07/05/06 14:24:22 TFqd9sqv
【白河ことり、朝倉音夢と違い、芳乃さくらは感心させられる】
『白河ことり』はルックス、性格の良さも相まって人気があるのは理解できる。
D.C.S.S.～ダ・カーポセカンドシーズン～で純一と音夢の幸せを願っておとなしく身を退いた寛大さはかなり評価できるであろう。
しかし、音夢とさくらが居なくなった隙をついた感が否めないのが残念である。
『朝倉音夢』に関しては論外。純一を愛する気持ちはすごく伝わってくるのだが、恐ろしく人格に問題があるため私には彼女の魅力は到底理解できないであろう。
そんな私はD.C.Ⅱ～ダ・カーポⅡ～の『芳乃さくら』に魅せられ、一から彼女を見つめ直してみたがD.C.シリーズの未来の担い手として相応しいキャラクターだと感心させられるのだ。
低身長、貧乳、お兄ちゃんにベタベタと、始めはあまり良い印象を受けないであろう。
音夢に対する嫉妬、魔法で人を死なせてしまったり、裏の顔があったりとマイナス要素が多すぎて凄まじい不人気振りであった。
しかし、アニメ重視の話となるがさくらと純一はお互い初恋の相手であり、子供の頃とはいえ｢恋人になる｣約束を交わした。
この時点で二人の間に誰も割り込むことはできないはずだが、さくらがアメリカに行っている間に音夢の独占状態が続き純一も心変わりしてしまう始末。
これによって純一と音夢が結ばれてしまった。
さくら本人が｢音夢以外なら許せる｣と発言していたのでことりや眞子ならまだしも、よりによって一番負けたくない恋敵に好きな相手を取られてしまった。
更には勝手に魔法が発動して音夢を苦しめてしまい悪役扱い。(原作とは異なるが)
彼女を救うために桜を枯らそうと頑張ったのは評価すべき点なのに何故か悪役のイメージでアニメ終了。
そんなさくら以上に悲惨なヒロインはいるのであろうか。
このようなあらゆる悲愴感を考慮すればⅡで彼女がとった行動も温かい目で見守ることができるのである。
さくらの魅力を理解できないファンが多いであろうが、シリーズ全体を通してよく考察してみると彼女が一番共感できるのだ。
［2007年5月3日］【沈黙-ω-】◆.0e0wEv5W6