ストーリーを教えてもらうスレ part33at GAMERPG
ストーリーを教えてもらうスレ part33 - 暇つぶし2ch172:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/22 21:00:17 9DR93eW00
エコーナイト2乙です
バッドだとクリスティーナは生き残るけど
不老不死になってるんだろうな

173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/22 21:22:55 nTQBEyDw0
このスレの>>172までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

174:エコーナイト
07/09/22 23:53:10 4QMvYyw40
・赤い石と青い石
 強運の保持を命題に研究を続ける錬金術士がとある男(霊能者)から知識を得て、
持つ者に勝利と幸運を約束する邪悪な赤い石を作り出す。しかし、錬金術士はその成果を友人である
アンドリューという騎士に奪われ殺されてしまい、アンドリューは石の力で一国の王にまで成り上がった。

 しかし、錬金術士には息子がいた。敵討ちを志すが、赤い石がアンドリューの手許にある限り、何人たりとも
彼に危害を加えることは出来ない。息子もまたとある男(霊能者)の協力で青い石を
作り上げるが、病弱だった彼は青い石の完成とともに重い病の床に伏す。彼は、アレン(ロックウェルの先祖)という傭兵を
雇い、アレンに青い石を託して赤い石の破壊を依頼する。
 死んだ若き錬金術士の青い石を使ってアンドリューを追い詰めたアレンは、国王を殺して赤い石を
奪った。栄達を目論むアレンは赤い石を破壊しなかったのだ。彼は青い石を二つに分割、かけらの一つを
自分で保管し、青い石が本来の姿を取り戻さぬよう二つ目のかけらを手放した。

 彼の手許から離れた石のかけらは、有為転変のすえ、1の主人公の家系の手に渡る。

175:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 00:53:16 RqnGF23A0
また面倒臭い事言うようだけど、
ストーリーがどこどこのサイトにあるから~っていう書き込みは載せないで欲しいな。
404ばっかりになってそのうち意味無くなってしまう。メガテンifのハザマ編とか404だった。

176:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 01:48:57 JUIx+iOq0
>>175
Internet Archive使えばいいんじゃない?

177:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 04:22:03 WPblUgF50
アーカイブはフォローできてない部分が多くて困る。

178:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 18:33:37 V0W68V/G0
でも、書くのが面倒くさいという人の気持ちはよくわかるぞ。

179:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 20:32:26 qkWczZa60
じゃあ今後はどこどこのサイトからコピペしてくるようにしますね

180:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 21:24:04 wdgTDfj30
URLも書けよ。

181:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 21:36:41 1UcX4O2FO
リクエスト無いのに勝手に自己満足で投下する奴もいらん
どうしても書きたいなら日記帳に書いてください

182:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 21:54:11 lEHC8gMU0
じゃあリクエストのなかった作品はWikiから削除していっていいんだな。

183:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 22:07:01 b4KrATEdO
>>181
俺はリクエストが無い作品でもありがたく読んでる。
読みたくない人が読み飛ばせばええやん。それで万事解決やん?

184:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 01:43:06 wMvrop080
ここに書かれてた事でそのゲームの存在を初めて知った、興味を持ったって奴だっているだろうに……

それにこのスレにはストーリー書く奴とリク主しか居ない訳じゃないじゃん。
大半の奴は自分がリクしてないのに人のリクに乗っかって読んでる訳だろ?
じゃあ、そいつらにとっちゃ、つまり大半の人間に取っちゃ
リクなしだろうがありだろうが大して変わりはないんじゃないの?

185:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 01:47:59 JQPC2mQK0
PSPの「リゼルクロス」をお願いします!

186:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 03:58:22 UiSc0YIw0
リクエストにない作品投下してる人は
頼まれて書く人よりも作品に対する
愛が感じられて俺は好きだなあ。

187:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 11:16:50 8BowLEPg0
要するに、俺が目障りだと思ってるから書くんじゃねえよって事か?

188:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:03:56 p2R8kISF0
◆プロローグ

*その夜、志郎(しろう:変更可)は、恋人・久美子が待つ彼女の別荘へ車を飛ばしていた。
志郎:「急がなきゃ・・・。そういえば彼女、妹と二人で来ているって言ってたっけな。
きっと妹が彼でも呼んだものだから自分も淋しくなって、俺に電話してきたんだろ。
あっ、あの別荘かな・・・?」
*別荘に到着。ドアを開ける。久美子が出てくる。
久美子:「わっ、あなた!! やっと来てくれたのね。うれしい。
今、ちょうど、妹のなぎさは買い物に行ってるのよ。
・・・どうしたの、そんなに見つめて?わたし、どこか変?そんなに見ないで・・・。恥ずかしいわ・・・」
志郎:「ごめん、遅くなっちゃって。道が混んでいたから・・・。」
久美子:「ウソ!! 他の女の人と会ってたんでしょ。・・・わかったわ。信じてあげる」
志郎:「それはそうと、なかなかいい別荘だね」
久美子:「死ぬ前にパパが買ったものよ。」
志郎:「そうだったね。キミの両親は・・・」
久美子:「やだ、急にしんみりしちゃって。気にしないで。それより、中に入ったら?」

*[中に入る]
久美子:「まぁ、楽にして」
志郎:「あっちの部屋も見せてくれない?」
久美子:「あっ、ダメ。散らかってるから・・・」
*[抱き寄せる]
志郎:「こっちへおいでよ」
久美子:「あなた・・・。会いたかったわ」
志郎:「なぎさちゃん、どこ行ったの?」
久美子:「駅前のスーパーへおしょうゆを買いに行ったのよ。でも、あの子、何やってるのかしら」
*それからしばらくして・・・
久美子:「あの子、まだ帰らないわ。ねえ、まさか誘拐なんてことないわよね?」
志郎:「まさか、考えすぎだよ」
久美子:「でも、もうこんなに遅くまで帰らないなんて・・・。あの子に何かあったんだわ。警察に電話しようかしら」

*[電話する]
志郎:「あっ、警察ですか?実は友達の妹が買い物に行ったまま戻らなくて・・・」
久美子:「ねっ、誘拐かもしれないって言って!!」
志郎:「で、もしかしたら誘拐じゃないかと・・・」
志郎:「すぐにここに来るそうだよ」
*それからしばらくして・・・
志郎:「警察みたいだね・・・」
*刑事が来る
刑事:「なるほど。だいたいの話はわかりました。しかしですね、特に脅迫電話があったわけでもないし、
それに聞けば妹さんには放浪癖があったらしい。妹さんは確か18歳でしたね。
まっ、今のところ事故の報告もないし、そのうち帰ってくるのでは?
あまり心配せぬことです。一応こちらでも探してみますが・・・。
また何かあったら知らせてください。では、わたしはこれで・・・」
*刑事帰る。電話が鳴る。
久美子:「あっ、電話よ!・・・はい、もしもし。高木ですが」
志郎:「どうしたの?」
久美子:「切れちゃったわ・・・」

*翌朝
志郎:「なぎさちゃんまだ帰ってないみたいだね」
久美子:「えっ? 一緒に妹を探そうですって?あなた、頼もしいわ!!
そうよ。警察なんて当てにできないんだから・・・。
ねっ、二人で探せばきっと見つかるわよね。今、出かける準備をするわ。ちょっと待っててね」



189:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:04:50 p2R8kISF0
◆なぎさはどこに

久美子:「志郎、お待たせ!さあ、これからどうしたらいいと思う?」
*なぎさの写真を用意し、久美子と一緒に行動開始。

久美子:「駅前のスーパーだわよ。レジに店員がいるわよ。ごめんくださいな!」
店員:「いらっしゃいませ!」
久美子:「この妹の写真を見てくれなくて。昨日、ここに、こなかったかしら?」
店員:「えーっと、この人ですか?確か、来ませんでした。こんな可愛い子なら、絶対に覚えていますよ」

久美子:「フィラテニスクラブに着いたわ。なぎさ、よくここに来てるみたい。
あっ、よーこがいるわ。わたしの友達なのよ。ハーイ、よーこ!」
よーこ:「なんだ、久美じゃない。あっ、隣にいる人が、いつも話してる彼の志郎さんね。こんにちわ」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
よーこ:「聞きたいのはこっちよ。最近、全然来なくて・・・」
久美子:「えっ、一昨日もここに行くって出かけたのよ」
よーこ:「うっそー。来てなくてよ」

久美子:「乗馬クラブに着いたわ。なぎさはここの会員だったのよ。あら、ジョッキーの西村さんがいるわ。
彼、なぎさの先生。西村さん、こんにちわ」
西村:「あ、これは、高木のお嬢さん」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら」
西村:「いえ、全然来られなくて、とても寂しい思いをしていたんですよ」

*久美子の別荘の裏辺り
久美子:「裏山だわよ」
志郎:「草むらを調べてみようよ」
久美子:「いろんな草が生えてるわよ。あれ?これ、大麻(たいま)みたいだけど、
まさか、こんな所に野生の大麻が・・・違うよね、きっと」

久美子:「ペウロ協会に着いたわ。綺麗な建物でしょ。あっ、神父さんがいるわ。
こんにちわ、神父さん。相変わらずお元気そうですね」
神父:「神の御心のお陰です。しかし、この度は、ご両親がとんだことに・・・。
あんなにお元気そうだったのに、交通事故でお亡くなりになるとは・・・」
久美子:「あら、そんな言い方すると、パパとママが死んだのも、神の御心みたい」
神父:「おや、私としたことが」

*山道
久美子:「山道だわよ。草の茂みに財布が落ちてるわ・・・あっ、これ、なぎさの財布だわ。どうしてこんな所に・・・」
志郎:「財布を調べてみようよ」
久美子:「えっと、お金と・・・あっ、カードが入ってる。タロットカードみたいだけど。死神の絵が描いてあるわ」

久美子:ヴィラホテルに着いたわ。大きなホテルでしょ。よくここへパパと食事しに来たわ・・・。
あら、支配人の関谷さんがいるわ。関谷さん、お久しぶりです」
関谷:「これは、久美子様。おや、お友達連れですか?」
久美子:「素敵な人でしょ。わたしの彼よ。妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
関谷:「お父上が亡くなられてから、こちらにはお見えになっておりませんが」
久美子:「このカードを見てくれなくて」
関谷:「こ、これは・・・。いったい、お嬢様がどうしてこのようなものを?
詳しいことは知りませんが、一度怪しげなパーティーに誘われたことがございます。秘密クラブめいたもので、
このカードは、そこの会員証に似ているような・・・。実際行ったわけではございませんが、なんでも、
地蔵ヶ原(じぞうがはら)辺りの別荘で行われているとか」

久美子:「ドライブインの中だわよ。マスターが暇そうにしてるわ。マスター、相変わらず暇そうね」
マスター:「ああ、おかげさまでね」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
マスター:「昨日ねぇ・・・昨日は来なかったけど、一昨日来たかなあ。確か、男の人と一緒だったな」
久美子:「なぎさが一緒だった男のことを聞かせて」
マスター:「よく顔は見なかったけど、なぎさちゃん、その男から、お金をもらってたみたいだったな」


190:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:05:52 p2R8kISF0
久美子:「ここは、大きな家の前だわよ。垣根に綺麗なアジサイが咲いているわ。素敵ね。
表札が掛かってるわ。『花山』・・・どこかで聞いたような名前ね。もしかして、知ってる人かも。入ってみるね。ごめんくださいな」
花山:「これはこれは、久美お嬢さん、まぁ、上がっていきなされ」
*ここは、久美子の父親の部下の、花山の別荘だった。
久美子:「でも、花山さんが、こんな近くに別荘を買っているなんて、知らなかったですわ」
花山:「いやいや、お恥ずかしい・・・」
久美子:「この家の垣根、アジサイですね」
花山:「ええ、とても美しいピンクの花が咲いていたでしょう」
久美子:「あら、ブルーのもあったみたいですよ」
花山:「おや、そうでしたかな」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
花山:「ほう、妹さんもこちらに?いえ、お見かけしておりませんが」
久美子:「このカードを見てくれなくて」
花山:「わっはは。久美子さんも、冗談がお好きだ。いやー、まいった、まいった」
久美子:「これは、どういうカードか教えてくれます?」
花山:「またまた、おとぼけを・・・。こりゃ、一本取られましたな」

*久美子の別荘に戻る
久美子:「うーん、とりあえず戻ったけど、これからどうする?」
*なぎさの部屋に入る
志郎:「引き出しを調べてみようよ」
久美子:「気がとがめるわね・・・。あっ、アドレス帳があるわ」
志郎:「アドレス帳を調べてみようよ」
久美子:「友達の住所が書いてあるわ。水城麻美(みずき あさみ)・・・あら、駅の近くの子よ。陸橋から南に行った家だわ」

*麻美の家に入る。麻美が刺激的な格好をしている。
久美子:「麻美の部屋だわよ。最近の高校生ったら・・・。そんなに見つめて、志郎、あなた、いやらしいわよ。
あなた、その格好どうにかならないの」
麻美:「余計なお世話よ。家でどんなカッコしてようと、あたしの勝手でしょ。
そういえば、なぎさもしょっちゅう言ってたっけ。久美子お姉さまがとてもうるさいって」
久美子:「・・・・・・」
麻美:「ところで、お姉さまの隣にいるあんたは誰」
久美子:「志郎さんよ」
麻美:「お姉さまには聞いてないんだけどなー」
久美子:「もう、なんて子なの!志郎、あなたに任せるわ」
志郎:「麻美ちゃんだったね。いい子だから、話してくれないか」
麻美:「わかったわ。あんた、いい男だから教えてあげる。なぎさの何を聞きたいの?」
志郎:「教えて欲しい。なぎさちゃんが、今どこにいるのか、付き合ってた男のことでもいい」
麻美:「どこにいるかはわからないわ。ほんとよっ!」
志郎:「このカードを見てくれないか」
麻美:「ふーん。そのカードを持ってるの?だったら行けばいいわ。今ごろならパーティーやってるかもよ」

*久美子に連れられて地蔵ヶ原へ
久美子:「別荘の中だわよ。なんか、怪しげな雰囲気だわ。お話してもいいかしら?」
男:「あんた、前にもここに来なかった?気のせいかなぁ。いや、前にあんたとよく似た子を見たような気がして」
久美子:「この妹の写真を見てくれなくて」
男:「あっ、この子?思い出した。確か、石田のやつの仲良くなって・・・。あれ、ほんとにあんたじゃなかった?
大きな声じゃ言えないけど、石田はチンピラヤクザさ。あんな可愛い子が、なんで石田なんかとって。
すごく腹がたったの覚えてる。七日ぐらい前だったなぁ。えっ、石田?そういや、今日は来てないみたいだったな。来たら教えてあげようか」
久美子:「お願いするわ。わたしの電話は、このメモよ」
男:「わかった」
久美子:「ね、志郎。一度戻って出直さない?もしかしたら、あの子、戻ってるかも知れないし」

*久美子の別荘に戻る
久美子:「やっぱり帰ってないわね、あの子。でも、こんなに探したのに、いないなんて・・・。
また放浪癖が出て、旅行にでも行ったのかしら・・・。あら、電話よ。もしもし、高木ですが・・・」
志郎:「どうしたの?」
久美子:「な、なんでもないわ。間違い電話よ」



191:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:06:39 p2R8kISF0
◆久美子の謎

久美子:「いろいろ付き合ってもらったけど、あの子、きっと旅行にでも行ったんだわ。うん、そうよね・・・。
だから心配するのもうよしましょっ。ほんとあの子風来坊なんだから・・・。心配して損しちゃったわね」

志郎:「キミの両親のことを、話してほしい」
久美子:「去年の秋だったわ。こっちから東京に帰る途中で事故にあって。今でも信じられないわ・・・。
これ以上話させないで。せっかく忘れかけてるんだから。ごめんね」
志郎:「なぎさちゃんのことほんとに心配しなくていいの?」
久美子:「わかったわ、言うわ。わたしには妹なんていなかった。
ううん、いなかったっていうのは嘘ね。いたわよ。でもずっと前に死んだの。
あの子が12歳のときだったわね。元々病気がちな子で、ママはいつも妹の心配ばかりしてたの覚えてる。
妹が死んだとき、ママはその事実を受け入れなかったみたい。それでノイローゼになっちゃって・・・。
それからね。わたしが妹との二役をやるようになったのは。ママを治すために・・・。
でももうそれもおしまい。わたしはわたしだけに戻るわ。
あなたに付き合ってもらったのは、妹がいなくなったことを、みんなに分からせるため。
だましてて本当にごめんなさいね」
志郎:「じゃあ、妹なんて?」
久美子:「わたしも辛かったわよ。でも、ママのためにそうするしかなかったの。だからもう聞かないで」
志郎:「・・・・・・」
*[場所移動]
久美子:「そうなの。だましたから怒っているわね。出て行くって言うならわたしもう止めないわ。
でもこれっきりなんて言わないわよね。わたし待ってるわ・・・」



192:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:08:07 p2R8kISF0
◆雨上がりの町

志郎:「さーて、これからどうするか・・・」
*一人で行動開始。

志郎:「おっと、裏山に来ちゃったぜ。草むらを調べてみるかな。
おかしいな。久美が、ここに野生の大麻に似た草があると言ってたが、そんな草はないぞ」

志郎:「ドライブインについたな。こんにちわ」
マスター:「あっ、いらっしゃい。久美ちゃんは、一緒じゃないの?
あ、そうだ、この前話した、なぎさちゃんが連れてた人ね、さっき見たよ。
駅の向こうで見たんだ。40歳くらいの男なんだけど、確か、大きな家の前だったな」
志郎:「昨夜(ゆうべ)はどこにいたか、聞かせて欲しいんだけど」
マスター:「昨日ねぇ。確か、飲みに行ったけど、どうしてそんなこと聞くんだい?」
*[電話する]
志郎:「よし、久美に電話してやろう」
久美子:「もしもし、高木ですが。あっ、あなたなの?今どこに?
ねっ、わたし、今からそこに行っていいでしょ。話したいことがあるの。着替えたらすぐに行くわ。
だから待っててよね。きっとよ!」

*久美子の別荘に移動
志郎:「やっぱり久美はいない。どうしたんだろう・・・。
ベッドの下に本が落ちてる。植物図鑑だが、栞が挟んである。えーと、
アジサイは、土に鉄分があると、ブルーの花を咲かせる、か。そう言えば、今はアジサイの季節だなあ」
*電話が鳴る
志郎:「おっと、電話だ。はい、高木ですが」
男:「あんた、志郎さんだね。悪いことは言わない。このまま、東京に帰って、何もかも忘れるんだ。いいな!」
志郎:「あ、あんたはっ?」
男:「じゃあな」
志郎:「もしっ、もしもし!・・・切れてしまったか。しかし、これはいったい?」
*なぎさの部屋に入る
志郎:「気のせいかも知れないけど、今、さっきまで人がいたような、そんな気がする。
引き出しを調べてみるかな。ん?麻美の住所が書かれたアドレス帳がなくなってる。まさか、麻美まで危ないとか・・・。
おや、ベッドの足元に、漫画の本が落ちてる。あれ、さっき、妹がいないと言ってた話は、この漫画に似てるなあ。
もしや、久美はこれを読んで、あんなことを・・・。しかし、何故?久美にも、脅しの電話が?」

志郎:「ヴィラホテルのラウンジだぜ。こんにちわ」
関谷:「あっ、確か、久美子様の・・・。よくいらっしゃいました」
志郎:「たびたび悪いですね」
関谷:「なーに、構わんですよ。こんなホテルでいいなら、いつでも来てください」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」
関谷:「久美子様は、あのような人だから、お顔には出しませんが、ご両親のことは、さぞ堪えたでしょうね」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
関谷:「こんなことを言っていいのか・・・。実は、お父上は、花山とか言う部下と、対立することが多くて。
しかし、まさか、そのようなことが・・・」

志郎:「乗馬クラブに着いたな。こんにちわ。西村さんでしたね」
西村:「おお、そう言うあなたは、確か、久美子お嬢さんと一緒だった人・・・」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」
西村:「妹思いのいいお嬢さんで、ご両親があんなことになった後も、よく妹の面倒を見て・・・」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
西村:「ええ、なんでも、ブレーキミッションのボルトが緩んでいたのか、はずれていたそうで。
人間なんて、あっけないものですね」
志郎:「それはそうと、なぎさちゃんのことだけど・・・」
西村:「全然関係無いかもしれませんが、なぎさちゃんのテニスクラブのお友達と、
ドライブインのマスターが一緒に歩いてたのを見たことがあります」

志郎:「山道だぜ。おや、ライターが落ちてる。・・・と、一応、持っておくか。
ライターを調べてみるかな。『H』とイニシャルが入ってる。誰のものだろう」


193:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:10:04 p2R8kISF0
志郎:「ドライブインの中だぜ。こんにちわ」
マスター:「しかし、おたくもヒマだねー」
志郎:「このライターに心当たりは?」
マスター:「んー。いや、見覚えがないな」
志郎:「よーこちゃんと歩いてたって話を聞いたんだけど」
マスター:「さあ。そんなことがあったかも知れないね。これでなかなかもてるから。あはは」
志郎:「ところで昨夜のことだけど・・・」
マスター:「うーん、家でテレビを見てたな」
*[締め上げる]
志郎:「昨日は家にいたって?飲みに行ってたんじゃ?さあ、言え!」
マスター:「あっ、そうだった。飲みに行ったんだ。そこにテレビがあったもんだからね。いやー、ごめんごめん」

志郎:「フィラテニスクラブに着いたな。やあ、よーこちゃんだったね」
よーこ:「あら、志郎さん。一人だけど、久美と喧嘩でもしたの?」
志郎:「マスターと歩いていたそうだね」
よーこ:「なんでそんなこと言うの?わたしにやきもち焼くことないと思うけどな」
志郎:「このライターに心当たりは?」
よーこ:「あら、素敵なライター。どこで拾ったの?」
*[締め上げる]
志郎:「さあ、いい子だから言うんだ。どうしてこのライターが拾ったものだとわかったんだい?」
よーこ:「そ、それは、女のカンよ。それより、いいこと教えてあげる。どこに行っても、もう何も出なくて、
誰に会っても同じことしか言わなくなったら、神父さんのところに行けばいいわ。何か教えてくれるかもよ」


194:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:10:47 p2R8kISF0

志郎:「ん、レマン湖だな。レマン湖の中の島だぜ。ベンチが置いてある。
ん?ベンチの後ろにスコップが落ちてる。一応、持っておくか」

志郎:「ペウロ教会に着いたな。どうも、またお会いしましたね」
神父:「おお、久美子様のお友達でしたか」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
神父:「ちょうど東京に帰られるとき、事故に遭われたとか。本当にいい人でございましたのに」
*[場所移動]
神父:「待ちなされ、今、神のお告げがあった。『Hのキーを押すことじゃ。持っているスコップで、
一度だけ好きなところを掘ることが出来よう』。では、行きなされ」

志郎:「花山さんの別荘の前だぜ」
*Hキー(携帯アプリでは*ボタン)を押す
志郎:「よし、ここで掘ってみよう。・・・やっぱりだ。青いアジサイの根本から何か出てきたぞ。
こ、これは、ボルトのようだが・・・。これのために、アジサイが色を変えたんだな。よくはわからないが、これが車のボルトだとしたら・・・」

*[中に入る]
志郎:「花山さんの部屋だぜ。この人は、久美の親父の部下だったが、今は社長か・・・。どうも、突然お邪魔して悪いですね」
花山:「ああ、君は志郎くんだったですね。何か用ですか?」
志郎:「このライターに心当たりは?」
花山:「Hは確かに私のイニシャルだが、とんと見覚えがないね。第一、私は煙草を吸わない」
志郎:「このボルトを見て欲しいんだけど」
花山:「さあ・・・」
*[締め上げる]
志郎:「とぼけるのもいい加減にしろ!自分が社長になりたくて、久美子の両親を事故死させたんだろう」
花山:「まさか・・・」
志郎:「じゃあ、このボルトは何だ?この家の垣根から出てきたんだぜ」
花山:「な、なんと・・・。そうですか、では」
志郎:「わーっ、この煙は何だっ!」
花山:「わーはっはっは。またどこかでお会いしましょう。さらばじゃ」
志郎:「待て!汚いぞ!・・・行ってしまった。しかし、シリアスな話だと思ってたのに、なんてことだっ!」
*花山は煙とともに消えてしまった
志郎:「おや、花瓶の後ろに手紙がある。差出人は高木正夫。久美の親父が花山に出したものだな。消印は去年の秋。亡くなる前に出したものか。
えー、なになに・・・。『私に万一のことがあったら、くれぐれも娘たちのことを頼む』。こ、この手紙は、いったい!」

志郎:「麻美の部屋だぜ。麻美ちゃんは相変わらず刺激的な格好だぜ。よう!」
麻美:「一人で来てくれて、麻美とってもうれしいわ」
志郎:「なぎさちゃんのことを教えて欲しいんだけど」
麻美:「いーわ、教えてあげる。あの子、両親の事故のことで何か調べてたみたい。
詳しくは知らないけど、地蔵ヶ原のクラブには、そのために行ってたみたいよ」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんだけど」
麻美:「あっ、そうそう、久美お姉さんの友達とかいう女の人に頼まれて、
植物図鑑を久美お姉さんに届けたんだよ。えっ、その女の人?
あの人確か、地蔵ヶ原のほうに歩いていったよ」
*[抱き寄せる]
麻美:「ねっ、久美お姉さんもいないし、もっと激しく愛し合わない?」
志郎:「悪いが子供の遊びに付き合っている暇はないんだ」
麻美:「やっぱり、久美お姉さんを愛しているのね。わかったわ。あたしも探すの手伝ってあげる。
ねっ、これから、地蔵ヶ原に行ってみようよ。大丈夫。道はあたしが知ってるから」
志郎:「じゃあ、行くかっ!」



195:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:12:28 p2R8kISF0
◆麻美にハートイン

*地蔵ヶ原のマップを移動することになる。
麻美:「地蔵ヶ原に来たよ。パーティーやってる別荘は、確かこの辺だと思ったけどなぁ」

*それらしい別荘の西側へ移動
麻美:「家の横だよ。カーテンの閉まってる窓があるよ。あ、窓がぐらぐらし始めたよ」
志郎:「俺が窓を取ろう。ちょっとどいててね。ぬおおおおっー!」
麻美:「キャー、すごい!窓を外しちゃった」

*別荘の中の部屋。誰かの寝室のようだ。
麻美:「あれ、写真がある。40歳くらいのおじさんと、子供が写ってる。わかんないけど、もらっとくね」
志郎:「麻美ちゃん、たんすの上を調べてみようよ」
麻美:「なにこれ?古い新聞があるよ。なになに?『業務上横領で会社をクビになり、自殺』。やだー、暗いなー。
あれ?この人、なぎさの会社の人だったのね。ほら、『高木産業元係長 広田勝男(ひろた かつお)』って出てるもん。
でも、なんで、こんな所にこんな新聞があるのかなー?」

*ペンションデュランに入る
麻美:「すみません」
織田:「おっ、麻美ちゃんじゃないか」
麻美:「あれー、織田さんのペンションだったのー」
織田:「うん、ちょっとね」
麻美:「ねー、織田さん、はしご無い?」
織田:「はしごならあるよ。貸してあげてもいいけど、一つだけ条件があるんだ」
麻美:「えっ、何?」
織田:「麻美ちゃんのパンティーを見せてくれるならいいよ」
*麻美のパンティーを見せると、はしごを貸してくれる。
*(携帯アプリだと何もせずにはしごを貸してくれる)

*ペンションデュランの外へ出る。文江がいる。
麻美:「あそこにいるの、ペンションの人かな。綺麗な人だけど、なんかクラそうな人ね。こんにちわ」
文江:「あ、いらっしゃいませ」
麻美:「あそこの大きな別荘のことを聞かせてほしいな」
文江:「ちょくちょく、神父さんがあそこに入っているのを見たことがあります」
麻美:「このライターに心当たりは?」
文江:「ああ、それ、ドライブインのマスターのでしょ。わたし、あの店にはよく行くから。
マスターがそのライターを持っていたのを見たことがあります」

*問題の別荘の東側からはしごを使い、2階の窓から部屋に入る。
麻美:「ここは、応接間みたい。ソファの隙間に鍵みっけ!もらっとくね」
*別荘の中を探索。煙草を発見、入手。
*大きな机が置いてある部屋
志郎:「あさみちゃん、戸棚を調べてみようよ」
麻美:「応接間で拾った鍵を使ったら、空いたわ。奥に、クラブの名簿みたいなのがある。取っておくね」
*さらに奥に進み、地下室へ。箱が置いてある。
志郎:「麻美ちゃん、箱を調べてみようよ」
麻美:「乾燥させた葉っぱがいっぱい入ってるわ。なんか、刻み煙草の素みたい。もらっとくね」
*壁を叩く
麻美:見て!壁が簡単に崩れたわ。中に入ってみる?

*中に入ると、そこは洞窟だった。洞窟を抜ける。
麻美:「ん!塀の中よ」
*塀の中に囲まれた家の中に入る。暖炉の上に額縁が掛けてある。
麻美:「額縁の裏が戸棚になってて、何か入っていたよ。なんだろ、これ?書類みたいね。もらっとこっと」
*[調べる]→[持ち物]→[名簿]
麻美:「誰のことを調べるの?」
*石田と入力
麻美:「あったよ、石田。えっと、ここからずーっと南の方だわ。でも、南に行く道なんか、あったかなあ」


196:軽井沢誘拐案内
07/09/24 12:14:05 p2R8kISF0
*洞窟を戻り、別荘から出て、ペンションデュランへ
麻美:「また来ちゃった」
織田:「ああ、いつでも大歓迎さ」
麻美:「あのね、この煙草、おかしいと思わない?」
織田:「お、ちょうど切らせてたんだ。悪いけど、一本もらうよ。・・・うん?変わった味の煙草だな」
麻美:「この書類、わかる?」
織田:「おっ、これは、ヴィラホテルの株券だな。名義は『高木正夫』。こりゃ、相当の金額になるはずだ」
麻美:「ねー、これ、何の葉っぱだと思う?」
織田:「ああ、野生の大麻の葉っぱだね。どこで見つけたんだい?」
麻美:「ねっ、この新聞見てくんない?」
織田:「なんだ、15年も昔の新聞じゃないか。広田勝男って人が、自殺ねえ。うん?広田・・・いや、まさか、そんな」
麻美:「ほら、この写真なんだけどさ」
織田:「思い出した。この子供は広田だ。15年ほど前、俺がまだ中学生の時、俺のクラスに転校してきた広田政勝(まさかつ)だ。
あいつ、卒業と同時に東京に行ったから、それ以来あってないけど、もういい年になったろうな。
ほら、隣にいるのが、あいつの妹の・・・えーと、よーこちゃんとか言ったかな。しかし、その新聞に載ってるのが、あの広田の親父とか・・・はは、まさか、ね」
麻美:「なぎさって子を知らない?」
織田:「いつだったか、麻美ちゃんと同い年くらいの子が、やっぱり、あの別荘のことを聞きに来て、
まあ大したことは教えてあげられなかたんだけど、あの子たしか、なぎさって名前だったなあ」

*洞窟に再び入る。湖の中の島に出る。鳥居が建っている。
麻美:「あんなところにお爺さんがいるよ」
神様:「わしは神様なんじゃよ。湖の南、山道の崖を叩きなされ。そこに道が開けるであろう」
麻美:「キャー、ほんと、ありがと、チュッ」

*洞窟から出て山道へ
麻美:「山道だわ」
志郎:「俺が叩こう。あたーっ!」
麻美:「やった!道ができたわ!うそみたい!」

*ゆうぼうの別荘
麻美:「別荘の中だわ。あのー・・・」
ゆうぼう:「やー。どうもどうも。ここまで来たら、後もう少しです。頑張ってくださいね」

*石田の家
麻美:「おげんこ?」
石田:「なんだ、お前ら?」
*[締め上げる]
志郎:「なぎさをどうした?さあ、言うんだ!」
石田:「ひっ、やめてくれ!わかった、言うよ、言うよ。あの子がかわいいから、俺はちょいと油断しちまってさ。
その隙にあの子、地下のマリファナ作りを見つけてしまったんだ。
あの子が何のために、あの別荘を嗅ぎまわっていたかなんて知らねえけどよ、
俺はミスタードラゴンにそのことを報告しただけだ。その後どうしたかは知らねえ。ほんとだ!」
志郎:「ミスタードラゴン?」
石田:「あの別荘の持ち主で、クラブのボスさ。いつも覆面をしていて、誰もボスの本当の名前は知らないんだ」
志郎:「ドラゴンねえ・・・。しかし、話はどんどん変な方向に進みだしたなあ。どうなるんだろ?」
麻美:「ねっ、こんなチンピラに構ってられないよ。ボスが誰か、手がかりを見つけないと、早くっ!」

*来た道を戻り、問題の別荘の応接間に入る
麻美:「待って、廊下から人の声がするわ」
男1:「では、あのことは?」
男2:「久美の恋人というのが嗅ぎまわっているみたいですが、なーに、久美もなぎさも、もう始末させたし、あの男だけじゃ、何も解りますまい」
男1:「しかし、突然お邪魔して悪かったですね」
男2:「なーに、構わんですよ。こんな別荘でよければ、いつでも来てください。では、行きますかな」
麻美:「今の男たち、もう行っちゃったみたいね」
志郎:「しかし、あの喋り方は・・・・・・?」
麻美:「えっ、何かわかったの?」
志郎:「・・・・・・。ミスタードラゴンか。何やら、話がとんでもないことになってきたな。とりあえず、駅まで戻ろう。心当たりがあるんだ」
麻美:「わかったわ」



197:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 13:47:46 kvb65kHb0
連投規制かな。乙。

198:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:02:53 p2R8kISF0
◆ドラゴンへの道

*軽井沢駅前
志郎:「どうやら、今回のことは、久美の両親の事故と関係があるらしいが、
それだけでもないらしい。よーく考えるんだ、志郎」

*これまでの情報を総括し、推理する
志郎:「別荘で見つけた、写真に写っている子供、広田政勝とは?」
*マスター
志郎:「そして、広田の妹は?」
*よーこ
志郎:「なぎさがお金をもらっていた男は?」
*花山
志郎:「命令を受け、なぎさを攫ったのは?」
*マスター
志郎:「さらに、二人の子供と、写真に写ってる男が、政勝やよーこの育ての親であろう。
その、育ての親とは?」
*関谷
志郎:「そして、己(おのれ)の欲望のために、久美の親父を恨みに思ってる政勝たちを利用し、
久美の両親を事故死させた人物は?それは、ミスタードラゴンこと、この人物だ!」
*関谷
志郎:「ヴィラホテルの株券を奪い取るためか。あるいは、裏山の大麻栽培が発覚しそうになったためか。
たぶん、この二つの理由のため、関谷ことミスタードラゴンは、
久美の両親を事故死させ、さらに、事故を不審に思って調べ始めたなぎさの存在が疎ましくなり、
政勝、つまりマスターに、なぎさを誘拐させた。
そして、なぎさに脅迫していたのが花山。ドラゴンは、政勝やよーこ、マリファナパーティーの常連客の神父まで使い、
全ての罪を花山に押し付けようとした。花山の家の垣根にボルトを埋めさせ、
わざとらしくスコップを目立つところに落としておいたのも、花山を犯人に見せるためだろう。
さらに、見つけやすくするため、久美に植物図鑑を届けさせた。麻美に、これを頼んだ女とは、たぶんよーこだろう。
事件の黒幕は、関谷こと、ドラゴン。そして、直接手を下していたのは、マスター。
彼は、父親が自殺に追い込まれ、久美の会社を恨みに思っていたはずだ。
マスターの妹・よーこも、これに協力し、神父までが加担したのは、きっと、マリファナ欲しさだろう。
よーし、わかったぞ。これで全て納得がいく」
麻美:「ねえ、さっきから何ぶつぶつ独り言いってんのよ。これから、どうするわけー?」
志郎:「急がないと、なぎさが危ない。もしかして、久美までがドラゴンの手に・・・」


199:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:03:58 p2R8kISF0
*駅前のスーパー
麻美:「男の人がいるよ。お客さんかな」
志郎:「うん?どこかで見たような。そうだ、刑事さんだ。ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」
刑事:「その昔、ドラゴンと呼ばれる犯罪組織があった。しかし、もう、ン10年も前の話です。
確か、もう壊滅しているはずです。
探偵ごっこも結構ですが、おたくたち、警察をからかってはいけませんな。私は買い物で忙しいのです」

*フィラテニスクラブ
麻美:「誰もいないよ。もう帰っちゃったみたい」

*ペウロ協会
麻美:「神父さんがいるよ」
*[締め上げる]
志郎:「さあ、言えっ!ドラゴンはどこだっ!あんたが地蔵ヶ原の別荘に行ってるのは知ってるんだぜ」
神父:「うぐぐ・・・言います、言います。
私は、確かに神に仕える身でありながら、あのパーティーの常連でした。その弱みをつつかれ、
ドラゴンに協力したこともあります。しかし、大きなことはやっておりません。
あの人も、私のことを信用してないみたいで。だから、私はほとんど何も知らされていないのです」

*ヴィラホテル
志郎:「こんにちわ」
従業員:「いらっしゃいませ。あなたは志郎さんでしたね。すみません。関谷さんは今、不在です」
麻美:「ねえ、この写真を見てくんない?」
従業員:「おや、この男の人は、関谷さんのお若い頃では。どことなく、面影があります。
それに、この子供は、ドライブインのマスターでは・・・」
麻美:「マスターのことを話してほしいな」
従業員:「あの人は、小さい時、お父さんを亡くされましてね。
それで、関谷さんが、彼の面倒を見たという話を聞いたことがあります」
志郎:「ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」
従業員:「ああ、その噂なら聞いたことがあります。軽井沢の影のボスと呼ばれ、
怪しげなパーティーをやっては、いろんな人を自分の組織に引き込んでいるとか。
なんでも、この軽井沢のどこかに、ドラゴンがアジトにする、隠れの里があるそうですが、
その話がどこまで本当なのか・・・」

*ドライブイン
麻美:「休みみたい。待って、誰か来たよ!」
*久美子が颯爽とバイクに乗って登場。
志郎:「久美!いったい、今までどこにっ!」
久美子:「詳しい話は後。この写真を見て」
志郎:「なぎさちゃんの写真がどうかしたの?」
久美子:「わたし、実を言うと、あれから襲われそうになって、花山さんにかくまってもらっていたのね。
あなたにも知らせなかったのは、これ以上あなたを巻き込みたくなかったから。
話は、花山さんから聞いたわ。彼、なぎさと一緒にパパたちを事故死させた犯人を探していたんですって。
でも、なぎさが攫われたりして・・・。
その写真はね、花山さんに手を引かせるため、犯人が花山さんに送ったものなの。
『なぎさは預かった。これ以上歯向かうと、この子の命は無い』とか言ってきて。
でも、その写真、手掛かりになると思わない?問題は、なぎさの後ろに写っている風景。
たぶん、なぎさはそこだわ。どこだと思う?」
*ここでパッケージ内に入っていた実物の写真を見る。(携帯アプリでは画像が表示される)
*「浅間山」と入力する。
久美子:「そうよ、これ。だって、左に教会の十字架が、右に牧場が見えるもん。
こんな風に見えるのは、あの場所だけだわ。浅間山に行ってみましょう」


200:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:04:44 p2R8kISF0
*浅間山の森に入る
久美子:「森を抜けるとこんな所に出たわ」
麻美:「わー、なんか怪しげな所じゃん」
*ここからは噂のRPGパートです
*初代ドラクエのようなマップ上に、敵シンボルが見えます。

麻美:「男の人がいるよ。こんにちわ」
男:「ここは隠れの里だ。よそ者は立ち去れい」

*[戦う]
久美子:「わたしは、どうすればいい?」
*[投げキッスをする]
麻美:「ねー、あたしは?」
*[パンティーを男に見せる](携帯アプリでは[ぱふぱふをする])
*戦闘開始っ!
久美子:「うっふん、チュッ!」
男:「クラクラ」
*男の戦闘意欲 マイナスX!
麻美:「ねえ、見て見てー」
男:「うぷっ!」
*男のディフェンス マイナスX!
志郎:「あたたたたっ!」
*男に Xポイントのダメージ!
男「ぬおおおおっー!」
*志郎はXポイントのダメージを受けた!

*※~※を繰り返して戦闘を行います。

*勝利時
男:「ひでぶっ!」
久美子:「きゃー、やったわ!」
麻美:「今ので、喧嘩の仕方が上手くなったんじゃない?」
志郎:「うん、自分でも強くなった気がする」
*志郎のパラメータが上昇する。

*敗北時
志郎:「うげっ」
久美子:「きゃー、あなたーっ!」
麻美:「うえーん、志郎が、志郎が・・・」
*RPGパートの最初からやり直し。

*男たちを倒しつつパラメータを上げ、落ちている宝箱を開け強化アイテムを入手していく。

*湖のほとりにいる男
麻美:「あのー」
男:「なんだ、俺は湖を見てるだけだ。ほっといてくれ」
*ある程度ダメージを与えた後
男:「俺が悪かった。許してくれ。その代わり、いいことを教えてやる。
二つの泉をよく調べてみろ」

*二つの泉
麻美:「あっ、パンティーが見つかったよ。でもこれ、はくのが恥ずかしいくらいセクシー。
だって、透けてるんだもん。いいや、これにはき替えちゃおっと」
*(携帯アプリだとバニースーツ)

*ラスボス戦
麻美:「ねぇ、見て!キャーっ、恥ずかしーっ!」
男:「じゅるん!うぷぷぷぷぷ・・・・!」
*ディフェンスを下げる効果が飛躍的に上がります。これがないとラスボスに勝てません。


201:軽井沢誘拐案内
07/09/24 14:07:10 p2R8kISF0
*ラスボスの背後にある穴に入る
麻美:「わー、階段だよ。何だか怖いなー。あっ、部屋があるよ」
*部屋の中には、関谷とマスターがいる。
関谷:「おや、皆さん、おそろいで」
志郎:「やっぱり、お前がドラゴンだったのか」
久美子:「なぎさはどこ!」
関谷:「しかし、久美さまもおいでとはね。とっくに始末させたと思っていたのに」
志郎:「さあ、言え!なぎさはどこだ!」
関谷:「残念ですが、遅かったようですな。あの子はもう、深い水の中です。さあ、もう終わりにしましょう。政勝、やっておしまいなさい!」
志郎:「そうか、やっぱりマスターが政勝なのか」
関谷:「どうしたのです、政勝。早く、この連中を・・・」
政勝:「親父さん、もう、やめましょう。俺は、俺は・・・。確かに、久美さんの親父さんを、俺はずっと憎んでいた。だから、あんたの言う通りに・・・。
しかし、もう、いい。親父さん、諦めが肝心だ。俺と一緒に・・・」
関谷:「政勝、何をする、政勝!」
政勝:「さあ、行くんだ!なぎさは死んでない。そこのドアを入ったところに・・・」
志郎:「わかった。ここのドアだな」
久美子:「あなた、なぎさをやっと連れて帰れるのね」
関谷:「待て!そうはさせるか!このピストルが見えないのか!」
志郎:「うっ・・・」
関谷:「わはは!みんな、死んでもらおう!」
刑事:「よーし、そこまでだ!」
関谷:「だ、誰だ!」
刑事:「あんなことを言いましたが、気になって、つけてきたのです。ドラゴン!今度こそ、これまでだな。この村は完全に包囲されてるぞ!」
関谷:「な、なんと・・・」
刑事:「さっ、あとは警官隊に任して、早く妹さんを助けてあげなさい」
久美子:「そ、そうだわ、あなた」
志郎:「うん」
久美子:「なぎさ!」
なぎさ:「お、おねえちゃん!」
麻美「良かったね。なぎさが無事で」
志郎:「うん。とにかく、めでたしめでたしだ」
*というわけで、4人は無事に久美の別荘に帰ったのでした。


◆エピローグ

*キッチンで食事の支度をしている麻美となぎさ
麻美:「でも、なぎさ、すごいよね。今度のことで、ドラゴンとかいう組織が壊滅したらしいけど、もともとは、なぎさのお陰だもんね」
なぎさ:「そ、そんなー。志郎さんのお陰よ!」
麻美:「ただ、ひとつだけ気になるんだけど、ドラゴンはどうしてマスターたちの面倒を見てたのかなあ?」
なぎさ:「よくわからないけど、人に恨みを持つ子を育てれば、その復讐心を利用して、
あとあと、悪いことをさせられると思ったのじゃないかしら」
麻美:「なるほどなあ・・・。ねえ、なぎさ、おしょうゆはどこ?」
なぎさ:「ほら、さっき、スーパーで買ったじゃない」
麻美:「あっ、そうか。よーし、味付けオッケー。あれ?久美お姉さんは?」
なぎさ:「あら?さっき、志郎さんとそっちの部屋に行ったと思ったけど」
麻美:「呼んじゃおっと。食事ができましたよー。ドア開けますよー」
*ラブシーンを展開している久美子と志郎。
志郎:「・・・・・・」
久美子:「・・・・・・」
麻美:「いやー。うそみたい!」
なぎさ:「えっ、なになに?キャッ」

*それから数日後・・・
久美子:「あなた、たいへん!なぎさが、こんなメモを置いてっ!」
「あたしも、お姉さんみたいに素敵な彼を見つけに、旅に出ます。
今度は探さないでね。         なぎさ」
志郎:「じょ、じょーだんっ!」

Fin

202:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 14:29:11 xO/vYiAIO
乙です

さすが堀井雄二、エロいなw

203:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 15:24:04 pbrXWi9GO
乙。
なんつーか、アホっぽいエロさだなw

204:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 19:17:38 UiSc0YIw0
>>188
乙ー。

>神父:「待ちなされ、今、神のお告げがあった。『Hのキーを押すことじゃ。持っているスコップで、
>一度だけ好きなところを掘ることが出来よう』。では、行きなされ」
>志郎:「待て!汚いぞ!・・・行ってしまった。しかし、シリアスな話だと思ってたのに、なんてことだっ!」

どこから突っ込めばいいんだよw

205:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 23:01:55 2wSxJvfy0
ロックマンEXE6をお願いします。

まとめに書いてはいるのですが、プロローグのみで
終わっているので、補完お願いします。

206:ロックマンEXE6
07/09/25 00:40:43 mhqtbnnp0
主人公、光熱斗は慣れ親しんだ秋原町から引っ越す事になった。
幼馴染の少女・メイルほか、友達に惜しまれながら引っ越した先・セントラルタウン。
熱斗はそこで謎の少女・アイリスと出会う。
慌しい日々を送る熱斗。
今もっぱら話題なのはネットナビの情報を取り込み、現実に実体化できる新技術・コピーロイド。
ロックマンと現実世界で会えた熱斗は、感激を隠せない。

そんなある日、インターネットの奥深くに封じられた「電脳獣」が復活の予兆を示す。
あまりに強大な力を持つ二匹の獣、狼型プログラム「グレイガ」と鳥型プログラム「ファルザー」。
かつてどこからともなく現れた二匹は壮絶な死闘を繰り広げ、電脳世界を滅ぼしかけた。
全てが電子管理された現代において、二匹はまさに死の使いだった。
その強大すぎる力ゆえに二匹をデリートする事はできず、ネットから遮断する事で今日の繁栄は保たれていたのだった。

電脳獣という不安要素をよそに、WWWの暗躍も始まる。
学校。敬愛する教師はWWWの手の者であり、炎のナビ・ブラストマンを操り熱斗と敵対した。
水族館。海の生物を強制的に操る大敵と水のナビ・ダイブマンが襲い来る。
電脳獣の完全なる復活。虚実を自在に操るナビ・サーカスマンによって、二匹の獣は世界に解き放たれてしまう。
裁判所。父の冤罪を晴らそうとする熱斗の前に、裁きのナビ・ジャッジマンが立ちはだかる。
空中都市。天候を自在に操るナビ・エレメントマンの前に、世界の気象は狂わされる。

いずれの事件も苛烈を極めたが、熱斗とロックマン、なぜかいつも居合わせるアイリスの導きで解決されていく。
そしてどの事件も、終わった後には一体のコピーロイドが残っているのだった・・・。

解放された電脳獣の力は極めて強く、ロックマンの力では太刀打ちできないほどだった。
世界を救うため、己の内部に一匹の電脳獣を封印するロックマン。(グレイガ版はグレイガ、ファルザー版はファルザー)
世界一のオフィシャル捜査官バレルの操るナビ・カーネルの助けもあり、ロックマンはその力を己の物とした。
しかしもう一方の電脳獣はWWWの首領・Dr.ワイリーの手に落ちてしまう。

不安冷めやらぬ世界で、久し振りの明るい話題。最先端の科学技術を集めた万博がセントラルタウンで開かれる事となった。
開催当日、楽く万博を巡る熱斗たちだったが、万博はWWWの最終計画だった。
無数に量産されたコピーロイドに、悪意のネットナビをダウンロードして放逐するWWW。
現実に人間がコピーロイドに敵うはずもない。襲われる家族や友人。

207:ロックマンEXE6
07/09/25 00:41:39 mhqtbnnp0
熱斗はコピーロイド・ロックマンにて対抗し、これを退ける。
Dr.ワイリーと最後の決着をつけるため、ワイリーに囚われたアイリスを救うため、電脳獣を止めるため。
全てを解決するため万博最深部へと向かった熱斗はバレルと出会う。
バレルはかつて敬愛したワイリーを止めるため戦列に加わったのだった。

幼くして父を亡くしたバレルを育てたのもワイリー。悲しみの淵にいたバレルを支えるべく、カーネルを作ったのもワイリー。
その頃のワイリーには優しさがあった。あなたは変わってしまった・・・。
バレルの説得をはねつけるワイリー。熱斗の祖父・正との競争に敗れ、失意の淵にいたワイリー。
軍人でありワイリーの親友だったバレルの父親は、そんなワイリーの支えとなった。
そして自分が生きて帰れぬ戦場に赴く時、ワイリーにカーネルを託したのだった。

バレルの父親が死んだ事により、薄れ掛けていたワイリーのこの世に対する復讐心は完全に燃え上がった。
ワイリーは優しさを捨て去り、その天才性の全てを世界を滅ぼす事のみに注ぐようになった。
全てを滅ぼし、自らも消え去るために・・・。
ワイリーは親友への最後の餞として、そして自分の最後の優しさとして、バレルを世界最強の軍人に育て上げたのだった。

ワイリーの傍にたたずむアイリス。呼びかけにも応じないアイリスをいぶかしむ熱斗。
そこにバレルが驚愕の事実を告げる。かつて強さと優しさを兼ね備えた究極のナビだったカーネル。
だが今のカーネルには強さのみが残っている。優しさはDr.ワイリーによって切り離されてしまったのだ。
そしてその切り離された優しさこそが・・・アイリス。
カーネルの妹とも呼ぶべき存在であり、つまりアイリスの生みの親もまたDr.ワイリーなのだった。

行動派の熱斗に引っ張り回されては、穏やかに笑っていたアイリス。
熱斗にほのかな恋心を抱いていたアイリス。
内気で可憐で今にも消えてしまいそうな儚い少女。
彼女の正体はネットナビだった。コピーロイドに投影され、現実世界に暮らしていたネットナビだったのだ。
これまでの事件に残されていたコピーロイドは、全て熱斗を影ながら助けたアイリスだったのだ。

アイリスの特殊能力。それは世界のあらゆるネットワークを自在に操る力。
そしてワイリーの背後にたたずむ、二体の巨大なコピーロイド。
意図を察した熱斗の静止も聞かず、アイリスは現実世界に電脳獣を具現化する。
その力に呼応し、ロックマンの中からもう一体の電脳獣も引きずり出されてしまう。
二匹の電脳獣は具現化し、世界は破滅を迎えようとしていた。

208:ロックマンEXE6
07/09/25 00:42:54 mhqtbnnp0
電脳獣をオペレートするため、電脳獣の内部に消えるアイリス。
バレルは最後の手段として、カーネルとアイリスを再び一体化させようと、カーネルを電脳獣の中に送り込む。
高らかに笑うワイリー。
カーネルとアイリスが一体となる時、自動的に二人がデリートされるようにプロテクトをかけていたのだった。
全てが終わろうとしていた時、アイリスが正気を取り戻した。

まだアイリスが軍事ネットワークにいた頃。人は傷付けあう生物だと思っていた。
それが、外の世界に出て、初めて過ちだと分かった。人と人は笑い合える生物。誰も傷付けたくない。
光くんは、いつでも諦める事なく困難に立ち向かっていった。私も光くんのようになりたいと思った・・・。
兄さん!電脳獣を倒しましょう!

アイリスとカーネルが電脳獣の中に進入する。熱斗は二人を信じ、もう一方の電脳獣にロックマンを送り込んだ。
彩斗兄さん、これが最後のプラグインだ!
また裏切るのか、私を・・・。積年の人間不信が極まったワイリーとの決着の時が来た。

死闘の果てに電脳獣を撃破する三人。だが、疲労極まったロックマンは、その体を電脳獣に乗っ取られてしまう。
ロックマンを戻すため、カーネルとアイリスは完全体に戻る決意をする。
熱斗に向かって口を開きかけるアイリス。しかし、その口から言葉が発せられる事は無かった。
いいのか?
問うカーネルに、アイリスは笑って答える。
いいの・・・光くんは人間で、私はネットナビだから・・・。

完全体となったカーネルはロックマンの体から電脳獣を引きずり出した。
バレルに伝えてくれ!私は私の意志で逝くのだと!
その言葉を最期に、カーネルと電脳獣は爆風の中に消え去り、全ての決着はつけられた。

よくやった、光熱斗。ここも後数分で爆炎の中に消える。お前は立ち去るがいい・・・。
崩壊する万博会場と運命を共にしようとするワイリーを叱咤する熱斗。
お前は生きて罪をつぐなわなきゃいけないんだ!お前が不幸にした人のためにも!アイリスたちのためにも!

悲しげに笑うワイリー。
なぜこんなに悲しいのじゃろうな。何もかも捨て去って、全てを復讐に捧げてきたというのに。
熱斗は答える。それはまだワイリーの中に優しさが残っているからだと。
そうでなければ、優しさの化身であるアイリスをデリートせずに残しておくはずがないじゃないか。

罪を償って、これからは人のためになる研究をしよう。昔みたいに、科学省に戻って!
ワシが科学省に・・・?ふふ、一瞬じゃが、良い夢を見せてもらったわい・・・じゃがもう時間はない。
押し問答の中、目覚めるバレル。お前は帰るのだ!
熱斗を安全圏に投げたバレルは、崩壊する万博会場でいつまでもワイリーの傍に寄り添っていた・・・。

209:ロックマンEXE6
07/09/25 00:44:39 mhqtbnnp0
ワイリーは大した怪我もなく、万博会場あとから発見された。バレルは消息不明となったが、きっとどこかで生きているはず。
目覚めたワイリーは熱斗にただ一言ことづけた。ありがとう、と・・・。

そんなこんなで、晴れの小学校卒業式がやってきた。セントラルタウンの小学校が崩壊してしまったため、秋原町と合同開催に。
そんな熱斗の所に届く、謎の卒業祝い。それは一体のコピーロイドだった。
きっとバレルさんだ!コピーロイドにロックマンをダウンロードし、一同は盛り上がる。

これから中学生になって、今までみたいには会えなくなったり、遊べなくなったりするだろう。
でも、進む道が違っても、俺達の心はいつまでも友達だからな!
熱斗のPETが輝きを放ち、少年達はそれぞれの未来へと進み始めたのだった・・・。


20年後。
改心したDr.ワイリーの作成した「カーネルシステム」および「アイリスシステム」により、世界は一層の発展を遂げていた。
そして、ここにもまた世界の発展に尽くそうとする若き科学者がいた・・・。

熱斗くん、そろそろ出かけないと科学省の会議に遅れるよ!
そういう事はもっと早く言えよ!今日の会議には炎山も来てるから、遅れたら何言われるか分からないぜ!
行ってらっしゃい、あなた、来斗!
おう!さぁ来斗、駅まで競争だ!

デカオは秋原町の町長になり、やいとはグループを継いだ。
コジローは小学校の教師になり、明日太はアスタランド店長として奮闘している。
炎山はかつてのバレルのように国際ネットバトラー長官を勤め、メイルは熱斗と結婚して男児・来斗(らいと)を出産した。
そしてロックマンは今でも来斗や熱斗の傍にいる。

これから俺たちがおじいちゃんやパパみたいに新しい時代を築いていくんだよな・・・。
できるよ僕らなら!さぁ行こう熱斗くん!新しい未来に向かって!

プラグイン!ロックマン.EXE、トランスミッション!

― ロックマンエグゼ  完 ―

210:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 01:47:37 2JKbIamM0
乙です。
ワイリーが改心するとはなあ。
初代ロックマンの方じゃあ、100年経っても(ロックマンXの時代になっても)改心してないのに。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 01:59:09 2JKbIamM0
ロックマンつながりでリクエスト。
「ロックマンゼクス アドベント」をどなたかお願いします。

212:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 03:29:45 hWK/dY1x0
EXE乙 おぉ、アイリスとカーネルが出てくるのか
そしてまた消えてしまうとは切ない

213:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 21:53:49 B32XyZnM0
>>206
> 世界一のオフィシャル捜査官バレルの操るナビ・カーネルの助けもあり、ロックマンはその力を己の物とした。
この前クリアしたが、カーネルは助けてない。その時はまだ敵だったぜ。
電脳中の力で暴走したロックマンを助けたのはアイリスだったと思う。
補足しとくと、学校の校長がワイリーの協力者で、教師とバレル以外の敵は途中でそいつに寝返る。
教師はWWWとバレルに恩があり、仕方なくWWWに協力してる。本当は生徒思いの良い先生。




214:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 23:21:54 9/fNQsWd0
>>213
thx
EXE1でのWWW専用隠し通路が
学校の地下にあった理由が分かった。

215:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 01:31:19 JHqoMAgM0
バロックの一本道ゲームがあった気がしたんだけど
バロックシンドロームとかそんな名前で眼鏡の男が表紙なやつ

あれの詳細はないのか?

216:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 06:55:11 9yKxTKuI0
>>214
転校してるからEXE1の学校と違う校長ジャマイカ?

217:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 11:48:24 gqWXL+XG0
>>215
今書いてるから待ってて
遅くても10月いっぱいまでにはまとめて投下するから

218:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:13:47 qPYXsTU2O
>>214
セントラルタウンの学校の校長です。
昔、電脳獣は一体だった。
その電脳獣を倒す為にある科学者がもう一体の電脳獣を作った。
しかしその電脳獣は暴走してしまい、作った科学者は責められたらしい。(ここら辺はうろ覚え)
校長はその科学者の子孫で、電脳獣を自分の者にする為にワイリーを途中で裏切るが、最後は炎山によって捕まえられる。
ちなみに校長室にはもちろん万博への隠し通路がある。
あとカーネルの最後の言葉の詳細は
「ワタシは電脳獣と共に消える。
しかし、これは運命などではなくワタシの意思だ」とな!
です。それと卒業祝いのコピーロイドはアイリスが使っていたもの。
他に何か分からなかったら、教えてくれ。できる限り答えてみる。

219:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:13:58 QRTyA00j0
このスレの>>217までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>175
リンク先の移転を確認し、修正しました。
個別ページへのリンクを断っているようなのでトップページへのリンクです。

「バズー!魔法世界」のページでも
URLリンク(my.reset.jp)
のリンク先は移転していたようなので
URLリンク(www.witch-alchemy.com)
へと修正しました。

220:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 22:52:06 9yKxTKuI0
ロックマンつながりで流星のロックマンお願いします

221:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:42:38 oY0LksEC0
Stage8の途中までUp。


STAGE 08

 スイスでの化学兵器プラント、アルハリの粒子砲、エミンゲンでのクーデター、ザンボラでの和平交渉を巡ったゲリラ、そしてシビルスカでの赤ザメテロにマイクロウェーブ砲など新兵器の開発や前ロシア大統領の暗殺。
 すでに国家レベルの問題となった巨大な軍事組織、ソサエティ。
 アルベルトらは独自にソサエティを追うことを決意。

 ドクター・サカタがデータ収集のため、仲間に加わり、戦力の増強もなった。{そして、もはや男部屋と化しつつあるキャリアー内。ブレンダ、かわいそすwww}
 次の依頼を受けに、ニューヨークへと飛ぶ一行。

 戦争を続け、傭兵を続けることに悩みを抱くブレンダ。
 少々ヒス気味になったブレンダをリチャードは諌めつつ、アルベルトへ依頼を紹介する。




 お次はペルー共和国の首都マチュピチュ。
 南米大陸の中央西岸に位置し、熱帯雨林地域が国土の半分以上。豊富な鉱物資源を持ち、動植物の宝庫であり、文化遺産の遺跡で有名な地でもある。
 ただし、人口の半分以上は海岸部に住み、首都であるマチュピチュはいわば観光のためだけの町であり、ベッドタウンではない。

 そこの市長であるホセ・アバブ氏によってゲリラの討伐を直接依頼される。
 ホセ氏はこのリゾートタウンの市長であり、又、リゾート会社の社長をかねていた。
 ヴァカンスで休みたいとごねるブレンダを封じつつ、依頼人の元へ向かう。
 名指しの扱いに少々疑問を抱きつつも自分を囮にするつもりなので、それならそれでいいとするアルベルト。

 到着前にサカタがホセ氏のリゾートから金の話をはじめる⇒クラークはブレンダを守銭奴と思っていたと発言⇒アクセルがあんまり分かっていないような発言
⇒アルベルトがブレンダの変わりように驚く⇒ルヴェンが突っ込みを入れる⇒{ヘタレが出てこないwwこのころから影になりつつあるエミル}
 だいぶ騒がしくなりつつある個性豊かな御一行。

 ホセ氏の邸宅は正に豪邸と呼ぶにふさわしいもので、広大な庭、大きな屋敷、専用の飛行場までも備えるほどであった。
 飛行場へ到着し、ホセ氏によって歓迎を受けるアルベルト。
 具体的な仕事内容の話に移った直後、ゲリラの襲撃が起こる。
 ゲリラ討伐の依頼情報が漏れていたのか?ホセ氏個人がいるタイミングを狙ったものか?それとも、何か他の狙いがあるのか?
 情報不足は否めない。だが、ここには邸宅に勤める民間人まで残っているのだ。
 警備部隊は既にやられたらしい。
 アルベルトは愛機に乗り込み、すぐさま敵を迎え撃つ。

 敵ヴァンツァーに囲まれていながら、それを単機で押し返す様子はまさに歴戦の傭兵と言えよう。
 キャリアーからは僚機としてクラークやアクセル、サカタが出撃し、ブレンダもまた、的確な艦砲による援護射撃を加えていく。
 敵は5分としないうちに撤退を始めるのだった。
 敵の動きが妙によかったのも気になったが、民間人への被害も気になっていた。
 初動が良く、またアルベルトらの技能が優れていたおかげもあり、民間人への被害はゼロ。だが、警備兵としてヴァンツァーに乗っていた者の中には死傷者が出ていたようだ。

 ホセ氏に「一刻も早く奴らを退治してください」と頼まれ、なかなかの条件で依頼を受けられることになる。{ここって後半の稼ぎ場所だし}
 先ほどの襲撃のためか、色よい条件で契約が素早く完了。仕事を開始する。
 奴らもこれほど早くこちらが動くとは思っていないはず。
 補給も取らず、追撃に掛かる。


222:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:47:32 oY0LksEC0

 麓のクスコ村に到着すると、ホセ氏から通信が。
 どうやらこの村にはゲリラが潜み、都市襲撃の準備をしていると言う。
 民間人への被害を最小限に抑えるためにも、キャリアーからの爆撃は行わず、リーダーを狙って出撃する。
 村の中まで入り込んでいたゲリラは、群れを成してアルベルトへ襲い掛かる。
 十分と経たず、敵の数と同じだけのヴァンツァーの爆破音が響き渡る。

 レーダーは敵勢力が村にまだ潜んでいることを示している。
 アルベルトは村の中央目指し、ヴァンツァーを走らせる。
 目の前に立ちふさがったのは、旧型二足式の巨大ヴァンツァー。
 外観はガラパゴス亀が二足歩行をしているような印象を受ける。
 左右の両門から次々と砲撃が繰り出され、アルベルトへと迫る。
 しかし、それらの攻撃は全て地面を穿つこととなり、地震のような振動を生み出した。

 その恐怖に突き動かされてか、集会所らしき建物に避難していた子供たちがパニックとなり、外へと逃げ出してきた。
 拙い!
 アルベルトはバーニアで咄嗟に機体を引き、近くの民家の背後に隠れようとする。
 「怯んだな!一気に決着をつけてやる!!」
 アルベルトは盾を構え、降り注ぐような砲撃の嵐に耐える。
 壊れた家が、弾けた地面が、砲弾の破片が、その爆発が、その爆煙が、その爆音が。
 アルベルトの機体に次々と突き刺さる。

 火力勝負で勝てるはずが無い。
 だが、安易に撃ち返せば子供たちに当たってしまうかもしれない。
 バーニアで射線をそらそうとも、敵は足元が見えていない。
 動けばそれだけで、子供たちを踏み潰させてしまうかもしれない。
 「戦場ではその甘さが命取りになる」
 いつぞやジェノスに言われた言葉が脳裏をよぎる。

 生身の、まして戦場を知らない子供らがすぐ頭上で砲撃を繰り返されては、それだけで恐怖に支配される。
 砲撃の音は、もはや音ではない。音ですらない。
 それはもはや音を超え、誰彼かまわず暴虐に巻き込む衝撃波。
 鼓膜を突き破り、骨を軋ませ、身体の底まで響くのだ。
 祈りの言葉も、命乞いの叫び声も、泣き喚く悲鳴すらも飲み込んでしまう。
 戦いを止められるのは言葉ではない。そんなものは砲声の一つで消えてしまう。
 子供だろうと大人だろうと、戦場ではそれを無意識に悟ってしまう。
 できることなど、三つしかない。
 逃げるか、隠れるか、諦めるか。
 アルベルトには、そんな彼らの精一杯の足掻きを切り捨てることなどできなかった。



223:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 14:49:02 oY0LksEC0

 「そらそらそら!くたばれっ!」
 盾の耐久度もそろそろ限界だ。砲撃を受け続けた所為か、センサー各種もいかれ始めている。
 なす術も無く、アルベルトはまだ耐え続ける。

 「グラント、やめなさい! 子供たちを殺す気なの!?」
 ジープに乗った女がオープンチャンネルで叫んでいた。
 「止めるなアニタ!あいつを倒すチャンスなんだ!」
 「何言ってるの!この村を守るのが私たちの役目よ。皆引き上げ始めているわ。あなたも早く引きなさい!」
 漸く冷静さを取り戻し、子供たちがトラックに誘導されているのを見る。
 「・・・わかった」
 敵の攻撃がやんだ。
 アルベルトは防御姿勢を解除し、バルカンの照準をグラントへ向ける。
 そのまま、アルベルトとグラントはしばし睨み合っていた。
 が、グラントが一歩引き、二歩後退し、三歩下がり砲門の照準をそらすと、アルベルトも銃を降ろした。
 グラントはトラックの後ろへつき、走ってゆく。

 「あなたはホセの傭兵にしてはまともな人のようですね」
 アニタと呼ばれた女はこちらを正面に見据え、オープンチャンネルで語りかけてくる。
 「・・・子供たちを守ってくれてありがとう・・・」
 機体はダメージを受けていたが、彼女のジープを捕らえるくらいの動きはできる。
 しかし、アルベルトは動かなかった。
 ブレンダからの通信が入る。「どうしたの?追いかけなきゃ!」
 奴らが完全に去っていったことを確認し、アルベルトは機体を引き上げさせる。
 「・・・やつらはどうもただの人殺し集団ではないようだ」
 そのとき、アルベルトの中には一つの疑問が芽生えていた。
 彼女らはソサエティにつながっているのだろうか?
 確かに、ホセ氏の豪邸を襲った規模や、この村にいたヴァンツァーの性能・配備数から言えば、背後にはソサエティが関わっていてもおかしくは無い。
 けれども、彼女―アニタ―とソサエティの存在がどうにも繋がりはしない。
 わからないことだらけではあったが、アルベルトにはそれが何か深い理由があるように思えてならなかった・・・



224:[SFC]FrontMission Gun Hazard
07/09/27 15:11:37 oY0LksEC0

------------------------------------------------------------------------
どーも、ガンハザードの人です。

もはや、ガンハザードストーリーの俺節炸裂!ってな感じに妄想化が進行中です。
ヤベェ。今更やり込みたくなってきた。


このままだとフィクションのフィクションというか、ぶっちゃけ限りなく本編に近い二次創作と化しつつある文章。
アニタがジープになぞ乗ってないし、シールドでダメージ受けるはずないし、アッパーバルカンで瞬殺できる相手だし。

そして遂に、男女比最悪のパーティ爆誕!!男対女が7:1!!うはwwwもはや男部屋www。
Sneg?の逆Verだし。
ブレンダが腐ならシリーズで801本が完成していることでしょうwww
こうなればカゲミツ(「こいつをおともに連れていくと心がなごむのだ!」byサカタ)で癒されるのも結構ありかも。


次回の更新は10月の一週目くらいになりそうです。

225:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 18:05:33 8RqCoqPs0
楽しんで書いてるようでいいと思うけど
最後の一行だけでよくね?

226:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 20:25:52 I9Y62JjP0
いいじゃねえか。俺らの代わりに苦労して書いてるんだからよ。

227:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 20:55:43 ZXKjePo30
むしろ次辺り草を大量に生やすぐらいでいい

228:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:17:08 EWADPyqY0
俺は>>225に同意

229:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 22:28:53 VcpjOvUZ0
俺も。なんか引く

230:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:12:03 8tVliFN80
>>224
ガンハザ乙ー。

楽しんで書いてるんだから
好きなように書くべきだよ。
そのほうが筆の進みも速くなるし。

気に入らないならスルーする技術を身につけろ。

231:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:12:28 Pr9w7x0W0
このスレっていちいち批評されんの?
未解決でいくつか書けるのあるからやろうと思ったのに。

232:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:17:55 EWADPyqY0
>>224のレス内容に引っ掛かりを覚えないとしたら
それこそどうかしている

233:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:18:29 8tVliFN80
>>231
書き込むゲームとタイミングによって
賞賛の嵐のときもあるし
無反応なときもあるし
理不尽に叩かれるときもある。

234:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:23:43 8tVliFN80
>>232
2chの書き込みで「どうかしてる」も何もないだろ

具体的に>>224のどこがひっかかるの?
芝生やしてるところが
VIP嫌いな人にひっかかるぐらいしか
思いつかないんだが。

235:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 03:42:33 uxKOeFJw0
携帯だと省略されちゃうくらいの長文で自己主張しちゃうとこでないの?
~の人です、とか(以降に自分の文章に対するツッコミ)とか
文書いた後は多少ハイになるのもあるしね
突っ込まれるのが嫌でみずから先に書いちゃったのかもしれんが、だとしたら逆効果だぞ

ともあれ乙でございました
非難についてはタイミングもあると思うから、気にせずマイペースで頑張ってけさい

236:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 07:34:58 jhZMgevY0
>>フィクションのフィクションというか、ぶっちゃけ限りなく本編に近い二次創作と化しつつある文章。
自分はこの点だけで駄目だな。
これが問題ないって言うなら、ゲーム内で描かれなかった部分を
書く側が好き勝手に補完するのもありになっちゃうだろ。

237:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 10:51:00 8+7yEHp20
ポケモン不思議のダンジョン 時/闇、陸ないし歓迎されんかもしれんけど書いてもいいかな?


それとまとめの@Wiki、いつも使ってるPukiWikiと同じノリで、前作の救助隊のページを
リネームしたコピーページを作った後、全文消したけど、@Wikiって文章消しただけじゃ
ページ削除されないのね・・・ 残っちゃったけど、あれ消せないのかな?

238:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 11:22:40 LiR2loE40
とりあえずこのページがFAQなんじゃないか?

URLリンク(atwiki.jp)

239:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 12:17:23 8+7yEHp20
やっぱりログインせんと消せないのね・・・>ページ
スレの編集人用の共有ユーザー名/passとか無いんだよね? Wiki管理人様光臨待ち?

240:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:17:20 NslKQuhz0
かなりマイナーですが知っている人がいたら 天使同盟 をお願いします。

241:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:45:31 UIoi2t300
>ポケダン時/闇
書いてください。お願いします。
今月発売されたばかりだからリクしたらいけないかもーと思ってました。

242:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:08:38 htjrOE8q0
■世界観
 このゲームは「バロック~歪んだ妄想~」で大熱波と呼ばれる災害が起こる前の世界が舞台となっている。

 ある年、少年少女の自殺が多発した。彼らに共通するのは、いずれも強烈な歪んだ妄想を抱えていることだった。
 こうした現象について、あるコメンテイターはこう答えた。

 「彼ら自殺者の妄想は、荒唐無稽なようでいて、不気味なほど生理的で圧倒される説得力がある。バロックだ。」

 このバロックという単語は人々の間で爆発的に広がっていった。
 動機が意味不明の犯罪は、すべて「バロック型」として括られるようになった。

 バロックを抱えたものが増えれば、それを商売に利用する者も現れる。それがバロック屋と呼ばれる者たちだった…


■基本用語
・バロック…はるか昔に流行した壮大で華麗な様式を、現代の自殺者の物語に見立てた言葉。
  転じて、歪んだ妄想の虜となった者や、その妄想自体をさす言葉として使われている。
  詳しくはwiki内の「バロック~歪んだ妄想~」の項を参照。

・バロック屋…バロックに取り付かれた者に、有料で、彼らの望む妄想の物語を創ってあげる人たちのこと。
  また、その内容を遺書にしたためてやることもある。そのため自殺幇助ではないかと世間に非難されている。
  最近では政府も本物のバロックを使った囮捜査をするなど、積極的に取り締まりに乗り出している。

・グログロ殺人事件…最近増加している猟奇殺人事件のこと。
  被害者が肩から体をふたつに斬られたり、食いちぎられたような痕があったりと、
  遺体に人以外の力で破壊された痕跡がある事件をこう呼んでいる。
  バロックに囚われた人が起こす「バロックマーダー」とは区別される。

・ゼロ地区…安全レベル0の地域であることからその名がついた地区。
  非常に危険ということで通常地区から隔離されている。最近、グログロ殺人事件が発生した。

・異形…明らかに人とも動物とも植物ともつかない異様な姿をしたモノ。とても凶暴。
   グログロ殺人事件はこの異形の手によるものだと言われているが、物語序盤では政府にその存在が隠されている。

・マルクト教団…最近活発に活動している新興宗教団体のこと。
   彼らは自らを偽装天使と呼称しており、またその背に偽翼と呼ばれる偽者の翼を背負っている。
   ちなみに偽翼が大きい天使ほど教団では高い階級にいる。
   詳しくはwiki内の「バロック~歪んだ妄想~」の項を参照。

243:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:09:27 htjrOE8q0
■主な人物紹介
・金沢キツネ
 このゲームの主人公。バロック屋を営んでいる。

・渡辺ルビ
 生涯プーを自称する少女。ゼロ地区で起きた「グログロ殺人事件」の生存者。キツネと行動を共にすることになる。

・鈴木スズメ
 キツネの親友である音楽プロデューサー。凄腕のハッカーという顔も持つ。

・宮坂文(フミ)
 キツネも元に客としてやってきたバロックの少年。趣味は放火。彼がキツネに「タランテラのメロディ」を渡すところから物語は始まる。

・高田タスク
 スペシアル・ハンター(異形殺戮部隊)の一人。
 異形を抹殺することが使命の特別公務員で、異形に襲われているキツネたちを助ける。

244:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:10:08 htjrOE8q0
■本編(共通部分)
 キツネはバロック屋という非合法な商売をしている。
 今日もキツネのもとにはバロックを抱えた一人の少年がやってきている。彼はフミというらしい。
 フミは放火が趣味で、だから自分のバロックも燃えていると語っている。
 こういうタイプには定番の滅亡のバロックがいいだろう。
 キツネはいつものようにキーボードの上に指を走らせ、フミに合うような物語を創りだした。
「するとこちらでしょうか。宮坂文は自分を神経質に決めようとする世界に復讐するため、自らとともに世界を焼く」
 "復讐"はバロック達の大好きな言葉の一つだ。これならきっとこの少年も気に入るだろう。
 だがフミはこの提案を却下した。どうも逆で、彼は「世界を燃やすことで、世界を救おう」としているらしい。
 普通、フミのようにはっきりした妄想を持っている人間はバロック屋にはこない。バロック屋に来るのは漠然とした妄想しかもたない奴らだ。
「感覚球。天使。……異形。ねえ、本当にわかんないの!?」
 どれも普段は聞きなれない言葉だ。キツネがすっかり困っていると、
「なら、これ聴いてみて」
 そういい、フミは一枚のディスクを差し出した。どうも聴くと「世界が違って見える」ようになるらしい。
 フミはここには自分のバロックは無かったといい、ディスクを放置し立ち去ってしまった。
「タランテラのメロディ…か」
 キツネは普段ならバロックの話を真にうけるなんてことはしない。が、フミの言葉は何故か心に引っかかってしまっていた。
 とりあえずディスクを再生しようと思い、プレイヤーに入れてみたが再生しない。パソコンでやってみてもプロテクトがかかっててやはり再生することは出来ない。
 しかたがないので、キツネはこういうことに詳しい友人のスズメの元に向かうことにした。

 キツネが街を歩いていると不意に二人組の女子高生の会話が耳に入った。
 どうも知り合いがゼロ地区に出入りしているらしい。その話に前にキツネの顧客だったメグという少女の名がでてきたので、キツネは思わず女子高生達の前に出てきてしまった。
 女子高生達は突然現れたキツネのことをストーカーだのバロックだの言い放題。
 このままだと警察に突き出されそうになったので、キツネが反論しようとしたその時、
「キャー!」
 突然、耳をつんざくような悲鳴が聞こえた。
(ここで逃げるとルビ編へ、悲鳴の聞こえた方へ向かうとリエ編へ分岐する)

245:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:10:56 htjrOE8q0
■ルビ編・第1章
 キツネは逃げ出すチャンスとばかりにスズメの家に向かった。
 スズメの家は機材も家具も何もかも黒を基調としたもので溢れていた。
「で、今日はなんの用だ?」
 キツネはフミの残したディスクを取り出して、
「フツウのやり方じゃ音がしないんだ。スズメなら、どうにか聴けるんじゃないか?」
「プレイヤーが壊れてるんじゃね-の?」
 キツネはとりあえずディスクを入手した経緯からスズメに説明することにした。
 スズメはバロックの少年の言ったことを信じているキツネを軽く馬鹿にしたが、
「でも妙にひっかかるんだ……感覚球……天使……異形……」
 キツネがそういうと、キツネからディスクを受け取り、しばらく黙って手の中でもてあそんだ。
 とりあえずスズメもディスクの再生に乗り気になったが、キツネにその前に見て欲しいものがあるらしい。
 『BAROQUE』というファイルらしい。名前からして怪しい。
 中にあるのは『知覚/感覚球調査中間報告』 と書かれた書類だった。政府スジの研究機関のシークレットらしい。
 それに書かれたことをまとめると、
 
 感覚球と呼ばれる球体に接触したと思われる人間の多くが幻覚や妄想にとりつかれている。
 我々の現在の技術では、感覚球の被害を阻止する方法はまだ発見されていない。
 しかし、こちらからその存在を探知することは可能だ、という提案がある。

と、いうことらしい。また、感覚球の探査システム「知覚」の発案者らしい偽者の翼を背負った若い男の画像がついていた。
 フミが残した3つの単語、感覚球・天使・異形。このうちの2つがこのファイルと一致している。
 フミはいったいどうやってそんなシークレットを入手したんだろう か?
 もしかしたらディスクを聴けばその謎が解けるかもしれない。スズメはディスクをドライブに入れてみた。
 スズメが推測するに、政府はわざと感覚球の情報を流している―暗に警告を発するためだ。
 そしてもう1つ、今ネットで話題になっているゼロ地区の化け物。それが実在しているらしい。
 政府ではその化け物を異形と呼び、その存在を公にするのを避けているのだ。
 スズメがそこまで語った、その時、突然スズメはうめき声を上げ、そのまま意識を失ってしまった。
 すると、部屋じゅうを飲み込むような深い息づかいの音がして、視界がぐにゃりとゆがみ、赤黒い球体が周りを埋め尽くした。
 ―感覚球!?
 ほんの一瞬で異変は収まった。が、以前スズメは倒れたままだ。キツネはすぐに救急車を呼んだ。
 その後ディスクを調べてみたがフォーマットされたのか何も聴こえない。
 変わりに醜悪な化け物、おそらく異形と呼ばれるものの画像を手に入れた。

246:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:11:51 htjrOE8q0
 9時間後、スズメは病院で目を開けた。しかしディスクの解析に成功したところで記憶が途切れているようだ。
 ただし、ディスクから再生した音楽のことは覚えていた。
 それは単純な音楽だった。……踊る病気を治療する音楽……タランテラのメロディ。
「けど、音が聴こえたと思ったのは数秒だった。音といっしょにオレの体が溶けて広がった……オレは一瞬、あらゆる場所にいた」
 ”あらゆる場所にいた”はバロックになりかけの人間がよく語る言葉だ。
 スズメの精神状態は危ない。キツネは倒れた時に頭をぶつけたかも知れないから2、3日入院するよう言ってその場を去った。
 別れぎわ、「オレはもう一度アレを再現する」といったスズメの目がバロックの目に見えたのはキツネの気のせいだったのだろうか…

 事務所に戻ったのは夜になってからだった。
 ドアを開けるとパソコンの前に一人の少女が座っていた。商売柄見られては困るデータが多い。
 キツネは少女を刺激しないよう、客として扱い、油断させることにした。
 少女は自分を宝さがしのバロックと偽ったが、結局キツネに取り押さえられることに。
 少女の名は渡辺ルビ。異形の画像目当てに忍び込んだらしい。
 彼女は昼間キツネをストーカー呼ばわりした二人組の女子高生の片割れで、メグの知り合いだという。キツネのこともメグから聴いたそうだ。
 キツネがメグが元気にしているかと尋ねると、ルビはメグはグログロ殺人事件で死んだと語った。
 ルビもその事件の際に現場にいたらしい。ルビは証拠として背中の傷痕をキツネに示した。
 背中には生々しい傷が二つ刻まれていた。もしも天使が本当にいて、翼を引きちぎられたらこんな傷痕になるのではないだろうか。
 フミの言葉にあった「異形」―それに遭遇したルビ。
「画像データは持っていないが、異形の話は聞いたことがある。事件のあった場所へ連れていってくれるなら、情報提供してもいい」
 ルビの話に興味を持ったキツネはそう嘘をついて(キツネは本当は画像を持っている)ルビに事件現場へ案内させることにした。

247:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/28 22:13:06 htjrOE8q0
 雨の中、二人はゼロ地区のとあるビルに入っていった。
 そのまま薄暗い通路を進んでいくと防火扉があり、その先には地下へと続く狭い階段があった。そこを降りると大きな鉄の扉があった。事件がおきたのはこの先の部屋らしい。
 その部屋には生々しい血痕が残されていた。ここでメグと他に3人が死んだらしい。
 そう語るルビにいたたまれなくなったキツネはふと足元を見た。すると茶色いカマキリの卵状の物体が目に付いた。よく見ると部屋のあちこちに同じものが散らばっている。
 おかしい、さっきまで何もなかった場所にまで、薄茶色の泡のかたまりがくっついている。…増えているのか?
「行こう。ここを出るんだ、ルビ!」
 妙な胸騒ぎに襲われたキツネは話を続けるルビを止め、部屋の出口に向かった。
 扉の取っ手を泡がびっしり覆っている。今にも幼虫が出てきそうだ。キツネは近くにあった棒で泡を叩き落そうとしたが、その時―
「うわ!」
 キツネ達の前に巨大な何かが振ってきた。上半身は裸の女だが下半身は茶色の泡に覆われた化け物の姿―異形だ。
 二人は異形の攻撃をよけながら部屋の奥へ逃げこんだ。しかし、もうこれ以上逃げれない。
「殺せば!?もう、さっさと殺せばいい!」
 そういいルビが異形の前に飛び出した。異形はルビに狙いを定めて攻撃した。
 その時ルビの上にあったスプリンクラーから水が漏れてきた。水に弱いらしいこの異形は悲鳴を上げた。
 キツネはこれを見逃さず、その場にあったもので即席火炎瓶を使い、センサーを反応させ、大量の水を異形に浴びせてやった。
 そのまま二人は異形が再生する前に大急ぎで外へ出た。

 外は雨。これなら異形も追ってこれないだろう。
 どこからか聴きなれない警報が聞こえてきた。キツネは好奇心を抑えきれず、音が聞こえてくる方向へ近づいていった。
 そのまましばらく進むと、目の前に奇妙な物体が現れた。血の涙を流した巨大な赤子姿の異形だ。
 二人はゼロ地区の奥へ逃げだした。しかし、大きさの割りに素早い異形に追い詰められてしまう。
 絶体絶命。だが、その時、何処からか放たれた銃弾により異形は倒されてしまった。
 しばし呆然とする二人の元に、白い光といっしょに男が近づいてきた。
「僕はスペシアル・ハンターの高田タスクっていいます。異形殺戮部隊って仰々しい言い方もありますけどね」
 タスクはそういい笑顔を向けた。彼が言うにはスペシアル・ハンターとは警察より傭兵に近い非公認の部隊らしい。
 しばらくすると、数人の男がやってきた。タスクと同じスペシアル・ハンター達だ。男達は異形の死体に近づくとそれを解体し始めた。
 あらたか解体し終えると、男達のうち、リーダー格の者がキツネたちの元へやってきた。
 男は自分のIDを示し、二人にもIDを提示するよう求めた。男のIDには特別公務員の印があった。どうやらタスクが言っていたことは本当らしい。
 キツネは仕事柄用意している表向きのIDを示した。
 男は磁気ホルダーにカードをすべらせ、キツネに今日あったことを他言しないよう求めた。
 無理に存在を隠すより、異形を目撃した人間のIDをチェックして、今後の動向を監視するつもりらしい。
 その時、ウッウッと、キツネの背後でルビが嗚咽をもらした。バラバラにされている異形のために泣くルビに、キツネはかける言葉が見つからなかった。

 事務所に帰ってきたキツネは逃げ回る際、雨に濡れたせいで風邪を引いたらしいルビに風邪薬を飲ませた。
 キツネは体を暖めてすぐに寝るよう告げると、そのままルビをタクシーで家に帰らせた。

248:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 22:24:32 htjrOE8q0
長くなりそうな気がするので、とりあえず途中まで投下します。
ルビ編の残り(第2章、第3章)は土日の間に投下できると思います。

残りのリエ編、アミ編1、アミ編2、レイカ編はもう少しかかりそうです。すみません。

249:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 23:01:23 ixyW1bDQ0
>>248
乙です

ルビ編しか読んでない俺に神が来た・・・

250:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 09:17:52 RkrhxdIO0
バロック乙!
名前に見覚えが、と思ってたらこれって小説として載ってたアレ?
全部読めるとは嬉しいwww


251:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 10:49:48 aGIG0aKdO
バロック乙です!続き期待してます

252:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 12:38:48 vHMRpTgB0
>>241
頼まれたのでボチボチ書いてみる。

・主人公
「元は人間だったが、何故かポケモンになってしまった」・・・という、
かつて人間だっとこと以外の記憶は全て失ってしまったプレイヤー。
なぜ記憶が無いのか、何故ポケモンになったのか? その謎と原因を探るべく、
成り行きで「探検隊:プクリンのギルド」に身を寄せ、情報を集めることに。

・パートナー
「プクリンのギルド」への入門志願をしてこの地に来た、内気な子。
海岸で行き倒れている主人公を見つけ、探検隊への入団に誘う。
不思議な模様をした石「いせきのかけら」を大切に持っており、
探検隊に入って活躍したあかつきに、この石のナゾを解くことが夢。


■ギルドの仲間達

・プクリン
ギルドの頂点に立つ元締め。なのだが、常に性格がお花畑な電波さん。口調は
ユルいが実力は確からしく、機嫌を損ねたりすると・・・ 「セカイイチ」というリンゴが好物。

・ペラップ
何を考えてるのかよく分からない親方プクリンとの意思疎通を図り、部下への指令や
分け前の分配を行うギルドの頭脳にして親方の一番弟子。口うるさいが気苦労も多い中間管理職。

・その他のメンバー
【ディグダ、ダグトリオ、キマワリ、チリーン、ドゴーム、ヘイガニ、グレッグル、ビッパ】
それぞれ【見張り番、掲示板更新、探検専門、仲間編成所&食事係、見張り番警報&目覚まし係、
探検専門、トレード店、見習い】。ほぼ全員が何らかの役職に就いて、親方の下で働いている。


■他の重要キャラクター

・ドクローズ
スカタンク、ズバット、ドガースの3匹組の探検隊。他の探検隊に取り入りつつ、手柄を横から
かすめ盗るなどの卑怯な仕事をなりわいとしているが、表向きにはネコかぶっており、明らかに
態度は悪いもののボロは出さない。冒頭で主人公らと因縁ができ、プクリンのギルドに入ってくる。

・ジュプトル
最近になって世間を騒がせている盗賊。 悪党ですら手出しをこまねく、ある秘宝ばかりを狙っている。

・ヨノワール
最近になって彗星の如く現れた凄腕探検家。知識が非常に豊富で、皆からも尊敬されている。
盗賊ジュプトルや主人公について、何か知っていることがあるようだが・・・?


※今回も前作同様、主人公はゲーム開始冒頭の「性格診断(3択に答えていく)」により選ばれる。
候補は本家作品の基本属性御三家12種+ピカチュウ・ニャース・エネコ・ゴンベ の計16種類。
パートナーは、主人公と同じタイプ以外のポケモンから、自由に1体選ぶことができる。

253:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 13:50:07 vHMRpTgB0
このゲーム、前作よりストーリーが1,5倍くらい長いので、物語が
「チャプター1~20」に分けられています。書くのが面倒なのでここでは「○章」に統一。

●1章:あらしのうみで
冒頭早々、嵐と雷鳴の中、離されぬよう必死で手を取り合う2人組の会話。
「絶対に離すんじゃないぞ!」「頑張れ! あともう少し、もう少しで・・・!」
「だ、ダメだ、もう・・・」  (大きな一撃)  「う、うわあああああああ!!! ―・・・」

場面は変わり、「プクリンのギルド」の正面に立つパートナーの姿。
「何をとどまってるんだ自分、ギルドに入って、この石のナゾを解き明かすのが夢なんだろ?」
「今日こそ勇気を出して、ギルドに入門するんだ・・・!」 一歩踏み出す。

「しんにゅうしゃ! しんにゅうしゃ! けいこく! 足型は○○(ポケモン名)!!」

「わわわあああっ!!?」突然の、何処から発せられたかも分からない声にビックリして
パートナーは一目散に逃げ出してしまった。 「―なんて意気地なしなんだろうorz、自分って。」

夕暮れ時、お気に入りの場所である海岸にたたずむセンチな気分のパートナー。クラブ達の吐いた
泡シャボンに夕陽がキラキラと反射して美しい。空にはペリッパーの群れ、そして海岸には行き倒れが
 「・・・って、ええっ!?」ポケモンが海岸に倒れているのに気づいたパートナー。
介抱して気がついたようなので安心したが、気づいたとたんに「ポケモンが何でしゃべってるの!?」
「自分は元人間」などとワケの分からないことを言う行き倒れ。「落ち着いてよ、キミだってどう見てもポケモンだよ?」
海面に映った自分の姿を見て衝撃を受けた様子の行き倒れ。・・・これが主人公である。

ここで唐突に、パートナーに体当たりをかますポケモンが1体、そのスキにパートナーの宝物を盗むポケモンが1体。
※「へへっ、プクリンのギルドの前でお前さんを見かけたが、珍しい石を持っていたようじゃねぇか。」
※「これはきっとお宝か何かのカギに違いないぜ!! ・・・オイ、取り返しに来んのか? ずいぶん臆病な奴だなあ!」
後にドクローズのメンバーと分かる、ズバットとドガースである。 パ「か、返してよ・・・!ボクの宝物なんだ!」
 「安心しな、これはオレ様たちがちゃ~んと使い道を見つけてやるからよ! もし分からなかったら売っ払うだけさ」
 「どうせお前みたいな口だけの弱っちい奴が持ってたってムダさ! じゃあな、ヨワムシくん♪」
2体は「かいがんのどうくつ」の方向へと去っていった。

パ「名前、主人公・・・って言ったよね!? お願い!! 初対面でなんだけど、アレ、ボクの宝物なんだ!!
  ボクと一緒に取り返すの手伝ってくれない? ムチャな頼みだって分かってる、でもホントに助けて!」
パートナーの必死さに首を縦に振った主人公、2人で洞窟を探検し、最深部で2人組とあいまみえることに。
「盗るなら力づくでやってみろ!」襲い掛かってきたズバットとドガースを何とか撃破。2人組は
「覚えてろよ!」と捨て台詞を吐いて逃げていった。 パ「主人公ありがとう! しかもキミって強いんだね!!」

海岸にて、改めてお互いの紹介と現状説明、パートナーの宝物と目標について話した二人。
パ「何故人間になったのかとかは全く分からないけど、行くあてがないのならさ、主人公、プクリンのギルドに
 一緒に入隊しない? あそこの探検隊は一流で有名だし、親方のプクリンなら何か知ってるかもしれない。
 それに、キミと一緒なら、ボクも探検隊やっていけそうな気がするんだ。ボクらきっといいコンビになれるよ!」
― 一刻も早く元の姿に戻ることを先決したいけど、パートナーの言うとおり、手ががりも行くあても自分にはない。
  プクリンのギルドとやらにいれば、寝食は保障されるそうだし、目的の情報も入ってくるかもしれない。

こうして、2人でプクリンのギルドに入隊することになった、主人公とパートナー。これが長い物語の幕開けである。
宝物を取り返してからすっかり日が暮れ夜になってしまっていたため、門を叩くのは明日ということになった。

254:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/29 17:48:22 vHMRpTgB0
なるべく前作より短く、枝葉は付けすぎずもっとスマートに書こうと思ってはいるんだが、
2章文を1レス内に収める、という目標には当分近づきそうにないorz ポケダンは細かい
心理描写やら何ならあってこその泣きゲーだと思うんで、どーしても台詞やら心理やら
一々ごちゃごちゃした文になるかと思うけど、気長に付き合ってくださいませ・・・


●2章:ギルドにゅうもん
改めて「プクリンのギルド」を訪れた主人公とパートナー。進もうとするとまた・・・
「しんにゅうしゃ! しんにゅうしゃ! けいこく! 足型は○○!!」 あの声がする。
今度は逃げなかったが、たちまちギルドのテントから出てきたポケモン達に包囲されてしまう。
その中から重役と思われるポケモンが前に出てくる。ペラップだ。
ペ「昨日も来ていたようだが、何の用だ? 勧誘やアンケートならお断りだよ!」
パ「い、いえ違うんです! ボク達、このプクリンのギルドに弟子入りしたいんです!!」
ペ「・・・へ? 入門志願者? なぁ~んだ!、なら最初からそう言ってくれればいいのに♪」

弟子入り希望だと分かった途端に態度がコロっと変わるペラップ。快くギルド内部を案内してくれ、
二人に早速通達。「明日からさっそく仕事にかかってもらうから、今日の食後は早く寝るようにな♪
夕食はチリーンが知らせてくれる。部屋はギルドで用意した新弟子用の2人部屋を使ってくれ♪」
パ「最初は怖かったけど・・・いざ入ってしまえば何ともないね。主人公とここへ来てホントよかった!」

翌日。朝の目覚まし係・ドゴームのダミ声で目覚める2人。「朝礼に遅れると俺までお咎めなんだ、早く来い!」
朝礼にて、ペラップから新入り2人の紹介がなされる。そして、ギルドのボス、プクリンと初めて対面。
ペ「親方様、新入りたちへ何か一言・・・親方様?」(・・・ひそひそ・・・親方、また目開けて立ったまま寝てるよ・・・)

プクリン「たあーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」(一同ドッキリ)

プ「キミ達2人が新しく入った子だね。ボクがリーダーのプクリン、よろしくね♪ これから一緒に頑張っていこう♪
  ・・・それじゃ、ちょうれーい!」


(一同)「ひとつ!仕事は絶対サボらない!」「ふたつ!脱走したらおしおきだ!」「みっつ!みんな笑顔で明るいギルド!」


ペ「よぅし、それじゃみんな持ち場につけ! そこの2人は渡すものがあるから、後で親方様の部屋に来るように♪」
 親方様プクリンの部屋にて、ダンジョン探検の必需品である道具箱や探検隊バッジなど必要なものが渡され、
さらにペラップから初めての仕事が言い渡される。 頭の上の真珠を盗まれたバネブーの依頼で、どうやら近くの
【しめったいわば】に捨てられていたらしいが、そこの洞窟は『不思議のダンジョン』であり、【弱い私では潜れません!
7Fにある真珠を取って来て下さい!】とのこと。『不思議のダンジョン』は入るたびに構造が変わり、倒されると
所持品や金品を減らされて放り出されるという摩訶不思議な変則地形―パートナーが一通り説明してくれる。
「流石探検隊の卵、よく知ってるじゃないか♪ それで早速依頼をこなしてほしいんだ、頼んだぞ♪」
その後、無事任務を達成して、バネブーから感謝される二人。なんとお礼にアイテムだけでなく、3000ポケを貰う。
(※この世界の通貨単位は「ポケ(P)」) 一気に金持ちになり狂喜する2人に、ペラップが水を差す。
ペ「こらこら、報酬はギルドのみんなで分配が原則だ。それで・・・お前達の取り分はコレ♪」 300ポケが帰ってきた
パ「え”ぇ~!? 取り分はたったの1割!?」「それがギルドの"掟"なんだ!ガマンしろ♪」

夜。いきなり礼金を9割もギられてヘコみ気味のパートナーだったが、「でも他人に喜ばれる仕事って
やっぱり悪い気分じゃないよね。親方も噂ではすごく恐ろしい人かと思ってたけど、ずっと優しそうな感じだったし
・・・朝礼のときはビックリしたけどね。」
―手がかりを得るまで、遠回りな寄り道になりそうだなぁと思いつつも、同じく悪い気分でない主人公であった。

255:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:42:03 Zzcuu3tX0
■ルビ編・第2章
 あれから幾日が過ぎたのだろう?
 ルビはあの事件以来、事務所に入り浸っている。今もテレビの前にかじりついているところだ。
 テレビではスペシアル・ハンター結成のニュースが流れている。これは政府による異形の恐怖をごまかそうという戦略の一環だろうか。
 だが、こんなニュースじゃバロックたちは騙せない。
 異形の存在が公表されてからというもの、キツネの元にはすでに13人の来客があった。
 そのほとんどが、死ぬこと、殺されることに関係するバロックだった。
 キツネはそのたびに彼らはアンドロイドであり不死であるから、異形に殺されることはない、というバロックを与えていた。
 似たようなバロックばかり与えているが、仕方が無い。客が多すぎて間に合わないのだ。それに今のところ苦情は来ていない。
「ふーん、簡単なんだ。わたしもやってみようかな、バロック屋」
 ルビは銃を教える代わりに、バロック屋の修行をさせるよう要求してきた。
 キツネは、あの日異形のために泣いた少女と、今目の前にいる少女がほんとうに同一人物なのかと呆れた。
「でも、銃は必要じゃない?いつ異形にやられるかわからないし。それに最近気になるウワサがあるの知ってる?」
 どこから拾ってくるかわからないが、ルビの提供する情報は聞く価値がある。キツネは耳をかたむけた。
 ルビがいうには『天使があちこちに出没している。天使を見た人はいくつかの試練を受け、それをパスすると自分も天使になれる』ということらしい。
 ―まるでバロックだ。
 しかし、この話をバロックの人にすると、みんな本気で怖がるそうだ。
 バロックは人の話をほとんど聞かないはずなのに、だ。これはおかしい。
 ルビはそこまで教えると情報料を要求してきた。キツネは戸棚にあったケーキでごまかした。―単純だ。
 こうしてみると、ルビはどこにもいる普通の少女にしか見えない。
 …コンコン。
 来客だ。ルビはすばやく机の下に隠れた。
 入ってきたのは、黒い喪服を着た少女だ。指先の震えからバロックだと想像はつくが、ヴェールのせいで表情が読み取れない。
「このお店で、私のバロックを引き取ってもらえないかしら?」
 彼女は不死のバロックを持っているらしい。
 今は異形騒動のせいで不死のバロックが不足している。できることなら欲しい。
 キツネはバロックの物々交換を申し出た。
 少女はその申し出を了承すると、黒い封筒をキツネの前に差し出し、
「明日、また来ます」
最後まで名乗ることのないまま出て行った。

256:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:43:21 Zzcuu3tX0
 キツネは封筒を開いた。

 『私は不死の一族の末裔である。しるしはその名前の中にある。
  1000人が乗る船が波に飲まれたとき、山が火を吹き街が炎に包まれたとき、そして魔物が人々を襲うとき、
  いつも死なないのは同じ名だ。力を得て名を与えられた者は不死となる。ただし誤ってその名を呼ぶ口は封じられる……』

 厄介なバロックだ。
 不死の名前を名乗るには力、つまり何かの条件が必要だ。このバロックはいわば前編で、交換するなら、正しい名前と不死の条件を備えた後編しかない。
 ただし、それがもし正しいものでないならば……不死の名前は呪いの呪文になって、誤った名を呼んだ者の口を封じる。つまり失敗すればキツネは死ぬことになるのだ。
 これを解くには、まず、名前が不死だということが何をさすのか考えなければならない。
 そもそも名前が死ぬとはつまり、『忘れ去られること』だ。ということは不死の名前とは『永遠に忘れ去られない名前』だ。
 ―わからん。
 そもそもあの少女はどうやって失敗したキツネを殺すつもりなのだろうか?
「できれば、痛みの少ない方法にして欲しいもんだ。蜘蛛の毒なんかいいかもしれない。あれは神経性のもんだからきっと……」
「もっとマジメに考えなさいよ!」
 突然、ルビは立ち上がって叫んだ。
「わたしはキツネのこと心配して…もう知らないッ!」
 事務所を飛び出していったルビは、少し泣いているようにも見えた。

257:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:44:16 Zzcuu3tX0
 翌日は朝から雷が鳴る嫌な日だった。
 少女は昨日と同じ姿でキツネの前に現れた。
「さあ、私の名前を呼んでちょうだい」
 しかし、キツネには答えがわからない。当てずっぽうで答えようとしたその時、
「キツネ、言っちゃダメ!!」
ルビが飛び込んできた。
「ねえ、あなたが不死になる名前はミラルカね。必要な力は血と夜に咲くバラ」
 そんな簡単な答えではないくらい、ルビだってわかるはずだ。
 しかし少女は悔しそうに唇を噛んだ。
 少女が手にしたハンカチから蜘蛛が落ちてきた。蜘蛛はルビのヒザの上に落ち、とたんにルビはその場に崩れる。毒蜘蛛だ。
 倒れたルビに駆け寄ったキツネはその時、すべてを悟った。
 名前が不死の力を持つ条件は誰かの犠牲だ。犠牲者の名前を奪うことで、命を継ぎ足していくのだ。
「だから、ルビを殺したお前の名前はいまからルビだ」
 ヴェールを脱いだ少女の目はバロックのモノではなかった。
 キツネは失敗しなかった。だから殺すことは出来ない。少女は逃げ出した。
 その背には、小さなフェイクの翼があった。
「ルビ…」
 キツネはただ、自分の身代わりに死んだルビの傍に立ち尽くした。ところが、
「よかったね。うまくいって」
 ルビはあっさりと起き上がった。
「わたしはタランテラの毒じゃ死なないもん」
 タランテラ、少女の背にあった天使の翼―。すると、これが"試練"なのだろうか。
 キツネが考えているといきなり地震が起こった。
 今年になってから、妙な揺れが頻繁に起こっている。原因は例によって調査中だ。
 その時、誰かがドアをノックした。不気味な揺れはおさまった。
 スルリとドアを抜けるようにして入ってきたのはフミだった。
 キツネはじっとフミの様子をうかがう。バロック特有の目。泳いだ視線。初めてここにきた時と、何一つ変わっていない。
「僕は世界に放火してしまった。僕の火で、バターみたいに世界が融けてる」
「で、何がかわいそうなの?」
 ルビがいきなりフミに言った。
「鈴木スズメ。スズメはマルクトに選ばれてしまった」
「マルクト、どういうことだ?」
「…シ…シシ、神経塔」
 シンケイトウ?聞き覚えがない言葉だ。
 ふとキツネがみると、ルビとフミはよくわからないことを話していた。
「あなたは、スズメを追いかけなければいけないよ。
スズメはあなたのかわりにタランテラに噛まれて踊る病気になった。僕は蜘蛛の糸の先をあなたに預ける。糸をたどって、病気を癒すメロディを見つけてよ」
フミはキツネに向かってそう言い放った。何故フミはスズメのことを知っている?
「スズメより、あなたのことをよく知ってるよ。キツネ」
 そう言い残し、フミは去っていった。
 キツネは不安になったので、スズメのいる病院に電話をした。
 しかしスズメはいなかった。スズメは失踪してしまったらしいのだ。
 スズメが行きそうな場所―キツネには自宅しか思いつかない。
 ということで二人はさっそくスズメの部屋に向かうことになった。

258:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:45:06 Zzcuu3tX0
「お前、まさか文を知っているのか?」
「初対面」
 エレベーターが止まった。もうスズメの部屋はすぐそこだ。
 キツネは一応、ノックしてみたが返事はない。
 当たり前だが、扉には鍵がかかっている。IDチェックのオートロックだ。
「じゃ、私のIDであけてみようか」
 ルビはスペシアル・ハンターにID見せた後、IDを捨てたんじゃ……
 ルビはカードをキースペースに差し込んだ。…開いたようだ。
 フミといいルビといい、いったい何者なんだろう?
 部屋の中は無人だった。荒らされているようだ。
 スズメの手がかりを探すべく、キツネは壊されていないパソコンを調べてみた。
「このファイル『キツネへ』って書いてあるよ」
 クリックするとパスワード入力画面が現れた。キツネは迷わず『BAROQUE』と打ち込んだ。

 『キツネへ。オレは、あらゆる場所にいるためのメロディの再生に成功した。
  キツネにも聴かせてやってもいい。けど、その前にオレが感覚球がらみで集めたネタを見せてやる』

 最初のバロック・マーダーといわれる”放課後屋上殺人”を筆頭に、文書だの画像だのといったデータの博覧会が続いた。
 キツネはその中から”マルクトという単語を見つける。

  ―マルクト。現時点では小規模の宗教集団。信じることで神に救われるとするこれまでの宗教とは違い、
 マルクトでは、神は我々が守らなければならない存在であり、守ることにより人は癒される、という教えを説く。守るべき力のある人間は限られている。
 よって、マルクトは積極的な広報活動を行わず、教団内の特定の地位にある人間が、教団に加えたい人間を調査して選び、勧誘する方法をとっている・・・・・・。

 画面の脇に、羽の絵の小さなアイコンがある。

 『マルクトは怖い。マルクトに気をつけろ』

 スズメは恐れて警戒していたマルクトという宗教団体に”選ばれて”しまったというのだろうか? いや、マルクトは教団というより秘密結社に近い。
 その時、ルビがあるものを見つけた。
 天使の…羽だ。よく見ると、部屋のあちこちに羽が散らばっている。
 やはりスズメはマルクトの天使達にさらわれてしまったようだ。
「んっ…!」
 画面の下に『タランテラのメロディ』というファイルがある。キツネは念のため、それをディスクにコピーしておいた。

259:BAROQUE▲SYNDROME
07/09/29 20:45:54 Zzcuu3tX0
 事務所へ戻ったキツネはさっそく裏ネットにアクセスした。
 『マルクト』『天使』『異形』の3つについて調べてみたが、めぼしい情報は得られない。
 キツネが大きなため息とともにパソコンの電源を落とそうとした、その時―
「ん?」
 1通のメールが届いたようだ。

 件名:神経塔へのご案内。
 いつもマルクトをご愛顧いただきましてありがとうございます。
 つきましては、ささやかなお礼としてキツネ様をマルクトの本部へご招待したく思っておりますので、 お早めに下記アドレスへお越しください。
 なお、ゲートの通過に必要なコードナンバーは108B49Zとなっております。

 あまりに怪しい。しかしこれ以外に手がかりがないのも事実だ。今のところ、イニシアチブを握っているのはマルクトの方なのだから。
「いくしかない…か」
「そうこなくちゃ。スズメさんを助けなくちゃね!」
 ルビはにっこりと微笑みかけた。
 キツネはルビの存在に自分が救われているということを、ふと、思った。―その時だ。
 ドドドドドドド…ゴオオオオオオ!
「なんなのよ!」
「しゃべるな、舌をかむぞ!」
 激しい揺れで部屋中のものが散乱していく。
「もう、ヤダ!さっさと終わらせてよ!」
 ルビが悲鳴にも似た叫び声を上げると、揺れはウソのようにおさまった。
「あーあ、メチャクチャ…」
 後で片付けることを考えると…キツネはめまいに襲われた。
 二人は地震の被害状況を確認するべく、テレビをつけた。

260:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 20:48:03 Zzcuu3tX0
以上がルビ編の第2章です。
残りは明日投下します。

261:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 21:11:17 ZTTThNKv0
「バルクスラッシュ」
ナイラ・サベージのED

温泉が趣味のナイラは、秘湯を求めて前人未到の山奥へ。
遂に発見した温泉に、大喜びで入るナイラ。
その後では、大量の荷物に押し潰されるようにへたばっている
主人公の姿が。彼はナイラの荷物持ちとしてコキ使われていたのでした。

※ナイラの身体はお湯に隠れてるだけで、確か水着は付けていなかったはず。

262:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 02:41:25 pKO8pgf20
バルスクラッシュに見えた

. \バルs…/ /二入   < // \\ ll ll
   ̄V ̄ ̄ /:レNルイl  <//   \\
   /三}    l::/tュ,tュ リ  < // |.|
   タ答`.   _'ヽト呈/  <ノノ  |.レ
  ,-rFテキn,.t´`y─-ト-'^i、 < ニニフ
 /./:l ! l::、巡mn.,    ) )<  //
 ニl::| .! |:::`、  ィ~   /=' <//\\
  i┬┬イ  ̄/ニニ◎ニ| | ^Y^Y^Y^Y^Y^

263:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 06:37:49 P81Rspcz0
ACE3 をお願いします。2の直接の続編と聞いたのですが

264:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 12:58:28 zFsgECii0
大体コンプしたが2はやってないから繋がりがわからん

265:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 13:47:41 bgTbZtsv0
ポケダンの人ありがとうございます。

>ポケダンは細かい心理描写やら何ならあってこその泣きゲーだと思うんで
そこんとこ、わかります。
こちらも気長につき合わせてもらいます。

266:ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊 ◆xaO.wX5E1U
07/09/30 15:53:26 DgDhPVUJ0
●3章:じくうのさけび
バネブーの依頼達成の翌日、ペラップからまた別の仕事を頼まれる。
ペ「依頼掲示板は2つある。昨日の依頼は、この左の板から取ったもの。救助や護衛依頼が主だ。
  そして今日からは・・・この右の掲示板の依頼もこなしていってもらおう♪ こっちは初めてでは
  大変だから昨日は手を付けなかったんだが・・・【おたずねもの】、指名手配犯の逮捕依頼だ♪」
  「おたずねもの」と聞いてビクビクするパートナー。
ペ「・・・ここだけの話なんだが、最近なぜか、【一部の地域の"時"が止まってしまう】という事件が各地で起きていてな、
  そんな騒ぎのドサクサに、悪巧みをしたり犯罪に走る悪いポケモンも増えてるのだ。その取り締まりも、ギルドが
  請け負っている大事な仕事の1つなのだ♪ 昨日の仕事ははワタシが見繕ったが、今日からは自分で選ぶように♪
  まあ初めてでは色々と分からないだろうから・・・お~い、「ビッパ」! 新入り二人に選び方とか色々教えてやってくれ♪
  それから2人とも、ギルドを下りた所にある『トレジャータウン』で買い物して、冒険の準備を整えておくといい♪ じゃあな♪」

「ビッパ」は、2人より少し前に入ったばかりの見習い。「あっしにも、ついに後輩ができて・・・感動でゲス~!」
救助依頼や指名手配依頼について、またギルドの施設についてより詳しく教えてくれる先輩ビッパ。
ビ「もちろんお尋ね者依頼も、高いランクほどいいお礼がもらえるでゲスが・・・お尋ね者も高いランクほど強いのが
  いっぱいいるから、最初はムチャしないほうがいいでゲスね。 ところで2人とも、買い物で道具を揃えてきたら
  どうでゲスか? あっしはここで2人の帰りを待ってるでゲス。その後改めて2人に見合った依頼を選ぶでゲス。」

初めて「トレジャータウン」にやってきた主人公達。今はまだ休業中の店も多いようだが、「双子カクレオンの店」は
ちゃんと営業していたので大丈夫。と、買い物に向かおうとしたが先客が。 店先で買い物をする幼いポケモン2人・・・
マリルとルリリの兄弟だ。 マ「え~と、リンゴ3つ下さい!」 ル「く~ださぁい~」
カクレオン「いや~、病気がちの母に代わって毎日買い物とは、ホントにエラいボウヤ達だよね~」
が、店を出ようとした時にハプニング。ルリリが転んでリンゴを落としてしまう。コロコロと転がっていくリンゴ。

スリープ「ハイ、落し物ですよ。」 通りがかりのスリープが、転がるリンゴを拾ってくれた。
兄弟「どうもありがとうございます!!」 ス「いや何、困っている人を見つけたら放っておけないだけですよ。」
ス「よかったら、二人のおうちまでお送りしましょうか?」「え、いいんですか? それじゃお願いします」
(何故「見送り」まで・・・)と考えるヒマもない間に、スリープの肩が主人公にぶつかる
ス「おっと、これは失礼。」

パ「みんな良い人たちだったね! 見ててこっちもうれしい気分になっちゃった・・・主人公?」

主「何だろう、・・・目まいがする? え・・・? 誰かの声が聞こえる・・・? うわっ!!!」

 (スリープ「―言うとおりにしないと、痛い目にあわせるぞっ!」 ル「おにいちゃぁ~ん! 」)

・・・何だったんだ、今見えた光景は? あの優しそうなスリープが、ルリリを脅していた・・・?
主(今、誰かの声がしなかった?) パ「・・・? いや、誰も。」 カクレ「私らも聞いてませんよ。空耳では?」
目まいの間に見た出来事を半信半疑でパートナーにだけ話す主人公。
パ「ええっ!? でもあのスリープさんって、どう見てもいい人っぽかったけど。気のせいじゃないかなぁ」
気のせい? いや、あれはそんな生易しい感覚じゃなかった。でも・・・ 説明がつかないのでギルドに帰ることに。

ビ「それじゃ、安全そうな依頼を・・・と、(ケイコク! ケイコク!) !?いけない、更新の時間でゲス!
  2人ともボードの前から離れるでゲス~!」 数秒後、回転トビラの要領でいきなり裏返る掲示板。
 「新たな依頼は、ジバコイル保安官から、ダグトリオの各地に掘ったトンネルネットワークを通じて
  こうして来るんでゲス。ダグトリオの仕事はこうして新たな依頼や緊急指名手配が来たとき、掲示板を
  張替えることでゲス。裏方の地味な仕事だけど、彼は毎日休まず誇りを持ってやってるんでゲス。」

やがて再び表返り、新たな依頼が貼られた掲示板。それを見た瞬間、パートナーが青ざめた。
パートナー「しゅ、主人公・・・、掲示板のあの写真って、まさか・・・」



               「指名手配! お尋ね者:スリープ!!」


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