ストーリーを教えてもらうスレ part33at GAMERPG
ストーリーを教えてもらうスレ part33 - 暇つぶし2ch200:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:04:44 p2R8kISF0
*浅間山の森に入る
久美子:「森を抜けるとこんな所に出たわ」
麻美:「わー、なんか怪しげな所じゃん」
*ここからは噂のRPGパートです
*初代ドラクエのようなマップ上に、敵シンボルが見えます。

麻美:「男の人がいるよ。こんにちわ」
男:「ここは隠れの里だ。よそ者は立ち去れい」

*[戦う]
久美子:「わたしは、どうすればいい?」
*[投げキッスをする]
麻美:「ねー、あたしは?」
*[パンティーを男に見せる](携帯アプリでは[ぱふぱふをする])
*戦闘開始っ!
久美子:「うっふん、チュッ!」
男:「クラクラ」
*男の戦闘意欲 マイナスX!
麻美:「ねえ、見て見てー」
男:「うぷっ!」
*男のディフェンス マイナスX!
志郎:「あたたたたっ!」
*男に Xポイントのダメージ!
男「ぬおおおおっー!」
*志郎はXポイントのダメージを受けた!

*※~※を繰り返して戦闘を行います。

*勝利時
男:「ひでぶっ!」
久美子:「きゃー、やったわ!」
麻美:「今ので、喧嘩の仕方が上手くなったんじゃない?」
志郎:「うん、自分でも強くなった気がする」
*志郎のパラメータが上昇する。

*敗北時
志郎:「うげっ」
久美子:「きゃー、あなたーっ!」
麻美:「うえーん、志郎が、志郎が・・・」
*RPGパートの最初からやり直し。

*男たちを倒しつつパラメータを上げ、落ちている宝箱を開け強化アイテムを入手していく。

*湖のほとりにいる男
麻美:「あのー」
男:「なんだ、俺は湖を見てるだけだ。ほっといてくれ」
*ある程度ダメージを与えた後
男:「俺が悪かった。許してくれ。その代わり、いいことを教えてやる。
二つの泉をよく調べてみろ」

*二つの泉
麻美:「あっ、パンティーが見つかったよ。でもこれ、はくのが恥ずかしいくらいセクシー。
だって、透けてるんだもん。いいや、これにはき替えちゃおっと」
*(携帯アプリだとバニースーツ)

*ラスボス戦
麻美:「ねぇ、見て!キャーっ、恥ずかしーっ!」
男:「じゅるん!うぷぷぷぷぷ・・・・!」
*ディフェンスを下げる効果が飛躍的に上がります。これがないとラスボスに勝てません。


201:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:07:10 p2R8kISF0
*ラスボスの背後にある穴に入る
麻美:「わー、階段だよ。何だか怖いなー。あっ、部屋があるよ」
*部屋の中には、関谷とマスターがいる。
関谷:「おや、皆さん、おそろいで」
志郎:「やっぱり、お前がドラゴンだったのか」
久美子:「なぎさはどこ!」
関谷:「しかし、久美さまもおいでとはね。とっくに始末させたと思っていたのに」
志郎:「さあ、言え!なぎさはどこだ!」
関谷:「残念ですが、遅かったようですな。あの子はもう、深い水の中です。さあ、もう終わりにしましょう。政勝、やっておしまいなさい!」
志郎:「そうか、やっぱりマスターが政勝なのか」
関谷:「どうしたのです、政勝。早く、この連中を・・・」
政勝:「親父さん、もう、やめましょう。俺は、俺は・・・。確かに、久美さんの親父さんを、俺はずっと憎んでいた。だから、あんたの言う通りに・・・。
しかし、もう、いい。親父さん、諦めが肝心だ。俺と一緒に・・・」
関谷:「政勝、何をする、政勝!」
政勝:「さあ、行くんだ!なぎさは死んでない。そこのドアを入ったところに・・・」
志郎:「わかった。ここのドアだな」
久美子:「あなた、なぎさをやっと連れて帰れるのね」
関谷:「待て!そうはさせるか!このピストルが見えないのか!」
志郎:「うっ・・・」
関谷:「わはは!みんな、死んでもらおう!」
刑事:「よーし、そこまでだ!」
関谷:「だ、誰だ!」
刑事:「あんなことを言いましたが、気になって、つけてきたのです。ドラゴン!今度こそ、これまでだな。この村は完全に包囲されてるぞ!」
関谷:「な、なんと・・・」
刑事:「さっ、あとは警官隊に任して、早く妹さんを助けてあげなさい」
久美子:「そ、そうだわ、あなた」
志郎:「うん」
久美子:「なぎさ!」
なぎさ:「お、おねえちゃん!」
麻美「良かったね。なぎさが無事で」
志郎:「うん。とにかく、めでたしめでたしだ」
*というわけで、4人は無事に久美の別荘に帰ったのでした。


◆エピローグ

*キッチンで食事の支度をしている麻美となぎさ
麻美:「でも、なぎさ、すごいよね。今度のことで、ドラゴンとかいう組織が壊滅したらしいけど、もともとは、なぎさのお陰だもんね」
なぎさ:「そ、そんなー。志郎さんのお陰よ!」
麻美:「ただ、ひとつだけ気になるんだけど、ドラゴンはどうしてマスターたちの面倒を見てたのかなあ?」
なぎさ:「よくわからないけど、人に恨みを持つ子を育てれば、その復讐心を利用して、
あとあと、悪いことをさせられると思ったのじゃないかしら」
麻美:「なるほどなあ・・・。ねえ、なぎさ、おしょうゆはどこ?」
なぎさ:「ほら、さっき、スーパーで買ったじゃない」
麻美:「あっ、そうか。よーし、味付けオッケー。あれ?久美お姉さんは?」
なぎさ:「あら?さっき、志郎さんとそっちの部屋に行ったと思ったけど」
麻美:「呼んじゃおっと。食事ができましたよー。ドア開けますよー」
*ラブシーンを展開している久美子と志郎。
志郎:「・・・・・・」
久美子:「・・・・・・」
麻美:「いやー。うそみたい!」
なぎさ:「えっ、なになに?キャッ」

*それから数日後・・・
久美子:「あなた、たいへん!なぎさが、こんなメモを置いてっ!」
「あたしも、お姉さんみたいに素敵な彼を見つけに、旅に出ます。
今度は探さないでね。         なぎさ」
志郎:「じょ、じょーだんっ!」

Fin

202:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 14:29:11 xO/vYiAIO
乙です

さすが堀井雄二、エロいなw

203:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 15:24:04 pbrXWi9GO
乙。
なんつーか、アホっぽいエロさだなw

204:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 19:17:38 UiSc0YIw0
>>188
乙ー。

>神父:「待ちなされ、今、神のお告げがあった。『Hのキーを押すことじゃ。持っているスコップで、
>一度だけ好きなところを掘ることが出来よう』。では、行きなされ」
>志郎:「待て!汚いぞ!・・・行ってしまった。しかし、シリアスな話だと思ってたのに、なんてことだっ!」

どこから突っ込めばいいんだよw

205:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 23:01:55 2wSxJvfy0
ロックマンEXE6をお願いします。

まとめに書いてはいるのですが、プロローグのみで
終わっているので、補完お願いします。

206:ロックマンEXE6
07/09/25 00:40:43 mhqtbnnp0
主人公、光熱斗は慣れ親しんだ秋原町から引っ越す事になった。
幼馴染の少女・メイルほか、友達に惜しまれながら引っ越した先・セントラルタウン。
熱斗はそこで謎の少女・アイリスと出会う。
慌しい日々を送る熱斗。
今もっぱら話題なのはネットナビの情報を取り込み、現実に実体化できる新技術・コピーロイド。
ロックマンと現実世界で会えた熱斗は、感激を隠せない。

そんなある日、インターネットの奥深くに封じられた「電脳獣」が復活の予兆を示す。
あまりに強大な力を持つ二匹の獣、狼型プログラム「グレイガ」と鳥型プログラム「ファルザー」。
かつてどこからともなく現れた二匹は壮絶な死闘を繰り広げ、電脳世界を滅ぼしかけた。
全てが電子管理された現代において、二匹はまさに死の使いだった。
その強大すぎる力ゆえに二匹をデリートする事はできず、ネットから遮断する事で今日の繁栄は保たれていたのだった。

電脳獣という不安要素をよそに、WWWの暗躍も始まる。
学校。敬愛する教師はWWWの手の者であり、炎のナビ・ブラストマンを操り熱斗と敵対した。
水族館。海の生物を強制的に操る大敵と水のナビ・ダイブマンが襲い来る。
電脳獣の完全なる復活。虚実を自在に操るナビ・サーカスマンによって、二匹の獣は世界に解き放たれてしまう。
裁判所。父の冤罪を晴らそうとする熱斗の前に、裁きのナビ・ジャッジマンが立ちはだかる。
空中都市。天候を自在に操るナビ・エレメントマンの前に、世界の気象は狂わされる。

いずれの事件も苛烈を極めたが、熱斗とロックマン、なぜかいつも居合わせるアイリスの導きで解決されていく。
そしてどの事件も、終わった後には一体のコピーロイドが残っているのだった・・・。

解放された電脳獣の力は極めて強く、ロックマンの力では太刀打ちできないほどだった。
世界を救うため、己の内部に一匹の電脳獣を封印するロックマン。(グレイガ版はグレイガ、ファルザー版はファルザー)
世界一のオフィシャル捜査官バレルの操るナビ・カーネルの助けもあり、ロックマンはその力を己の物とした。
しかしもう一方の電脳獣はWWWの首領・Dr.ワイリーの手に落ちてしまう。

不安冷めやらぬ世界で、久し振りの明るい話題。最先端の科学技術を集めた万博がセントラルタウンで開かれる事となった。
開催当日、楽く万博を巡る熱斗たちだったが、万博はWWWの最終計画だった。
無数に量産されたコピーロイドに、悪意のネットナビをダウンロードして放逐するWWW。
現実に人間がコピーロイドに敵うはずもない。襲われる家族や友人。

207:ロックマンEXE6
07/09/25 00:41:39 mhqtbnnp0
熱斗はコピーロイド・ロックマンにて対抗し、これを退ける。
Dr.ワイリーと最後の決着をつけるため、ワイリーに囚われたアイリスを救うため、電脳獣を止めるため。
全てを解決するため万博最深部へと向かった熱斗はバレルと出会う。
バレルはかつて敬愛したワイリーを止めるため戦列に加わったのだった。

幼くして父を亡くしたバレルを育てたのもワイリー。悲しみの淵にいたバレルを支えるべく、カーネルを作ったのもワイリー。
その頃のワイリーには優しさがあった。あなたは変わってしまった・・・。
バレルの説得をはねつけるワイリー。熱斗の祖父・正との競争に敗れ、失意の淵にいたワイリー。
軍人でありワイリーの親友だったバレルの父親は、そんなワイリーの支えとなった。
そして自分が生きて帰れぬ戦場に赴く時、ワイリーにカーネルを託したのだった。

バレルの父親が死んだ事により、薄れ掛けていたワイリーのこの世に対する復讐心は完全に燃え上がった。
ワイリーは優しさを捨て去り、その天才性の全てを世界を滅ぼす事のみに注ぐようになった。
全てを滅ぼし、自らも消え去るために・・・。
ワイリーは親友への最後の餞として、そして自分の最後の優しさとして、バレルを世界最強の軍人に育て上げたのだった。

ワイリーの傍にたたずむアイリス。呼びかけにも応じないアイリスをいぶかしむ熱斗。
そこにバレルが驚愕の事実を告げる。かつて強さと優しさを兼ね備えた究極のナビだったカーネル。
だが今のカーネルには強さのみが残っている。優しさはDr.ワイリーによって切り離されてしまったのだ。
そしてその切り離された優しさこそが・・・アイリス。
カーネルの妹とも呼ぶべき存在であり、つまりアイリスの生みの親もまたDr.ワイリーなのだった。

行動派の熱斗に引っ張り回されては、穏やかに笑っていたアイリス。
熱斗にほのかな恋心を抱いていたアイリス。
内気で可憐で今にも消えてしまいそうな儚い少女。
彼女の正体はネットナビだった。コピーロイドに投影され、現実世界に暮らしていたネットナビだったのだ。
これまでの事件に残されていたコピーロイドは、全て熱斗を影ながら助けたアイリスだったのだ。

アイリスの特殊能力。それは世界のあらゆるネットワークを自在に操る力。
そしてワイリーの背後にたたずむ、二体の巨大なコピーロイド。
意図を察した熱斗の静止も聞かず、アイリスは現実世界に電脳獣を具現化する。
その力に呼応し、ロックマンの中からもう一体の電脳獣も引きずり出されてしまう。
二匹の電脳獣は具現化し、世界は破滅を迎えようとしていた。

208:ロックマンEXE6
07/09/25 00:42:54 mhqtbnnp0
電脳獣をオペレートするため、電脳獣の内部に消えるアイリス。
バレルは最後の手段として、カーネルとアイリスを再び一体化させようと、カーネルを電脳獣の中に送り込む。
高らかに笑うワイリー。
カーネルとアイリスが一体となる時、自動的に二人がデリートされるようにプロテクトをかけていたのだった。
全てが終わろうとしていた時、アイリスが正気を取り戻した。

まだアイリスが軍事ネットワークにいた頃。人は傷付けあう生物だと思っていた。
それが、外の世界に出て、初めて過ちだと分かった。人と人は笑い合える生物。誰も傷付けたくない。
光くんは、いつでも諦める事なく困難に立ち向かっていった。私も光くんのようになりたいと思った・・・。
兄さん!電脳獣を倒しましょう!

アイリスとカーネルが電脳獣の中に進入する。熱斗は二人を信じ、もう一方の電脳獣にロックマンを送り込んだ。
彩斗兄さん、これが最後のプラグインだ!
また裏切るのか、私を・・・。積年の人間不信が極まったワイリーとの決着の時が来た。

死闘の果てに電脳獣を撃破する三人。だが、疲労極まったロックマンは、その体を電脳獣に乗っ取られてしまう。
ロックマンを戻すため、カーネルとアイリスは完全体に戻る決意をする。
熱斗に向かって口を開きかけるアイリス。しかし、その口から言葉が発せられる事は無かった。
いいのか?
問うカーネルに、アイリスは笑って答える。
いいの・・・光くんは人間で、私はネットナビだから・・・。

完全体となったカーネルはロックマンの体から電脳獣を引きずり出した。
バレルに伝えてくれ!私は私の意志で逝くのだと!
その言葉を最期に、カーネルと電脳獣は爆風の中に消え去り、全ての決着はつけられた。

よくやった、光熱斗。ここも後数分で爆炎の中に消える。お前は立ち去るがいい・・・。
崩壊する万博会場と運命を共にしようとするワイリーを叱咤する熱斗。
お前は生きて罪をつぐなわなきゃいけないんだ!お前が不幸にした人のためにも!アイリスたちのためにも!

悲しげに笑うワイリー。
なぜこんなに悲しいのじゃろうな。何もかも捨て去って、全てを復讐に捧げてきたというのに。
熱斗は答える。それはまだワイリーの中に優しさが残っているからだと。
そうでなければ、優しさの化身であるアイリスをデリートせずに残しておくはずがないじゃないか。

罪を償って、これからは人のためになる研究をしよう。昔みたいに、科学省に戻って!
ワシが科学省に・・・?ふふ、一瞬じゃが、良い夢を見せてもらったわい・・・じゃがもう時間はない。
押し問答の中、目覚めるバレル。お前は帰るのだ!
熱斗を安全圏に投げたバレルは、崩壊する万博会場でいつまでもワイリーの傍に寄り添っていた・・・。

209:ロックマンEXE6
07/09/25 00:44:39 mhqtbnnp0
ワイリーは大した怪我もなく、万博会場あとから発見された。バレルは消息不明となったが、きっとどこかで生きているはず。
目覚めたワイリーは熱斗にただ一言ことづけた。ありがとう、と・・・。

そんなこんなで、晴れの小学校卒業式がやってきた。セントラルタウンの小学校が崩壊してしまったため、秋原町と合同開催に。
そんな熱斗の所に届く、謎の卒業祝い。それは一体のコピーロイドだった。
きっとバレルさんだ!コピーロイドにロックマンをダウンロードし、一同は盛り上がる。

これから中学生になって、今までみたいには会えなくなったり、遊べなくなったりするだろう。
でも、進む道が違っても、俺達の心はいつまでも友達だからな!
熱斗のPETが輝きを放ち、少年達はそれぞれの未来へと進み始めたのだった・・・。


20年後。
改心したDr.ワイリーの作成した「カーネルシステム」および「アイリスシステム」により、世界は一層の発展を遂げていた。
そして、ここにもまた世界の発展に尽くそうとする若き科学者がいた・・・。

熱斗くん、そろそろ出かけないと科学省の会議に遅れるよ!
そういう事はもっと早く言えよ!今日の会議には炎山も来てるから、遅れたら何言われるか分からないぜ!
行ってらっしゃい、あなた、来斗!
おう!さぁ来斗、駅まで競争だ!

デカオは秋原町の町長になり、やいとはグループを継いだ。
コジローは小学校の教師になり、明日太はアスタランド店長として奮闘している。
炎山はかつてのバレルのように国際ネットバトラー長官を勤め、メイルは熱斗と結婚して男児・来斗(らいと)を出産した。
そしてロックマンは今でも来斗や熱斗の傍にいる。

これから俺たちがおじいちゃんやパパみたいに新しい時代を築いていくんだよな・・・。
できるよ僕らなら!さぁ行こう熱斗くん!新しい未来に向かって!

プラグイン!ロックマン.EXE、トランスミッション!

― ロックマンエグゼ  完 ―

210:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 01:47:37 2JKbIamM0
乙です。
ワイリーが改心するとはなあ。
初代ロックマンの方じゃあ、100年経っても(ロックマンXの時代になっても)改心してないのに。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 01:59:09 2JKbIamM0
ロックマンつながりでリクエスト。
「ロックマンゼクス アドベント」をどなたかお願いします。

212:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 03:29:45 hWK/dY1x0
EXE乙 おぉ、アイリスとカーネルが出てくるのか
そしてまた消えてしまうとは切ない

213:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 21:53:49 B32XyZnM0
>>206
> 世界一のオフィシャル捜査官バレルの操るナビ・カーネルの助けもあり、ロックマンはその力を己の物とした。
この前クリアしたが、カーネルは助けてない。その時はまだ敵だったぜ。
電脳中の力で暴走したロックマンを助けたのはアイリスだったと思う。
補足しとくと、学校の校長がワイリーの協力者で、教師とバレル以外の敵は途中でそいつに寝返る。
教師はWWWとバレルに恩があり、仕方なくWWWに協力してる。本当は生徒思いの良い先生。




214:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 23:21:54 9/fNQsWd0
>>213
thx
EXE1でのWWW専用隠し通路が
学校の地下にあった理由が分かった。

215:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 01:31:19 JHqoMAgM0
バロックの一本道ゲームがあった気がしたんだけど
バロックシンドロームとかそんな名前で眼鏡の男が表紙なやつ

あれの詳細はないのか?

216:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 06:55:11 9yKxTKuI0
>>214
転校してるからEXE1の学校と違う校長ジャマイカ?

217:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 11:48:24 gqWXL+XG0
>>215
今書いてるから待ってて
遅くても10月いっぱいまでにはまとめて投下するから

218:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:13:47 qPYXsTU2O
>>214
セントラルタウンの学校の校長です。
昔、電脳獣は一体だった。
その電脳獣を倒す為にある科学者がもう一体の電脳獣を作った。
しかしその電脳獣は暴走してしまい、作った科学者は責められたらしい。(ここら辺はうろ覚え)
校長はその科学者の子孫で、電脳獣を自分の者にする為にワイリーを途中で裏切るが、最後は炎山によって捕まえられる。
ちなみに校長室にはもちろん万博への隠し通路がある。
あとカーネルの最後の言葉の詳細は
「ワタシは電脳獣と共に消える。
しかし、これは運命などではなくワタシの意思だ」とな!
です。それと卒業祝いのコピーロイドはアイリスが使っていたもの。
他に何か分からなかったら、教えてくれ。できる限り答えてみる。

219:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:13:58 QRTyA00j0
このスレの>>217までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>175
リンク先の移転を確認し、修正しました。
個別ページへのリンクを断っているようなのでトップページへのリンクです。

「バズー!魔法世界」のページでも
URLリンク(my.reset.jp)
のリンク先は移転していたようなので
URLリンク(www.witch-alchemy.com)
へと修正しました。

220:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:52:06 9yKxTKuI0
ロックマンつながりで流星のロックマンお願いします

221:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:42:38 oY0LksEC0
Stage8の途中までUp。


STAGE 08

 スイスでの化学兵器プラント、アルハリの粒子砲、エミンゲンでのクーデター、ザンボラでの和平交渉を巡ったゲリラ、そしてシビルスカでの赤ザメテロにマイクロウェーブ砲など新兵器の開発や前ロシア大統領の暗殺。
 すでに国家レベルの問題となった巨大な軍事組織、ソサエティ。
 アルベルトらは独自にソサエティを追うことを決意。

 ドクター・サカタがデータ収集のため、仲間に加わり、戦力の増強もなった。{そして、もはや男部屋と化しつつあるキャリアー内。ブレンダ、かわいそすwww}
 次の依頼を受けに、ニューヨークへと飛ぶ一行。

 戦争を続け、傭兵を続けることに悩みを抱くブレンダ。
 少々ヒス気味になったブレンダをリチャードは諌めつつ、アルベルトへ依頼を紹介する。




 お次はペルー共和国の首都マチュピチュ。
 南米大陸の中央西岸に位置し、熱帯雨林地域が国土の半分以上。豊富な鉱物資源を持ち、動植物の宝庫であり、文化遺産の遺跡で有名な地でもある。
 ただし、人口の半分以上は海岸部に住み、首都であるマチュピチュはいわば観光のためだけの町であり、ベッドタウンではない。

 そこの市長であるホセ・アバブ氏によってゲリラの討伐を直接依頼される。
 ホセ氏はこのリゾートタウンの市長であり、又、リゾート会社の社長をかねていた。
 ヴァカンスで休みたいとごねるブレンダを封じつつ、依頼人の元へ向かう。
 名指しの扱いに少々疑問を抱きつつも自分を囮にするつもりなので、それならそれでいいとするアルベルト。

 到着前にサカタがホセ氏のリゾートから金の話をはじめる⇒クラークはブレンダを守銭奴と思っていたと発言⇒アクセルがあんまり分かっていないような発言
⇒アルベルトがブレンダの変わりように驚く⇒ルヴェンが突っ込みを入れる⇒{ヘタレが出てこないwwこのころから影になりつつあるエミル}
 だいぶ騒がしくなりつつある個性豊かな御一行。

 ホセ氏の邸宅は正に豪邸と呼ぶにふさわしいもので、広大な庭、大きな屋敷、専用の飛行場までも備えるほどであった。
 飛行場へ到着し、ホセ氏によって歓迎を受けるアルベルト。
 具体的な仕事内容の話に移った直後、ゲリラの襲撃が起こる。
 ゲリラ討伐の依頼情報が漏れていたのか?ホセ氏個人がいるタイミングを狙ったものか?それとも、何か他の狙いがあるのか?
 情報不足は否めない。だが、ここには邸宅に勤める民間人まで残っているのだ。
 警備部隊は既にやられたらしい。
 アルベルトは愛機に乗り込み、すぐさま敵を迎え撃つ。

 敵ヴァンツァーに囲まれていながら、それを単機で押し返す様子はまさに歴戦の傭兵と言えよう。
 キャリアーからは僚機としてクラークやアクセル、サカタが出撃し、ブレンダもまた、的確な艦砲による援護射撃を加えていく。
 敵は5分としないうちに撤退を始めるのだった。
 敵の動きが妙によかったのも気になったが、民間人への被害も気になっていた。
 初動が良く、またアルベルトらの技能が優れていたおかげもあり、民間人への被害はゼロ。だが、警備兵としてヴァンツァーに乗っていた者の中には死傷者が出ていたようだ。

 ホセ氏に「一刻も早く奴らを退治してください」と頼まれ、なかなかの条件で依頼を受けられることになる。{ここって後半の稼ぎ場所だし}
 先ほどの襲撃のためか、色よい条件で契約が素早く完了。仕事を開始する。
 奴らもこれほど早くこちらが動くとは思っていないはず。
 補給も取らず、追撃に掛かる。


222:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:47:32 oY0LksEC0

 麓のクスコ村に到着すると、ホセ氏から通信が。
 どうやらこの村にはゲリラが潜み、都市襲撃の準備をしていると言う。
 民間人への被害を最小限に抑えるためにも、キャリアーからの爆撃は行わず、リーダーを狙って出撃する。
 村の中まで入り込んでいたゲリラは、群れを成してアルベルトへ襲い掛かる。
 十分と経たず、敵の数と同じだけのヴァンツァーの爆破音が響き渡る。

 レーダーは敵勢力が村にまだ潜んでいることを示している。
 アルベルトは村の中央目指し、ヴァンツァーを走らせる。
 目の前に立ちふさがったのは、旧型二足式の巨大ヴァンツァー。
 外観はガラパゴス亀が二足歩行をしているような印象を受ける。
 左右の両門から次々と砲撃が繰り出され、アルベルトへと迫る。
 しかし、それらの攻撃は全て地面を穿つこととなり、地震のような振動を生み出した。

 その恐怖に突き動かされてか、集会所らしき建物に避難していた子供たちがパニックとなり、外へと逃げ出してきた。
 拙い!
 アルベルトはバーニアで咄嗟に機体を引き、近くの民家の背後に隠れようとする。
 「怯んだな!一気に決着をつけてやる!!」
 アルベルトは盾を構え、降り注ぐような砲撃の嵐に耐える。
 壊れた家が、弾けた地面が、砲弾の破片が、その爆発が、その爆煙が、その爆音が。
 アルベルトの機体に次々と突き刺さる。

 火力勝負で勝てるはずが無い。
 だが、安易に撃ち返せば子供たちに当たってしまうかもしれない。
 バーニアで射線をそらそうとも、敵は足元が見えていない。
 動けばそれだけで、子供たちを踏み潰させてしまうかもしれない。
 「戦場ではその甘さが命取りになる」
 いつぞやジェノスに言われた言葉が脳裏をよぎる。

 生身の、まして戦場を知らない子供らがすぐ頭上で砲撃を繰り返されては、それだけで恐怖に支配される。
 砲撃の音は、もはや音ではない。音ですらない。
 それはもはや音を超え、誰彼かまわず暴虐に巻き込む衝撃波。
 鼓膜を突き破り、骨を軋ませ、身体の底まで響くのだ。
 祈りの言葉も、命乞いの叫び声も、泣き喚く悲鳴すらも飲み込んでしまう。
 戦いを止められるのは言葉ではない。そんなものは砲声の一つで消えてしまう。
 子供だろうと大人だろうと、戦場ではそれを無意識に悟ってしまう。
 できることなど、三つしかない。
 逃げるか、隠れるか、諦めるか。
 アルベルトには、そんな彼らの精一杯の足掻きを切り捨てることなどできなかった。



223:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:49:02 oY0LksEC0

 「そらそらそら!くたばれっ!」
 盾の耐久度もそろそろ限界だ。砲撃を受け続けた所為か、センサー各種もいかれ始めている。
 なす術も無く、アルベルトはまだ耐え続ける。

 「グラント、やめなさい! 子供たちを殺す気なの!?」
 ジープに乗った女がオープンチャンネルで叫んでいた。
 「止めるなアニタ!あいつを倒すチャンスなんだ!」
 「何言ってるの!この村を守るのが私たちの役目よ。皆引き上げ始めているわ。あなたも早く引きなさい!」
 漸く冷静さを取り戻し、子供たちがトラックに誘導されているのを見る。
 「・・・わかった」
 敵の攻撃がやんだ。
 アルベルトは防御姿勢を解除し、バルカンの照準をグラントへ向ける。
 そのまま、アルベルトとグラントはしばし睨み合っていた。
 が、グラントが一歩引き、二歩後退し、三歩下がり砲門の照準をそらすと、アルベルトも銃を降ろした。
 グラントはトラックの後ろへつき、走ってゆく。

 「あなたはホセの傭兵にしてはまともな人のようですね」
 アニタと呼ばれた女はこちらを正面に見据え、オープンチャンネルで語りかけてくる。
 「・・・子供たちを守ってくれてありがとう・・・」
 機体はダメージを受けていたが、彼女のジープを捕らえるくらいの動きはできる。
 しかし、アルベルトは動かなかった。
 ブレンダからの通信が入る。「どうしたの?追いかけなきゃ!」
 奴らが完全に去っていったことを確認し、アルベルトは機体を引き上げさせる。
 「・・・やつらはどうもただの人殺し集団ではないようだ」
 そのとき、アルベルトの中には一つの疑問が芽生えていた。
 彼女らはソサエティにつながっているのだろうか?
 確かに、ホセ氏の豪邸を襲った規模や、この村にいたヴァンツァーの性能・配備数から言えば、背後にはソサエティが関わっていてもおかしくは無い。
 けれども、彼女―アニタ―とソサエティの存在がどうにも繋がりはしない。
 わからないことだらけではあったが、アルベルトにはそれが何か深い理由があるように思えてならなかった・・・



224:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 15:11:37 oY0LksEC0

------------------------------------------------------------------------
どーも、ガンハザードの人です。

もはや、ガンハザードストーリーの俺節炸裂!ってな感じに妄想化が進行中です。
ヤベェ。今更やり込みたくなってきた。


このままだとフィクションのフィクションというか、ぶっちゃけ限りなく本編に近い二次創作と化しつつある文章。
アニタがジープになぞ乗ってないし、シールドでダメージ受けるはずないし、アッパーバルカンで瞬殺できる相手だし。

そして遂に、男女比最悪のパーティ爆誕!!男対女が7:1!!うはwwwもはや男部屋www。
Sneg?の逆Verだし。
ブレンダが腐ならシリーズで801本が完成していることでしょうwww
こうなればカゲミツ(「こいつをおともに連れていくと心がなごむのだ!」byサカタ)で癒されるのも結構ありかも。


次回の更新は10月の一週目くらいになりそうです。

225:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 18:05:33 8RqCoqPs0
楽しんで書いてるようでいいと思うけど
最後の一行だけでよくね?

226:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 20:25:52 I9Y62JjP0
いいじゃねえか。俺らの代わりに苦労して書いてるんだからよ。

227:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 20:55:43 ZXKjePo30
むしろ次辺り草を大量に生やすぐらいでいい

228:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:17:08 EWADPyqY0
俺は>>225に同意

229:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 22:28:53 VcpjOvUZ0
俺も。なんか引く

230:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:12:03 8tVliFN80
>>224
ガンハザ乙ー。

楽しんで書いてるんだから
好きなように書くべきだよ。
そのほうが筆の進みも速くなるし。

気に入らないならスルーする技術を身につけろ。

231:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:12:28 Pr9w7x0W0
このスレっていちいち批評されんの?
未解決でいくつか書けるのあるからやろうと思ったのに。

232:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:17:55 EWADPyqY0
>>224のレス内容に引っ掛かりを覚えないとしたら
それこそどうかしている

233:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:18:29 8tVliFN80
>>231
書き込むゲームとタイミングによって
賞賛の嵐のときもあるし
無反応なときもあるし
理不尽に叩かれるときもある。

234:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:23:43 8tVliFN80
>>232
2chの書き込みで「どうかしてる」も何もないだろ

具体的に>>224のどこがひっかかるの?
芝生やしてるところが
VIP嫌いな人にひっかかるぐらいしか
思いつかないんだが。

235:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 03:42:33 uxKOeFJw0
携帯だと省略されちゃうくらいの長文で自己主張しちゃうとこでないの?
~の人です、とか(以降に自分の文章に対するツッコミ)とか
文書いた後は多少ハイになるのもあるしね
突っ込まれるのが嫌でみずから先に書いちゃったのかもしれんが、だとしたら逆効果だぞ

ともあれ乙でございました
非難についてはタイミングもあると思うから、気にせずマイペースで頑張ってけさい

236:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 07:34:58 jhZMgevY0
>>フィクションのフィクションというか、ぶっちゃけ限りなく本編に近い二次創作と化しつつある文章。
自分はこの点だけで駄目だな。
これが問題ないって言うなら、ゲーム内で描かれなかった部分を
書く側が好き勝手に補完するのもありになっちゃうだろ。

237:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 10:51:00 8+7yEHp20
ポケモン不思議のダンジョン 時/闇、陸ないし歓迎されんかもしれんけど書いてもいいかな?


それとまとめの@Wiki、いつも使ってるPukiWikiと同じノリで、前作の救助隊のページを
リネームしたコピーページを作った後、全文消したけど、@Wikiって文章消しただけじゃ
ページ削除されないのね・・・ 残っちゃったけど、あれ消せないのかな?

238:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 11:22:40 LiR2loE40
とりあえずこのページがFAQなんじゃないか?

URLリンク(atwiki.jp)

239:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 12:17:23 8+7yEHp20
やっぱりログインせんと消せないのね・・・>ページ
スレの編集人用の共有ユーザー名/passとか無いんだよね? Wiki管理人様光臨待ち?

240:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:17:20 NslKQuhz0
かなりマイナーですが知っている人がいたら 天使同盟 をお願いします。

241:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:45:31 UIoi2t300
>ポケダン時/闇
書いてください。お願いします。
今月発売されたばかりだからリクしたらいけないかもーと思ってました。

242:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:08:38 htjrOE8q0
■世界観
 このゲームは「バロック~歪んだ妄想~」で大熱波と呼ばれる災害が起こる前の世界が舞台となっている。

 ある年、少年少女の自殺が多発した。彼らに共通するのは、いずれも強烈な歪んだ妄想を抱えていることだった。
 こうした現象について、あるコメンテイターはこう答えた。

 「彼ら自殺者の妄想は、荒唐無稽なようでいて、不気味なほど生理的で圧倒される説得力がある。バロックだ。」

 このバロックという単語は人々の間で爆発的に広がっていった。
 動機が意味不明の犯罪は、すべて「バロック型」として括られるようになった。

 バロックを抱えたものが増えれば、それを商売に利用する者も現れる。それがバロック屋と呼ばれる者たちだった…


■基本用語
・バロック…はるか昔に流行した壮大で華麗な様式を、現代の自殺者の物語に見立てた言葉。
  転じて、歪んだ妄想の虜となった者や、その妄想自体をさす言葉として使われている。
  詳しくはwiki内の「バロック~歪んだ妄想~」の項を参照。

・バロック屋…バロックに取り付かれた者に、有料で、彼らの望む妄想の物語を創ってあげる人たちのこと。
  また、その内容を遺書にしたためてやることもある。そのため自殺幇助ではないかと世間に非難されている。
  最近では政府も本物のバロックを使った囮捜査をするなど、積極的に取り締まりに乗り出している。

・グログロ殺人事件…最近増加している猟奇殺人事件のこと。
  被害者が肩から体をふたつに斬られたり、食いちぎられたような痕があったりと、
  遺体に人以外の力で破壊された痕跡がある事件をこう呼んでいる。
  バロックに囚われた人が起こす「バロックマーダー」とは区別される。

・ゼロ地区…安全レベル0の地域であることからその名がついた地区。
  非常に危険ということで通常地区から隔離されている。最近、グログロ殺人事件が発生した。

・異形…明らかに人とも動物とも植物ともつかない異様な姿をしたモノ。とても凶暴。
   グログロ殺人事件はこの異形の手によるものだと言われているが、物語序盤では政府にその存在が隠されている。

・マルクト教団…最近活発に活動している新興宗教団体のこと。
   彼らは自らを偽装天使と呼称しており、またその背に偽翼と呼ばれる偽者の翼を背負っている。
   ちなみに偽翼が大きい天使ほど教団では高い階級にいる。
   詳しくはwiki内の「バロック~歪んだ妄想~」の項を参照。

243:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:09:27 htjrOE8q0
■主な人物紹介
・金沢キツネ
 このゲームの主人公。バロック屋を営んでいる。

・渡辺ルビ
 生涯プーを自称する少女。ゼロ地区で起きた「グログロ殺人事件」の生存者。キツネと行動を共にすることになる。

・鈴木スズメ
 キツネの親友である音楽プロデューサー。凄腕のハッカーという顔も持つ。

・宮坂文(フミ)
 キツネも元に客としてやってきたバロックの少年。趣味は放火。彼がキツネに「タランテラのメロディ」を渡すところから物語は始まる。

・高田タスク
 スペシアル・ハンター(異形殺戮部隊)の一人。
 異形を抹殺することが使命の特別公務員で、異形に襲われているキツネたちを助ける。

244:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:10:08 htjrOE8q0
■本編(共通部分)
 キツネはバロック屋という非合法な商売をしている。
 今日もキツネのもとにはバロックを抱えた一人の少年がやってきている。彼はフミというらしい。
 フミは放火が趣味で、だから自分のバロックも燃えていると語っている。
 こういうタイプには定番の滅亡のバロックがいいだろう。
 キツネはいつものようにキーボードの上に指を走らせ、フミに合うような物語を創りだした。
「するとこちらでしょうか。宮坂文は自分を神経質に決めようとする世界に復讐するため、自らとともに世界を焼く」
 "復讐"はバロック達の大好きな言葉の一つだ。これならきっとこの少年も気に入るだろう。
 だがフミはこの提案を却下した。どうも逆で、彼は「世界を燃やすことで、世界を救おう」としているらしい。
 普通、フミのようにはっきりした妄想を持っている人間はバロック屋にはこない。バロック屋に来るのは漠然とした妄想しかもたない奴らだ。
「感覚球。天使。……異形。ねえ、本当にわかんないの!?」
 どれも普段は聞きなれない言葉だ。キツネがすっかり困っていると、
「なら、これ聴いてみて」
 そういい、フミは一枚のディスクを差し出した。どうも聴くと「世界が違って見える」ようになるらしい。
 フミはここには自分のバロックは無かったといい、ディスクを放置し立ち去ってしまった。
「タランテラのメロディ…か」
 キツネは普段ならバロックの話を真にうけるなんてことはしない。が、フミの言葉は何故か心に引っかかってしまっていた。
 とりあえずディスクを再生しようと思い、プレイヤーに入れてみたが再生しない。パソコンでやってみてもプロテクトがかかっててやはり再生することは出来ない。
 しかたがないので、キツネはこういうことに詳しい友人のスズメの元に向かうことにした。

 キツネが街を歩いていると不意に二人組の女子高生の会話が耳に入った。
 どうも知り合いがゼロ地区に出入りしているらしい。その話に前にキツネの顧客だったメグという少女の名がでてきたので、キツネは思わず女子高生達の前に出てきてしまった。
 女子高生達は突然現れたキツネのことをストーカーだのバロックだの言い放題。
 このままだと警察に突き出されそうになったので、キツネが反論しようとしたその時、
「キャー!」
 突然、耳をつんざくような悲鳴が聞こえた。
(ここで逃げるとルビ編へ、悲鳴の聞こえた方へ向かうとリエ編へ分岐する)

245:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:10:56 htjrOE8q0
■ルビ編・第1章
 キツネは逃げ出すチャンスとばかりにスズメの家に向かった。
 スズメの家は機材も家具も何もかも黒を基調としたもので溢れていた。
「で、今日はなんの用だ?」
 キツネはフミの残したディスクを取り出して、
「フツウのやり方じゃ音がしないんだ。スズメなら、どうにか聴けるんじゃないか?」
「プレイヤーが壊れてるんじゃね-の?」
 キツネはとりあえずディスクを入手した経緯からスズメに説明することにした。
 スズメはバロックの少年の言ったことを信じているキツネを軽く馬鹿にしたが、
「でも妙にひっかかるんだ……感覚球……天使……異形……」
 キツネがそういうと、キツネからディスクを受け取り、しばらく黙って手の中でもてあそんだ。
 とりあえずスズメもディスクの再生に乗り気になったが、キツネにその前に見て欲しいものがあるらしい。
 『BAROQUE』というファイルらしい。名前からして怪しい。
 中にあるのは『知覚/感覚球調査中間報告』 と書かれた書類だった。政府スジの研究機関のシークレットらしい。
 それに書かれたことをまとめると、
 
 感覚球と呼ばれる球体に接触したと思われる人間の多くが幻覚や妄想にとりつかれている。
 我々の現在の技術では、感覚球の被害を阻止する方法はまだ発見されていない。
 しかし、こちらからその存在を探知することは可能だ、という提案がある。

と、いうことらしい。また、感覚球の探査システム「知覚」の発案者らしい偽者の翼を背負った若い男の画像がついていた。
 フミが残した3つの単語、感覚球・天使・異形。このうちの2つがこのファイルと一致している。
 フミはいったいどうやってそんなシークレットを入手したんだろう か?
 もしかしたらディスクを聴けばその謎が解けるかもしれない。スズメはディスクをドライブに入れてみた。
 スズメが推測するに、政府はわざと感覚球の情報を流している―暗に警告を発するためだ。
 そしてもう1つ、今ネットで話題になっているゼロ地区の化け物。それが実在しているらしい。
 政府ではその化け物を異形と呼び、その存在を公にするのを避けているのだ。
 スズメがそこまで語った、その時、突然スズメはうめき声を上げ、そのまま意識を失ってしまった。
 すると、部屋じゅうを飲み込むような深い息づかいの音がして、視界がぐにゃりとゆがみ、赤黒い球体が周りを埋め尽くした。
 ―感覚球!?
 ほんの一瞬で異変は収まった。が、以前スズメは倒れたままだ。キツネはすぐに救急車を呼んだ。
 その後ディスクを調べてみたがフォーマットされたのか何も聴こえない。
 変わりに醜悪な化け物、おそらく異形と呼ばれるものの画像を手に入れた。

246:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:11:51 htjrOE8q0
 9時間後、スズメは病院で目を開けた。しかしディスクの解析に成功したところで記憶が途切れているようだ。
 ただし、ディスクから再生した音楽のことは覚えていた。
 それは単純な音楽だった。……踊る病気を治療する音楽……タランテラのメロディ。
「けど、音が聴こえたと思ったのは数秒だった。音といっしょにオレの体が溶けて広がった……オレは一瞬、あらゆる場所にいた」
 ”あらゆる場所にいた”はバロックになりかけの人間がよく語る言葉だ。
 スズメの精神状態は危ない。キツネは倒れた時に頭をぶつけたかも知れないから2、3日入院するよう言ってその場を去った。
 別れぎわ、「オレはもう一度アレを再現する」といったスズメの目がバロックの目に見えたのはキツネの気のせいだったのだろうか…

 事務所に戻ったのは夜になってからだった。
 ドアを開けるとパソコンの前に一人の少女が座っていた。商売柄見られては困るデータが多い。
 キツネは少女を刺激しないよう、客として扱い、油断させることにした。
 少女は自分を宝さがしのバロックと偽ったが、結局キツネに取り押さえられることに。
 少女の名は渡辺ルビ。異形の画像目当てに忍び込んだらしい。
 彼女は昼間キツネをストーカー呼ばわりした二人組の女子高生の片割れで、メグの知り合いだという。キツネのこともメグから聴いたそうだ。
 キツネがメグが元気にしているかと尋ねると、ルビはメグはグログロ殺人事件で死んだと語った。
 ルビもその事件の際に現場にいたらしい。ルビは証拠として背中の傷痕をキツネに示した。
 背中には生々しい傷が二つ刻まれていた。もしも天使が本当にいて、翼を引きちぎられたらこんな傷痕になるのではないだろうか。
 フミの言葉にあった「異形」―それに遭遇したルビ。
「画像データは持っていないが、異形の話は聞いたことがある。事件のあった場所へ連れていってくれるなら、情報提供してもいい」
 ルビの話に興味を持ったキツネはそう嘘をついて(キツネは本当は画像を持っている)ルビに事件現場へ案内させることにした。

247:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:13:06 htjrOE8q0
 雨の中、二人はゼロ地区のとあるビルに入っていった。
 そのまま薄暗い通路を進んでいくと防火扉があり、その先には地下へと続く狭い階段があった。そこを降りると大きな鉄の扉があった。事件がおきたのはこの先の部屋らしい。
 その部屋には生々しい血痕が残されていた。ここでメグと他に3人が死んだらしい。
 そう語るルビにいたたまれなくなったキツネはふと足元を見た。すると茶色いカマキリの卵状の物体が目に付いた。よく見ると部屋のあちこちに同じものが散らばっている。
 おかしい、さっきまで何もなかった場所にまで、薄茶色の泡のかたまりがくっついている。…増えているのか?
「行こう。ここを出るんだ、ルビ!」
 妙な胸騒ぎに襲われたキツネは話を続けるルビを止め、部屋の出口に向かった。
 扉の取っ手を泡がびっしり覆っている。今にも幼虫が出てきそうだ。キツネは近くにあった棒で泡を叩き落そうとしたが、その時―
「うわ!」
 キツネ達の前に巨大な何かが振ってきた。上半身は裸の女だが下半身は茶色の泡に覆われた化け物の姿―異形だ。
 二人は異形の攻撃をよけながら部屋の奥へ逃げこんだ。しかし、もうこれ以上逃げれない。
「殺せば!?もう、さっさと殺せばいい!」
 そういいルビが異形の前に飛び出した。異形はルビに狙いを定めて攻撃した。
 その時ルビの上にあったスプリンクラーから水が漏れてきた。水に弱いらしいこの異形は悲鳴を上げた。
 キツネはこれを見逃さず、その場にあったもので即席火炎瓶を使い、センサーを反応させ、大量の水を異形に浴びせてやった。
 そのまま二人は異形が再生する前に大急ぎで外へ出た。

 外は雨。これなら異形も追ってこれないだろう。
 どこからか聴きなれない警報が聞こえてきた。キツネは好奇心を抑えきれず、音が聞こえてくる方向へ近づいていった。
 そのまましばらく進むと、目の前に奇妙な物体が現れた。血の涙を流した巨大な赤子姿の異形だ。
 二人はゼロ地区の奥へ逃げだした。しかし、大きさの割りに素早い異形に追い詰められてしまう。
 絶体絶命。だが、その時、何処からか放たれた銃弾により異形は倒されてしまった。
 しばし呆然とする二人の元に、白い光といっしょに男が近づいてきた。
「僕はスペシアル・ハンターの高田タスクっていいます。異形殺戮部隊って仰々しい言い方もありますけどね」
 タスクはそういい笑顔を向けた。彼が言うにはスペシアル・ハンターとは警察より傭兵に近い非公認の部隊らしい。
 しばらくすると、数人の男がやってきた。タスクと同じスペシアル・ハンター達だ。男達は異形の死体に近づくとそれを解体し始めた。
 あらたか解体し終えると、男達のうち、リーダー格の者がキツネたちの元へやってきた。
 男は自分のIDを示し、二人にもIDを提示するよう求めた。男のIDには特別公務員の印があった。どうやらタスクが言っていたことは本当らしい。
 キツネは仕事柄用意している表向きのIDを示した。
 男は磁気ホルダーにカードをすべらせ、キツネに今日あったことを他言しないよう求めた。
 無理に存在を隠すより、異形を目撃した人間のIDをチェックして、今後の動向を監視するつもりらしい。
 その時、ウッウッと、キツネの背後でルビが嗚咽をもらした。バラバラにされている異形のために泣くルビに、キツネはかける言葉が見つからなかった。

 事務所に帰ってきたキツネは逃げ回る際、雨に濡れたせいで風邪を引いたらしいルビに風邪薬を飲ませた。
 キツネは体を暖めてすぐに寝るよう告げると、そのままルビをタクシーで家に帰らせた。

248:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 22:24:32 htjrOE8q0
長くなりそうな気がするので、とりあえず途中まで投下します。
ルビ編の残り(第2章、第3章)は土日の間に投下できると思います。

残りのリエ編、アミ編1、アミ編2、レイカ編はもう少しかかりそうです。すみません。

249:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 23:01:23 ixyW1bDQ0
>>248
乙です

ルビ編しか読んでない俺に神が来た・・・

250:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 09:17:52 RkrhxdIO0
バロック乙!
名前に見覚えが、と思ってたらこれって小説として載ってたアレ?
全部読めるとは嬉しいwww


251:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 10:49:48 aGIG0aKdO
バロック乙です!続き期待してます

252:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 12:38:48 vHMRpTgB0
>>241
頼まれたのでボチボチ書いてみる。

・主人公
「元は人間だったが、何故かポケモンになってしまった」・・・という、
かつて人間だっとこと以外の記憶は全て失ってしまったプレイヤー。
なぜ記憶が無いのか、何故ポケモンになったのか? その謎と原因を探るべく、
成り行きで「探検隊:プクリンのギルド」に身を寄せ、情報を集めることに。

・パートナー
「プクリンのギルド」への入門志願をしてこの地に来た、内気な子。
海岸で行き倒れている主人公を見つけ、探検隊への入団に誘う。
不思議な模様をした石「いせきのかけら」を大切に持っており、
探検隊に入って活躍したあかつきに、この石のナゾを解くことが夢。


■ギルドの仲間達

・プクリン
ギルドの頂点に立つ元締め。なのだが、常に性格がお花畑な電波さん。口調は
ユルいが実力は確からしく、機嫌を損ねたりすると・・・ 「セカイイチ」というリンゴが好物。

・ペラップ
何を考えてるのかよく分からない親方プクリンとの意思疎通を図り、部下への指令や
分け前の分配を行うギルドの頭脳にして親方の一番弟子。口うるさいが気苦労も多い中間管理職。

・その他のメンバー
【ディグダ、ダグトリオ、キマワリ、チリーン、ドゴーム、ヘイガニ、グレッグル、ビッパ】
それぞれ【見張り番、掲示板更新、探検専門、仲間編成所&食事係、見張り番警報&目覚まし係、
探検専門、トレード店、見習い】。ほぼ全員が何らかの役職に就いて、親方の下で働いている。


■他の重要キャラクター

・ドクローズ
スカタンク、ズバット、ドガースの3匹組の探検隊。他の探検隊に取り入りつつ、手柄を横から
かすめ盗るなどの卑怯な仕事をなりわいとしているが、表向きにはネコかぶっており、明らかに
態度は悪いもののボロは出さない。冒頭で主人公らと因縁ができ、プクリンのギルドに入ってくる。

・ジュプトル
最近になって世間を騒がせている盗賊。 悪党ですら手出しをこまねく、ある秘宝ばかりを狙っている。

・ヨノワール
最近になって彗星の如く現れた凄腕探検家。知識が非常に豊富で、皆からも尊敬されている。
盗賊ジュプトルや主人公について、何か知っていることがあるようだが・・・?


※今回も前作同様、主人公はゲーム開始冒頭の「性格診断(3択に答えていく)」により選ばれる。
候補は本家作品の基本属性御三家12種+ピカチュウ・ニャース・エネコ・ゴンベ の計16種類。
パートナーは、主人公と同じタイプ以外のポケモンから、自由に1体選ぶことができる。

253:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 13:50:07 vHMRpTgB0
このゲーム、前作よりストーリーが1,5倍くらい長いので、物語が
「チャプター1~20」に分けられています。書くのが面倒なのでここでは「○章」に統一。

●1章:あらしのうみで
冒頭早々、嵐と雷鳴の中、離されぬよう必死で手を取り合う2人組の会話。
「絶対に離すんじゃないぞ!」「頑張れ! あともう少し、もう少しで・・・!」
「だ、ダメだ、もう・・・」  (大きな一撃)  「う、うわあああああああ!!! ―・・・」

場面は変わり、「プクリンのギルド」の正面に立つパートナーの姿。
「何をとどまってるんだ自分、ギルドに入って、この石のナゾを解き明かすのが夢なんだろ?」
「今日こそ勇気を出して、ギルドに入門するんだ・・・!」 一歩踏み出す。

「しんにゅうしゃ! しんにゅうしゃ! けいこく! 足型は○○(ポケモン名)!!」

「わわわあああっ!!?」突然の、何処から発せられたかも分からない声にビックリして
パートナーは一目散に逃げ出してしまった。 「―なんて意気地なしなんだろうorz、自分って。」

夕暮れ時、お気に入りの場所である海岸にたたずむセンチな気分のパートナー。クラブ達の吐いた
泡シャボンに夕陽がキラキラと反射して美しい。空にはペリッパーの群れ、そして海岸には行き倒れが
 「・・・って、ええっ!?」ポケモンが海岸に倒れているのに気づいたパートナー。
介抱して気がついたようなので安心したが、気づいたとたんに「ポケモンが何でしゃべってるの!?」
「自分は元人間」などとワケの分からないことを言う行き倒れ。「落ち着いてよ、キミだってどう見てもポケモンだよ?」
海面に映った自分の姿を見て衝撃を受けた様子の行き倒れ。・・・これが主人公である。

ここで唐突に、パートナーに体当たりをかますポケモンが1体、そのスキにパートナーの宝物を盗むポケモンが1体。
※「へへっ、プクリンのギルドの前でお前さんを見かけたが、珍しい石を持っていたようじゃねぇか。」
※「これはきっとお宝か何かのカギに違いないぜ!! ・・・オイ、取り返しに来んのか? ずいぶん臆病な奴だなあ!」
後にドクローズのメンバーと分かる、ズバットとドガースである。 パ「か、返してよ・・・!ボクの宝物なんだ!」
 「安心しな、これはオレ様たちがちゃ~んと使い道を見つけてやるからよ! もし分からなかったら売っ払うだけさ」
 「どうせお前みたいな口だけの弱っちい奴が持ってたってムダさ! じゃあな、ヨワムシくん♪」
2体は「かいがんのどうくつ」の方向へと去っていった。

パ「名前、主人公・・・って言ったよね!? お願い!! 初対面でなんだけど、アレ、ボクの宝物なんだ!!
  ボクと一緒に取り返すの手伝ってくれない? ムチャな頼みだって分かってる、でもホントに助けて!」
パートナーの必死さに首を縦に振った主人公、2人で洞窟を探検し、最深部で2人組とあいまみえることに。
「盗るなら力づくでやってみろ!」襲い掛かってきたズバットとドガースを何とか撃破。2人組は
「覚えてろよ!」と捨て台詞を吐いて逃げていった。 パ「主人公ありがとう! しかもキミって強いんだね!!」

海岸にて、改めてお互いの紹介と現状説明、パートナーの宝物と目標について話した二人。
パ「何故人間になったのかとかは全く分からないけど、行くあてがないのならさ、主人公、プクリンのギルドに
 一緒に入隊しない? あそこの探検隊は一流で有名だし、親方のプクリンなら何か知ってるかもしれない。
 それに、キミと一緒なら、ボクも探検隊やっていけそうな気がするんだ。ボクらきっといいコンビになれるよ!」
― 一刻も早く元の姿に戻ることを先決したいけど、パートナーの言うとおり、手ががりも行くあても自分にはない。
  プクリンのギルドとやらにいれば、寝食は保障されるそうだし、目的の情報も入ってくるかもしれない。

こうして、2人でプクリンのギルドに入隊することになった、主人公とパートナー。これが長い物語の幕開けである。
宝物を取り返してからすっかり日が暮れ夜になってしまっていたため、門を叩くのは明日ということになった。

254:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 17:48:22 vHMRpTgB0
なるべく前作より短く、枝葉は付けすぎずもっとスマートに書こうと思ってはいるんだが、
2章文を1レス内に収める、という目標には当分近づきそうにないorz ポケダンは細かい
心理描写やら何ならあってこその泣きゲーだと思うんで、どーしても台詞やら心理やら
一々ごちゃごちゃした文になるかと思うけど、気長に付き合ってくださいませ・・・


●2章:ギルドにゅうもん
改めて「プクリンのギルド」を訪れた主人公とパートナー。進もうとするとまた・・・
「しんにゅうしゃ! しんにゅうしゃ! けいこく! 足型は○○!!」 あの声がする。
今度は逃げなかったが、たちまちギルドのテントから出てきたポケモン達に包囲されてしまう。
その中から重役と思われるポケモンが前に出てくる。ペラップだ。
ペ「昨日も来ていたようだが、何の用だ? 勧誘やアンケートならお断りだよ!」
パ「い、いえ違うんです! ボク達、このプクリンのギルドに弟子入りしたいんです!!」
ペ「・・・へ? 入門志願者? なぁ~んだ!、なら最初からそう言ってくれればいいのに♪」

弟子入り希望だと分かった途端に態度がコロっと変わるペラップ。快くギルド内部を案内してくれ、
二人に早速通達。「明日からさっそく仕事にかかってもらうから、今日の食後は早く寝るようにな♪
夕食はチリーンが知らせてくれる。部屋はギルドで用意した新弟子用の2人部屋を使ってくれ♪」
パ「最初は怖かったけど・・・いざ入ってしまえば何ともないね。主人公とここへ来てホントよかった!」

翌日。朝の目覚まし係・ドゴームのダミ声で目覚める2人。「朝礼に遅れると俺までお咎めなんだ、早く来い!」
朝礼にて、ペラップから新入り2人の紹介がなされる。そして、ギルドのボス、プクリンと初めて対面。
ペ「親方様、新入りたちへ何か一言・・・親方様?」(・・・ひそひそ・・・親方、また目開けて立ったまま寝てるよ・・・)

プクリン「たあーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」(一同ドッキリ)

プ「キミ達2人が新しく入った子だね。ボクがリーダーのプクリン、よろしくね♪ これから一緒に頑張っていこう♪
  ・・・それじゃ、ちょうれーい!」


(一同)「ひとつ!仕事は絶対サボらない!」「ふたつ!脱走したらおしおきだ!」「みっつ!みんな笑顔で明るいギルド!」


ペ「よぅし、それじゃみんな持ち場につけ! そこの2人は渡すものがあるから、後で親方様の部屋に来るように♪」
 親方様プクリンの部屋にて、ダンジョン探検の必需品である道具箱や探検隊バッジなど必要なものが渡され、
さらにペラップから初めての仕事が言い渡される。 頭の上の真珠を盗まれたバネブーの依頼で、どうやら近くの
【しめったいわば】に捨てられていたらしいが、そこの洞窟は『不思議のダンジョン』であり、【弱い私では潜れません!
7Fにある真珠を取って来て下さい!】とのこと。『不思議のダンジョン』は入るたびに構造が変わり、倒されると
所持品や金品を減らされて放り出されるという摩訶不思議な変則地形―パートナーが一通り説明してくれる。
「流石探検隊の卵、よく知ってるじゃないか♪ それで早速依頼をこなしてほしいんだ、頼んだぞ♪」
その後、無事任務を達成して、バネブーから感謝される二人。なんとお礼にアイテムだけでなく、3000ポケを貰う。
(※この世界の通貨単位は「ポケ(P)」) 一気に金持ちになり狂喜する2人に、ペラップが水を差す。
ペ「こらこら、報酬はギルドのみんなで分配が原則だ。それで・・・お前達の取り分はコレ♪」 300ポケが帰ってきた
パ「え”ぇ~!? 取り分はたったの1割!?」「それがギルドの"掟"なんだ!ガマンしろ♪」

夜。いきなり礼金を9割もギられてヘコみ気味のパートナーだったが、「でも他人に喜ばれる仕事って
やっぱり悪い気分じゃないよね。親方も噂ではすごく恐ろしい人かと思ってたけど、ずっと優しそうな感じだったし
・・・朝礼のときはビックリしたけどね。」
―手がかりを得るまで、遠回りな寄り道になりそうだなぁと思いつつも、同じく悪い気分でない主人公であった。

255:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:42:03 Zzcuu3tX0
■ルビ編・第2章
 あれから幾日が過ぎたのだろう?
 ルビはあの事件以来、事務所に入り浸っている。今もテレビの前にかじりついているところだ。
 テレビではスペシアル・ハンター結成のニュースが流れている。これは政府による異形の恐怖をごまかそうという戦略の一環だろうか。
 だが、こんなニュースじゃバロックたちは騙せない。
 異形の存在が公表されてからというもの、キツネの元にはすでに13人の来客があった。
 そのほとんどが、死ぬこと、殺されることに関係するバロックだった。
 キツネはそのたびに彼らはアンドロイドであり不死であるから、異形に殺されることはない、というバロックを与えていた。
 似たようなバロックばかり与えているが、仕方が無い。客が多すぎて間に合わないのだ。それに今のところ苦情は来ていない。
「ふーん、簡単なんだ。わたしもやってみようかな、バロック屋」
 ルビは銃を教える代わりに、バロック屋の修行をさせるよう要求してきた。
 キツネは、あの日異形のために泣いた少女と、今目の前にいる少女がほんとうに同一人物なのかと呆れた。
「でも、銃は必要じゃない?いつ異形にやられるかわからないし。それに最近気になるウワサがあるの知ってる?」
 どこから拾ってくるかわからないが、ルビの提供する情報は聞く価値がある。キツネは耳をかたむけた。
 ルビがいうには『天使があちこちに出没している。天使を見た人はいくつかの試練を受け、それをパスすると自分も天使になれる』ということらしい。
 ―まるでバロックだ。
 しかし、この話をバロックの人にすると、みんな本気で怖がるそうだ。
 バロックは人の話をほとんど聞かないはずなのに、だ。これはおかしい。
 ルビはそこまで教えると情報料を要求してきた。キツネは戸棚にあったケーキでごまかした。―単純だ。
 こうしてみると、ルビはどこにもいる普通の少女にしか見えない。
 …コンコン。
 来客だ。ルビはすばやく机の下に隠れた。
 入ってきたのは、黒い喪服を着た少女だ。指先の震えからバロックだと想像はつくが、ヴェールのせいで表情が読み取れない。
「このお店で、私のバロックを引き取ってもらえないかしら?」
 彼女は不死のバロックを持っているらしい。
 今は異形騒動のせいで不死のバロックが不足している。できることなら欲しい。
 キツネはバロックの物々交換を申し出た。
 少女はその申し出を了承すると、黒い封筒をキツネの前に差し出し、
「明日、また来ます」
最後まで名乗ることのないまま出て行った。

256:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:43:21 Zzcuu3tX0
 キツネは封筒を開いた。

 『私は不死の一族の末裔である。しるしはその名前の中にある。
  1000人が乗る船が波に飲まれたとき、山が火を吹き街が炎に包まれたとき、そして魔物が人々を襲うとき、
  いつも死なないのは同じ名だ。力を得て名を与えられた者は不死となる。ただし誤ってその名を呼ぶ口は封じられる……』

 厄介なバロックだ。
 不死の名前を名乗るには力、つまり何かの条件が必要だ。このバロックはいわば前編で、交換するなら、正しい名前と不死の条件を備えた後編しかない。
 ただし、それがもし正しいものでないならば……不死の名前は呪いの呪文になって、誤った名を呼んだ者の口を封じる。つまり失敗すればキツネは死ぬことになるのだ。
 これを解くには、まず、名前が不死だということが何をさすのか考えなければならない。
 そもそも名前が死ぬとはつまり、『忘れ去られること』だ。ということは不死の名前とは『永遠に忘れ去られない名前』だ。
 ―わからん。
 そもそもあの少女はどうやって失敗したキツネを殺すつもりなのだろうか?
「できれば、痛みの少ない方法にして欲しいもんだ。蜘蛛の毒なんかいいかもしれない。あれは神経性のもんだからきっと……」
「もっとマジメに考えなさいよ!」
 突然、ルビは立ち上がって叫んだ。
「わたしはキツネのこと心配して…もう知らないッ!」
 事務所を飛び出していったルビは、少し泣いているようにも見えた。

257:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:44:16 Zzcuu3tX0
 翌日は朝から雷が鳴る嫌な日だった。
 少女は昨日と同じ姿でキツネの前に現れた。
「さあ、私の名前を呼んでちょうだい」
 しかし、キツネには答えがわからない。当てずっぽうで答えようとしたその時、
「キツネ、言っちゃダメ!!」
ルビが飛び込んできた。
「ねえ、あなたが不死になる名前はミラルカね。必要な力は血と夜に咲くバラ」
 そんな簡単な答えではないくらい、ルビだってわかるはずだ。
 しかし少女は悔しそうに唇を噛んだ。
 少女が手にしたハンカチから蜘蛛が落ちてきた。蜘蛛はルビのヒザの上に落ち、とたんにルビはその場に崩れる。毒蜘蛛だ。
 倒れたルビに駆け寄ったキツネはその時、すべてを悟った。
 名前が不死の力を持つ条件は誰かの犠牲だ。犠牲者の名前を奪うことで、命を継ぎ足していくのだ。
「だから、ルビを殺したお前の名前はいまからルビだ」
 ヴェールを脱いだ少女の目はバロックのモノではなかった。
 キツネは失敗しなかった。だから殺すことは出来ない。少女は逃げ出した。
 その背には、小さなフェイクの翼があった。
「ルビ…」
 キツネはただ、自分の身代わりに死んだルビの傍に立ち尽くした。ところが、
「よかったね。うまくいって」
 ルビはあっさりと起き上がった。
「わたしはタランテラの毒じゃ死なないもん」
 タランテラ、少女の背にあった天使の翼―。すると、これが"試練"なのだろうか。
 キツネが考えているといきなり地震が起こった。
 今年になってから、妙な揺れが頻繁に起こっている。原因は例によって調査中だ。
 その時、誰かがドアをノックした。不気味な揺れはおさまった。
 スルリとドアを抜けるようにして入ってきたのはフミだった。
 キツネはじっとフミの様子をうかがう。バロック特有の目。泳いだ視線。初めてここにきた時と、何一つ変わっていない。
「僕は世界に放火してしまった。僕の火で、バターみたいに世界が融けてる」
「で、何がかわいそうなの?」
 ルビがいきなりフミに言った。
「鈴木スズメ。スズメはマルクトに選ばれてしまった」
「マルクト、どういうことだ?」
「…シ…シシ、神経塔」
 シンケイトウ?聞き覚えがない言葉だ。
 ふとキツネがみると、ルビとフミはよくわからないことを話していた。
「あなたは、スズメを追いかけなければいけないよ。
スズメはあなたのかわりにタランテラに噛まれて踊る病気になった。僕は蜘蛛の糸の先をあなたに預ける。糸をたどって、病気を癒すメロディを見つけてよ」
フミはキツネに向かってそう言い放った。何故フミはスズメのことを知っている?
「スズメより、あなたのことをよく知ってるよ。キツネ」
 そう言い残し、フミは去っていった。
 キツネは不安になったので、スズメのいる病院に電話をした。
 しかしスズメはいなかった。スズメは失踪してしまったらしいのだ。
 スズメが行きそうな場所―キツネには自宅しか思いつかない。
 ということで二人はさっそくスズメの部屋に向かうことになった。

258:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:45:06 Zzcuu3tX0
「お前、まさか文を知っているのか?」
「初対面」
 エレベーターが止まった。もうスズメの部屋はすぐそこだ。
 キツネは一応、ノックしてみたが返事はない。
 当たり前だが、扉には鍵がかかっている。IDチェックのオートロックだ。
「じゃ、私のIDであけてみようか」
 ルビはスペシアル・ハンターにID見せた後、IDを捨てたんじゃ……
 ルビはカードをキースペースに差し込んだ。…開いたようだ。
 フミといいルビといい、いったい何者なんだろう?
 部屋の中は無人だった。荒らされているようだ。
 スズメの手がかりを探すべく、キツネは壊されていないパソコンを調べてみた。
「このファイル『キツネへ』って書いてあるよ」
 クリックするとパスワード入力画面が現れた。キツネは迷わず『BAROQUE』と打ち込んだ。

 『キツネへ。オレは、あらゆる場所にいるためのメロディの再生に成功した。
  キツネにも聴かせてやってもいい。けど、その前にオレが感覚球がらみで集めたネタを見せてやる』

 最初のバロック・マーダーといわれる”放課後屋上殺人”を筆頭に、文書だの画像だのといったデータの博覧会が続いた。
 キツネはその中から”マルクトという単語を見つける。

  ―マルクト。現時点では小規模の宗教集団。信じることで神に救われるとするこれまでの宗教とは違い、
 マルクトでは、神は我々が守らなければならない存在であり、守ることにより人は癒される、という教えを説く。守るべき力のある人間は限られている。
 よって、マルクトは積極的な広報活動を行わず、教団内の特定の地位にある人間が、教団に加えたい人間を調査して選び、勧誘する方法をとっている・・・・・・。

 画面の脇に、羽の絵の小さなアイコンがある。

 『マルクトは怖い。マルクトに気をつけろ』

 スズメは恐れて警戒していたマルクトという宗教団体に”選ばれて”しまったというのだろうか? いや、マルクトは教団というより秘密結社に近い。
 その時、ルビがあるものを見つけた。
 天使の…羽だ。よく見ると、部屋のあちこちに羽が散らばっている。
 やはりスズメはマルクトの天使達にさらわれてしまったようだ。
「んっ…!」
 画面の下に『タランテラのメロディ』というファイルがある。キツネは念のため、それをディスクにコピーしておいた。

259:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:45:54 Zzcuu3tX0
 事務所へ戻ったキツネはさっそく裏ネットにアクセスした。
 『マルクト』『天使』『異形』の3つについて調べてみたが、めぼしい情報は得られない。
 キツネが大きなため息とともにパソコンの電源を落とそうとした、その時―
「ん?」
 1通のメールが届いたようだ。

 件名:神経塔へのご案内。
 いつもマルクトをご愛顧いただきましてありがとうございます。
 つきましては、ささやかなお礼としてキツネ様をマルクトの本部へご招待したく思っておりますので、 お早めに下記アドレスへお越しください。
 なお、ゲートの通過に必要なコードナンバーは108B49Zとなっております。

 あまりに怪しい。しかしこれ以外に手がかりがないのも事実だ。今のところ、イニシアチブを握っているのはマルクトの方なのだから。
「いくしかない…か」
「そうこなくちゃ。スズメさんを助けなくちゃね!」
 ルビはにっこりと微笑みかけた。
 キツネはルビの存在に自分が救われているということを、ふと、思った。―その時だ。
 ドドドドドドド…ゴオオオオオオ!
「なんなのよ!」
「しゃべるな、舌をかむぞ!」
 激しい揺れで部屋中のものが散乱していく。
「もう、ヤダ!さっさと終わらせてよ!」
 ルビが悲鳴にも似た叫び声を上げると、揺れはウソのようにおさまった。
「あーあ、メチャクチャ…」
 後で片付けることを考えると…キツネはめまいに襲われた。
 二人は地震の被害状況を確認するべく、テレビをつけた。

260:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 20:48:03 Zzcuu3tX0
以上がルビ編の第2章です。
残りは明日投下します。

261:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 21:11:17 ZTTThNKv0
「バルクスラッシュ」
ナイラ・サベージのED

温泉が趣味のナイラは、秘湯を求めて前人未到の山奥へ。
遂に発見した温泉に、大喜びで入るナイラ。
その後では、大量の荷物に押し潰されるようにへたばっている
主人公の姿が。彼はナイラの荷物持ちとしてコキ使われていたのでした。

※ナイラの身体はお湯に隠れてるだけで、確か水着は付けていなかったはず。

262:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 02:41:25 pKO8pgf20
バルスクラッシュに見えた

. \バルs…/ /二入   < // \\ ll ll
   ̄V ̄ ̄ /:レNルイl  <//   \\
   /三}    l::/tュ,tュ リ  < // |.|
   タ答`.   _'ヽト呈/  <ノノ  |.レ
  ,-rFテキn,.t´`y─-ト-'^i、 < ニニフ
 /./:l ! l::、巡mn.,    ) )<  //
 ニl::| .! |:::`、  ィ~   /=' <//\\
  i┬┬イ  ̄/ニニ◎ニ| | ^Y^Y^Y^Y^Y^

263:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 06:37:49 P81Rspcz0
ACE3 をお願いします。2の直接の続編と聞いたのですが

264:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 12:58:28 zFsgECii0
大体コンプしたが2はやってないから繋がりがわからん

265:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 13:47:41 bgTbZtsv0
ポケダンの人ありがとうございます。

>ポケダンは細かい心理描写やら何ならあってこその泣きゲーだと思うんで
そこんとこ、わかります。
こちらも気長につき合わせてもらいます。

266:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/30 15:53:26 DgDhPVUJ0
●3章:じくうのさけび
バネブーの依頼達成の翌日、ペラップからまた別の仕事を頼まれる。
ペ「依頼掲示板は2つある。昨日の依頼は、この左の板から取ったもの。救助や護衛依頼が主だ。
  そして今日からは・・・この右の掲示板の依頼もこなしていってもらおう♪ こっちは初めてでは
  大変だから昨日は手を付けなかったんだが・・・【おたずねもの】、指名手配犯の逮捕依頼だ♪」
  「おたずねもの」と聞いてビクビクするパートナー。
ペ「・・・ここだけの話なんだが、最近なぜか、【一部の地域の"時"が止まってしまう】という事件が各地で起きていてな、
  そんな騒ぎのドサクサに、悪巧みをしたり犯罪に走る悪いポケモンも増えてるのだ。その取り締まりも、ギルドが
  請け負っている大事な仕事の1つなのだ♪ 昨日の仕事ははワタシが見繕ったが、今日からは自分で選ぶように♪
  まあ初めてでは色々と分からないだろうから・・・お~い、「ビッパ」! 新入り二人に選び方とか色々教えてやってくれ♪
  それから2人とも、ギルドを下りた所にある『トレジャータウン』で買い物して、冒険の準備を整えておくといい♪ じゃあな♪」

「ビッパ」は、2人より少し前に入ったばかりの見習い。「あっしにも、ついに後輩ができて・・・感動でゲス~!」
救助依頼や指名手配依頼について、またギルドの施設についてより詳しく教えてくれる先輩ビッパ。
ビ「もちろんお尋ね者依頼も、高いランクほどいいお礼がもらえるでゲスが・・・お尋ね者も高いランクほど強いのが
  いっぱいいるから、最初はムチャしないほうがいいでゲスね。 ところで2人とも、買い物で道具を揃えてきたら
  どうでゲスか? あっしはここで2人の帰りを待ってるでゲス。その後改めて2人に見合った依頼を選ぶでゲス。」

初めて「トレジャータウン」にやってきた主人公達。今はまだ休業中の店も多いようだが、「双子カクレオンの店」は
ちゃんと営業していたので大丈夫。と、買い物に向かおうとしたが先客が。 店先で買い物をする幼いポケモン2人・・・
マリルとルリリの兄弟だ。 マ「え~と、リンゴ3つ下さい!」 ル「く~ださぁい~」
カクレオン「いや~、病気がちの母に代わって毎日買い物とは、ホントにエラいボウヤ達だよね~」
が、店を出ようとした時にハプニング。ルリリが転んでリンゴを落としてしまう。コロコロと転がっていくリンゴ。

スリープ「ハイ、落し物ですよ。」 通りがかりのスリープが、転がるリンゴを拾ってくれた。
兄弟「どうもありがとうございます!!」 ス「いや何、困っている人を見つけたら放っておけないだけですよ。」
ス「よかったら、二人のおうちまでお送りしましょうか?」「え、いいんですか? それじゃお願いします」
(何故「見送り」まで・・・)と考えるヒマもない間に、スリープの肩が主人公にぶつかる
ス「おっと、これは失礼。」

パ「みんな良い人たちだったね! 見ててこっちもうれしい気分になっちゃった・・・主人公?」

主「何だろう、・・・目まいがする? え・・・? 誰かの声が聞こえる・・・? うわっ!!!」

 (スリープ「―言うとおりにしないと、痛い目にあわせるぞっ!」 ル「おにいちゃぁ~ん! 」)

・・・何だったんだ、今見えた光景は? あの優しそうなスリープが、ルリリを脅していた・・・?
主(今、誰かの声がしなかった?) パ「・・・? いや、誰も。」 カクレ「私らも聞いてませんよ。空耳では?」
目まいの間に見た出来事を半信半疑でパートナーにだけ話す主人公。
パ「ええっ!? でもあのスリープさんって、どう見てもいい人っぽかったけど。気のせいじゃないかなぁ」
気のせい? いや、あれはそんな生易しい感覚じゃなかった。でも・・・ 説明がつかないのでギルドに帰ることに。

ビ「それじゃ、安全そうな依頼を・・・と、(ケイコク! ケイコク!) !?いけない、更新の時間でゲス!
  2人ともボードの前から離れるでゲス~!」 数秒後、回転トビラの要領でいきなり裏返る掲示板。
 「新たな依頼は、ジバコイル保安官から、ダグトリオの各地に掘ったトンネルネットワークを通じて
  こうして来るんでゲス。ダグトリオの仕事はこうして新たな依頼や緊急指名手配が来たとき、掲示板を
  張替えることでゲス。裏方の地味な仕事だけど、彼は毎日休まず誇りを持ってやってるんでゲス。」

やがて再び表返り、新たな依頼が貼られた掲示板。それを見た瞬間、パートナーが青ざめた。
パートナー「しゅ、主人公・・・、掲示板のあの写真って、まさか・・・」



               「指名手配! お尋ね者:スリープ!!」

267:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 20:56:50 CnqLFeWM0
■ルビ編・第3章
『先ほどの地震の震度は…』
 派手な揺れからをしたわりには、国内の被害はたいしたことなかったらしい。だが、どうやら海外では大きな被害が出たようだ。
「あそこに住んでた人にとっては世界の終わりだね」
 キツネは銃をベルトにはさみ、ナイフと小型の火炎放射器をバッグに入れた。
 そして、スズメが残した切り札―タランテラのメロディが入ったディスクプレイヤーをポケットに入れた。
「行くぞ、ルビ」
"都合によりしばらくの間休業します"
 メッセージをドアにかけ、二人は神経塔に出発した。

 夜の街の光景は変わっていた。
 バロックがあちこちに出没し、フェイクの翼を背負った男女がごく普通に通りを歩いている。
 マルクトは目に見えて存在を大きくしていた。教団としての活動はほとんど公開していないにもかかわらず、信者になりたがる人間は多いらしい。
「スズメがマルクトに殺されている可能性はないのか?」
「うーん、それは無いと思う。だって、天使の仲間にするためにさらったんでしょ?殺したらイミないよ」
 すると、ありえるのは洗脳か。
「急ごう、ルビ」
 二人はタクシーに乗り特別地区に急いだ。

268:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 20:58:00 CnqLFeWM0
 特別地区はゼロ地区地は別の方向にある、国の中枢機関がすべて集中している場所だ。
「あれじゃない?メールに書いてあったゲートって」
 特別地区へは島から放射状に伸びている橋を使うことになっており、その橋はゲートをくぐらないと渡れない仕組みだ。
 その時、堤防の上にフミが現れた。
 あのメールを出したのはフミだったのか?だがフミは違うといった。
「キツネが試練をクリアできるかどうかは、見ておきたいんだ」
「キツネ、囲まれてる!」
 いつの間にか二人は、金属の槍を構えた信者達に囲まれていた。
 キツネは信者の後ろに異形の姿を見つける。
 ―何故、マルクトとともに異形が!?
 異形の後ろにいた格上の天使の青年の合図で信者がいっせいに槍を振り上げる。
 キツネは銃を構えようとしたが、異形につかまれて身動きできなかった。
「ぐあああぁっ!!!」
 今にも握りつぶされそうなキツネ。ルビはとっさに手に持ったナイフを異形に投げつけ、キツネを助け出した。
「頼む、レイカ、暴れないでくれ…しかたがない…」
 レイカ?あの異形には名前があるのか?
 青年はフェンスの上に飛び移った。それからフミとしばらく会話した後、奇妙な銃を異形に撃つ。弾は異形の後頭部に当たった。
 すると、異形が激しく暴れ、火球を吐き出した。それにより、信者の一人が炎につつまれる。
 火球は放置していたキツネの荷物にも当たった。中身は小型の火炎放射器だ。
 もう一人の信者を巻き込んで火はさらに広がっていく。
 キツネは異形を狙って銃を撃ったが当たらない。しかたがないので、火の中なおも狙ってくる信者達に狙いを切り替えた。
 あっという間に弾が切れてしまうが、補充する時間はない。
 その時、遠くからヒュルルという音がした。キツネはとっさにルビを抱えて地面に伏せた。
 空から降ってくる異形と巻き込まれた不運な信者の肉片と血の雨で火の勢いが弱まる。
 どうもスペシアル・ハンターがきたようだ。翼の青年とフミは何処かへ消えていった。
 ハンターたち道路に散らばる肉片の後片付けを始めた。
 キツネの元にタスクが歩いてくる。
「あの連中は助けなくていいのか?」
「そのうち、マルクトから引き取りにくるでしょう」
 タスクがいうには、ハンターはマルクトに不干渉であり、入信が報告された時点で、ベーシックIDが削除されるから、助ける必要がないそうだ。
 常識では本人が望んでも死亡以外ではIDは削除されない。
 ということは、国が徹底的にマルクトに関知しないようにしているか、マルクトが国上層部にまで影響力を持っているかのどちらかだが…
「僕はあなたが異形に襲われた事情を上に報告しなければなりません。以前申告されたIDによればあなたは―あ!」
 二重IDがバレるとまずい。
「悪いな、タスク」
 二人は大急ぎでその場から逃げ出した。ゲートまで後すこしだ。

269:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 20:58:37 CnqLFeWM0
 『コードナンバーを入力してください』

 キツネは[108B49Z]と入力した。ゲートが開く。
「ハンターが来たわ!」
 特殊車両からタスクが銃でこちらを狙っている。
 キツネはいそいで走り出したが、ルビはゲートのボタンを押している。コードの変更だ。
 ハンターたちはキツネたちを追おうとしたがゲートが閉じてしまう。
 タスクが本当にキツネたちを殺そうとしたのかはわからないけど、キツネにはタスクが困ったような顔をしているように見えた。

「もう聞いていいか?おまえがただのプーのわけはないな。何のために私に近づいた?何故、ここまで一緒に来たんだ?」
「…それはアイツに聞いてくれる?」
 フミだ。ヘッドホンのようなものを耳にはめている。
「ここへ入るなら、これをつけないと危険だ。…そのままだと、神の悲鳴でたちまちバロックにされるけどいいの?」
 キツネとルビは忠告に従い、ヘッドホンをつけた。
「ここは神が近いせいで歪みも大きい」
 フミは語る。この国はマルクトがどうにか守っているから、歪みが比較的少ない。多少地面が揺れる程度だ。
 天使は神を守る存在。異形は神に見放された者たち。
「ルビとフミはやっぱり知り合いだったんだな。あの時は初対面だと言っていたが」
「会ったことのない知り合いもいるでしょ」
 つまり、フミに例のディスクを渡されてから起こった全てがマルクトの試練だったのだ。
「それで、とうとう最後の試練。スズメはこの奥でキツネを待っている」
 三人は巨大な建物の前にやってきた。神経塔だ。
 そして、地下深くへと続く巨大な螺旋階段をおりていった。

 フミは翼こそないがこれでも偉い天使らしい。
「ルビと僕は夢と理性を二人で一つ分しか持っていないからさ」
 階段はとても長かった。キツネが例のディスクを聴かなかったからルビがキツネの元へやってきたらしい。
 ルビがIDがなくても生活できたのはそのせいか…
「背中の傷もウソだったのか?」
「傷?…その夢は共有していないな」
 フミはルビの傷のことを知らないようだ。
「だって、あれは私とキツネだけのバロックだもの」
 階段はまだ続いていたが、フミは途中の扉を開けた。

270:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 20:59:32 CnqLFeWM0
 そこにいたのはスズメだった。スズメは医者の着るような白衣を着ていた。目つきも話し方もしっかりしていて、バロックのそれとは明らかに違う。
「私はお前を助けるために…」
「助ける?俺が人に助けられなきゃいけないハメに陥ると思うのか?
 …俺はタランテラのメロディを探るうち、神と天使の存在を知った。そして俺には、天使以上に重大な役目があることを知った」
 ―スズメは洗脳されてしまったのか?
「行こうか?」
「どこへ?」
「決まっているだろう。神の所だ」
 キツネが振り返ると、フミの姿はなく、ルビが倒れていた。スズメがいうには”先にいった”らしい。
「先に行った…?魂が肉体を抜け出して?」
「それはタランテラのメロディに導かれてくる者なら、知らない言葉だ」
 キツネがもう一度”魂”というとスズメが取り乱した。
「駄目だ!やはり試練は中止だ!」
 キツネが声が聞こえるほうを振り向くと、人間が二人降りてきたのが見えた。
 一人はさっき会った翼の青年。もう一人はさらに大きな翼を背負った神経質そうな金髪の男―上級天使だ。
「やはり、この男は規格外の失敗作だ…選ぶなら、なんで最初からこっちが選ばれなかったんだ?」
「さあ。僕と同じで、誤差の範囲ではないでしょうか」
「偽物の神なら誤差も出るだろうな」
 キツネがそういうと青年は少し顔色を変えたが、上級天使は眉ひとつ動かさなかった。
「誤差なら、修正すればいい」
 上級天使はそういい、銃口をキツネに向けた。
 スズメは上級天使に詰め寄ったが、相手にされず、上級天使の命令で青年に何処かへ連れて行かれた。

271:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 21:02:07 CnqLFeWM0
「祈らないのか?…さっきの青年が私を殺そうとしたときは、ちゃんと祈ってくれたぞ」
「祈り?くだらないな」
 さっきまで眉ひとつ動かさなかった上級天使の表情が曇る。
 ―上級信者のくせに自分たちの教えを否定するのか?
 上級天使がキツネを撃とうとした、その時、さっきまで倒れていたルビが身をのりだした。
 ルビを撃った上級天使は続けてキツネを撃とうとしている。キツネはとっさに銃を取り出して撃とうとしたが、弾が入っていない。
 そのまま銃を上級天使目がけて投げつけた。
「チッ…!」
 銃は上級天使の翼を突き破った。上級天使が舞い散る羽に気を取られている隙に、キツネは銃を奪い取ることに成功した。
 そして、上級天使が態勢を立て直すより先にその銃を構える。
「ルビ…」
 だが、答えはない。ルビはもう息たえていた。
”おまえがマルクトの手先だとしても、けっこう楽しませてもらったよ”
 キツネは心の中でそうルビに語りかけると、ルビの亡骸をその場に寝かせて背を向けた。
 胸ポケットの感触を確かめた。ディスクはしっかり入っている。キツネはそれを取り出した。
「タランテラのメロディだ。おまえたちマルクトが信者達を洗脳するためにこれを使ったのはわかっている。
 …でも、私は知っている。踊る病気の治療法は死ぬまで踊り続けることなんだ。つまり、このメロディを聞き続ける事で洗脳から醒めることも出来る。違うか?」
 上級天使はわずかに片眉を上げた。
「…洗脳だと?まだ我々がそんなことをしていると思うのか?」
 キツネがプレイヤーの再生ボタンを押そうとした、その時、上級天使は駆け出し、突き当たりの壁に手を触れた。
「バカめっ!」
 頭上から上級天使の声が聞こえた。照明が落ちた。
 武器を構えた信者達がやってくる音が聞こえる。
『そのまま、右へ26歩走って。手を伸ばせば、螺旋階段の入り口が開くわ。それから、31回まわって下りたところの扉を開けて』
「ルビか!?」
『急いで!』
 キツネはルビの言葉に従い、右へ26歩走り、螺旋階段へ飛び出した。信者達が迫ってくる。キツネは急いでルビの言っていた部屋へ駆け込んだ。

 その部屋は壁にも天井にも機械が埋め込まれいた。中央には、フミと、キツネに銃を向ける翼の青年がいた。
 やはり、試練だったのか?ルビの声とフミの意識を使い騙していたのか?
 青年はキツネにディスクを再生してみるよう言った。キツネの説が正しいなら、青年の洗脳がとけて、キツネは殺されずにすむと。
「キツネ…この人は、わたしやキツネの仲間よ。わたしたちはマルクトの失敗作で、この人は…」
「黙れ。それ以上言えば世界が燃える」
 意識の共有。キツネは少しゾッとしたが、かまわず、ディスクをセットした。
 音楽が流れるや否や青年は耳をふさいで、その場に崩れた。

 『緊急事態。最深部のシステムに異常発生。循環液が流出します』

272:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/30 21:02:39 CnqLFeWM0
「逃げて、キツネ。塔の中が洪水になる」
 螺旋階段のはるか下から水が迫ってくる。
 キツネが一度だけ後ろを振り返ると、フミがばいばいと手を振っているのが見えた。
「キツネが失敗作でよかった」
 それがルビの言葉かフミの言葉か、もうわからない。

 階段の途中にスズメがいる。
 キツネはスズメに一緒に逃げるよう言うが、スズメはやるべきことがあるからいけないという。
「やるべきこととは何かを、いつか、聞かせてもらうからな」
「ああ、上の世界でな」
 キツネはもう振り返らず、ひたすら上を目指した。
 階段も一階あがるごとにメロディに崩されていくようで、ついに音と水とにのみこまれる。
 水の中、キツネは幻を見た。
 水は神の涙で、死んだはずのルビが水の中を漂っている。そのうち背中の傷から本物の翼が生え、ルビは翼を広げて、光る世界へのぼっていくのだ。
 神のことも世界のことも、なにひとつ知てることはできなかったが、あの少女を少しの間楽しませ、帰るべき場所へ解放することの成功した。
 ―これが私のバロックだ。人にバロックを売ってきた私が、やっと自分のバロックを手に入れることができたのだ。
 キツネは意識がタランテラのメロディと混じり合い、水に溶けかされていくのを感じた…

 キツネがタスクたちに発見された時、見知らぬ青年に抱えられていたという。その青年は「羽は捨てた」とだけ答えたそうだ。
 回復後、キツネは色々と取調べを受けたが、マルクト不介入の規律に従い、青年のことは追求されなかった。
 マルクトは滅びず、むしろ前より勢力を増していた。
 キツネには、マルクトの翼は不安な現実という地面から逃れるための翼に思えた。
 スズメからは今のところ連絡はない。
 しかし、キツネには厳しい監視がついているため、もう神経塔へは行けない。できるのは無事を願うことだけだ。
 キツネはタランテラのメロディを聴いてしまったため、語るべきバロックが終わっている。
 もしも、あの青年に再び会うことが出来たら、あらゆる場所や世界について、答えを聞かせて欲しい。

 願わくば、世界が燃えてしまう前に。


   ルビ編(終)

273:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 21:06:42 CnqLFeWM0
ルビ編は以上です。
一応本筋とはあまり関係ないやり取りなんかは飛ばしました。

次はリエ編を投下したいと思いますが、それまで結構間が開くかもしれません。
ルビ編以外を期待している方はもう少々待ってください。すみません。

274:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 21:52:32 ZT9HuIWL0
>>273
乙!

前作とのリンク上、世界崩壊確定してるっていう
儚さがいいな。

275:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 19:12:02 RKYJbCLb0
>>211
ロックマンゼクス アドベント投下。
今作はどうにもストーリーが適当なので、
独断で簡単なまとめとネタバレ登場人物紹介に留めます。

276:ロックマンゼクス アドベント
07/10/01 19:15:50 RKYJbCLb0
人間とレプリロイドの長い戦いは終結し、
人間にはレプリロイドと同じの強靭な身体を、
レプリロイドには人間と同じ価値有る人生が
戦後に設立された連合政府レギオンズによって確約された。
本作は前作のロックマンゼクスから数年後の話。

レギオンズの最高指導者:三賢者のアルバートが反旗を翻し
ロックマン・モデルAとなった新主人公がアルバートを倒して彼の野望を止める。
超簡単にまとめるとこんな感じ。各ステージの流れは以下。

主人公別のOPステージ(変身不可)
→ハンターギルドへ加入。輸送列車の護衛任務で襲撃を受け、モデルAに変身可能に。
→三賢者からモデルA解析の為、レギオンズ本部への投降を指示される。
→本部への唯一の移動手段である列車を直す為、部品を取りにいく(ボス4体撃破)
→本部に行くと、何故か突然アルバートが本性を出して人類に反乱。
→各地で異変を起こしているモデルVを調査(残りのボス撃破+前作主人公と遭遇)
→アルバートのアジトへ。プロメテ+パンドラ撃破。アルバートが完全体になる。
→全てのモデルVが合体した要塞ウロボロスで最終決戦。

『ネタバレ登場人物解説』
【男主人公:グレイ】
寂れた研究所でコールドスリープについていた少年。
過去の記憶が無いせいで臆病で大人しい性格。
その正体はアルバートのクローンで、計画失敗時のスペアボディだった。
そのためモデルAに変身できる。

【女主人公:アッシュ】
ハンターギルドに所属するベテランの女性ハンター。
グレイとは逆に活発で単純な性格。
アルバートの遠い子孫だったため、モデルAに変身できる。

277:ロックマンゼクス アドベント
07/10/01 19:22:45 RKYJbCLb0
【ライブメタル:モデルA】
最近ハンターによって発見された謎のライブメタル。
二挺拳銃によるロックオン攻撃と、データコピーによる変身能力が特徴。
記憶が無く、逃げ腰の生意気な性格で一人称はオイラ。
その正体はアルバートの計画失敗時のバックアップであり、モデル・アルバートの略。
ロックマンXシリーズのア○セルとは全く関係ありません。ファン涙目wwww

【前作ライバル:パンドラ/プロメテ】
主人公の前に度々現れる二体のロックマン。
計画実行の手駒としてアルバートが最初に作ったロックマンであり、
調整を受けなければすぐ死んでしまう身体の為、表向きは彼に従順に従っている。
アルバートの計画を妨害するため暗躍するが失敗。主人公に倒されて死亡する。

【敵ロックマン:ヘリオス/アトラス/シャルナク/テティス】
主人公の行方を阻む4体のロックマン。前作に登場したモデルH、F、P、Lの
適合者であり、それぞれが歪んだ平和主義者である。
主人公と戦うが逃亡。続編があれば出てくると思う。

【前作主人公:ヴァン/エール】
前作に引き続いてロックマンZXとして登場。外見は長髪になってる。
何者かに強奪されたライブメタル・モデルH、F、P、Lを探している。
主人公がグレイならエール、アッシュならヴァンが出てくる。
最終決戦時に主人公の盾になって4体のロックマンと戦うが
その結果モデルZも行方不明になってしまい、続編ではモデルXのままだと思われる。

278:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 19:24:31 RKYJbCLb0
【三賢者:アルバート】
何故か急に人類へと反旗を翻した三賢者の一人で本作のラスボス。
産まれ立ての人間やレプリロイドの調整を担当しており、前作で言うところの『あの人』。
ゼロシリーズのDr.バ○ルとは関係ありません。ファン涙目wwwww
クローンを使って若い体で蘇り、真のモデルAへと変身する。
神を自称し、人類の粛清を目的としていたが、主人公に倒される。

【三賢者:ミハイル】
三賢者の一人。主に情報管理を担当。
マッドサイエンティストっぽい喋り方だが性格は一番マトモである。
多分、続編でサポート役として登場するだろう。

【三賢者:トーマス】
三賢者のリーダー格。マニアモードクリア時の隠しエンディングで、
アルバートに共感して、何故か急に人類へと反旗を翻す。
モデルHらを強奪したのもコイツの仕業らしい。続編のラスボス候補。

【ガーディアン司令官:プレリー】
最終決戦時にガーディアンは出てくるのに彼女は出てきません。
俺涙目wwwww

279:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 19:26:24 RKYJbCLb0
以上、ロックマンゼクス アドベントでした。
正直、本作のストーリーは微妙…
まぁ心配ないさ。ゼロシリーズも3から盛り返したんだし。

280:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 19:42:32 7MF0sMs20
アルバートとかトーマスとか無茶苦茶弱そうな名前だよな
英語の教科書でエミリーなんたらと会話してそうな雑魚っぽさ

281:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 20:02:39 V/DwF3Mn0
これはいいまとめ 乙すー

282:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 20:06:53 ye1/Hvs90
ネタバレ登場人物紹介乙w
わかりやすくて簡潔でいいね


283:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 20:13:57 hMPKfh/90
>>282までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上過ぎたので

●途中 から
・無双OROCHI
・火焔聖母
・ペルソナ3、ペルソナ3フェス

●執筆予告がある物 から
・蒼魔灯
・アークザラッド ジェネレーション
・アークザラッドII(詳細に)
・RULE of ROSE

を、それぞれ消しました。


>>239
管理人さんではないですが、対処しました。
これまでの編集履歴が継承されたほうがいいかと思ったので、
もとからあったページの方をページ名変更させ、そちらを存続させてみました。

編集用の共有ユーザー名/passはあります。
前まとめサイトからWikiへの移行作業が行われていた頃に、管理人さんが前まとめサイトに掲載していました。
しかし管理人さんがそのユーザー名/passをスレに書き込んだことは無いので独断で晒すのもまずい気がします。

284:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 21:11:00 UoFx80DR0
>280
補足しておくと元ネタは本家ロックマンのワイリー、ライト、コサックの名前から取っている

ちなみにゼクスアドベントの追加エンディングにてトーマスの裏切り時に敵ロックマン4人組も一緒に現れる

285:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/01 21:21:52 brZ1pEbL0
アルバート・ワイリー、トーマス・ライトだな。コサック博士は忘れた。

286:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/02 11:04:29 9p5kIKWh0
URLリンク(ranobe.com)
ミハイルアッー!

プロパンコンビは死んだかどうかちゃんと明言されてないけど、ロックマンシリーズではよくあること

287:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/10/02 16:32:43 aGOVgWVq0
―二人を連れて行ったスリープはお尋ね者だった! 「二人が危ない、急ごう!」
依頼選びそっちのけで飛び出す主人公ら2人。その途中で兄・マリルに出会う
「ルリリちゃんは!?」 マ「そ、それが、【トゲトゲやま】に差し掛かったあたりで急に2人の姿が見えなくなって・・・」
(・・・そういえば、あの時一瞬見えた場所は、どこかの山奥のようだった―)

「きっとそこに連れていかれたに違いない! そこで待ってて、ボク達が必ず連れ戻すから!!」

場面変わってトゲトゲやま山頂。ルリリを誘拐したスリープの目的は、山頂にある小さなナゾの穴を調べることだった。
ス「そこの小さな穴の中、きっとお宝か何かが隠された跡に違いないと踏んでいるんだけど、私の体じゃ
  その穴には手出しできないのでね。小柄な君の力を貸してもらおうと思い付いたのさ。 大丈夫、言うとおりに
  動いてさえくれたら、すぐお兄ちゃんの所へ返してあげるよ・・・」  ル「ここはどこ?、おにーちゃんはどこ!?」
ス「後で合えるってば。さ、それよりその穴に入って中を調べてくるんだ」  ル「いやだよ~! こわいよ~!
  おにーちゃんの所へ帰る~!」  ス「あ、コラ! 逃げるなって! ・・・このッ」

スリープ「―言うとおりにしないと、痛い目にあわせるぞっ!」 ル「おにいちゃぁ~ん!」

・・・目まいか幻覚か、とにかくそこで見た光景が、目の前に繰り広げられていた。違うのは主人公ら2人が
今まさに、その現場に居合わせていることだ。  ス「げっ! お、お前ら何故この場所が?」
パ「~お、お尋ね者スリープ! よくもルリリちゃんを! おおおおおお前をっつ捕まえる!!」
ス「何てこった、よりによってお前達ギルドの追っ手か! ・・・って、ん? お前、足震えてるぞ?
  ・・・ハ~ン、分かった、お前ら、ギルドの者と言っても、まだ新米だな? どおりで見ない顔なわけだ。
  その通り、オレは名の通った正真正銘のお尋ね者さ・・・お前達初心者ごときに、そのオレが捕まえられるか!?」
(~戦闘~)
スリープを戦いでねじ伏せた二人。直後にジバコイル保安官と部下コイル達が到着したのだった。
保安官「オタズネモノノ カクホニ ゴキョウリョク カンシャイタシマス! レイキンハ アラタメテ
ギルドニ イレサセテイタダキマス デハ!」 「キリキリ アルケッ!!」 ・・・スリープはこうしてしょっ引かれていった。

マリルとルリリの兄弟は無事に再会でき、主人公らは入隊早々お尋ね者討伐に成功ということで
外でも内でも誉められっぱなし、感謝されっぱなしのまま、長い一日はようやく幕を閉じたのだった。


●4章:みはりばん
スリープ事件以来、またコツコツと救助依頼をこなす毎日を送っていると、ある日別の仕事が来た。
見張り番の「ディグダ」が仕事でギルドを空けるため、見張りの代役をやってくれ、とのこと。
ギルドの入り口手前の床には格子枠がはめてあるが、それが実はのぞき穴で、ディグダはそれを
下から覗いて足型を見ており、来客のポケモンが誰なのかを判断していたのだ。で、それを皆に聞こえるよう
大声で知らせ、見知らぬ者なら警報するのがドゴーム。 パートナー(あの時の声はこの2人だったのか・・・)
仕事内容は「足型だけを見てポケモン名を答える」というミニゲーム。 正答率が高いほど勿論褒美も豪華。
つくづく適材適所な配置なんだなと思いつつ、この日は1日見張りだけで終了。

●5章:はじめてのたんけん
ペラップから、とある「滝」の調査を頼まれた主人公たち。 ペ「親方様直々の依頼でな、あの滝には
何かが隠されているとお考えのようだ。お前達、現場へ行って滝の近辺に何か怪しい箇所がないか
調べてくるように♪」  ここの所、人助けの依頼ばかりだった所へ、初めての「未開の地の探検」っぽい
仕事が来てパートナーはノリ気。 「主人公! 楽しみだね!!」

・・・が、現実は甘くない。轟々と流れる滝の勢いは激しく、近寄ることさえままならない。
周囲を調べるにしても、この激しい滝の流れを少しでも浴びてしまったら最後、一気に滝壺の奥まで
叩き落されそうな勢いである。 パ「痛っ! 主人公~、この滝、指先で触れるだけでも弾き飛ばされちゃうよ~」
試しに主人公も触ってみるが、ものの見事に弾き飛ばされてしまった。 パ「こんなのどうすれば・・・」
(・・・!?) その時、主人公に異変が。(・・・また、あの時の感覚、だ)
主人公の脳裏に映るポケモンの影。 周囲を見渡し、距離を取った後、何と勢い良く滝壺にに飛び込んで行くではないか!

パ「主人公、どうしたの?・・・・・・えぇっ!? 今からあの滝に飛び込むだってぇ!!?」

288:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/03 11:38:10 awKrrEXV0
ユグドラ・ユニオンをお願いします。

289:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/04 12:57:49 u1YZo0TT0
FF7の続きをお願いします。
クライシスコアもそろそろクリアした人もいるみたいですから、
7の事も気になってるはずだとおもいます。
是非おねがいします。

290:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/04 13:13:14 uQ4wLrad0
何だよその理由w

291:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/04 16:50:54 jGnnkYnh0
以前来てたFF7の続きクレクレ厨ちゃんだろw
話知ってても、そこまで催促してちゃ書く気もなくなるわ。
完全スレ違いだが、そんなに催促するならして音沙汰なかったら自分で買ってしまうのも1つの手。

292:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/05 00:45:04 v7RViE7b0
東京ゲームショーで配布された「レイトン教授とロンドンの休日」をお願いします。

293:続・御神楽少女探偵団~完結編~
07/10/05 03:55:31 ugZCcL7I0
☆最終話『さ・よ・な・ら』登場人物

・志田数馬・・・帝国陸軍情報部中尉。若きエリート将校。
・畑中秋之介・・帝国陸軍中佐。温和な紳士。
・利根川潔・・・帝国陸軍情報部員。頑固だが職務に忠実な軍人。
・梶田誠・・・・帝国陸軍上等兵。とにかく無口。
・坂田・・・・・帝国陸軍軍人。
・遠峰久住・・・美術商の親睦会「竹林会」会長。政財界に大きな影響力を持つフィクサー。
・中村武一・・・遠峰の秘書。寡黙でガタイのいい眼鏡。
・兵藤茂徳・・・美術商。「竹林会」会員。
・兵藤克己・・・兵藤茂徳の息子。
・高来龍一・・・兵藤茂徳の書生。
・高来龍二・・・高来龍一の弟。
・久下直人・・・美術商。「竹林会」会員。
・浦安蔵人・・・美術品収集家。「竹林会」会員。
・浦安蒔彌・・・浦安時人の娘。
・高柳紀久男・・医師。
・長田定吉・・・かつて『夢男』、『甦る夢男』事件で知り合った執事。
・無明住職・・・かつて『夢男』、『甦る夢男』事件で知り合った住職。
・藤堂弥八郎・・美和の経営する美術商「守山美術」従業員。

294:続・御神楽少女探偵団~完結編~
07/10/05 03:57:08 ugZCcL7I0
☆最終話『さ・よ・な・ら』part1

いまや日露戦争も過去の話となり、日本は軍縮ムードに包まれていた。
多くの将兵が予備役へと回され、このことに不満を持つ軍人も数多い。
そんな時代背景の中、御神楽探偵事務所は最も厄介な組織と関わりあうことになってしまう。
それは、帝国陸軍。
御神楽探偵事務所最後の事件の幕が、切って落とされようとしていた。

ある日、事務所に千鶴の嬉しい悲鳴が響き渡る。
彼女が出版社に送った探偵小説が編集の目に留まり、見事出版される運びとなったのだ。
その小説は事務所メンバーをモデルとしており、時人達の活躍を小説的に描いたものだった。
出版社からは、続編の依頼も来ているという。

その千鶴の小説話で盛り上がる事務所を、背広姿の男が訪ねてくる。
男は詳しい事情も説明せず時人に、「国家の大事だから同行するように」といきなり言い渡す。
その無礼な物言いに怒りを覚える三人娘だったが、男は同行を拒むのなら手荒な真似も辞さないという。
時人は同行を承諾、男と共に事務所を出て行く。
三人娘は、男が軍の関係者であることを推察し、言いようのない不安を覚える。

時人は、陸軍省陸軍情報部へと連れて来られた。
案内された部屋には、一人の若い将校がいる。
将校は、陸軍中尉志田数馬と自己紹介をし、時人に依頼がある旨を告げる。
依頼は志田個人の依頼ではなく帝国陸軍としての依頼であり、国策に関わる重大なものだそうだ。
しかし時人は、国策に関わるような話は一探偵である自分の仕事の範疇を超えている、と依頼を断ろうとする。

そんな時人に、志田は依頼の詳しい内容を話し始める。
現在帝国陸軍は、ある仏像を満州に運ぶ計画を立てているという。
その仏像には計り知れないほどの価値があり、この輸送計画は国を挙げて行われるそうだ。
しかし先週東京の新聞に、その仏像を強奪する計画を立てている怪盗がいる、という内容の投書が届いたのだ。
そこで陸軍は、怪盗からの仏像護衛を「帝都一の名探偵」御神楽時人に依頼することにしたのだ。

志田の話を聞いた時人は、それなら自分の仕事の範疇だし面白そうだ、と依頼を引き受けることにする。
以降陸軍から事務所への連絡連絡は、事務所を訪れた背広の男、利根川潔が行うことになった。

295:続・御神楽少女探偵団~完結編~
07/10/05 03:58:27 ugZCcL7I0
☆最終話『さ・よ・な・ら』part2

一週間後、時人と三人娘は横浜港の第五桟橋にいた。
利根川から連絡があり、仏像の輸送船が決定したので同乗するよう指示があったのだ。
しかし、第五桟橋に停泊している船は軍用船ではなく、どう見ても民間の旅客船だ。
訝しがる一同の前に帝国陸軍上等兵、梶田誠が現れ、旅客船へと案内する。
一同は彼に従い、船に乗り込むのだった。

船の名前は黒潮丸というそうだ。
一同はまだ依頼の細部まで聞かされていないことなどから、船内を散策し状況を把握することにする。
舟の前甲板には杖をついた老人と、その体を支えるように立つ男がいた。
老人の左手と右足はそれぞれ義手、義足のようだ。

船内の一等客室2号室には、志田中尉が泊まっていた。
志田によると、今回の輸送に民間船を使うのは、偽装計画の為らしい。
実は黒潮丸とほぼ同時に、軍用船が横浜港を出向しており、対外的にはその軍用船に仏像が積まれていることになっている、という。
このことは、関係者の中でも中枢にしか知られていないそうだ。
軍内部の輸送計画なのに新聞に投書があったことから、軍からの情報漏えいも危惧される。
そのために、このような偽装工作を行うことにしたのだ。
また、志田によるとこの船には多くの民間人も乗り込んでいるという。
黒潮丸は、表向きは「竹林会」の貸しきり船という形になっているためらしい。
ちなみに竹林会とは美術商の親睦団体で、「竹林の清談」から名前を取った団体だそうだ。
竹林会には軍関係者と懇意にしているものも多く、こんかいはある意味美術品の輸送計画でもあるため、軍は竹林会に協力を要請したのだ。
そして志田は、隣の1号室に自分の上官で作戦の責任者、畑中秋之介帝国陸軍中佐が宿泊していることを教えてくれる。

1号室には畑中中佐と、先ほど前甲板で見た老人と男がいた。
時人が畑中に挨拶すると、彼は老人達を紹介してくれる。
老人は遠峰久住といい、竹林会の会長だという。
またもう一人の男は遠峰の秘書で、中村武一というそうだ。
挨拶が済むと遠峰たちは1号室を去り、時人は畑中に計画の詳細を聞くことにする。

畑中によると、時人たちは輸送の最終目的地である奉天まで同行しなければならないらしい。
仏像を奉天に輸送する理由については、国策なので答えられないという。

296:続・御神楽少女探偵団~完結編~
07/10/05 03:59:18 ugZCcL7I0
☆最終話『さ・よ・な・ら』part3

一等客室の5号室には、美術商の兵藤茂徳が宿泊していた。
同室には茂徳の息子、兵藤克己も宿泊しているようだ。
どうやら、時人たちを今回の計画の護衛に、と軍に紹介したのは兵藤らしい。
そして、今回輸送する仏像は、もともとは兵藤の私物だったらしいこともわかる。
なんでも、「先方」とやらがその仏像を軍に対し所望した為、仏像提供を申し出たのだという。
この「先方」の存在は、計画の核心部分にあたるようだ。

二等客室の3号室には、利根川が宿泊していた。
彼によると、仏像は特別船倉、という金庫のような船倉に厳重に保管してあるらしい。
警護のために特別船倉の下見を申し出ると、利根川は畑中中佐の許可を得に船室を出て行った。

一同は後甲板から利根川に案内され、特別船倉に向かう。
特別船倉では、梶田上等兵が警護に当たっていた。
そして、利根川は特別船倉の鍵を開け、仏像「阿弥陀如来像」を一同に見せてくれた。

再び一同が後甲板に戻ると、そこにはなんと守山美和がいた。
なんでも、美和は竹林会の繋がりで同乗を誘われたのだそうだ。
そこで、経営する美術店の従業員、藤堂弥八郎と一緒に黒潮丸に乗り込んだのだ。
御神楽探偵事務所のことを兵藤に紹介したのは、美和だという。

美和と合流した一同は、夕食会が開かれるパーティーホールへと向かう。
テーブルは4人がけだった為、事務所メンバーと美和は別々のテーブルになってしまった。
時人は、美和と同じテーブルで食事が出来ないことに心底落ちこんでしまう。
とはいえ、メンバーと美和のテーブルは隣同士なので一同は会話を楽しむ。

事務所メンバーに用意された食事は洋食なのに、美和は和食を食べている。
巴がそのことを美和に尋ねると、事前に和食の申請をしておいた人にのみ、和食が供されるシステムだという。
周囲を見てみると、和食を採っているのは美和と、美和の向井に座っている男性だけのようだ。
そんなこんなで夕食を採っていると突然、美和の向井に座っている男が血を吐き倒れてしまう。
一気に混乱するパーティーホール。
倒れた男に駆け寄ろうとする利根川を押しとめ、時人は特別船倉を確認に行くよう指示する。
この混乱に乗じて、怪盗が阿弥陀如来像を盗み出す恐れが在るからだ。


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