公 磐梯 南無子(仮名)は
馴れ馴れしく話しかけてきたDQN女にこの「大会」に誘われる。
そこで見たあまりに残酷な光景に、彼女は言葉を失う。
どうすれば、このいじめを止められるの…?
彼女は戸惑いながらも、「選手」にセコンドとして付き、
せめて「最弱」からは逃れられるように見守るのだった…
DUEL LOVE